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2章 少年期 1部シーバムの大森林編

18話 キス

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その昔、聖獣であったが瘴気のせいで邪竜となってしまったドラゴンはサビオの友人であった、サビオにより倒され魂を封印されたドラゴン、サビオはドラゴンを聖獣に戻して逝かせてやる為に長いあいだ方法を探していた。サビオの願いを叶える為にタケルはマジッククリエイションで複数の魔法を作り、邪竜となったドラゴンを聖獣に戻す事に成功した。
聖獣に戻ったドラゴンに抱き付き泣いていたサビオが漸く落ち着きを取り戻し、タケルの方を向いて話し始めた。

「タケル殿、ワシの願いはコイツを聖獣に戻して逝かせてやる事だったんだの。しかしタケル殿は聖獣に戻してくれた上に蘇生までもしてしまうとはの。本当に驚いたんだの、お陰で恥ずかしい姿を見せてしまったの。」

サビオは時折ドラゴンを見つめながらそう言って照れて 笑っていた。タケルもそんなサビオを見て、成功して本当に良かったと思い笑顔を浮かべていた。

「主よ、この度は本当に感謝致します。私はあのまま死ぬ筈でした。瘴気の侵食を止めた上に蘇生までもして頂きどれだけ感謝してもし足りません。」

ドラコンは頭を下げたのか、頭を垂れていた。

「いやいや、気にしないでよ。俺としてもサビオさんの願いが叶って嬉しいしね。それよりも、名前変わっちゃったけどゴメンね。」

サビオは少しだけ驚いたような顔をしてドラゴンを見た。

「ほほ、そうだったんだの。道理で姿が随分と変わったと思っとったんだの、サンクトス、今は何という名なのかの。」

「私は一度死んだ身だからね、本来なら新たに主従契約も、名付けも出来ないのだけれども、死んだお陰で以前の契約は解除された状態になり、主と契約出来、名も頂く事が出来たのよ。そして主に頂いた私の名前はアルバ、この姿は主のお陰で聖獣という位だけでなく、私自身がホーリードラゴンとなったからね。」

サビオはアルバの話を聞き驚きはしたものの、顔を綻ばせ喜んでいた。
 アルバの言う聖獣とはタケル達で言う称号と似た物である、しかし称号と違いドラゴン等の魔物が聖獣の位となるとその力は増し、聖なる力や癒しの魔法が使えるようになる等の違いがある、そして姿が変わるのが一番の特徴であろう、更にアルバは聖獣という位のドラゴンというだけでなく、ホーリードラゴンという聖なる力持つドラゴンへと進化していたのである。

「へえ~。ホーリードラゴンか、何だか凄いね、ところでアルバの喋り方は随分と普通の人っぽいね、それに何だか女性っぽいし、あっ、アルバは雌だったんだね。」

タケルはアルバの喋り方がシルヴァと違い随分と人間味のある喋り方だと感じておりアルバに尋ねた、そして鑑定を使い初めてアルバが雌だと知ったのである。

「主、私は長く生きたドラゴンですからね、人化も出来るので人の姿で過ごして居た事も有ります、喋り方はそのせいで人間っぽい喋り方になったんでしょう。」

「えっ!えっ!人の姿になれるの!?凄い!今なる事出来る?見てみたい!」

タケルはアルバが人の姿になれると知り、目を見開き鼻の穴も大きくして興奮していた、その姿はまるで子供のようであった、そしてアルミスはそんなタケルを見て優しく微笑んでいた。

「ふふ、容易い事です。ではご覧に入れましょう。」

アルバがそう言うとアルバの体が光り出し、そしてアルバの体は光に包まれ光球となった、そして徐々に光球は縮んでいき、光球は人の形に変わっていった。光が消えるとアルバの姿は完全に人の姿へと変わっていた。
 アルバの人としての姿は17、8歳くらいに見え、髪は腰まで伸びたキレイな白銀でキラキラと輝いている、眉毛やまつ毛も白銀に輝き、目の色は薄い青であり、地球で言うアルビノのようであるが、もっと神秘的で非常に美しかった。そして体の線も細く、胸も控え目であり、長い髪が胸と股間を絶妙に隠してはいたが、全裸であった。

