2 / 28
ユレネ編
2.【R18】足を引っ張るのはやめていただけますか!?※植物型魔物の触手姦
しおりを挟む
後頭部を床にぶつけたが、毛皮のおかげで痛みは少ない。頭を押さえながら体を起こすと、自分を転がしたものを見る。
「な、んだコレ!?」
足首に植物の蔓のようなものが数本巻き付いていた。その蔓は本体らしき奇妙な緑色の物体に繋がっている。丸い饅頭みたいな外見の頭頂部に花びらのような赤黒いものがあり、内部は空洞になっていた。蔓は根っこなのか足なのか緑の物体の下から出ており、セナを捕まえている以外にも本体の側で幾本もの蔓が蠢いている。ゴブリンと同じく、ゲームに出てくる植物型の魔物のようだ。
「離せっ、このっ……!」
足を振って蔓を振り払おうとしても巻き付く力が強くてそれもできず、手で引っ張ってもビクともしない。それどころか頭頂部の穴からねっとりした粘液を纏わせた毒々しいピンク色の触手が数本顔を覗かせ、蔓を追いかけるようにスラックスの中に入り込んだ。
「っひい!!」
嫌悪感から背筋が冷たく粟立つ。本体を蹴とばす勢いで暴れても、ヌルついたそれは器用にセナの足に巻き付きながら這い上がってくる。
「ぅわ、ちょ、やめろ……てっ!」
とうとう股間に到達した触手が下着の裾から潜り込み、会陰の部分からキンタマを押し上げる。慌てて自分の股座を押さえ込んだが、セナが気づかないうちに伸ばされたもう一本の触手が、尻の狭間を撫で上げてきた。
「んひぃっ!」
ぬるぬるとしたそれが穴の縁をなぞる感覚に、思わず上擦った声を上げてしまう。どうやら粘液の分泌を高めたらしい触手が、そのぬめりを味方にセナの抵抗から抜け出した。ずるん、と下から撫で上げるようにセナのチンポを擦り、巻き付いて全体を包み込んでしまった。
「あっ、っ……あぅ♡」
心地よい力加減の締め付けに、残業続きで溜まっていた性欲が刺激され頭の芯が痺れた。ネトネトした粘液の感触も、セナの性感に拍車をかけた。脳髄に甘ったるい何かが溶けだすような感覚がして、余韻に腰が震える。しかしそのまま、触手は動きを止めてしまった。触手の本体を見ても、ただじっとしている。サワサワと残りの触手が揺れているだけだった。
思わず物足りなさを感じてしまい、いやいや、と頭を振る。ちょろっと撫でられたぐらいで快感に囚われて先を期待してしまった自分を恥じる。けれども、とも思う。
「…………」
誰もいない部屋の中、恐らくすぐに危害を加えるわけではなさそうな生き物。ぬるりと敏感な部分を這った時の快感。生唾を飲み込んで、セナは大きく深呼吸を繰り返した。
「ち、ちょっとだけ、ちょっとだけなら……♡」
自分に言い聞かせるように呟いて、緩く、ほんの少しだけ腰を揺すった。
「ん♡っひぃ!♡」
だが粘液を纏って少しざらついた触手にチンポを擦られる快感は、禁欲しすぎた脳を蕩かせてバカにするには十分すぎる。腰から駆け上がる刺激にゾゾゾッ♡と背筋を反らしながら奥歯を噛み締めて堪え、更に腰を擦り付けた。
「んふ……ぅ♡う♡ぅ゛♡ぉ…お゛ッ!?♡」
カリ首と亀頭の下側に細い触手がぐるりと巻きつき、余った包皮をも巻き込んで一気にずり下ろされる。外気に晒された敏感な裏筋とカリ首を磨かれて痛みと錯覚するような快感が走り、がくっと腰が跳ねて先端から粘液が溢れ出た。
「んぐッ♡ん、ぅ゛♡っふ♡ぁあ゛っ!♡」
気が付けば毛皮の上で膝をついた四つん這いの格好になり、服を着たまま夢中で腰だけをヘコつかせ触手でチンコキを繰り返していた。
「ん゛♡ん゛♡ん゛ッ♡ん゛ぅっ♡う゛♡ぉお゛っ♡」
遠慮がちだった動きが性欲に支配されて激しくなるにつれ、じゅぷっ♡じゅぽっ♡濡れた音が部屋に響く。かろうじて我慢していた声も、周囲に誰もいないのだと思えば緩んで淫らな声が漏れ始めた。
「っほぉ♡ぉ゛ん♡♡んぉお゛っ♡お゛っ♡あぅ、ッ♡♡」
ぬるぬるの液体を纏った触手に敏感な裏筋を撫で上げられて、陰嚢がきゅっと持ち上がる。とめどなく溢れる先走りがセナの動きで泡立って卑猥な音を立て、その音が更にセナの興奮を高めた。
「っお゛ふ♡ぁ゛っ!やばっ、ぃい♡♡」
触手はセナが動きやすいようにと角度を変え、尿道口を擽りながら敏感な粘膜をぐりぐりと弄った。その激しい責めに耐えられず、セナの腰が慄くように震えて腰振りが止まる。
「っひぃいぃ゛♡だ、め……ッ♡」
思わず口から零れる泣き言。しかし人語を理解しない触手が聞いてくれるわけもなく、尿道に差し込まれた触手をのたうたせ、さらに激しく亀頭を責め始めた。
「っほ♡お゛♡お゛ッ♡お゛ッ♡ぉ゛……っ♡」
