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1章〜異世界の地に立つ者達〜
26話「侵入者1」
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レイジ達は購入した寿司等を食べ終えていた。
「いやー、このお寿司美味しいね!」
「そうだな。俺も久しぶりに食べたけど、ここまで美味しく感じるとは思わなかったよ」
「あぁ、コレが人間の料理なんですね。とても味豊かで、食感も様々ですのね」
三者三様で満足を表していた。
一方、食べることができない2人は...
「いい、な⋯⋯。食べ、たい⋯⋯」
「(コクリ)」
羨んでいた。
「あ、すまん。悪いとは思っているが、食べ始めたら止まらなかったんだ⋯⋯すまん」
「だ、大丈夫だよ!レイスちゃんも、ファントムちゃんも進化すればきっと食べられるようになるよ!」
「そうですわ!お二人も進化まで我慢すれば食べられるはずですわ!」
罪悪感に蝕まれるレイジと、共通の知識で盛り上がるゼーレとパンドラ状況が出来上がっていた。
「⋯⋯!うん⋯⋯そう、だね⋯⋯。がん、ばる⋯⋯」
「(コクコクコク)」
「⋯⋯」
「よぅし!なら侵入者でも誘き寄せよう!」
「ゼーレ様、何かお考えがあるのですか?」
「ないよ」
「で、でしたらーー」
「⋯⋯なあ」
「どしたのお兄ちゃん?ま、まさかこの盛り上がりを妨げるほどのいいアイディアが思いついたというの?!」
途中から無言で話を聞いて居たレイジはついに会話に入り込んだ。
そして、話題の流れで目を輝かせながらゼーレは振り返った。
「お前らってさーー」
「うん?」
「ーー進化とかするの?」
「え?」
「そもそも進化って何?何が起きんの?」
まるでホットコーヒーを持ってきたのに態々(わざわざ)水を入れて冷ました、そんな微妙な空気に包まれた。
「⋯⋯お兄ちゃん、進化ってね」
「お、おう」
「進化だよ」
「⋯⋯そんだけ?」
「冗談だよ、ジョーダン」
「⋯⋯」
「もう!そんな見つめないでーー照れちゃうよ!」
「見つめてねぇよ!睨んでるんだよ!」
「で、進化っていうのはね」
「説明始めるのかよ⋯⋯」
レイジの睨みにどこ吹く風かの如くゼーレは説明を始めた。
「簡単に言うとパンドラちゃんのことだね」
「は?パンドラ?」
「はい。私はすでに進化して居ます」
「えぇ!?」
「つまりね、魔物が進化すると人間に似たような見た目になるの。もちろん進化する前の性質に左右されるから、皆んなが人間みたいになるわけじゃないよ」
「じゃあ、マルコシアスは進化していなかったのか?」
「貴方様、彼の者も進化していました」
「そうなのか?でも、見た目は完全に狼だったぞ?」
「聞く限りだと、そのマルコシアスって奴は犬型の性質に引っ張られたんだね」
ゼーレ一通りに説明が済んだのか足をプラプラさせ、レイジからの質問を待っている。
レイジが与えられた情報を咀嚼し、理解するのを待つ姿はさながら家庭教師だ。
「なら、進化するための条件は?」
「勿論、レベルだよ」
「やっぱりか。詳しくは分からないのか?」
「いくつまで行けば進化するっていうのは魔物それぞれだから分かんないかな」
「そうか。ならいつか全員で飯を食いたいものだな」
「むふふー、そうだね」
レイジの言葉にゼーレは幸せそうな顔で答えた。
「さて、それじゃあーーッ!」
レイジは次の行動に移ろうとした時、異変を感じた。
何かの違和感、何かの不快感、何かの痛感
どれもこれも負の感覚がレイジの体を駆け巡った。
「どうしたのお兄ちゃん?」
「なんだ⋯⋯この、気持ち悪い感じは?」
「気持ち悪い?ーーもしかしてッ!」
レイジの言葉にゼーレは何かに気がついた。
「お兄ちゃん!それって何かに蝕まれてる様な感じじゃない!?」
「あ、ああ。確かにそんな感じだ」
