【R18】社畜の異世界転移録、ステータスアップの秘密はザーメンてマジ!?【ユレネ編完結】

藤 時生

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ユレネ編

4.【R18】ようやく救助が!?※狼型魔物との獣姦

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「んぶっ!?」

 とうとう口の中にまで舌が入り込んできた。口の中を蹂躙される感覚、生臭い臭気に吐き気が込み上げてくるが、それすらも許されないほどの激しい動きに酸欠で頭がぼうっとして意識が飛びそうになる。しかし次の瞬間、急に解放されたことで一気に酸素を取り込んでしまった。

「げほっ!ごほおっ!!」

 咳き込みながら必死に呼吸をする。その間に2匹がセナに近寄り、腹の辺りや股間に頭を突っ込んで匂いを嗅ぎ始めた。時折邪魔だとばかりに前足で引っかかれると、その下の皮膚を薄く裂きながら服が切り刻まれていった。大きな個体がわずかに滲む血を長い舌で舐め取っていき、そのざらついた感触が不思議とセナの体を熱くさせる。

「あ♡……ぁ……♡」

 恐怖と嫌悪感、そしてわずかな快感が入り交じり、セナは体を震わせた。大きな個体が舌を引っ込めると、今度は他の2匹がセナの下着に牙を引っ掛ける。ビリッ!ブチブチッ!と音を立てて布を引き裂く音に思わず目を瞑った。抵抗しようにも手足は震えて力が入らない。そうしている間にも布が引き裂かれていき、1匹がセナの恐怖で縮こまったチンポに舌を這わせる。

「ひっ!?」

 生暖かい感触に鳥肌が立ち、思わず腰を引いて獣を押しのけようと手をつくが、別の個体が一吠えしてセナの首に歯を立てる。牙の食い込む鈍い痛みにぞっと背筋が冷たくなり、身を強張らせて強く目を閉じる。しかしそれ以上の痛みはなく、狼はセナの首筋を開放して先ほどの大きな個体と同じようにわずかについた傷から滲む血液をベロリと舐めていった。

「っひぃ……っ」

 逃げ出そうとすればいつでも殺せるぞ、と示されているようだった。圧倒的な力の差を示されて、セナは震える手を自ら床に戻すしかなかった。

「グルルルゥ……」

 大きな個体は獲物が従順になったのを見て満足そうに喉を鳴らすと、セナのチンポの先を舌で舐め回す。

「ん゛っ、…っぁ゛っ♡」

 ざらついた舌に亀頭を舐め上げられて、セナはたまらず声を上げた。腰から痺れる様な甘い感触が頭の先まで突き上げ、思考を奪いながら全身に広がっていく。狼の舌で弄ばれるチンポが勃起して硬くなると、固く閉じていた膝の力が緩みクイッと腰を上げてさらなる刺激を強請ってしまう。

「あ゛っ♡んぉ♡お゛ぉっ♡」

 狼はセナの反応を楽しむように、ゆっくりと丁寧に舐め上げていった。裏筋をなぞり、カリ首に軽く歯を立てて甘噛みする。その度にビクビクと震える腰を押さえつけながら執拗に同じ場所を責め続けた。

「あひっ♡ひぃいっ♡♡だめっ!そこばっかりぃいい♡♡」

 あまりの快感に涙が溢れてくるが、それも別の狼が舐め取っていく。無意識のうちに腰が揺れ動きチンポから先走りが跳ね散る。それすら逃さないとばかりに内腿や下腹部も舐め回され、セナのチンポは痛いほどに勃起していた。

「お♡ふぅ……♡んひっ♡」

 腰を引いても狼はさらに深く頭を突っ込んでくる。気が付くと四つん這いで尻を高く上げるような体勢になっており、狼の舌が裏筋から亀頭の部分を何度も往復していくのに合わせて腰を振っていた。