もう快楽に逆らえない。セナの腰は再びガクガクと揺れてヘコつき始め、淫猥なチンコキを再開した。傍から見れば部屋のど真ん中でたった一人、服を着たまま必死に腰を振っているだけだ。だが服の下で行われている触手のチンポ弄りは、自分の手コキやオナホなどよりもずっと気持ちいい。
「きもぢ、い゛ぃッ♡んぉ、お゛っ♡あ、あはぁ……ッ♡♡」
激しくピストンすれば触手はチンポに巻き付いて竿からカリ首全体を扱き立ててくるし、少し疲れて腰を回すように揺すれば尿道をくすぐったり裏筋をゴリゴリ擦ったりして責めてくる。快感の大きさにひるんで腰を止めてしまいそうになれば、会陰やキンタマを柔らかく揉み込んでセナを促してピストンを再開させた。
「あ゛っ♡あっ♡しょくしゅ♡チンポコキきもちいぃ♡っぁ゛♡ぅん゛ん゛♡」
そうやって触手に操られるまま激しく腰を振りながら、締め付ける腰のベルトが邪魔になって何も考えずに緩めた。見計らったように蔓がスラックスと下着を引き抜いていき、衣服を奪われてしまう。だがもはや射精のことしか考えらなくなったセナはお構いなしに触手に向かって本気ピストンを繰り返す。
「っふ……ぅ、う゛っ♡っ♡お゛♡お゛ぉ♡♡お゛♡いっく♡でる♡でる♡っ――っぉ゛♡♡!!」
腹の奥から熱い塊がせり上がってくる。そのタイミングを知っていたかのように、ジュポン♡と尿道から触手が引き抜かれる。途端、背筋を痺れるような快感が走り抜けた。背中を丸めて腰をヒクつかせながら、セナはびゅるるる♡と勢い良く射精した。何かが抜けていくような壮絶な快感だった。
「っはぁあぁあ゛~~……♡♡イグッ♡イグぅう゛う゛ぅぅぅ……っっ♡♡♡」
床に吐き出された精液は、蔓たちが群がって舐め取るようにこそいでいく。鈴口から滴る精液も、触手が掬い取っていった。その度に、敏感な部分を擦られてセナの腰が跳ね上がる。
「っはぁ♡……はぁー♡……ぁひ♡……ひ、ん♡」
びくびくと腰を痙攣させながら余韻に浸るセナを宥めるような柔らかな動きで触手が撫で回し、そのうちの一本が淡い色をした乳輪をなぞる。粘液を塗り込むように何度もくるくると乳頭の周りを触手が這い、薄い胸板をマッサージするように揉み込んでくる。
「んふ♡ぅ……ん♡ぁ、そこは……♡」
ずいぶん昔にいた彼女の乳首はよく弄繰り回していたものの、自分が開発されたことなどない。くすぐったさに笑いながら身を捩るが、触手は執拗に撫で回してきた。乳輪を擦り、小さな乳頭を突かれ、粘液を擦り込まれるとくすぐったさは次第に焦れったいような切なさに変わってくる。
「ぁっ……なんか、変……?♡」
ぞわぞわ♡と背筋に寒気のようなものが走る。むず痒いような、何とも言えない感覚は恐怖のようでいて、期待のようなものも入り混じっている。
「ぁ……ん♡う……♡」
乳首が赤く充血して勃起すると、くに♡くにゅ♡と押しつぶすように捏ね回され微弱な電流のような刺激が走った。その僅かな快感を拾い上げようと夢中になる。
「んぅ♡あっ、あぅ♡ちくび……気持ちいぃ、かも♡」
自覚すると刺激はすぐに増幅し、確かな快楽に変わっていく。夢中になって触手に胸を突き出すセナのチンポは、さっき射精したにもかかわらず再び勃起して先走りを垂らしていた。そのセナの眼前に、粘液を滴らせた触手が晒された。
「ぇ、何……」
クパぁ♡と触手の先端は三つに裂けて開き、ピンク色の内部を見せつける。小さなイボがびっしりと敷き詰められ蠢くそれは、中に真っ赤な細い触手が数本蠢いていた。ネトネトした粘液が糸を引き、後から溢れ出ては滴り落ちる。
「あ……♡」
普段であれば恐怖しか感じないはずの内部に、セナは知らず生唾を飲み込む。快楽に浸されて霞がかった頭で体を起こし、正座から仰け反るようにして後ろに手をつき勃起チンポを突き上げた。心得たように触手が落ちていく様子を、食い入るように見つめるセナは手首に蔓が巻き付くのにも気づいていなかった。
そして目の前で、イボイボ、ぬとぬとの触手が、セナのチンポの先を咥え込んでいく。
「んっはぁ♡……っこ、れ、やっばぁ♡っあ!?♡」
敏感な部分をイボが擦る強烈な刺激に、体が強張り自然と逃げようと腰を引いた。ちゅぽ♡と音を立てて触手がチンポから離れてしまう。しかし手首に巻き付いた蔓がセナの両腕を引ひいて後ろに倒し、同時に膝の辺りにも巻き付いた蔓が足をM字に大きく開かせる。
「あ゛……♡だめ、やばい♡死ぬ♡それしたら死ぬって♡」
動けなくなったセナの目の前で、ヌルヌルの粘液を纏った無数のイボが敷き詰められた触手の内側が、精液に塗れた亀頭に近づいていく。
