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17 結ばれる時
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あれから一年、何度もクラウス殿下の元へ行き、恋愛のノウハウを聞いた。父も友人たちも、来年の卒業を前に殿下の元で働くために勉強していると思われている。勉強であることには違いないので、訂正していない。
クロードが僕のことをどう想っているかは分からないが、殿下が言うには僕たちは両想いであるらしい。洞察力に優れた殿下が言うなら期待しても良いだろうか。
年上として、リードしてみるのはどうか? という殿下の提案で、『どうリードするか』という議題を紙に書いたのは良いものの、2人してしばらく無言になってしまった。
今まで性的な行為はあるものの、全てクロードから始め、何なら流されたまま今に至り、自分からクロードを触ろうとしても何となくはぐらかされて出来ていない。あれ、もしかして僕は100%受け身なのでは……!?
先達の有難い言葉を……と思い殿下を見ると、僕と同じように眉が下がり、まだ聞いてもないのに「わかんなぃぃ……」と頼りない。
こ、皇太子殿下……! 何故……! 殿下たちは結ばれて結構経つと聞いたのに殿下……!! 聞けば、いつもいつの間にかニコラス殿下に抱きしめられ、気付いたら口付けしており、起きたら朝になっているそうだ。え、怖い。クラウス殿下が性行中の記憶が無いのも、まだ14歳で手際の良い房事を行えるのも怖い。ニコラス殿下がそちらの方面に秀でているのか、クラウス殿下がよわよわなのか……。
クラウス殿下は「大丈夫、怖くないよ。お互いの信頼があれば幸せな行為だよ。あんまり覚えてないけど。」とあまり信用出来ない言葉で最後にダメ押ししてから今回の勉強会は解散となった。
今日告白しよう!
涼やかな見た目とは違い、腹を括ったら猪突猛進なレイフォードは、王宮から帰宅したあと、そわそわとクロードの帰宅を待っていた。リードがどうとか、告白した後どうするとかは考えず、想いを告げておきたかった。両想いなら嬉しいし、もしただの兄としか思われてなくても、これからも変わらずクロードの幸せを願うだけなのだ。辛いだろうが、今も辛いのだから変わらないじゃないか!!
身近な人しか知らないレイフォードのメンタルの強さと思い切りの良さを抜群に発揮し、策略家であるクロードのあずかり知らぬところで急展開を迎えていた。
後日クロードがニコラスに「棚からぼたもちが一生分落ちてきた。」と語ったという。
先に入浴を済まし、クロードが帰宅したことを侍従に聞いたすぐ、部屋へと向かう。といっても隣の部屋だが。両親は公爵家のパーティーに呼ばれ、夜遅くなるそうだ。シーナは乳母やメイドたちが見ている。流石に両親たちが近くにいる時に告白出来ない。
既に暴走気味にも関わらず、ちょっと冷静なレイフォードは、家令たちにも呼ばれなければ部屋に来ないよう伝えた。よし、準備万端だ!