「んふぅ♡これ、っんん゛……♡♡もっとぉ……っ♡」

 無意識に強請る言葉が口をついて出てしまい、セナが気づくより先に狼がただ舐めるだけだったチンポを咥え込んでしまった。

「んぉ゛っ……!!♡♡♡」

 生暖かい口内で、上あごの裏の凸凹に亀頭を擦られ音を立て吸われる。じゅじゅぅ♡とカウパーを啜られ、その振動すら甘美な刺激になる。

「ぉ゛んっ!♡おふっ……ぅう゛!♡」

 乳を吸うように体液を飲み下され、腰を震わせて無様に声を上げるしかなかった。もう一体の狼が睾丸や会陰にべろべろと舌を這わせて、セナの射精欲に拍車をかける。

「はっ♡はひっ♡はッ…っふ♡ぅ、ぅう゛っ♡」

 ビク♡ビク♡と震えるチンポを狼は離さない。喉奥で締め付けられ、じゅぼ♡と引き抜かれたかと思ったらまたべろべろと亀頭を舐め回される。

「あ゛っ♡出る♡お゛♡お゛っ!♡ん゛、ッぐ♡う゛っ――っぉ゛♡♡!!」
 全身の筋肉が緊張し、皮膚に爪が食い込むほど拳を握り締めて、セナは射精した。尿道を勢いよく精液が吹き上がっていく解放感と突き抜けるような鋭い快感に頭が真っ白になる。どぷどぷ♡と大量に迸る精液を、狼は一滴残らず飲み干していった。長い舌が尿道口を抉り、中に残った分まで搾り取るように吸い上げられる。

「お゛っ……っ♡ぉっ!!♡♡ぁ゛ー……♡」

 長い射精が終わると同時に、セナの意識が遠のいていく。しかし休む間もなく次の刺激に意識が引きずり戻された。

「んぃ゛!?……っぃい゛ぃっ!?♡♡」

 ジュル♡と会陰を這った狼の舌が、アナルをこじ開けて中に入り込んできたからだ。唾液を纏って抜き差しされる軟体の感触に、思わず体を跳ね上げ俯せて逃げようと腕をつく。

「そこぉ゛…っ!?♡んひっ♡っぅ゛お……!♡ぉぐうっ!」

 だが逃すわけもない狼たちに背中を押さえつけられ、爪の食い込む痛みと共に床へ押さえつけられた。再度尻の狭間を長い舌が這い回り、アナルの縁をくすぐってくる。植物型の魔物に甚振られていたアナルは、セナの気持ちとは裏腹に長い舌を受け入れようとヒクついた。

「あ゛……っ♡ん、ぉお゛っ♡♡」

 快感が背筋を走り抜け、目の前が白くちらつく。腰をヘコつかせては身を捩るセナをよそに、狼の舌は悠々とアナルを蹂躙し、セナの体内へ舌先を潜り込ませた。

「お゛ぉっ♡おぐっ♡♡はいっ……て、るぅう゛っ♡♡♡」

 長い舌が腸壁を押し上げるようにしながら奥へと入り込んでくる感覚に、セナは目を見開いて悶えた。膝をついて尻を上げて少しでも逃げようとするが、背中を押さえられたままでは意味がない。

「お゛っ♡ぉ゛ひぃっ!♡♡んぐぅっ!♡ぅ゛ん…ッ!♡」

 むしろ狼にとっては己らの方へ尻を差し出していることにしかならず、舌を奥へと押し込みそのままぬぽ♡ぬぽ♡とピストンを繰り返した。かと思えば括約筋を押し広げるよう掻き回し、腸壁を押し上げる。

「お゛ぉっ♡お゛っ♡あへぇ……っ♡♡」

 尻だけを高く上げた状態でアナルを舌で犯される感覚に、セナの唇から涎がこぼれ落ちる。そうこうしている間に残りの二匹がセナの体の下へ頭を突っ込み、チンポの先を舐め始めた。

「お゛っ♡!んぉほぉ゛お゛……――っ♡♡♡!!」

 体内からの快感だけならまだしも、過敏なチンポを二本の舌で舐め回されては堪ったものではない。耐えきれず、セナはオホ声を上げながらつま先を丸め身を強張らせて強制的に射精させられる。吐き出した精液はすぐに狼たちに舐め取られ、足りないとばかりにチンポへの愛撫が続けられてセナが絶叫する。

