愛のかたち

紫水晶

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永遠

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『卒業おめでとう』

 君からもらった最後のメッセージ。 





 3月1日の0:00君から送られてきたメッセージ。こんなの直接言ってくれればいいのに。照れてるのかな笑


 1つ年下の恋人。可愛くて可愛くてしかたがない。今までたくさん話して、たくさんお出かけした。いつも私を見ると子犬みたいに駆け寄ってきてくれる君。そのが姿すごく可愛い。


 今日は私の卒業式。君と学校までの道のりを歩けなくなったり、今までみたいに頻繁には会えないけど寂しくない。もう二度と会えなくなるわけじゃないからね。


 でも少し心配。だって君は人気があるから。他の人にとられないか心配。でも、きっと、大丈夫だよね。だって私たちは・・




 


 君は私の前で死んだ。駅で私のことを見て駆け寄ってきてくれた。そこに車が突っ込んできた。




 目の前から消えた君。

 もう見つめ合うことができない目。

 卒業式にでるからと整えられた髪。

 握っても握り返されることの無い手。

ところどころ血が出た肉体。





車に轢かれた君は今までみたことないくらい綺麗だった。

綺麗だった。

美しかった。
 
そして嬉しかった。


私を思いながら逝ったのが嬉しかった。

今までにないくらいの幸福感。



君は私のものだ。君は私を愛しながら逝った。


だから君は私のもの。君が最後に思ったのが私。

君が最後に想ったのが私。これで本当に君の1番になれた。

君の1番になれた今私が求めるものはない。

私も君を愛している。君が1番。

 
だから・・・・


 

 これが永遠の愛。
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