「おお~。凄い、本当に人の姿だ。どこかドラゴンっぽい所とか有るかと思ったけど、完全に人の姿なんだね。けど目のやり場に困るし、服を着ようか。」

タケルは少し顔を赤くしてアイテムボックスから幾つか魔物の素材を取り出し、【メイクアイテム】でアルバ用の服を作った。取り敢えず簡単に着られるワンピースと靴を作りアルバに渡し着て貰った。
 アルバが服を着終わると、サビオも久しぶりにアルバが人の姿になったのを見たからか、それともドラゴンの姿同様、人の姿も見た目が変わっているのか、少し驚いたような顔をしていた。

「サンクトス、いや、アルバよ、少し若返ったかの、それにその髪と目も随分と以前と違うの。」

サビオが、驚いた顔をしていたのはアルバの人の姿になった時の見た目がサビオの知っている見た目よりも若くなっており、髪の色や目の色も以前は白くは無かったからであるようだ。アルバはそう言われ自らの髪を手に取り見つめていた。 

「あ、本当ね、顔はどんな感じか判らないけれども、たぶん変わってるんでしょうね、変かしら?」

タケルはアルバの言葉を聞き、何かを閃いたようで、アイテムボックスからアイテムを幾つか取り出した。

「アルバ、待ってて。すぐに確認させてあげる。」

そう言うとタケルは取り出したアイテムを地面に並べた、女神の小屋から持ってきたガラス製のコップとミスリルである、タケルが【メイクアイテム】を使うと、ガラス製のコップはガラスの板に姿を変えた、ミスリルは余り変化が無いようである。
出来上がったガラスの板をタケルは手に取り確認すると、色々な角度からその板を眺めていた。たまに見える平たい部分が光ってキラキラとしているのが確認出来たが、それが何なのかはサビオもアルミス、勿論アルバも分からなかった。

「うん、問題無いな。アルバ、これを見て確認すると良いよ。」

タケルは出来上がったガラスの板をアルバに手渡した、アルバは言われた通りガラスの板を見ると、そこはミスリルが張り付いているのか、ただの黒っぽい板であった。
 しかしアルバが顔の前にガラスの板を持ってきた時にアルミスが驚いて声をあげた。

「あっ!」

「ん?どうしました?」

そう言ってアルバが板を裏返すと、そこには髪とまつ毛に眉毛、そして目も色が薄い女性が微笑んでいた。

「これは・・・凄い、こんなにはっきりと姿が写るなんて・・・こんなにハッキリと見えたのは初めてだけど、確かに随分と変わったわね。」

タケルが作った物は鏡であった、アルバは鏡を見たのは初めてらしく、暫く鏡を覗いて鏡に写る自分の姿を確認していた。タケルもこの世界に来たばかりの頃に夜の窓に写る姿を見て自分の姿を確認したのを思い出していた、ふとタケルがアルミスの方を見ると、その視線は鏡に注がれていた。

「アルミス、鏡が欲しいの?アルミスの分も作ってあげるよ。」

アルミスは物欲しそうにしてると思われたと思い、顔を赤くしてモジモジしていた。

(かわいい・・・)

そんなアルミスを可愛いと思ったタケルはアイテムボックスから再びコップと材木を取り出し、先程使ったミスリルと並べて【メイクアイテム】を使い手鏡を作り上げアルミスにプレゼントした。

「タケル様、ありがとうございます。」

アルミスは嬉しそうにタケルから手鏡を受け取ると、手鏡を覗き込み鏡に写る自分の姿を様々な角度から確認していた。
 そんなアルミスを微笑みながらタケルであったが、有ることに気が付き不思議に思っていた。アルミスの向こう側にいるアルバとサビオが妙に仲が良さそうにしていたのだ。