「『暗黒』の階層の階層主設定はまだだよね!?」
「そういや、まだ決めてなかったな」
「急いで決めて!」
「お、おう」
ゼーレの剣幕に押されレイジ急いで『暗黒』の階層の階層主をファントムに設定した。
「設定したぞ。とりあえずファントムにしておいたから」
「!(///)」
「これで、間に合ったかな⋯⋯」
階層主に選ばれたファントムは両手を挙げ喜んでいる。
一方、先程まで急いでいたゼーレは何か考えるように沈黙した。
余談であるが、選ばれなかったパンドラはどこか虚空を見ていた。
「⋯⋯げん、き⋯⋯だし、て」
「⋯⋯レイス様はお優しいですね」
レイスの憐憫に染まったーー表情かどうかはわからないが、パンドラの肩に手を置き励ましていた。
「で、何が起きてるんだ」
「うんとね、多分外から侵入者がきたの」
「は!?」
「ダンジョンマスターとダンジョンは感覚が繋がっているっていうのかな、取り敢えず侵入者が来ると不快感に襲われるの」
「なんか体内に異物放り込まれたみたいな感じだぞ」
「そんな感じ。で、お兄ちゃんに階層主を急いで設定してもらったのは階層主を設定しておかないとダンジョンで新たに魔物が生まれないからなの」
「それって...」
「そう。足止めすることも倒すこともできずに直接ここに乗り込まれちゃう」
「でもよ、ここで全員で戦闘しても同じじゃないか?」
「ううん、全然違うよ」
レイジの疑問にゼーレは明確な否定をした。
「もし、ここで戦闘すればダンジョンコアを壊される可能性があるの」
「それを壊されたら?」
「お兄ちゃんが死んじゃう」
「ッ!」
「そして、ダンジョンが消滅して、ゼーレ達全員死んじゃう」
「それは確かにここでの戦闘は危険だな」
レイジはレイス達に振り返った。
「侵入者を討つ。取り敢えず、上の階に行くぞ!」
「う...ん」
「(コクリ)」
「わかりました!」
三体は同時に返事を返し、レイジと共に『暗黒』の階層への階段を登っていった。
「...こんなに早く発見されるなんて。...どうして?」
洞窟内にゼーレの呟きが消えていった。
「いやー、このお寿司美味しいね!」
「そうだな。俺も久しぶりに食べたけど、ここまで美味しく感じるとは思わなかったよ」
「あぁ、コレが人間の料理なんですね。とても味豊かで、食感も様々ですのね」
三者三様で満足を表していた。
一方、食べることができない2人は...
「いい、な⋯⋯。食べ、たい⋯⋯」
「(コクリ)」
羨んでいた。
「あ、すまん。悪いとは思っているが、食べ始めたら止まらなかったんだ⋯⋯すまん」
「だ、大丈夫だよ!レイスちゃんも、ファントムちゃんも進化すればきっと食べられるようになるよ!」
「そうですわ!お二人も進化まで我慢すれば食べられるはずですわ!」
罪悪感に蝕まれるレイジと、共通の知識で盛り上がるゼーレとパンドラ状況が出来上がっていた。
「⋯⋯!うん⋯⋯そう、だね⋯⋯。がん、ばる⋯⋯」
「(コクコクコク)」
「⋯⋯」
「よぅし!なら侵入者でも誘き寄せよう!」
「ゼーレ様、何かお考えがあるのですか?」
「ないよ」
「で、でしたらーー」
「⋯⋯なあ」
「どしたのお兄ちゃん?ま、まさかこの盛り上がりを妨げるほどのいいアイディアが思いついたというの?!」
途中から無言で話を聞いて居たレイジはついに会話に入り込んだ。
そして、話題の流れで目を輝かせながらゼーレは振り返った。
「お前らってさーー」
「うん?」
「ーー進化とかするの?」
「え?」
「そもそも進化って何?何が起きんの?」
まるでホットコーヒーを持ってきたのに態々(わざわざ)水を入れて冷ました、そんな微妙な空気に包まれた。
「⋯⋯お兄ちゃん、進化ってね」
「お、おう」
「進化だよ」
「⋯⋯そんだけ?」
「冗談だよ、ジョーダン」
「⋯⋯」
「もう!そんな見つめないでーー照れちゃうよ!」
「見つめてねぇよ!睨んでるんだよ!」
「で、進化っていうのはね」