「ぁ…っ、んぃいぎぃいいっ!♡♡あ゛ぁあっ!!♡♡」
ジュルン♡と敏感なカリ首を擦りながら、触手はセナのチンポに食らいついた。プリプリの亀頭にイボを擦り付け、跳ねるように体を仰け反らせて快感に悶えるセナに構うことなく、触手はチンポをちゅこちゅこ♡と吸いながら根元まで飲み込んでいく。
「ぉ゛っお゛ほぉっ♡!やばい♡やばいこれぇえ♡♡ちんぽ食べられてるっ♡♡♡すごっ♡ぉ゛っあ゛ー……っ!!♡♡♡」
狭い内部で敏感な部分を撫でられ、セナの視界が白く明滅した。奥へと飲み込まれていく感覚に目の前がパチパチと弾けて、強烈な快楽を与えてくる。
「っは、あ゛ぁ……ッ♡お♡ぅう゛……♡♡♡」
じゅぷ♡と湿った音を立てて、チンポが完全に根元まで咥え込まれた。触手の内側では無数のイボがチンポを扱き立てており、エラや裏筋までも余すところなく粘液を擦り込んでくる。
「ぉおおぉっ♡♡しゅごっ、ぉお゛ん゛……ッ!♡♡♡」
細かなイボに擦られ、弾かれる刺激にセナは頭を振り乱し、全身で快楽を享受する。ジュポッ♡ジュポッ♡とイボ触手がチンポを擦り上げ、吸い付き、溢れる先走りを啜り上げた。自分で腰を振るのではなく、相手から一方的に与えられるある種被虐的な感覚に身を捩って悲鳴を上げる。
「お゛ほッッ……♡♡お゛ッ♡♡ッひ♡♡ん゛♡ぅ゛う♡うぅう!!♡♡」
逃げ場のない暴力的な快楽にセナの腰が跳ね回るが、チンポに吸い付いた触手は少しも抜けそうにない。それどこか吸い付きを強くするため、更にチンポを締め付けてイボを食い込ませた。
「ぉ゛♡イぐ♡吸われる♡♡――お゛ぉ゛っ!!♡♡♡♡」
ドプドプ♡と大量の精液がセナのチンポから噴き出す。触手は一滴たりとも残すまいとその迸りを受け止め、吸い取って飲み下した。これまでにない射精の快感に全身を仰け反らせ引き攣らせていたセナに、触手はさらなる追い打ちをかけた。射精直後の敏感な亀頭を撫でくり回し、細い触手で尿道口をくすぐっては奥に潜り込もうとしたのだ。
「――っ♡♡♡――っぉ゛♡!――っお゛♡♡♡」
その刺激に、プシャッと透明な体液が噴き出した。セナが初めて吹き上げたその潮も、触手が勢いよく飲み干していく。そうしてブルブルと内腿を震わせて体を強張らせるセナの両膝を、蔓がさらに強く引いた。限界まで開脚させられて固定されてしまうと、もう身動きは取れなくなる。ガニ股で足を広げたまま固定され、無防備なアナルに指1本分程度の細い触手が這い寄っていく。
「はぁー♡……は♡ぁ♡あっ♡やっ♡待って♡♡♡」
ずり♡と尻たぶの間を撫でる触手の感触にセナはギクリとした。粘液を滴らせるそれは、穴の縁を撫で上げ閉じたままの穴の皺を伸ばすように揉み込み始める。ぬちゅ♡ぬじゅり♡と縁をなぞる感覚は、どう考えても快楽に違いなかった。
「っぉん゛♡……何でぇ♡ぇあ゛っ♡」
思ってもない快感に戸惑うセナにかまわず、細い触手は先をくねくね動かしてアナルをかき分け奥に進もうとする。力を込めて阻もうとするが、粘液の助けで案外簡単に潜り込んでしまった。
「うぁあっ!♡あ♡♡嘘……♡♡入って♡……ッお゛っ♡♡♡」
侵入する触手が括約筋を押し広げる感覚に、セナは目を見開いて仰け反った。本来出ていくだけのそこを逆流されて駆け巡った快感は、それは今までに感じたことのないものだった。先ほどまで耽溺していたチンポとは違う、もっと重たく腹に溜まるような刺激だ。
「ぉ゛♡ッ……ほぉ゛♡ん゛ぅ♡っぅお゛♡」
思わず尻穴を緩めてしまったセナは、そこを見逃してくれるはずもない触手に前立腺をぐりぐりと捏ね回されて声を上げた。腹の奥から込み上がる熱がチンポに突き抜けていく。
「あぎっ♡っひ♡なに♡……っなにこれ♡あ゛っ♡」
触ったこともない体の中からの刺激が、否定しようもなく大きな快感となって次々と襲い来る。セナは混乱と興奮にかき乱され、毛皮を握りしめて身悶えるしかなかった。
「お゛ぁッ♡♡♡ぅ゛っ♡……んほぉ゛っ♡♡」
下半身から次々と駆け上る快感に、だらしなく開いたままの口元から唾液が垂れる。前立腺を捏ね回していた触手は、ついには小刻みに振動を始めた。
「んぃい゛い゛――っ!!♡♡♡」
快楽神経が集中しているしこりに与えられる強烈な刺激に、セナは腰を突き上げたまま硬直して悶絶した。同時に、チンポからどろり♡と精液が溢れ出す。
「ぁ、は♡ぁ゛……ぉ゛?♡んぐっ、ぅう゛!?♡」
手足を投げ出して脱力しているセナの体内で、触手が奥へと動き出す。痙攣して締め付ける腸壁を、触手の先端を揺するように動かしながら搔き分け、結腸弁へと到達した。