「ぁ゛っ♡いま♡イ゛っ♡イ゛っでるがらぁ゛っ……!!♡♡やべてぇ゛♡……ぉ゛っ!!♡」

 アナルに入り込んだ長い舌が前立腺を押し込み、その刺激だけでまたも絶頂を迎え尻が跳ねた拍子にプシャ♡と頼りない音を立てて潮を吹いてしまう。しかしそれで終わりではない。
 狼はアナルから舌を引き抜くと、両方の前足をセナの尻に乗せてのしかかってきた。背中に爪が食い込み、皮を裂いて血が滲む。痛みに顔を顰めて肩越しに振り返ると、狼の股の間に堂々といきり立ったチンポが揺れているのが見えた。

「へぁ゛……♡?」
「グルルルウ……」

 先端から滲む粘液を纏いテラテラと光を反射する赤黒いそれは、カリ高で、先端こそ細いものの長さがかなりあった。竿に血管が浮き後から後から体液が分泌されて滴る様は、狼の興奮の度合いを示している。

「あ……ぁ……♡」

 狼はセナのアナルをチンポで擦り上げる。雌を犯さんとするその仕草、セナを己の雌にしようとするその行動に、逃げなければと思う。狼チンポで犯されるなどごめんだ。そう思うのに頭が茹って真反対の事を考えてしまう。舌ピストンだけでもあれだけ気持ち良かったのだから、本物のチンポが入ってきたらその快感はどれほどのものかと。

「あ゛っ……♡あ゛……っ!♡チンポだめ♡は、入ったらダメ♡」

 わずかに残った理性がセナの口を開かせるが、押さえつけられた体はビクともしない。それどころか逆に腰を押し付けてしまい、先端がじゅぶ♡と僅かに入り込んでしまった。括約筋を広げる肉塊の熱い感触に、目を見開き引き攣った声を上げた。

「ひィ……っ♡お゛ん゛♡!!」

 ズン♡と腰を突き立てられ、首を振って拒絶するが聞き入れてもらえるはずもなく、それどころかさらに深く突き入れられてしまう。みっちりした肉筒を開いて押し込まれる感触に、ブルブルと体を震わせた。

「ぉ゛ひ……♡ぁう゛……♡チンポ入っちゃ、ッたぁ……っ♡」

 痛みが少しもないのに驚くこともできないほどの快感が体を支配し、知らぬ内にだらだらとチンポの先から精液を漏らしていた。その精液を狼の舌が掬い取っていくのも気持ち良くて、体内の狼チンポをキュンキュン♡と締め付けてしまう。もう逃げ出さなければという思いなど、快楽の前に蕩けて流されてしまっていた。

「お゛……♡お゛……ぅ゛っ♡ふぅっ♡」

 チンポ気持ちいい♡だけで頭の中がいっぱいになったセナは、知らず腰を揺すって自らアナルで狼のチンポを愛撫してしまう。アナルを締めて内壁でチンポを扱き、込み上がる快感を受け止め更に腰ヘコを繰り返した。

「ぅ゛ぉ゛♡…ぉ゛♡ほぉ゛♡…お゛っ♡お゛♡」

 自分がチンポを突っ込んで腰を振る動きならまだしも、アナルにチンポを突っ込まれて快感を得る腰振りなど知らないセナが、ぎこちなくも尻を振って狼チンポに媚びる。締め付けの強いアナルの縁を硬いチンポが擦ると、悪寒じみた気持ち良さが背筋を駆け上がっていった。

「あ゛っ♡♡♡は……ぃぎッ♡ん゛、ぃい゛♡♡」
「グルルルゥッ」

 狼はセナの反応に満足そうに喉を鳴らし、先端辺りまで残してチンポを引き抜くと勢いをつけて根元まで押し込んだ。長いチンポがアナルの縁を捲り上げながらずるずると引き抜かれていき、一気に押し込みながら前立腺を擦り上げ結腸口を突く。

