私の話。

紫水晶

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馬鹿な話

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私の馬鹿な話を聞いてください。

私には彼氏がいます。顔はかっこよくないし、頭も悪いです。この前なんて学校で最下位取ったって自慢してきました。

けど、何故か不思議なことだけど彼にはたくさんの元カノがいます。

その人たちと階段も登ってます。

私も彼と階段を登りました。いいえ、登らされました。
夏休み彼の家に遊びに行った時に・・

でも私はそれを不幸なこと、可哀想なこと、酷いことだとは思いませんでした。

私は付き合ってるんだから当然だな、愛してもらってるなとその時思いました。

でも、家に帰った時に私はなんてことをしてしまったんだろうと思い、泣きました。悲しかったのか、悔しかったのかは分かりません。ただ、涙が溢れて止まりませんでした。

こんなこと誰にも相談できない。私の胸の内に閉まっておこう。と思い親には何も言いませんでした。

でもその時彼は何もしていなかったので怖くなって、保健室の先生に相談しました。

先生は驚いたような顔をしながらも、「よく話してくれたね。ありがとう。」と言ってくれました。私はまた泣きました。

その後保健室の先生と相談して両親と保健室の先生と担任の先生と私の4者面談をしました。


担任の先生は悲しい顔をして、両親は私を怒りました。


彼と別れなさい。と言われ、彼とは2人でもう二度と会わない。という約束をさせられました。


でも、でも、でも私は彼のことが好きでした。だから別れたくなかった。別れることだけはしたくなかった。私は別れたくなかった・・・・


それから私は親に隠しながら彼と付き合い続けました。彼もあれ以来何もしてきませんでした。私は彼と幸せな時間を過ごしました。


それから半年くらいたった頃、2人でカラオケデートに行きました。

「な?いいだろ?」

その言葉とともに始まったのは、カラオケではない行為。私は泣いて「嫌だッッ!」と抵抗しました。けど、男の力にかなうはずもなく、半分くらいきた時に私は号泣してしまいました。

彼はその行為を辞めてくれました。

彼は私のことを考えて辞めてくれた。嬉しくなりました。

けど

「ごめんな。俺は男だから女の気持ちは分からない。ごめんな。」


今までキラキラ輝いていた彼の顔が少し影がかかって見えました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「先輩。彼と別れたいんです。どうしたら別れられますか?」

「私彼のことが嫌いじゃないんです。むしろ大好きなんです。」

「彼がどこでどんな女と遊んでてもいいんです。彼の瞳が私を捉えてくれるなら。」

「彼を失うのが怖い。」

「彼には他の子がたくさんいるけど私には、彼しかいない」

「彼は悪い人じゃない。彼を批判したくない。」

「酷いことをされてるって分かってる」

けど、好きだから。



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