「う゛ぅ♡ん、ぎっ!♡そこぉっ、だめぇっ!♡♡♡」
ちゅくちゅく♡と触手の先端を擦り付けられて、誰も触ったところのない奥の奥を暴かれる恐怖感に身を竦ませる。けれどその結腸弁を突かれ、擦られる度に腹の奥深い所から込み上がるのは疼くような気持ち良さだった。
「そこぉ♡っは……♡ッ♡ぁひ♡ダメ♡♡ッ♡」
腹の奥がきゅんきゅん♡と甘く疼き始め、セナは未知の感覚に怯えた。じわぁ♡と何か暖かく甘ったるいものが下腹部から溶けだして、全身を包んでいくような錯覚。このままでは自分がどうにかなってしまうのでは、と頭の隅では気付いているのに逃げ出す術もない。
「ちゅくちゅくだめぇッ♡♡だめ、だってぇ……んぉ゛っ♡♡♡」
触手がずるるぅ~っ♡と引いていき、ゆっくりゆっくり媚肉を擦りながら出て行く。排泄感とそれを塗り潰してあまりあるほどの快感に、セナは顎を跳ね上げて体を仰け反らせた。
「お゛ほっ♡ほ……っ♡ぉおお゛――ッ♡♡♡♡」
ぼぢゅんっ!♡と勢い良く結腸弁を叩かれて、一瞬意識が飛びそうになるほどの快楽に目の前が眩む。
「ん゛ぅう~~ッ♡♡ほッ♡ぉ゛おおぉ♡♡んお゛ぉ゛っ!♡」
休む間もなく激しいピストンが始まり、その激しさに仰け反った体が震える。触手はまた腸壁を擦って前立腺を押し潰し、結腸口まで穿ち抜いた。
「も゛っ、やべでぇ♡あっ、あ、あッ♡♡あたま♡へんになるぅ゛う♡♡うう゛ぅう……!♡♡」
強すぎる快楽に頭がおかしくなりそうだった。今までの人生で感じたことがないほど強い愉悦を、次々と与えられてセナは半狂乱になって身悶える。
「あ゛♡は、♡んぉお゛!♡♡やらっ、おぐ♡♡うぁあ゛!♡♡♡」
尻穴を何度もピストンされて抉じ開けられているのに痛みはなく、ただ強烈な快感だけがセナの身を焦がす。媚肉を掻き分けられる刺激で締まる腸壁を擦り上げられるとたまらない。
「お゛ぅッ♡♡じゅぽじゅぽらめぇ♡んぉお゛ッ!♡♡お゛ぉ~~っ♡♡♡♡」
興奮に膨らみきった前立腺を押し潰され、衝撃に体が大きく仰け反った。だが体に巻き付いた触手に押さえつけられて逃げ場もなく、頭が焼き切れそうな感覚を享受するしかなかった。
「あ゛~っ♡♡しょこッ♡しょこしゅごいぃ♡♡♡んひ♡っひ♡い゛ぃ!♡♡♡」
ピストンの間隔が徐々に短くなり、触手の速度が上がる。限界まで膨らんだ興奮が破裂しそうで、セナは涙を流しながら首を振った。
「ひあ゛っ♡ぁ、あ゛♡へぇ♡へんなのクる♡♡んぉっ♡お゛、ぉ、お♡♡♡」
下腹部に溜まり切った快感が体全体を押し上げるように奔流となって押し寄せてくる。射精とは違うそれから逃れようと身を捩り俯せになるが、固定されているわけでもない触手が抜けることはなくセナの腸壁を擦りながら結腸口を何度も突き上げた。
「あっ♡あっ♡――ッお゛……♡――ッあ゛♡♡くる、……くるッ♡♡あ、ッひ♡ィ゛いっ……♡♡ッお゛♡んんッんおぉおお♡♡うぅ゛う~~……ッ!!♡♡♡」
ブルブルと全身を震わせて、セナは初めての中イキを極める。絶頂の反動で腸壁がうねって狭まり、そこを掻き分けて触手が動くと頭が真っ白になるような快感が上乗せされ声すら出ない。そんなセナに、触手は責めるのをやめなかった。痙攣して引き攣る内壁を押し広げ結腸口を突き、細い触手で乳首をつまんで引っ張った。
「――っ!!♡♡♡や、やめ……っ♡お゛ッ♡まだイッでるがらぁあ゛……――ぉ゛ッ!!♡♡♡」
触手の先端がちゅくっ♡と結腸弁を突いたり戯れに乳首を引っ張る度に、セナは何度もアクメを極めて声を詰まらせ体を痙攣させる。
「っはぁー♡はー……♡あ!♡だめ♡だめだめっ♡まだイグぅッ――っぃ゛!!!♡♡♡」
何度目かのアクメを極め、はひ、はひ、と息も絶え絶えになっているセナの中に、触手が勢いよく体液を吐き出した。
「お゛ぁ……ぁひ♡……ぁあ……あ……♡」
糸が切れるように脱力したセナは、体内で吐き出される異様な状態すら気持ちよく感じて虚ろな目で虚空を見つめたまま開きっぱなしの唇から涎を垂らして快感に浸っていた。じゅぶ♡と音を立てて触手を引き抜かれたアナルは、縁を赤く火照らせぽっかりと口を開けてヒクついている。次第に閉じていくそこから触手の吐き出した体液が漏れ出ることはなかった。
2023.03.30:修正
「な、んだコレ!?」
足首に植物の蔓のようなものが数本巻き付いていた。その蔓は本体らしき奇妙な緑色の物体に繋がっている。丸い饅頭みたいな外見の頭頂部に花びらのような赤黒いものがあり、内部は空洞になっていた。蔓は根っこなのか足なのか緑の物体の下から出ており、セナを捕まえている以外にも本体の側で幾本もの蔓が蠢いている。ゴブリンと同じく、ゲームに出てくる植物型の魔物のようだ。