「お゛っ♡♡!!んお゛ぉっ…♡♡!!」

 あまりの快感の大きさに、セナの視界はチカチカと点滅し絶叫する。そんなセナの様子に構わず獣の本領を発揮した力強いピストンが始まり、己の腰振りなど軽い前戯にすらならないと思い知らされた。

「ぁ゛っ♡ぁ゛あ゛っ♡ぁ゛ぅ゛っ♡ん゛っ♡ん゛っ♡んぉ゛♡♡お゛っ♡お゛ん゛♡」

 じゅこっ♡じゅぶ♡と粘液が泡立つ。細長いチンポが前立腺を擦り上げ、奥まで何度も突かれて頭の中を搔き回されるような感覚に思考が塗り潰され真っ白になる。

「お゛ぐ♡奥♡ぎもぢぃ♡♡ぉお゛♡すごっ♡♡ぉあ゛っ♡♡!!」

 セナはだらしなく半開きにした口から涎を垂らしながら、獣セックスの快楽に堕ちて蕩け切った表情を浮かべていた。腸壁が狼チンポを包み込んで、セナの体が快感に強張る度にキュン♡と締め付け愛撫する。

「んお゛ぉ♡♡あ゛っ♡♡ぉ゛んっ♡♡ぉ゛っ♡ん゛っぅ゛♡」

 狼が腰を動かす度に、バチバチと視界が弾けて脳神経が焼き切れそうな快楽が襲ってくる。ばちゅっ♡ばちゅんっ♡と体液が泡立つほど激しくピストンされ、硬く張りつめた肉槍でアナルを穿られ奥を叩かれるたびに快感の電流が流れっぱなしだった。

「ォ゛っ♡ぉ゛っ♡お゛んっ♡♡ぉあ゛ぁっ♡♡ぁひっ♡♡おぐ、すごぉっ……♡♡♡!」

 狼が腰を突き入れる度に、カリ首で腸壁を捲り上げながら直腸奥の壁まで擦り上げられていく。セナは結腸口を突かれる快感に咽び泣きながら、もっと奥に欲しいとばかりに自ら腰を上げ両手で尻を掴んで広げた。

「おひっ♡ひ、ん゛ぅっ!♡んぉ゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛ぅっ!♡」

 狼はそんなセナの淫らなおねだりに応えるかのように、体重をかけてズンッ♡とアナルにチンポを打ち込む。その衝撃に体を仰け反らせた瞬間、ずろぉっ♡と雁首がアナルの縁を捲りながら引き抜かれる。

「ォ゛っ♡ぉおっ♡♡ん゛おぉぉ♡♡♡」
「ッグゥウウウ……――ッ!!♡」

 低く唸った狼がひと際深く腰を突き入れた瞬間、奥で熱い精液が吐き出された。途端、セナの腹の底が熱くなり、その熱が全身を包み込んでいく。長く勢いのある射精で腸壁を叩かれるのですら気持ち良くて、セナのチンポからも勢いをなくした精液が垂れ落ちる。それもまた、他の狼がすぐさま舐め取っていった。

「っあ゛ー……ぁ゛♡ぁふ♡♡ぅ゛……♡」

 狼のチンポが抜け出たアナルはぽっかりと開き、中の真っ赤に充血した粘膜を見せながらヒクヒクと縁を動かして少しずつ閉じていく。だが絶頂の余韻に浸る間もなく次の狼がセナに覆い被さってきた。その股間には先ほどの個体よりも太い狼チンポがそそり立っており、アナルに先端が押し付けられる。

「あ……あ゛ぁ゛ぅ……♡」

 拒む理性は残っておらず、ゆっくりと侵入してくる異物の感触にセナは熱い吐息を漏らした。精液塗れの腸壁は新たなチンポを歓迎して締め付け、蠕動して呑み込もうとする。

「あ゛っ♡お゛ほぉ゛……っ♡!♡♡っきたぁあっ♡♡♡」

 太いカリ首がアナルの縁を限界まで広げると、そのまま一気に腰を叩きつけられ奥の結腸口を突き上げられる。さっきの個体が掠めるだけだったそこに食い込むのを感じ、その衝撃にセナは歯を食い縛って仰け反った。

