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第Ⅰ章 平穏90%・歪度10%

brocen 1 触れても話してもいけないもの

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「なあ……頼むよ。聞いてくれ」


 〝ソレ〟を見たのは、これで三回目だった。それもそのはず、家から仕事先──第六首都ゼブルへの通り道にソレはいるんだもの。

 ソレは禍々しくて恐ろしく、触れても話してもいけないもの……つまり、悪魔だった。

 大木に上半身をあずけ、全身傷だらけでぐったりと倒れていた。人間界に出ていたことはあるから、悪魔自体を見たことはある。でも、天使の住むこの天界に悪魔がいるのを見たのは初めてだった。

 熾天使セラフィム様に報告しようか悩んだけれど、こんなに疲弊した今にも死にそうな悪魔じゃ何も悪さはできないよね。保護してくれる人も、助けてくれる人もいなければ、いずれ天界の魔力に侵されて消えて死んでいく。
 〝悪魔〟という単語すら天界ではタブー視されているのだ。無駄に波風を立てて、他の天使たちを悩ませたくはなかった。

 それにいつも……傷心した声で痛ましげに声をかけてくるので、顔を背けるので精一杯。天使という種族柄、苦しんでいる人を見逃すのはとてもとても辛い。でも相手は悪魔……。悪魔とは絶対に関わってはいけないと、発生しうまれたときから教えられてきた。

 耳を塞いで彼の前を通り、体から流れる黒銀の血は見えないふりをして、早足で通りすぎる。それでわたしはいっぱいいっぱいだった。

「たの、む、お願い、だ。死にそうなんだ……」

 彼の声が遠ざかっていく。大丈夫。今日も何もしなかった。話してもいないし、なるべく見ないようにもした。
 また二日後にはゼブルへ出かけなければいけないな。そのころには消えてしまっているといいなと……あまりよくない考えだけれど、そう胸の内でお願いしちゃった。




「話だけでも、……死ぬ前に、誰かと話したい」

 次に通りかかると、悪魔はほとんど上の空で、ただぼうっと意識を垂れながすように呟いていた。
 行きも帰りも、『誰かと話したい』『せめて俺がやったことを、誰かに聞いてほしい』と悲痛なうわ言を流していた。

 耳を塞いでもほんのり声が遠くなるだけで、天界では、同じ魔力を持った生き物──悪魔の苦しそうな声は心に直接響いちゃう。
 かわいそう、救ってあげたい。
 だけど相手は悪魔だ。人間を苦しめ、堕落させ、地獄へいざなう悪魔。死んだほうがいい存在なはず、だよね。




 五回目の帰り道、彼はほとんど息をしていなくて、目も開けられない状態だった。
 黒光りする蝙蝠こうもりの翼は折れ、黒ずんだ血が流れつづけている。血は地面に落ちたところから天界の魔力に吸収され消えてしまっているけれど、服はもう、もとから黒かったのかというくらい汚らしく染まっていた。
 頭には鋭く太い角が二本。大きく曲がった角は、片方は潰されたように壊れていて、額や頬にも荒々しい傷が見える。槍のようなもので突かれたらしい腹は、惨たらしく皮膚が抉れ、腹の中の銀色の魔力が溢れて血といっしょに濁ってしまっていた。

 こんな姿になってもまだ生きているのは、それなりに力を持つ悪魔だったからかな。悪魔の階級には詳しくないけれど、たしか王とか公爵とか……そんな階級名が付けられていたような気がする。

 近くで悪魔を観察したのは初めてだ。彼は目を閉じているからと、わたしは足を止めてまじまじと眺めてしまっていた。慌てて後ずさる。
 でも悪魔が先に気づいてしまい、おもむろに顔を上げた。鮮やかな青眼が視界に飛びこんだ。

「ああ、……天使に生まれていたら」

 美しい瞳が遠くどこかを見るように、夢を見ているように儚く微笑んだ。わたしの背中に生えた翼を見ている。徐々に目が閉じていく。

 いたく美しい声で、とっても綺麗な言葉を使った。
 「天使に生まれていたら」って、わたしみたいに?
 悪魔が?