「説明始めるのかよ⋯⋯」
レイジの睨みにどこ吹く風かの如くゼーレは説明を始めた。
「簡単に言うとパンドラちゃんのことだね」
「は?パンドラ?」
「はい。私はすでに進化して居ます」
「えぇ!?」
「つまりね、魔物が進化すると人間に似たような見た目になるの。もちろん進化する前の性質に左右されるから、皆んなが人間みたいになるわけじゃないよ」
「じゃあ、マルコシアスは進化していなかったのか?」
「貴方様、彼の者も進化していました」
「そうなのか?でも、見た目は完全に狼だったぞ?」
「聞く限りだと、そのマルコシアスって奴は犬型の性質に引っ張られたんだね」
ゼーレ一通りに説明が済んだのか足をプラプラさせ、レイジからの質問を待っている。
レイジが与えられた情報を咀嚼し、理解するのを待つ姿はさながら家庭教師だ。
「なら、進化するための条件は?」
「勿論、レベルだよ」
「やっぱりか。詳しくは分からないのか?」
「いくつまで行けば進化するっていうのは魔物それぞれだから分かんないかな」
「そうか。ならいつか全員で飯を食いたいものだな」
「むふふー、そうだね」
レイジの言葉にゼーレは幸せそうな顔で答えた。
「さて、それじゃあーーッ!」
レイジは次の行動に移ろうとした時、異変を感じた。
何かの違和感、何かの不快感、何かの痛感
どれもこれも負の感覚がレイジの体を駆け巡った。
「どうしたのお兄ちゃん?」
「なんだ⋯⋯この、気持ち悪い感じは?」
「気持ち悪い?ーーもしかしてッ!」
レイジの言葉にゼーレは何かに気がついた。
「お兄ちゃん!それって何かに蝕まれてる様な感じじゃない!?」
「あ、ああ。確かにそんな感じだ」
「『暗黒』の階層の階層主設定はまだだよね!?」
「そういや、まだ決めてなかったな」
「急いで決めて!」
「お、おう」
ゼーレの剣幕に押されレイジ急いで『暗黒』の階層の階層主をファントムに設定した。
「設定したぞ。とりあえずファントムにしておいたから」
「!(///)」
「これで、間に合ったかな⋯⋯」
階層主に選ばれたファントムは両手を挙げ喜んでいる。
一方、先程まで急いでいたゼーレは何か考えるように沈黙した。
余談であるが、選ばれなかったパンドラはどこか虚空を見ていた。
「⋯⋯げん、き⋯⋯だし、て」
「⋯⋯レイス様はお優しいですね」
レイスの憐憫に染まったーー表情かどうかはわからないが、パンドラの肩に手を置き励ましていた。
「で、何が起きてるんだ」
「うんとね、多分外から侵入者がきたの」
「は!?」
「ダンジョンマスターとダンジョンは感覚が繋がっているっていうのかな、取り敢えず侵入者が来ると不快感に襲われるの」
「なんか体内に異物放り込まれたみたいな感じだぞ」
「そんな感じ。で、お兄ちゃんに階層主を急いで設定してもらったのは階層主を設定しておかないとダンジョンで新たに魔物が生まれないからなの」
「それって...」
「そう。足止めすることも倒すこともできずに直接ここに乗り込まれちゃう」
「でもよ、ここで全員で戦闘しても同じじゃないか?」
「ううん、全然違うよ」
レイジの疑問にゼーレは明確な否定をした。
「もし、ここで戦闘すればダンジョンコアを壊される可能性があるの」
「それを壊されたら?」
「お兄ちゃんが死んじゃう」
「ッ!」
「そして、ダンジョンが消滅して、ゼーレ達全員死んじゃう」
「それは確かにここでの戦闘は危険だな」
レイジはレイス達に振り返った。
「侵入者を討つ。取り敢えず、上の階に行くぞ!」
「う...ん」
「(コクリ)」
「わかりました!」
三体は同時に返事を返し、レイジと共に『暗黒』の階層への階段を登っていった。
「...こんなに早く発見されるなんて。...どうして?」
洞窟内にゼーレの呟きが消えていった。
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