実際は道場破りが如く「たのもう!」と言いそうな気合いの入れようで、告白するという一点だけしか決まってないのだが、意気揚々とクロードの部屋の扉を強めにノックした。
「兄さん! 今日は学校で会えなくて寂しかった。今日もクラウス殿下のところに行ってたの?」
「うん、それで色々と相談に乗ってもらってて……。」
もうすぐ成人を迎えるクロードはカッコ良い。身長も伸びに伸びて、僕を優に超えて8cmも高い。鍛えているから筋肉質で引き締まっている。どうしよう……あんなに意気込んで来たのに、見てるだけで泣きそうになってきた。と、思った瞬間にもう涙が溢れていた。
「兄さん!? どうしたの? 痛い? どこか辛い? どうして泣いているの?」
泣くなとは言わず、優しく心配し、涙を拭ってくれるクロード。あぁ……好きだ……。優しくて温かいクロードが好きだ。ずっと一緒に過ごしたい。クロードも同じ想いであればどれ程幸せだろう。クロードが拭っても拭っても止まらない涙。まだ何も話していないのに、泣きすぎて呼吸が乱れてしゃっくりが出始めた。
「兄さん、大丈夫だよ。オレが着いてる。何も心配ないよ。大好きだよ。」
戸惑いながらも安心させるよう笑顔で僕を抱き締めるクロード。僕も、大好きだよ。
「クロードが……好きなんだ。」
クロードが強く息を吸った音が聞こえた。僕は涙もしゃっくりも止まらず、クロードの胸に顔を押し当てている。
「兄さん、僕も兄さんが好きだよ、大好きだよ。兄さんの好きは弟のオレを好きってこと?」
「ヒック……違う……。お、弟としてもクロードのことが大好きだけど、世界で一番愛している……。叶うなら死ぬまで一緒にいたい。一番近い場所で2人だけが特別でいたい。ずっとずっと、クロードの幸せを願っていたけど、本当は、本当はクロードと僕2人で幸せになりたい。」
当初の予定とは違ってボロボロ泣きながら抱きつきながらの告白となってしまった。でも自分の気持ちは全て伝えた。クロードは今どんな顔をしているだろう。気になって、顔を上げた。そして驚き呼吸が止まった。
クロードが顔どころか首まで赤く染まり、泣いていた。泣くとクロードも年相応に幼く見えるな……と余裕の無い頭で考えた。そのままじっと見つめていると、今度はクロードから抱きしめ、レイフォードの首すじに顔を埋める。
「オレが、本当はオレから言うはずだったんだ。もう少しで成人するから、その時に言おうと思ってた。ずっと、ずっと昔から……。」
首にクロードの息がかかって胸がざわめく。
顔を上げてレイフォードを真っ直ぐ見つめるクロードは、もう泣いていなかった。男らしい意志の強さを感じる。そして緊張しているのか、レイフォードの肩に置いている手が震えていた。
「兄さん。レイフォード。好きだ。ずっと、あなただけを愛していた。あなたを手に入れるために何年もかかった。オレはレイが思う程、純粋でも優しくもない。ただ、レイフォードだけが欲しかったんだ。」
僕は震えて、声が出なかった。それでも、自分の今の気持ちをクロードに伝えるために、触れるだけの口付けをした。
クロードが僕のことをどう想っているかは分からないが、殿下が言うには僕たちは両想いであるらしい。洞察力に優れた殿下が言うなら期待しても良いだろうか。
年上として、リードしてみるのはどうか? という殿下の提案で、『どうリードするか』という議題を紙に書いたのは良いものの、2人してしばらく無言になってしまった。
今まで性的な行為はあるものの、全てクロードから始め、何なら流されたまま今に至り、自分からクロードを触ろうとしても何となくはぐらかされて出来ていない。あれ、もしかして僕は100%受け身なのでは……!?
先達の有難い言葉を……と思い殿下を見ると、僕と同じように眉が下がり、まだ聞いてもないのに「わかんなぃぃ……」と頼りない。
こ、皇太子殿下……! 何故……! 殿下たちは結ばれて結構経つと聞いたのに殿下……!! 聞けば、いつもいつの間にかニコラス殿下に抱きしめられ、気付いたら口付けしており、起きたら朝になっているそうだ。え、怖い。クラウス殿下が性行中の記憶が無いのも、まだ14歳で手際の良い房事を行えるのも怖い。ニコラス殿下がそちらの方面に秀でているのか、クラウス殿下がよわよわなのか……。
クラウス殿下は「大丈夫、怖くないよ。お互いの信頼があれば幸せな行為だよ。あんまり覚えてないけど。」とあまり信用出来ない言葉で最後にダメ押ししてから今回の勉強会は解散となった。
今日告白しよう!
涼やかな見た目とは違い、腹を括ったら猪突猛進なレイフォードは、王宮から帰宅したあと、そわそわとクロードの帰宅を待っていた。リードがどうとか、告白した後どうするとかは考えず、想いを告げておきたかった。両想いなら嬉しいし、もしただの兄としか思われてなくても、これからも変わらずクロードの幸せを願うだけなのだ。辛いだろうが、今も辛いのだから変わらないじゃないか!!