 ──はなし。
 彼は話を聞いてほしいと言っていた。
 話……だけなら。話せる程度まで治して、最期消える死ぬ前、せめて悔いが残らないように──……。

 瞳を見たのがいけなかった。あまりに純粋な目つきで、わたしの翼をとっても愛おしそうにするんだもん。恐ろしい角も翼も目に入らなくて、ただその表情が優しく、声色が真実を語っていたから。

 だからわたしはつい、彼を治してしまった。

 数秒手を掲げ、声を発せられるくらいまで魔力を与える。ほんのちょっとだけだ。少しだけ。

 悪魔はゆっくりと顔を上げる。怠そうに背中を木の幹に預けて、何度か瞳を瞬いた。

「助けて、くれたのか」

 返事はしちゃいけない。わたしは聞くだけだ。
 黙っていると、なんとなく察したのか彼はふたたび口を開いた。

「本当に……ありがとう」

 〝ありがとう〟! 悪魔がお礼を言うなんて! 口汚く罵ることしかできないと思ってた。えと、これは失礼か。ごめんなさい。
 よく見れば、彼も天使と同じように美しい容貌をしている。
 すっと通った鼻筋に、きめ細かな白い肌。血に濡れていなければ、木漏れ日の下で輝くであろう銀の髪。そして涼しげなまなじりに咲く、鮮やかな海を魅せるような青眼。

「名前は、なんて言うんだ」

 わたしは答えなかった。悪魔が言う。

「俺は……ディアンシャ。悪魔たちから、逃げてきた」

 悪魔たちから? あなたも悪魔なのに?
 彼は力なく笑ってみせる。

「裏切られたんだ……。俺は悪魔が嫌いなんだ。だから罰が当たったのかもな……」

 どんな経緯いきさつがあったんだろう? 彼はわたしの天使の翼に目を向けた。

「美しいな、美しいものは好きだ。四枚あるから……智天使ケルビムかな。ああ、俺も天使になりたかった……」

 彼はそう言うと、眠るように瞼を閉じ話を終えてしまった。もう少し聞きたいと思ったのに、話したかったことはこれだけ?
 彼は目を閉じたまま、ゆっくりと言った。

「痛くて……辛いんだ。しばらく眠るから……また聞いてほしい……」

 たしかに治癒のためにかけた魔法は本当にちょっぴりだ。悪魔だもん、警戒しなきゃいけない。本当はその〝ちょっぴり〟でもいけなかったんだけど。

 わたしは彼の前をたち去った。彼から離れて家に帰ると、なんだかいまさら心がドギマギしてきた。

 悪魔と……悪魔と話してしまった!

 悪魔と……。悪魔と話した天使なんているのかな? わたしが初めて? 楽しいことは好きだ、それは天使の持つ感情のひとつでもある。だからこれは別にいけないことではない……はず。

 それに、わたしは聞いていただけで、実際にお話をしたわけじゃない。
 でも──あの悪魔は、たしかにわたしという天使に話しかけてきたのだ。それはなんだか少し、普段と違うことで、心がどきどきしてしまうことだった。




 次の日、わたしは家を出て悪魔のいる大木まで様子を見に行った。初めは遠くから眺めているだけのつもりだったのに、すぐに悪魔が気づいてしまい、こうなったら隠れているのも格好が付かないので、堂々と彼の前に立った。

「お前は天使だから、きっと俺が嫌いだろう」

 わたしを見てそうそう、悪魔は話をはじめた。

「だが俺は天使が好きだし、悪魔が嫌いなんだ。だから……なんとか、悪魔を……」

 そこで苦しそうに顔を歪め、何度か血を吐いた。大丈夫かな?