「離せっ、このっ……!」
足を振って蔓を振り払おうとしても巻き付く力が強くてそれもできず、手で引っ張ってもビクともしない。それどころか頭頂部の穴からねっとりした粘液を纏わせた毒々しいピンク色の触手が数本顔を覗かせ、蔓を追いかけるようにスラックスの中に入り込んだ。
「っひい!!」
嫌悪感から背筋が冷たく粟立つ。本体を蹴とばす勢いで暴れても、ヌルついたそれは器用にセナの足に巻き付きながら這い上がってくる。
「ぅわ、ちょ、やめろ……てっ!」
とうとう股間に到達した触手が下着の裾から潜り込み、会陰の部分からキンタマを押し上げる。慌てて自分の股座を押さえ込んだが、セナが気づかないうちに伸ばされたもう一本の触手が、尻の狭間を撫で上げてきた。
「んひぃっ!」
ぬるぬるとしたそれが穴の縁をなぞる感覚に、思わず上擦った声を上げてしまう。どうやら粘液の分泌を高めたらしい触手が、そのぬめりを味方にセナの抵抗から抜け出した。ずるん、と下から撫で上げるようにセナのチンポを擦り、巻き付いて全体を包み込んでしまった。
「あっ、っ……あぅ♡」
心地よい力加減の締め付けに、残業続きで溜まっていた性欲が刺激され頭の芯が痺れた。ネトネトした粘液の感触も、セナの性感に拍車をかけた。脳髄に甘ったるい何かが溶けだすような感覚がして、余韻に腰が震える。しかしそのまま、触手は動きを止めてしまった。触手の本体を見ても、ただじっとしている。サワサワと残りの触手が揺れているだけだった。
思わず物足りなさを感じてしまい、いやいや、と頭を振る。ちょろっと撫でられたぐらいで快感に囚われて先を期待してしまった自分を恥じる。けれども、とも思う。
「…………」
誰もいない部屋の中、恐らくすぐに危害を加えるわけではなさそうな生き物。ぬるりと敏感な部分を這った時の快感。生唾を飲み込んで、セナは大きく深呼吸を繰り返した。
「ち、ちょっとだけ、ちょっとだけなら……♡」
自分に言い聞かせるように呟いて、緩く、ほんの少しだけ腰を揺すった。
「ん♡っひぃ!♡」
だが粘液を纏って少しざらついた触手にチンポを擦られる快感は、禁欲しすぎた脳を蕩かせてバカにするには十分すぎる。腰から駆け上がる刺激にゾゾゾッ♡と背筋を反らしながら奥歯を噛み締めて堪え、更に腰を擦り付けた。
「んふ……ぅ♡う♡ぅ゛♡ぉ…お゛ッ!?♡」
カリ首と亀頭の下側に細い触手がぐるりと巻きつき、余った包皮をも巻き込んで一気にずり下ろされる。外気に晒された敏感な裏筋とカリ首を磨かれて痛みと錯覚するような快感が走り、がくっと腰が跳ねて先端から粘液が溢れ出た。
「んぐッ♡ん、ぅ゛♡っふ♡ぁあ゛っ!♡」
気が付けば毛皮の上で膝をついた四つん這いの格好になり、服を着たまま夢中で腰だけをヘコつかせ触手でチンコキを繰り返していた。
「ん゛♡ん゛♡ん゛ッ♡ん゛ぅっ♡う゛♡ぉお゛っ♡」
遠慮がちだった動きが性欲に支配されて激しくなるにつれ、じゅぷっ♡じゅぽっ♡濡れた音が部屋に響く。かろうじて我慢していた声も、周囲に誰もいないのだと思えば緩んで淫らな声が漏れ始めた。
「っほぉ♡ぉ゛ん♡♡んぉお゛っ♡お゛っ♡あぅ、ッ♡♡」
ぬるぬるの液体を纏った触手に敏感な裏筋を撫で上げられて、陰嚢がきゅっと持ち上がる。とめどなく溢れる先走りがセナの動きで泡立って卑猥な音を立て、その音が更にセナの興奮を高めた。
「っお゛ふ♡ぁ゛っ!やばっ、ぃい♡♡」
触手はセナが動きやすいようにと角度を変え、尿道口を擽りながら敏感な粘膜をぐりぐりと弄った。その激しい責めに耐えられず、セナの腰が慄くように震えて腰振りが止まる。
「っひぃいぃ゛♡だ、め……ッ♡」
思わず口から零れる泣き言。しかし人語を理解しない触手が聞いてくれるわけもなく、尿道に差し込まれた触手をのたうたせ、さらに激しく亀頭を責め始めた。
「っほ♡お゛♡お゛ッ♡お゛ッ♡ぉ゛……っ♡」
もう快楽に逆らえない。セナの腰は再びガクガクと揺れてヘコつき始め、淫猥なチンコキを再開した。傍から見れば部屋のど真ん中でたった一人、服を着たまま必死に腰を振っているだけだ。だが服の下で行われている触手のチンポ弄りは、自分の手コキやオナホなどよりもずっと気持ちいい。
「きもぢ、い゛ぃッ♡んぉ、お゛っ♡あ、あはぁ……ッ♡♡」