「お゛っ♡んぐぅうっ……!!♡♡♡」

 ぐりゅ♡ごりゅ♡と腰を押し付けたまま、擦り付けるように動かれる。先端が結腸口を捏ね回す度、セナの体には重たい気持ち良さが駆け巡りどこにも抜けていくことなく腹に溜まっていった。

「そこ♡ダメ♡入ったらっ♡お゛♡おかしくなる♡ぉん゛♡」

 セナの懇願も聞き入れられず、開け♡開け♡と言わんばかりに狼は何度も先端で結腸口を揺すった。快楽にどっぷり浸された体は雄のチンポに根負けし、じわじわとその口を開き始める。

「あ゛♡あ゛♡あ゛♡だめ♡ひら、開いちゃう♡」

 そしてその感覚は、セナにも分かった。そこに入られてしまうと自分の体が、雄に、チンポに屈服しきってしまう。狼チンポに雌にされて一番奥にビュービューと種付けされてしまう。

「やら♡奥……ぅ゛♡ん゛ぉ゛♡トントン♡しないで♡」

 けれどもそう考えてしまったがゆえに、体はセナの妄想を現実にしてほしがって尻を上下させて狼に擦り付けていた。熱い腸壁が狼チンポを締め付け、セナが腰を揺する度に締まって扱き立てる。グルル、と唸った狼はさらに強く腰を打ち付けた。

「ッぉ゛♡……っほぉ゛!♡……っぉ゛ん゛っ♡ん゛、ぁ゛あ゛っ!♡」

 結腸口に狼チンポの亀頭がめり込み、押されて拡がっていく。理性がどこかで必死に静止しているのも分かるのに、セナはむしろ期待に息を吞み全身に鳥肌を立てて体の最奥を開かれるのを待ち望んでいた。
 ミチ、ミチ、と肉の輪が広がっていく。狼チンポの先で捏ね回されるセナの結腸口は、ドロドロに蕩けてカウパーを零す亀頭に吸い付いていた。

「あ゛っ♡……っは♡……はいっ……――ッ!!♡♡♡」
「ッギャン!!!」

 突然、セナの背中にのしかかっていた狼の首が吹き飛んだ。アナルに突き立てられていたチンポも一気に引き抜かれ、一拍遅れて、背中に生暖かいものが降り注ぐ。

「っは♡はぇ……何ぃ……?」

 すっかり狼チンポに耽溺していたセナが、状況を把握できないまま顔を上げる。いつの間にか、数人の男たちが部屋に入り込んでいた。ゴブリンのいるはずの部屋の扉も、開け放たれている。
 入ってきたのは4人ほどの男たちだ。片手剣を持った防具を装備した男は、セナのすぐそばで振り上げた片手剣の血を振り払っている。その向こうでは、残りの二匹も大きな盾を持った巨躯の男に殴打され、また短剣を持った軽装の男に切り裂かれて絶命していた。

「大丈夫か?」

 ガチャガチャと防具の擦れる音を響かせてセナの前に膝をついた男が、気遣うように顔を覗き込み声をかけてきた。体を起こした拍子にドロ、と肩に流れ落ちた何かをとっさに手で拭ったセナは、それが血液であるのに気が付いて背後を振り返った。

「っひぃい……!!」

 そこには、さっきまで元気よく自分を犯していた狼型の魔物が首を切られて倒れており、まだ痙攣して鮮血を溢れさせている。絶命の瞬間に射精したのか、チンポからザーメンが滴っていた。

「あ……ぁ……」

 惨たらしい情景に、あれだけ熱く火照っていた体がさぁっと冷めていく。目の前の男は未だ何か話しかけてきていたが、セナの耳には入らない。急激に血が下がっていくのを感じながら、セナは意識を失った。

2024/01/26:修正
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