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第4章 世界戦争
45話 スズ参戦
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「はーい」
来客を知らせるチャイムが鳴ったので玄関の扉を開けて来訪者を向かい入れる。
「華蓮ちゃん!」
やって来たのは華蓮ちゃんだ。
「こんにちは鈴華ちゃん。上がって良い?」
「うん。もちろん」
特に遊ぶ約束はしてなかったけど華蓮ちゃんなら大歓迎だ。
華蓮ちゃんを居間まで通すとお茶を入れておもてなしをする。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「それじゃ何する?」
「実は話しがあって来たの」
「話し?」
華蓮ちゃんの眼差しは真剣だ。テレビの方をチラッと見ると話し始める。
「そう。鈴華ちゃんは昨日被害に遭ったから信じてくれると思うけど、人では手に終えない強大なモンスターが世界中に現れてる。だから鈴華ちゃんにも力を貸して欲しいの」
昨日のリュウ君や華蓮ちゃんみたいにモンスターと戦う。昨日の戦いを考えればそれは怖い事だと思う。だけど私だけ守られる側なのは嫌だ。
「私も戦う」
「本当に!ありがとう。じゃぁこれを飲んで」
そう言って取り出したのは錠剤だった。
「ん?」
いきなり渡されたそれは謎でしかない。一体何の薬なのだろう。
「これを飲めば『クリエイトオンライン』で入手した『スキル』が得られる」
「へぇー。あれでもテレビだと注射って。それに『クリエイトオンライン』?何でゲームが出てくるの?」
「それは、まぁ、色々事情があるの」
「え、何それ。教えてよ」
「えぇ面倒臭いんだけど」
「そんなこと言わないでよ」
「はぁ。えっと、先ず注射か薬に付いてだけど……」
◆ ◆ ◆
「薬は『クリエイトオンライン』のプレイヤー用。注射はそれ以外の人用ですね」
「それで本当の所は」
「いや、本当にそれだけです」
ガーディアン本部のとある一室。そこで私は茜さんに問い詰められていました。何でもスキルの入手方法に付いて薬と注射の2種類あるのがおかしいみたいです。本当の事なんですがねぇ。まぁ強引にEXランクを集めたり、モンスターを公表したりしてますからね。怪しまれても無理は無いですが。
「もぅいいけど。それにしてもあの会議必要だった?」
確かに今朝の会議はほぼ意味が無かったですね。決定していた事が殆どで形だけ。話しあった事と言えば誰が公の場に出るかだけ。ですが、
「まぁ顔合わせにはなったのではないでしょうか。それに出来ればあの会議も永く続けて欲しいものですね」
「そ、そう。長くね」
どうしたのでしょうか。私は何か変な事を言ってしまったのでしょうか。凄く驚いた顔をしています。
「ま、まぁ。そう言うことだから」
何がそう言う事か判りませんでしたが茜さんは慌てた様に部屋を出ていきました。
『それは恐らく■■様に照れたからではないでしょうか』
「おや、視ていたのですか」
『えぇ、まぁ。■■様の機嫌を損ねてしまうのでは無いかとヒヤヒヤしながら視ていました』
「私はそんなに短気ではありませんよ」
『それは、そうですが』
「あなたは私を視るよりも他にしなければいけない事があるでしょう」
『ぅぅ』
「第一、私はあくまで補助役の筈ですが」
『はい。分かっております。■■様には感謝してもしきれません』
「ではお願いしますよ。もうすぐ彼方とのバランスも整う訳ですから」
来客を知らせるチャイムが鳴ったので玄関の扉を開けて来訪者を向かい入れる。
「華蓮ちゃん!」
やって来たのは華蓮ちゃんだ。
「こんにちは鈴華ちゃん。上がって良い?」
「うん。もちろん」
特に遊ぶ約束はしてなかったけど華蓮ちゃんなら大歓迎だ。
華蓮ちゃんを居間まで通すとお茶を入れておもてなしをする。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「それじゃ何する?」
「実は話しがあって来たの」
「話し?」
華蓮ちゃんの眼差しは真剣だ。テレビの方をチラッと見ると話し始める。
「そう。鈴華ちゃんは昨日被害に遭ったから信じてくれると思うけど、人では手に終えない強大なモンスターが世界中に現れてる。だから鈴華ちゃんにも力を貸して欲しいの」
昨日のリュウ君や華蓮ちゃんみたいにモンスターと戦う。昨日の戦いを考えればそれは怖い事だと思う。だけど私だけ守られる側なのは嫌だ。
「私も戦う」
「本当に!ありがとう。じゃぁこれを飲んで」
そう言って取り出したのは錠剤だった。
「ん?」
いきなり渡されたそれは謎でしかない。一体何の薬なのだろう。
「これを飲めば『クリエイトオンライン』で入手した『スキル』が得られる」
「へぇー。あれでもテレビだと注射って。それに『クリエイトオンライン』?何でゲームが出てくるの?」
「それは、まぁ、色々事情があるの」
「え、何それ。教えてよ」
「えぇ面倒臭いんだけど」
「そんなこと言わないでよ」
「はぁ。えっと、先ず注射か薬に付いてだけど……」
◆ ◆ ◆
「薬は『クリエイトオンライン』のプレイヤー用。注射はそれ以外の人用ですね」
「それで本当の所は」
「いや、本当にそれだけです」
ガーディアン本部のとある一室。そこで私は茜さんに問い詰められていました。何でもスキルの入手方法に付いて薬と注射の2種類あるのがおかしいみたいです。本当の事なんですがねぇ。まぁ強引にEXランクを集めたり、モンスターを公表したりしてますからね。怪しまれても無理は無いですが。
「もぅいいけど。それにしてもあの会議必要だった?」
確かに今朝の会議はほぼ意味が無かったですね。決定していた事が殆どで形だけ。話しあった事と言えば誰が公の場に出るかだけ。ですが、
「まぁ顔合わせにはなったのではないでしょうか。それに出来ればあの会議も永く続けて欲しいものですね」
「そ、そう。長くね」
どうしたのでしょうか。私は何か変な事を言ってしまったのでしょうか。凄く驚いた顔をしています。
「ま、まぁ。そう言うことだから」
何がそう言う事か判りませんでしたが茜さんは慌てた様に部屋を出ていきました。
『それは恐らく■■様に照れたからではないでしょうか』
「おや、視ていたのですか」
『えぇ、まぁ。■■様の機嫌を損ねてしまうのでは無いかとヒヤヒヤしながら視ていました』
「私はそんなに短気ではありませんよ」
『それは、そうですが』
「あなたは私を視るよりも他にしなければいけない事があるでしょう」
『ぅぅ』
「第一、私はあくまで補助役の筈ですが」
『はい。分かっております。■■様には感謝してもしきれません』
「ではお願いしますよ。もうすぐ彼方とのバランスも整う訳ですから」
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