激しくピストンすれば触手はチンポに巻き付いて竿からカリ首全体を扱き立ててくるし、少し疲れて腰を回すように揺すれば尿道をくすぐったり裏筋をゴリゴリ擦ったりして責めてくる。快感の大きさにひるんで腰を止めてしまいそうになれば、会陰やキンタマを柔らかく揉み込んでセナを促してピストンを再開させた。
「あ゛っ♡あっ♡しょくしゅ♡チンポコキきもちいぃ♡っぁ゛♡ぅん゛ん゛♡」
そうやって触手に操られるまま激しく腰を振りながら、締め付ける腰のベルトが邪魔になって何も考えずに緩めた。見計らったように蔓がスラックスと下着を引き抜いていき、衣服を奪われてしまう。だがもはや射精のことしか考えらなくなったセナはお構いなしに触手に向かって本気ピストンを繰り返す。
「っふ……ぅ、う゛っ♡っ♡お゛♡お゛ぉ♡♡お゛♡いっく♡でる♡でる♡っ――っぉ゛♡♡!!」
腹の奥から熱い塊がせり上がってくる。そのタイミングを知っていたかのように、ジュポン♡と尿道から触手が引き抜かれる。途端、背筋を痺れるような快感が走り抜けた。背中を丸めて腰をヒクつかせながら、セナはびゅるるる♡と勢い良く射精した。何かが抜けていくような壮絶な快感だった。
「っはぁあぁあ゛~~……♡♡イグッ♡イグぅう゛う゛ぅぅぅ……っっ♡♡♡」
床に吐き出された精液は、蔓たちが群がって舐め取るようにこそいでいく。鈴口から滴る精液も、触手が掬い取っていった。その度に、敏感な部分を擦られてセナの腰が跳ね上がる。
「っはぁ♡……はぁー♡……ぁひ♡……ひ、ん♡」
びくびくと腰を痙攣させながら余韻に浸るセナを宥めるような柔らかな動きで触手が撫で回し、そのうちの一本が淡い色をした乳輪をなぞる。粘液を塗り込むように何度もくるくると乳頭の周りを触手が這い、薄い胸板をマッサージするように揉み込んでくる。
「んふ♡ぅ……ん♡ぁ、そこは……♡」
ずいぶん昔にいた彼女の乳首はよく弄繰り回していたものの、自分が開発されたことなどない。くすぐったさに笑いながら身を捩るが、触手は執拗に撫で回してきた。乳輪を擦り、小さな乳頭を突かれ、粘液を擦り込まれるとくすぐったさは次第に焦れったいような切なさに変わってくる。
「ぁっ……なんか、変……?♡」
ぞわぞわ♡と背筋に寒気のようなものが走る。むず痒いような、何とも言えない感覚は恐怖のようでいて、期待のようなものも入り混じっている。
「ぁ……ん♡う……♡」
乳首が赤く充血して勃起すると、くに♡くにゅ♡と押しつぶすように捏ね回され微弱な電流のような刺激が走った。その僅かな快感を拾い上げようと夢中になる。
「んぅ♡あっ、あぅ♡ちくび……気持ちいぃ、かも♡」
自覚すると刺激はすぐに増幅し、確かな快楽に変わっていく。夢中になって触手に胸を突き出すセナのチンポは、さっき射精したにもかかわらず再び勃起して先走りを垂らしていた。そのセナの眼前に、粘液を滴らせた触手が晒された。
「ぇ、何……」
クパぁ♡と触手の先端は三つに裂けて開き、ピンク色の内部を見せつける。小さなイボがびっしりと敷き詰められ蠢くそれは、中に真っ赤な細い触手が数本蠢いていた。ネトネトした粘液が糸を引き、後から溢れ出ては滴り落ちる。
「あ……♡」
普段であれば恐怖しか感じないはずの内部に、セナは知らず生唾を飲み込む。快楽に浸されて霞がかった頭で体を起こし、正座から仰け反るようにして後ろに手をつき勃起チンポを突き上げた。心得たように触手が落ちていく様子を、食い入るように見つめるセナは手首に蔓が巻き付くのにも気づいていなかった。
そして目の前で、イボイボ、ぬとぬとの触手が、セナのチンポの先を咥え込んでいく。
「んっはぁ♡……っこ、れ、やっばぁ♡っあ!?♡」
敏感な部分をイボが擦る強烈な刺激に、体が強張り自然と逃げようと腰を引いた。ちゅぽ♡と音を立てて触手がチンポから離れてしまう。しかし手首に巻き付いた蔓がセナの両腕を引ひいて後ろに倒し、同時に膝の辺りにも巻き付いた蔓が足をM字に大きく開かせる。
「あ゛……♡だめ、やばい♡死ぬ♡それしたら死ぬって♡」
動けなくなったセナの目の前で、ヌルヌルの粘液を纏った無数のイボが敷き詰められた触手の内側が、精液に塗れた亀頭に近づいていく。
「ぁ…っ、んぃいぎぃいいっ!♡♡あ゛ぁあっ!!♡♡」
ジュルン♡と敏感なカリ首を擦りながら、触手はセナのチンポに食らいついた。プリプリの亀頭にイボを擦り付け、跳ねるように体を仰け反らせて快感に悶えるセナに構うことなく、触手はチンポをちゅこちゅこ♡と吸いながら根元まで飲み込んでいく。
「ぉ゛っお゛ほぉっ♡!やばい♡やばいこれぇえ♡♡ちんぽ食べられてるっ♡♡♡すごっ♡ぉ゛っあ゛ー……っ!!♡♡♡」