 憎々しげに呟く。「殺そうとしたんだ」

 えと、悪魔を? 同族を殺すの?
 驚いたわたしの顔を見てとり、少し満足そうに微笑む。

「何人かは、殺したんだ。本当に」

 彼は上下する胸を抑えながら、丁寧に言葉を綴る。

「こう見えて、けっこう強いんだ。そのために力も蓄えた……。だから、皆殺しにするまで暴れるつもりだった。せめて半分でも消せたら、代わりに天使が……」

 荒唐無稽な話だ。信じられるわけがない。証拠もない。
 悪魔はよく嘘をつくという。だから彼の話は嘘かもしれない。でも、死ぬ前に語りたかったというのは嘘に見えない。真実がどうであれ、彼はこの話をわたしに、本当だと思って聞いてほしかったんだろうな。

「三割方、殺したところで。計画が破綻して……。悪魔は群れねえんだ。協力もしない。だから上手くいくと思ったのに……」

 この言い方からすると、悪魔同士が手を組んでこの人を攻撃したってことかな。
 悪魔は咳きこんだ。胸元に夥しい量の血が落ちる。黒ずんだ血の中で、魔力の銀が嫌味っぽく光った。腹の傷が昨日より酷くなっていた。彼はまた目を瞑ってしまった。

「また……あした」

 わたしは黙ってたち去った。

 この悪魔は、本当にただ話したいだけみたいだ。噂に聞いていた悪魔像とずいぶん違う。
 ふつうなら、もっと脅すようなことをしてわたしに無理やり治癒させようとしたり、魔力を奪ったりするだろう。その力が残っていないとしても……それでも、ただ自分の話を聞いてほしいだけなんて。かわいそう。




 次に彼の元へ寄る前に、わたしはまた首都ゼブルへ行った。いつもの仕事をこなしたあと、天使たちの噂話によく耳を立てる。また、天界や地獄、地上の情報が手に入る『天球の間』に出かけて、そこで地獄の様子を見てみた。

 だだっ広い聖堂の中で、巨大な透明の球体が浮かんでいる。
 私が前に立つと、地球の色を映したり、錠星、火星、銀星の様子を示したり、地獄の現状を見せたり、目まぐるしく球体の色が変わっていく。想起アナムネーシスでどこか特定の場所をもう少し細かく見ることもできる。わたしは智天使ケルビムだからね。

 それでも天球が映すのは一部だけで、特に地獄の様子ははっきりとはわからない。でもどうやら地獄じゅうが混乱しているようで、何人かの悪魔の死体が見えた。他の天使の話からも、地獄で大量の殺戮が起こったということは事実らしかった。
 あそこにいる……あの大木にいる悪魔が首謀者だったのかな。
 あまり詳しい話を聞こうとすると天使たちに怪しまれちゃう。天使たちは本来地獄の話はしたがらないし、関心もないのだ。わたしもこんなことがなければ、きっと歯牙にもかけなかっただろう。


 ある程度情報を手に入れたところで、帰りに悪魔のところへ寄った。
 あの日助けたときと同じくらい、彼は憔悴していた。このままだと消えてしまう……。少しだけ多めに魔力を使って治癒を施す。
 悪魔が瞼を持ちあげる。

「……悪りい、もう長くねえみたいだ」

 わたしの翼へ目を細める。

「その羽根、落ちたりするのか?」

 返事はできない。悪魔と会話はしちゃいけないの。彼は悲しそうに微笑む。

「落ちた羽根があったら……ほしいな。あんまり近くで見たことねえんだ」

 彼が初め、『天使に生まれていたら』と呟いていたのを思い出した。わたしは少し視線をさまよわせて、そのあと、一枚をゆっくりと抜きとった。
 直接手渡すわけにはいかないので、悪魔の手が届きそうな距離で地面にそっとのせる。彼は一部始終を少々瞠目して見ていたあと、なんとか体を伸ばして拾った。

「へえ……。こんなふうに光るんだな」

 ぼろぼろの腕を懸命に動かし、何度か光に当てようとしている。そのたびに傷が疼くのか、彼の眉がぴくぴくと震えた。あまりに痛々しい光景に目を背けたくなる。……本当に、かわいそうだ。

「結局……俺は負けたんだよ。それで……」

 彼の腕が重力に引きずられるようにだらりと落ちた。いつかに見た遠くを儚む瞳が瞬く。

「せめて……天使を間近で見られたらと……。最期の夢だったんだ。だから魔力を使って、ここに来た」

 地獄から天界に来る魔法を作ったの? 並大抵のことじゃない。いくつもの魔法障壁があって、ここは地獄と魔力の質もまったく違うから、きっと体に合うように調整するのは苦しくて大変だっただろう。