「ねえ、アルミス。ちょっと良いかな。」

タケルはアルミスの耳元で小声で声を掛けた。

「なんでしょう、タケル様。」

アルミスは鏡を見るのをやめて小声で答えた。

「サビオさんとアルバって友人だって言ってたよね?」

「ええ、そう言ってましたね。」

「そのわりには随分と仲が良さそうじゃないか?」

タケルにそう言われてアルミスはサビオとアルバを少し見てタケルに視線を戻し答えた。

「確かにそうですね、あれは友人と言うよりも、恋人同士と言う感じですね。」

アルミスの意見を聞いてタケルは表情を明るくし、少しだけ興奮した様子で話を続けた。 

「やっぱりそうだよね!ちょっと聞いてみようか。」

「そうですね、タケル様」

タケルとアルミスは顔を寄せ合い向かい合わせて、悪巧みをするイタズラっ子のように笑い合っていた。

「サビオさん。アルバはサビオさんの恋人なの?」

タケルは直球でサビオに問いかけた、そして、いきなり直球で投げ掛けられた質問にサビオはかなり狼狽えており、返答はしどろもどろであった。

「な、何をい、いきなり言うんだの。た、タケル殿、ワシとサンクトスはこ、こ、恋人等では・・・」
「そうですよ。サビオと私は恋人同士でした。」

サビオは誤魔化そうとしていたが、アルバが素直に認めた。

「さ、サンクトス、な、お主は・・・」

「サビオ、何を誤魔化そうとしているのかしら?隠す必要は無いんじゃない?それに私が主に隠し事を出来るわけないでしょう。」

「そうだの、すまんかったのサンクトス。タケル殿、聞いての通りなんだの、ワシとサンクトスは恋人同士だったんだの、最初に友人と言ってしまっていたからの、なかなか言い出せんかったんだの。」

タケルに対し恋人だった事を隠していた事を認めたサビオだったが、アルバが何やら頬を膨らませてサビオを睨んでいる。

「サビオ!さっきからサンクトスって連呼して、私は主に貰ったアルバっていう素晴らしい名前が有るのよ!」

アルバはどうやらサビオが先程から昔の名前のサンクトスと自分を呼んでいるのが気に入らなかったようである。

「それに!その髭と髪はなんの?お爺ちゃんみたいじゃない!」

「いや、これはだの。魔法使いっぽく見えるようにの。それに今ワシは大賢者だからの。」

「もう!いくら何でも長すぎよ!分かった、私が切ってあげる。」

そう言ってアルバが指を伸ばすと、指の先から鋭い爪が 出現し、反対の手でサビオの髭を掴みその鋭い爪で髭を切ろうとした。

「や、やめるんだの!サンクトス!ここまで伸ばすのは大変なんだの!」

「もう、またサンクトスって言った!アルバだって言ってるでしょ!もう絶対にその髭は切る!」

サビオはアルバの手を振り払い、逃げたした。

「悪かったんだの、サンク・・・アルバ、髭は許して欲しいんだの。」

「こらー!逃げるなー!」

タケルとアルミスは声を出して笑い、その光景を眺めていた。

(ハハハハ。何かのアニメみたいだな。)

サビオの逃亡は暫く続いたが、ついにアルバに捕まり、またも髭を捕まれていた。

「捕まえたわよ~。もう逃がさないんだから!」

「サンク・・・アルバ!止めて欲しいんだの。」

「もう、私がお願いしてるのに嫌なの?久しぶりに会ったのに、私の事好きじゃ無いの?」 

アルバが潤んだ瞳でサビオを見つめる、勿論アルバ髭は掴んだままである。 

「あ、それは、も、勿論・・・」

「勿論・・・なに?」

「す、好きなんだの!アルバ!」

サビオがアルバに対し好きだと言うと、アルバは掴んでいる髭を引っ張りサビオの顔を引き寄せると、サビオにキスをした。それを見ていたタケルとアルミスは驚いて顔を見合せた。
キスをされたサビオも驚いていたが、アルバの気持ちを汲み取ったのか、力を抜きアルバの肩に手を起き、サビオもキスに応じた。

「あら、何だか見てるのが申し訳ない雰囲気になって来たぞ。」

タケルはそう言ってアルミスに視線を移し、アイコンタクトでどうするか確認してきた。
その頃アルバの情熱的なキスにサビオがタケル達の目を気にせず、気持ちが入って来た時に「ジョキン!」と音がして髭を引っ張られていた首が軽くなるのを感じた。サビオは驚いて唇を離し髭を触ると、そこにある筈の長い髭はなくなっていた、無くなった髭はイタズラっこのように笑っているアルバがの手にに握られ、ユラユラと揺れていた。

「うわーーー!!サンク・・・アルバ!!」

「ウフフフ♪あら、やっぱり髭が無い方が良いわ、私の好きなサビオに少し戻ったわ。」

サビオはそれ以上は何も言わず、諦めたようにアルバに向かってささやいた。

「まったく、アルバには敵わんの。」

そう言って今度はサビオがアルバを抱き寄せキスをした。

「きっ、切った、本当に切った・・・」

「まあ、サビオは爺ったら・・・」

タケルはアルバが本当に髭を切った事に驚き、アルミスは今度は自分からキスしたサビオに驚き笑っていた。


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