これはまるで遺書を書くようにつらつらと並べた言葉たち

ちびすけ

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切望した成人と、彼とのこと

社会人

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そして、私は新社会人として生活がスタートした。私はなりたかった児童養護施設の保育士として働き始めた。

社会人1年目、私は荒波にのまれた。子どもからの暴力・暴言。引っ掻かれて赤くなった腕のまま健康診断を受けると採血の結果で異常値になり再検査となる程。
配属先の男性の上司からはプレッシャーを感じた。2年目の先輩が2人おり、そこで結託していつも私はチームの蚊帳の外にいるような気がした。

私はとにかく子どもと向き合い関わり、手探りで毎日を過ごした。児童養護施設は子どもにとっては生活する場なので、宿直(施設で寝泊りし、夜間に何かあった時に対応する。)がある。初めての宿直は不安で寝た気がしなかった。

社会人1年目の6月ごろ、子どもの担当を上司と2人チームで担当することになり、嬉しかった。(チームを組む意図は、個別に担当の職員をつけることで子どもに愛着関係形成の基盤をつけることが目的の1つ。大体1人の職員が2人の担当をしていた。)“えりちゃんチーム”として担当の子どもの安全基地となれるよう考えたが、上手くいかないことの方が多かった。とにかくがむしゃらだった。

ある月、配属先のチームの職員と心理職という専門職の職員も交えた、子どもの支援について考える会議が行われた。その会議は毎月1度行われるものなのだが。

その場で私と上司で担当している子どもの議題になった時に、上司がこう言ったのだ。「何も出来ていない。全然ダメだ。」と。その他にも色々とあーだこーだと言われたが覚えていない。私は皆の前で晒しあげられるような感覚になった、言葉を並べられ、それに傷つき泣きじゃくった。先輩はティッシュと私の目の前に差し出してくれた。だが、上司の言葉を止める人は誰1人としていなかった。

私は“入職して半年も経っていないのに、こんなにも言われてしまうのか”という思いと、上司が男性であるが故に“怖い”という感情を上司に対して抱いた。

私はグループ内のベテランの先輩に、上司とペアで勤務をしたくないことを伝えた。別日、その先輩と上司と私とで別室で話をすることになった時には、私は部屋に入る前から既に泣いていた。

上司と組むことはなくなり、2ヶ月ほど経過する頃、上司が退職した。私は、私のせいだと思いたくなかったが、事実そうなのだろうと考えた。と同時にずるいな、と思った。

グループで欠員が1名でた為、子どもの対応に追われて忙しくなった。私は次第に宿直のある前日の夜、自分の家で眠れなくなり、当日の出勤する前にはよくお腹を下した。そして、仕事に行く前に行きたくなくて泣き出し、出勤できない日がでてきた。どんどん毎日、出勤日でない休みの日の夜でさえ眠れなくなっていった。

母に相談は出来ず、ただ何とかやり過ごしていた。ある日、産業医と面談をした時に眠れないことと、出勤できない日がある事を相談すると、心療内科・精神科へ通院することを勧められた。

通院するのにはかなり抵抗があったが通院し、睡眠導入剤を処方された。また、今までの家族の話なんかを聞かれ、主治医より強くカウンセリングを勧められた。そこの院のカウンセリングは保険がきかない為、かなり高額なのだが、私は月に1回通うようになった。

私は毎日寝る前に睡眠導入剤を1錠飲み、宿直の前日の夜は2錠飲む生活が始まった。最初は宿直の日は飲まずにいたが、眠れないのでやがて2錠飲むようになっていた。あくまで導入剤なので服用していても、私は夜間の子どもの咳などに敏感に察知する事を知った。

私は夜間でも子どもに対してはっているアンテナのようなものを休ませる事ができなかった。ベテランの先輩には事情を話せていなく、期末に「もう少し体調のコントロールをして休まないようにしようね。」と言われた。

社会人2年目。私は異動することは無かったが、先輩2人はそれぞれ別のグループへ異動し、もう1人はパート職員となった。ガラリとグループの職員が変わり、別の職員がきたが人柄が良く、そして面白くもあり、お互いが気にしあってチームとして仕事することが出来た。後輩の男性職員も入り、2年目の私は仕事がとても充実していた。

新しい気持ちで自分のやりたいように、のびのびと色々なことを考えては挑戦していった。とっても充実していた。

交際している遠距離の彼とは月に1度会うペースで交際を続けていた。彼は仕事が大変そうでよく電話をした時には愚痴をこぼしていた。遠距離であることは寂しかったが仕事が充実していた分、私はそこまで寂しさを感じることはなかった。

その時期から私と彼の立場が逆転していったように感じる。以前は私から彼へのアクションが多く、ベタベタ甘えようとしては彼に突っぱねられていた、彼が優位に立っていた。だが、今度は彼がベタベタ甘えてきては、私があしらうようになったのだ。“距離”が私たちをそうさせたのかもしれない。

彼は土日休みの仕事をしている。私は職業柄、平日・土日祝と関係なく仕事をしている、どちらかと言うと平日休みの方が多い。

彼が休みに金曜の夜から私の家に来ていて、私が土曜仕事で家に居ない日。彼は私の帰りを家で待っていてはくれなかった。必ず。

私が家に帰ってきたか確認がとれてから戻ってくる。それまでは大体外をぶらついてはパチンコ店などにいるのだ。私はそれがとんでもなく嫌だ、とまではいかなかったが、「おかえり」がなく虚無感が徐々に広がっていくのを感じた。

そして梅雨の時期になる頃、私の自宅周辺の居酒屋で彼と食事をしていた。余談だが、彼は普段からお酒を飲む人ではなく、飲み会などに参加しても飲まないようなひとであった。
その彼がお酒をぐびぐびと飲み、やけにペースが早いことに私は不信感を抱いた。そしてその予感は見事的中した。
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