「よかったよ、お前に会えて」

 どき、と胸が大きな音を立てた。思わず手を当てる。醜い角や翼を付けていながら、驚くほど和やかな微笑みだった。彼はよろよろと天使の羽根を持ちあげて、胸元の襟に付ける。

「せめて名前を聞いて、お礼が言えたらよかったんだが」

 視線が下がり、瞼が閉じかかる。
 あ、……。

「セラエル」

 思わず口をついて出た。
 はっとして手を口元に寄せる。
 答えてしまった。あんまりかわいそうで、あんまり脆い美しさが、その繊細な表情が……。

 神様が間違えて作ってしまったんだろうか。心は天使なのに、姿を悪魔にしてしまったのかな。本当にそう疑ってしまうくらい、彼は優しい人に見えた。

 彼は喉をくつくつと鳴らし、甘く笑う。

「返事、しちゃいけねえんだろ」

 わたしは誤魔化すように俯く。

「でもよかった。何か起こるわけじゃねえんだな」

 彼は左手を持ちあげ、自分の角に引きよせた。潰れた角の先を摘み、力を込めてさらに砕く。ぼろぼろと砂のような角の破片が落ちた。いくつかを掌にのせて、わたしのほうへ突きだした。

「いらねえと思うが……。お礼。聞いてくれてありがとう、セラエル」

 アンニュイな顔つきが仄かに笑みをまとい、囁くような低音を落とした。
 どくどくと全身が脈打っている。
 悪魔に名前を呼ばれてしまった。
 わたしの名前が、悪魔の口から発せられてしまった……。
 セラエル、セラエル。
 たしかに悪魔の声が、低く掠れた、でも透きとおった艶のある声が、わたしの名を呼んだ。

 不思議と悪い気はしなかった。この悪魔はいい悪魔だ、きっとそう。

 普通の悪魔なら天界に来ようとは思わない。天使が悪魔を嫌っているのは知っているし、怪我をしている今より酷い目に遭うと考えるだろう。それに、そもそも悪魔自体も天使を嫌っていると聞いたことがある。

 でも彼は天使が好きで、天使になりたくて……それで悪魔を殺して……──ここに来た。

 やっぱり神様が間違えてしまったのかもしれない。器とその中身を入れ替えてしまったんだ。


 わたしはおそるおそる手を伸ばして、彼の掌にある角の欠片を取りあげた。黒く淀んでいるけど、断面は艶めき光っている。天使の翼とは比較にならないけれど、醜いとは思わなかった。

「──じゃあ」

 悪魔は今度こそ目を閉じた。今日強めに治癒を施したとはいえ、ちゃんと治療しなければもう消えてしまうだろう……。
 天使になりたくて、悪魔を殺してここに来たのに、彼の成したことはただわたしに伝えられるだけで終わってしまうのだ。
 悪魔を皆殺しにすることはできなくても、天使になれなくても──せめて、天使として認めてもらうことができたら……。神様に心を見てもらって、間違いだとわかったら、他の天使たちにも受け入れてもらえるかもしれない。

 わたしは天使だ。
 困っている人を助けるのが仕事で、癒しを与え、苦痛を取りのぞき、幸せを贈らなくちゃいけない。天使はみんなそう。不幸な人を助けたいと思う心を持っている。それが天使の証だから。

 容姿で判断されてしまう人間は多い。誤解のもとに虐げられ、殺されてしまう人間たちもたくさんいた。悪魔だって同じじゃないのかな。天使であるわたしがここで彼を助けなかったら誰が──。
 心の底で、『それでも本当にこの悪魔が悪いやつだったらどうする』と呟く誰かがいた。でも、とわたしは答える。もしわたしが間違えてしまったとしても……今この選択を後悔して明日を生きるのは嫌だ。

「あなたは……天使になりたいの」




――――――――――――――――


〇本連載のディアンシャ×セラエルの短編を投稿しています。こちらを先に読むと、キャラクターや話の雰囲気が伝わりやすいかもしれません!

『媚薬を盛られた天使が、腹黒悪魔にそそのかされ堕天する話(両思い)』
https://novel18.syosetu.com/n6009ip/
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