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第1章 OMT編
第43話 反省会
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翔太、ミア、ギース、グレイトがOMT出場権を勝ち取った。グレイトは治療室で休んでいる中、他の三人は校長室にてOMTまでの特訓スケジュールの説明を受けていた。学校側としては、生徒には今日、明日はしっかりと体を休めてもらい、明後日から上級クラス担任のゾール先生、副担任のゲノ先生の指導により個々の強化を図っていく方針である。
説明が終わり三人が校長室を後にする際、ギースはある部屋の鍵を校長先生に渡されていた。
「なんだ? その鍵」
翔太が聞く。
「これは、OMT出場者専用の作戦室の鍵だ。20年ほど前から去年までのOMTの資料が保管されてある」
「ねぇ。今日の反省も含めてさ、ちょっと行ってみない?」
ミアが二人を誘う。もうすぐ日が沈む時間帯で、正直彼ら三人とも疲弊してはいたが、反省はすぐ済ませた方が良いと考えその作戦室に行ってみることにした。
作戦室は十畳ほどの広さの部屋で、壁には分厚いファイルが敷き詰められたキャビネットが並び、中央には年季の入った木製の丸いテーブルと四つの椅子がある。その他、ホワイトボードやベッドなども備えられており、生徒たちが快適に話し合いが行えるよう配慮されている部屋である。
その部屋に入り、翔太はその整然とした雰囲気に一瞬身が小さくなる。先人たちが紡いできた伝統がキャビネットやテーブルの廃れからひしひしと感じ、翔太は大きな唾を飲み込んだ。
「まず座ろうか。今日の試験のDVDを貰ってきたから、それを見返そう」
翔太とミアは中央の椅子に座り、ギースはキャビネットの横の質素な机に置かれた小さなテレビを持ち上げる。テレビの本体に赤や青のコードを繋ぎ、DVD視聴の設定をし終えるとギースはそれを中央のテーブルに置いた。
ここでふと、翔太は不思議に思う。ここは元いた世界とは違う世界のはずなのに、どうしてこんなにもホワイトボードやら、テレビやDVDやらの元いた世界と共通する物が存在しているのか、と。この世界には何かある、と翔太が考え始めようとしたとき、
「点けるよ」
というギースの声とテレビの起動音に翔太は思考を遮られた。
三人は黙々と今日の試験のハイライトを観ていった。各ペアのスタート後の行動、アレスの塔炎上作戦から各々の最後の戦闘まで。動画を見終えると、真っ先に口を開いたのはギースだった。
「グレイトを倒したのは、やっぱり君たちだったんだね」
「ほぼ翔太君の活躍で勝ったけどね」
ミアがそう言うのに対し、ミアの不意を突いた作戦のおかげだと返したかったが、翔太は照れくさくなりどもってしまう。いまだに人から褒められるのも、こっちから褒めるのにも慣れない。
ギースが翔太の方に体を向けて話す。
「うん。この短期間で、本当に良く使えてると思うよ、その能力。実際、グレイトは君に対して対策を練ってあったんだ。君の攻撃を完全に防げるって言っててね」
「そうなのか……?」
「うん。でも、実践ではそれを試す隙が翔太くんに無かったんだと思う。動画を見た感じね。詳しいことは明日以降、直接彼に聞いてみるといい。自分の弱点を見つけられるかもしれない」
そう話すギースも、使うマナの量によっては翔太の攻撃を防ぐことができる。翔太は改めてこの学校の上位層の強さを感じた。
「あと、今日のミアの手は絶好調だったね。完全にロレンのことを圧倒してた」
ギースがミアの活躍に話題をシフトする。
「ロレン君、動き読みやすいからね。空から落ちてきた時も詠唱の声が大きかったから防げたもんだし。あの子、もっと上手に戦えると思うんだけどなぁ」
そう呟くミアに翔太が質問する。
「あの、俺、今回初めてミアの能力を見たんだけど、手で魔法を掴めるのか?」
「そうだよ。P3特化型でね、手のひらのリフレクションだけ倍率を0に等しくすることができるの。全身のリフレクションがそうであればなお良かったんだけどね。私も上手くやれば、翔太君のあの青い槍掴めるよ」
手を開けては握るのを繰り返すミアを見て、翔太はまたまたここの生徒の強さに感服する。彼は自分の魔法の強さを知っているからこそ、それを止められる彼らに敬意しか抱けない。彼はOMT出場に選ばれたメンバーたちを心強く感じた。
その後三人は、軽くお互いのミスや上手く決まったことを話していった。あらかた反省を終えると、先程からチラチラとキャビネットを気にする翔太に、ギースが声をかけた。
「気になるかい? あのファイルたちが」
「あ……うん。すごい一杯あるから」