狭い内部で敏感な部分を撫でられ、セナの視界が白く明滅した。奥へと飲み込まれていく感覚に目の前がパチパチと弾けて、強烈な快楽を与えてくる。
「っは、あ゛ぁ……ッ♡お♡ぅう゛……♡♡♡」
じゅぷ♡と湿った音を立てて、チンポが完全に根元まで咥え込まれた。触手の内側では無数のイボがチンポを扱き立てており、エラや裏筋までも余すところなく粘液を擦り込んでくる。
「ぉおおぉっ♡♡しゅごっ、ぉお゛ん゛……ッ!♡♡♡」
細かなイボに擦られ、弾かれる刺激にセナは頭を振り乱し、全身で快楽を享受する。ジュポッ♡ジュポッ♡とイボ触手がチンポを擦り上げ、吸い付き、溢れる先走りを啜り上げた。自分で腰を振るのではなく、相手から一方的に与えられるある種被虐的な感覚に身を捩って悲鳴を上げる。
「お゛ほッッ……♡♡お゛ッ♡♡ッひ♡♡ん゛♡ぅ゛う♡うぅう!!♡♡」
逃げ場のない暴力的な快楽にセナの腰が跳ね回るが、チンポに吸い付いた触手は少しも抜けそうにない。それどこか吸い付きを強くするため、更にチンポを締め付けてイボを食い込ませた。
「ぉ゛♡イぐ♡吸われる♡♡――お゛ぉ゛っ!!♡♡♡♡」
ドプドプ♡と大量の精液がセナのチンポから噴き出す。触手は一滴たりとも残すまいとその迸りを受け止め、吸い取って飲み下した。これまでにない射精の快感に全身を仰け反らせ引き攣らせていたセナに、触手はさらなる追い打ちをかけた。射精直後の敏感な亀頭を撫でくり回し、細い触手で尿道口をくすぐっては奥に潜り込もうとしたのだ。
「――っ♡♡♡――っぉ゛♡!――っお゛♡♡♡」
その刺激に、プシャッと透明な体液が噴き出した。セナが初めて吹き上げたその潮も、触手が勢いよく飲み干していく。そうしてブルブルと内腿を震わせて体を強張らせるセナの両膝を、蔓がさらに強く引いた。限界まで開脚させられて固定されてしまうと、もう身動きは取れなくなる。ガニ股で足を広げたまま固定され、無防備なアナルに指1本分程度の細い触手が這い寄っていく。
「はぁー♡……は♡ぁ♡あっ♡やっ♡待って♡♡♡」
ずり♡と尻たぶの間を撫でる触手の感触にセナはギクリとした。粘液を滴らせるそれは、穴の縁を撫で上げ閉じたままの穴の皺を伸ばすように揉み込み始める。ぬちゅ♡ぬじゅり♡と縁をなぞる感覚は、どう考えても快楽に違いなかった。
「っぉん゛♡……何でぇ♡ぇあ゛っ♡」
思ってもない快感に戸惑うセナにかまわず、細い触手は先をくねくね動かしてアナルをかき分け奥に進もうとする。力を込めて阻もうとするが、粘液の助けで案外簡単に潜り込んでしまった。
「うぁあっ!♡あ♡♡嘘……♡♡入って♡……ッお゛っ♡♡♡」
侵入する触手が括約筋を押し広げる感覚に、セナは目を見開いて仰け反った。本来出ていくだけのそこを逆流されて駆け巡った快感は、それは今までに感じたことのないものだった。先ほどまで耽溺していたチンポとは違う、もっと重たく腹に溜まるような刺激だ。
「ぉ゛♡ッ……ほぉ゛♡ん゛ぅ♡っぅお゛♡」
思わず尻穴を緩めてしまったセナは、そこを見逃してくれるはずもない触手に前立腺をぐりぐりと捏ね回されて声を上げた。腹の奥から込み上がる熱がチンポに突き抜けていく。
「あぎっ♡っひ♡なに♡……っなにこれ♡あ゛っ♡」
触ったこともない体の中からの刺激が、否定しようもなく大きな快感となって次々と襲い来る。セナは混乱と興奮にかき乱され、毛皮を握りしめて身悶えるしかなかった。
「お゛ぁッ♡♡♡ぅ゛っ♡……んほぉ゛っ♡♡」
下半身から次々と駆け上る快感に、だらしなく開いたままの口元から唾液が垂れる。前立腺を捏ね回していた触手は、ついには小刻みに振動を始めた。
「んぃい゛い゛――っ!!♡♡♡」
快楽神経が集中しているしこりに与えられる強烈な刺激に、セナは腰を突き上げたまま硬直して悶絶した。同時に、チンポからどろり♡と精液が溢れ出す。
「ぁ、は♡ぁ゛……ぉ゛?♡んぐっ、ぅう゛!?♡」
手足を投げ出して脱力しているセナの体内で、触手が奥へと動き出す。痙攣して締め付ける腸壁を、触手の先端を揺するように動かしながら搔き分け、結腸弁へと到達した。
「う゛ぅ♡ん、ぎっ!♡そこぉっ、だめぇっ!♡♡♡」
ちゅくちゅく♡と触手の先端を擦り付けられて、誰も触ったところのない奥の奥を暴かれる恐怖感に身を竦ませる。けれどその結腸弁を突かれ、擦られる度に腹の奥深い所から込み上がるのは疼くような気持ち良さだった。
「そこぉ♡っは……♡ッ♡ぁひ♡ダメ♡♡ッ♡」