身近な人しか知らないレイフォードのメンタルの強さと思い切りの良さを抜群に発揮し、策略家であるクロードのあずかり知らぬところで急展開を迎えていた。
後日クロードがニコラスに「棚からぼたもちが一生分落ちてきた。」と語ったという。
先に入浴を済まし、クロードが帰宅したことを侍従に聞いたすぐ、部屋へと向かう。といっても隣の部屋だが。両親は公爵家のパーティーに呼ばれ、夜遅くなるそうだ。シーナは乳母やメイドたちが見ている。流石に両親たちが近くにいる時に告白出来ない。
既に暴走気味にも関わらず、ちょっと冷静なレイフォードは、家令たちにも呼ばれなければ部屋に来ないよう伝えた。よし、準備万端だ!
実際は道場破りが如く「たのもう!」と言いそうな気合いの入れようで、告白するという一点だけしか決まってないのだが、意気揚々とクロードの部屋の扉を強めにノックした。
「兄さん! 今日は学校で会えなくて寂しかった。今日もクラウス殿下のところに行ってたの?」
「うん、それで色々と相談に乗ってもらってて……。」
もうすぐ成人を迎えるクロードはカッコ良い。身長も伸びに伸びて、僕を優に超えて8cmも高い。鍛えているから筋肉質で引き締まっている。どうしよう……あんなに意気込んで来たのに、見てるだけで泣きそうになってきた。と、思った瞬間にもう涙が溢れていた。
「兄さん!? どうしたの? 痛い? どこか辛い? どうして泣いているの?」
泣くなとは言わず、優しく心配し、涙を拭ってくれるクロード。あぁ……好きだ……。優しくて温かいクロードが好きだ。ずっと一緒に過ごしたい。クロードも同じ想いであればどれ程幸せだろう。クロードが拭っても拭っても止まらない涙。まだ何も話していないのに、泣きすぎて呼吸が乱れてしゃっくりが出始めた。
「兄さん、大丈夫だよ。オレが着いてる。何も心配ないよ。大好きだよ。」
戸惑いながらも安心させるよう笑顔で僕を抱き締めるクロード。僕も、大好きだよ。
「クロードが……好きなんだ。」
クロードが強く息を吸った音が聞こえた。僕は涙もしゃっくりも止まらず、クロードの胸に顔を押し当てている。
「兄さん、僕も兄さんが好きだよ、大好きだよ。兄さんの好きは弟のオレを好きってこと?」
「ヒック……違う……。お、弟としてもクロードのことが大好きだけど、世界で一番愛している……。叶うなら死ぬまで一緒にいたい。一番近い場所で2人だけが特別でいたい。ずっとずっと、クロードの幸せを願っていたけど、本当は、本当はクロードと僕2人で幸せになりたい。」
当初の予定とは違ってボロボロ泣きながら抱きつきながらの告白となってしまった。でも自分の気持ちは全て伝えた。クロードは今どんな顔をしているだろう。気になって、顔を上げた。そして驚き呼吸が止まった。
クロードが顔どころか首まで赤く染まり、泣いていた。泣くとクロードも年相応に幼く見えるな……と余裕の無い頭で考えた。そのままじっと見つめていると、今度はクロードから抱きしめ、レイフォードの首すじに顔を埋める。
「オレが、本当はオレから言うはずだったんだ。もう少しで成人するから、その時に言おうと思ってた。ずっと、ずっと昔から……。」
首にクロードの息がかかって胸がざわめく。
顔を上げてレイフォードを真っ直ぐ見つめるクロードは、もう泣いていなかった。男らしい意志の強さを感じる。そして緊張しているのか、レイフォードの肩に置いている手が震えていた。
「兄さん。レイフォード。好きだ。ずっと、あなただけを愛していた。あなたを手に入れるために何年もかかった。オレはレイが思う程、純粋でも優しくもない。ただ、レイフォードだけが欲しかったんだ。」
僕は震えて、声が出なかった。それでも、自分の今の気持ちをクロードに伝えるために、触れるだけの口付けをした。
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