「丁度いい。あれも見てみるか」
ギースは立ち上がり、キャビネットの引き戸を開け、そこから一冊のファイルを取り出した。
「翔太君はこれが初めてだよね。ミアは改めて見よう。今年、OMTに出場するかもしれない第一魔法学校の生徒の、情報を」
説明が終わり三人が校長室を後にする際、ギースはある部屋の鍵を校長先生に渡されていた。
「なんだ? その鍵」
翔太が聞く。
「これは、OMT出場者専用の作戦室の鍵だ。20年ほど前から去年までのOMTの資料が保管されてある」
「ねぇ。今日の反省も含めてさ、ちょっと行ってみない?」
ミアが二人を誘う。もうすぐ日が沈む時間帯で、正直彼ら三人とも疲弊してはいたが、反省はすぐ済ませた方が良いと考えその作戦室に行ってみることにした。
作戦室は十畳ほどの広さの部屋で、壁には分厚いファイルが敷き詰められたキャビネットが並び、中央には年季の入った木製の丸いテーブルと四つの椅子がある。その他、ホワイトボードやベッドなども備えられており、生徒たちが快適に話し合いが行えるよう配慮されている部屋である。
その部屋に入り、翔太はその整然とした雰囲気に一瞬身が小さくなる。先人たちが紡いできた伝統がキャビネットやテーブルの廃れからひしひしと感じ、翔太は大きな唾を飲み込んだ。
「まず座ろうか。今日の試験のDVDを貰ってきたから、それを見返そう」
翔太とミアは中央の椅子に座り、ギースはキャビネットの横の質素な机に置かれた小さなテレビを持ち上げる。テレビの本体に赤や青のコードを繋ぎ、DVD視聴の設定をし終えるとギースはそれを中央のテーブルに置いた。
ここでふと、翔太は不思議に思う。ここは元いた世界とは違う世界のはずなのに、どうしてこんなにもホワイトボードやら、テレビやDVDやらの元いた世界と共通する物が存在しているのか、と。この世界には何かある、と翔太が考え始めようとしたとき、
「点けるよ」
というギースの声とテレビの起動音に翔太は思考を遮られた。
三人は黙々と今日の試験のハイライトを観ていった。各ペアのスタート後の行動、アレスの塔炎上作戦から各々の最後の戦闘まで。動画を見終えると、真っ先に口を開いたのはギースだった。
「グレイトを倒したのは、やっぱり君たちだったんだね」
「ほぼ翔太君の活躍で勝ったけどね」
ミアがそう言うのに対し、ミアの不意を突いた作戦のおかげだと返したかったが、翔太は照れくさくなりどもってしまう。いまだに人から褒められるのも、こっちから褒めるのにも慣れない。
ギースが翔太の方に体を向けて話す。
「うん。この短期間で、本当に良く使えてると思うよ、その能力。実際、グレイトは君に対して対策を練ってあったんだ。君の攻撃を完全に防げるって言っててね」
「そうなのか……?」
「うん。でも、実践ではそれを試す隙が翔太くんに無かったんだと思う。動画を見た感じね。詳しいことは明日以降、直接彼に聞いてみるといい。自分の弱点を見つけられるかもしれない」
そう話すギースも、使うマナの量によっては翔太の攻撃を防ぐことができる。翔太は改めてこの学校の上位層の強さを感じた。
「あと、今日のミアの手は絶好調だったね。完全にロレンのことを圧倒してた」
ギースがミアの活躍に話題をシフトする。
「ロレン君、動き読みやすいからね。空から落ちてきた時も詠唱の声が大きかったから防げたもんだし。あの子、もっと上手に戦えると思うんだけどなぁ」
そう呟くミアに翔太が質問する。
「あの、俺、今回初めてミアの能力を見たんだけど、手で魔法を掴めるのか?」
「そうだよ。P3特化型でね、手のひらのリフレクションだけ倍率を0に等しくすることができるの。全身のリフレクションがそうであればなお良かったんだけどね。私も上手くやれば、翔太君のあの青い槍掴めるよ」
手を開けては握るのを繰り返すミアを見て、翔太はまたまたここの生徒の強さに感服する。彼は自分の魔法の強さを知っているからこそ、それを止められる彼らに敬意しか抱けない。彼はOMT出場に選ばれたメンバーたちを心強く感じた。
その後三人は、軽くお互いのミスや上手く決まったことを話していった。あらかた反省を終えると、先程からチラチラとキャビネットを気にする翔太に、ギースが声をかけた。
「気になるかい? あのファイルたちが」
「あ……うん。すごい一杯あるから」
「丁度いい。あれも見てみるか」
ギースは立ち上がり、キャビネットの引き戸を開け、そこから一冊のファイルを取り出した。
「翔太君はこれが初めてだよね。ミアは改めて見よう。今年、OMTに出場するかもしれない第一魔法学校の生徒の、情報を」
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