腹の奥がきゅんきゅん♡と甘く疼き始め、セナは未知の感覚に怯えた。じわぁ♡と何か暖かく甘ったるいものが下腹部から溶けだして、全身を包んでいくような錯覚。このままでは自分がどうにかなってしまうのでは、と頭の隅では気付いているのに逃げ出す術もない。
「ちゅくちゅくだめぇッ♡♡だめ、だってぇ……んぉ゛っ♡♡♡」
触手がずるるぅ~っ♡と引いていき、ゆっくりゆっくり媚肉を擦りながら出て行く。排泄感とそれを塗り潰してあまりあるほどの快感に、セナは顎を跳ね上げて体を仰け反らせた。
「お゛ほっ♡ほ……っ♡ぉおお゛――ッ♡♡♡♡」
ぼぢゅんっ!♡と勢い良く結腸弁を叩かれて、一瞬意識が飛びそうになるほどの快楽に目の前が眩む。
「ん゛ぅう~~ッ♡♡ほッ♡ぉ゛おおぉ♡♡んお゛ぉ゛っ!♡」
休む間もなく激しいピストンが始まり、その激しさに仰け反った体が震える。触手はまた腸壁を擦って前立腺を押し潰し、結腸口まで穿ち抜いた。
「も゛っ、やべでぇ♡あっ、あ、あッ♡♡あたま♡へんになるぅ゛う♡♡うう゛ぅう……!♡♡」
強すぎる快楽に頭がおかしくなりそうだった。今までの人生で感じたことがないほど強い愉悦を、次々と与えられてセナは半狂乱になって身悶える。
「あ゛♡は、♡んぉお゛!♡♡やらっ、おぐ♡♡うぁあ゛!♡♡♡」
尻穴を何度もピストンされて抉じ開けられているのに痛みはなく、ただ強烈な快感だけがセナの身を焦がす。媚肉を掻き分けられる刺激で締まる腸壁を擦り上げられるとたまらない。
「お゛ぅッ♡♡じゅぽじゅぽらめぇ♡んぉお゛ッ!♡♡お゛ぉ~~っ♡♡♡♡」
興奮に膨らみきった前立腺を押し潰され、衝撃に体が大きく仰け反った。だが体に巻き付いた触手に押さえつけられて逃げ場もなく、頭が焼き切れそうな感覚を享受するしかなかった。
「あ゛~っ♡♡しょこッ♡しょこしゅごいぃ♡♡♡んひ♡っひ♡い゛ぃ!♡♡♡」
ピストンの間隔が徐々に短くなり、触手の速度が上がる。限界まで膨らんだ興奮が破裂しそうで、セナは涙を流しながら首を振った。
「ひあ゛っ♡ぁ、あ゛♡へぇ♡へんなのクる♡♡んぉっ♡お゛、ぉ、お♡♡♡」
下腹部に溜まり切った快感が体全体を押し上げるように奔流となって押し寄せてくる。射精とは違うそれから逃れようと身を捩り俯せになるが、固定されているわけでもない触手が抜けることはなくセナの腸壁を擦りながら結腸口を何度も突き上げた。
「あっ♡あっ♡――ッお゛……♡――ッあ゛♡♡くる、……くるッ♡♡あ、ッひ♡ィ゛いっ……♡♡ッお゛♡んんッんおぉおお♡♡うぅ゛う~~……ッ!!♡♡♡」
ブルブルと全身を震わせて、セナは初めての中イキを極める。絶頂の反動で腸壁がうねって狭まり、そこを掻き分けて触手が動くと頭が真っ白になるような快感が上乗せされ声すら出ない。そんなセナに、触手は責めるのをやめなかった。痙攣して引き攣る内壁を押し広げ結腸口を突き、細い触手で乳首をつまんで引っ張った。
「――っ!!♡♡♡や、やめ……っ♡お゛ッ♡まだイッでるがらぁあ゛……――ぉ゛ッ!!♡♡♡」
触手の先端がちゅくっ♡と結腸弁を突いたり戯れに乳首を引っ張る度に、セナは何度もアクメを極めて声を詰まらせ体を痙攣させる。
「っはぁー♡はー……♡あ!♡だめ♡だめだめっ♡まだイグぅッ――っぃ゛!!!♡♡♡」
何度目かのアクメを極め、はひ、はひ、と息も絶え絶えになっているセナの中に、触手が勢いよく体液を吐き出した。
「お゛ぁ……ぁひ♡……ぁあ……あ……♡」
糸が切れるように脱力したセナは、体内で吐き出される異様な状態すら気持ちよく感じて虚ろな目で虚空を見つめたまま開きっぱなしの唇から涎を垂らして快感に浸っていた。じゅぶ♡と音を立てて触手を引き抜かれたアナルは、縁を赤く火照らせぽっかりと口を開けてヒクついている。次第に閉じていくそこから触手の吐き出した体液が漏れ出ることはなかった。
2023.03.30:修正
32
お気に入りに追加
436
あなたにおすすめの小説


飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。
猫宮乾
BL
異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

イケメンの後輩にめちゃめちゃお願いされて、一回だけやってしまったら、大変なことになってしまった話
ゆなな
BL
タイトルどおり熱烈に年下に口説かれるお話。Twitterに載せていたものに加筆しました。Twitter→@yuna_org
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる