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67 身に覚えのある痛み ※
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「あ! あ! アァっ! はあ……! へぁっ……!!」
ばちゅん、ばちゅんと俺とレオの間から音が響く。肌と肌がぶつかる音だ。最初はゆっくりと律動していたレオの腰だったが、俺が中で感じていると察するやいなやスピードを上げて強くねじ込んできた。初めてなのにスムーズに入っていくレオの熱い昂りに、俺は体を震わせ受け入れることしか出来ない。
「んっ……はぁ……ティア……大丈夫?」
「ん……へ……いき……! んぁ……」
一旦休憩なのか、ゆるゆるとした動きに変わる。もう中で快感を拾ってしまう俺にはその緩やかな動きでさえ、すぐにイってしまいそうになる。
「あ……ゆっくり……やめて……」
「ん? ティアは激しい方が好き?」
「そんなんじゃ……なくて……」
「ゆっくりでもティアを気持ちよくさせたいから……ティアが好きなところ押してあげる」
「え……? あ! ああっ!」
レオが俺の膝裏を押し倒し、赤ちゃんがオムツを変える時のような姿勢を取らされた。羞恥に中断をお願いしようと口を開ききる前に硬いままのレオの陰茎が俺の前立腺をぐん! とついてきた。脳に直接伝わるような痺れる快楽に、口からは喘ぐ声しか出ない。
「はあっ! あ! アァっ! ア! そこっ!」
「気持ち良い? 気持ち良いね、ティア」
「あ! 気持ち……っ……良い……あっ……そこっ……良い……」
「突くたびに中が締め付けられる……我慢出来そうにない……」
「あっ! あっ! イク! も……ダメっ……!」
「一緒にイきたい。はぁっ……ティア、イクよ」
「あっっ! アアッ! ……はぁっ!! アッアッ! ……イク! イク……っ!」
「うっ……」
ぱちゅぱちゅと卑猥な音を出しながらストロークが早くなっていき、レオの熱い楔が俺の前立腺責め続け、レオが奥に自身を埋め込んだ。前立腺をレオのカリ首を掠め、中が膨らんだレオの陰茎でいっぱいになったことで、快感と共に全てが満たされた気持ちになり、そのまま達していた。
ドクドク……。俺の中にレオの陰茎が入ったまま、射精されている。あ……これ……。
「あ……レオ……中……気持ちいぃ……」
「ん……ちゅっ……。凄く気持ち良かったよ……。ごめんね、すぐに掻き出すから」
「ううん……。レオのが中にあるの、気持ち良いから……」
「……もしかして腸から直接精液と魔力を吸収してる……のか……?」
「わかんな……でも。気持ち良かった……レオ……」
「ん……可愛いティア……大好きだよ。体を許してくれてありがとう。大事にする」
「うん……。……ん?」
「ん?」
「…大きくない?」
初性行の後で、足とかお腹とか普段それ程使わない筋肉がぷるぷるしていて役に立たなそうだし、射精後の倦怠感と併せてもう体は動きそうに無かった。レオからの顔や首へのキスと抱擁を甘受していたのだが、自分のお尻の中に飲み込まれたままのレオの陰茎が再び硬く、大きくなっていることに気付いた俺は、予感を脳内に入れないように努めてレオを見上げた。
「朝までまだ時間はあるから」
「……え」
慈愛と愛欲が混じった表情で俺の唇を塞ぐと、レオはそのまま律動を始めた。中に残っているクリームとレオの白濁が混じり、ぬちゃぬちゃと音を鳴らしながら淫らな行為を歓迎した。
「あっ! さっきイったばっかりだから……すぐは……ムリぃっ!」
「ゆっくりするよ。あぁ、ティアはもうココだけで感じるから辛いよね。今日はティアと中で長く繋がっておきたいんだ」
懇願するようにそう言われるとダメだと断れないじゃないか、ズルい……。俺が黙っているのを許諾と捉えたのか、レオが言った通りゆっくりと中で動いている。緩い刺激でも気持ち良くてたまらない。
「あっ……レオ……レオ……!」
「途中でお腹すいたらこのまま一緒に食べようね。あ、なにか飲む?」
ベッドのサイドテーブルの下には今日買った大量の飲み物やすぐに食べられるパンなどが……。え、まさか本当に朝まで……?
レオに口移しで水を飲まされながら、明日自分の体は無事だろうか? と思いつつも、朝までレオと絡み合いたい気持ちは同じなので、このまま流されることに決めたのだった。
「ティア、水飲もうか」
「あ、ありがと……。あの、自分で……」
「はい、あーん」
「……あー……ん…」
ベッドに横になったまま、レオに口移しで水を飲まされる。いつの間にか意識が無くなっていて、次に目が覚めた時は日が高くなった頃だった。主に下半身が筋肉痛で、何故か脇腹とかも痛い。レオに支えられないと体を起こすことも出来ない。えっちってこんなに大変なのか……。
「何か食べられる?」
「うん……お腹すいた……」
おしりはまだ違和感あるし、喉も体も痛いけど、心身が健康なのでお腹は減る。レオに体を起こされ、差し出されたパンをベッドに座ったままもふもふと咀嚼し飲み込んだ。
「体大丈夫? この後一緒にお風呂入ってから伯爵邸に帰ろうね」
「一緒に……?」
「うん。大分無理させたから動くのダルいと思うし、オレが洗うよ。一応体は拭いたんだけど」
「ん……ありがと……」
一緒にお風呂入るのはまだ少し恥ずかしいんだけど、帰る前にシャワーは浴びておきたい。レオが綺麗に拭いてくれたからか、体にベタつきは無いけど、汗かいたから頭も洗いたい。
食事を終えた俺をレオが抱きかかえて風呂場に連れていき、全身丁寧に洗ってくれた。実際足腰が動かなくて、腕まで筋肉痛だった……。どこで腕使った……? と思案していたら、昨夜自分の足を抱えたり上半身を腕で支えたりしたことを思い出し、一人赤面した。うん、筋力体力付けよう。このままだと持たない。
初夜だからなのかいつも通りなのか分からないが、レオの求めが凄すぎたので、せめて途中で気絶しないくらいには体力付けて応えたい。うん、可能な範囲で。
お湯の溜まった湯船の中、レオに後ろから抱き締められて「可愛い」「昨日は人生最高の日だった」「一生大事にする」「ティア愛してる」と首や背中にキスされながら、新たな目標を掲げた。
ばちゅん、ばちゅんと俺とレオの間から音が響く。肌と肌がぶつかる音だ。最初はゆっくりと律動していたレオの腰だったが、俺が中で感じていると察するやいなやスピードを上げて強くねじ込んできた。初めてなのにスムーズに入っていくレオの熱い昂りに、俺は体を震わせ受け入れることしか出来ない。
「んっ……はぁ……ティア……大丈夫?」
「ん……へ……いき……! んぁ……」
一旦休憩なのか、ゆるゆるとした動きに変わる。もう中で快感を拾ってしまう俺にはその緩やかな動きでさえ、すぐにイってしまいそうになる。
「あ……ゆっくり……やめて……」
「ん? ティアは激しい方が好き?」
「そんなんじゃ……なくて……」
「ゆっくりでもティアを気持ちよくさせたいから……ティアが好きなところ押してあげる」
「え……? あ! ああっ!」
レオが俺の膝裏を押し倒し、赤ちゃんがオムツを変える時のような姿勢を取らされた。羞恥に中断をお願いしようと口を開ききる前に硬いままのレオの陰茎が俺の前立腺をぐん! とついてきた。脳に直接伝わるような痺れる快楽に、口からは喘ぐ声しか出ない。
「はあっ! あ! アァっ! ア! そこっ!」
「気持ち良い? 気持ち良いね、ティア」
「あ! 気持ち……っ……良い……あっ……そこっ……良い……」
「突くたびに中が締め付けられる……我慢出来そうにない……」
「あっ! あっ! イク! も……ダメっ……!」
「一緒にイきたい。はぁっ……ティア、イクよ」
「あっっ! アアッ! ……はぁっ!! アッアッ! ……イク! イク……っ!」
「うっ……」
ぱちゅぱちゅと卑猥な音を出しながらストロークが早くなっていき、レオの熱い楔が俺の前立腺責め続け、レオが奥に自身を埋め込んだ。前立腺をレオのカリ首を掠め、中が膨らんだレオの陰茎でいっぱいになったことで、快感と共に全てが満たされた気持ちになり、そのまま達していた。
ドクドク……。俺の中にレオの陰茎が入ったまま、射精されている。あ……これ……。
「あ……レオ……中……気持ちいぃ……」
「ん……ちゅっ……。凄く気持ち良かったよ……。ごめんね、すぐに掻き出すから」
「ううん……。レオのが中にあるの、気持ち良いから……」
「……もしかして腸から直接精液と魔力を吸収してる……のか……?」
「わかんな……でも。気持ち良かった……レオ……」
「ん……可愛いティア……大好きだよ。体を許してくれてありがとう。大事にする」
「うん……。……ん?」
「ん?」
「…大きくない?」
初性行の後で、足とかお腹とか普段それ程使わない筋肉がぷるぷるしていて役に立たなそうだし、射精後の倦怠感と併せてもう体は動きそうに無かった。レオからの顔や首へのキスと抱擁を甘受していたのだが、自分のお尻の中に飲み込まれたままのレオの陰茎が再び硬く、大きくなっていることに気付いた俺は、予感を脳内に入れないように努めてレオを見上げた。
「朝までまだ時間はあるから」
「……え」
慈愛と愛欲が混じった表情で俺の唇を塞ぐと、レオはそのまま律動を始めた。中に残っているクリームとレオの白濁が混じり、ぬちゃぬちゃと音を鳴らしながら淫らな行為を歓迎した。
「あっ! さっきイったばっかりだから……すぐは……ムリぃっ!」
「ゆっくりするよ。あぁ、ティアはもうココだけで感じるから辛いよね。今日はティアと中で長く繋がっておきたいんだ」
懇願するようにそう言われるとダメだと断れないじゃないか、ズルい……。俺が黙っているのを許諾と捉えたのか、レオが言った通りゆっくりと中で動いている。緩い刺激でも気持ち良くてたまらない。
「あっ……レオ……レオ……!」
「途中でお腹すいたらこのまま一緒に食べようね。あ、なにか飲む?」
ベッドのサイドテーブルの下には今日買った大量の飲み物やすぐに食べられるパンなどが……。え、まさか本当に朝まで……?
レオに口移しで水を飲まされながら、明日自分の体は無事だろうか? と思いつつも、朝までレオと絡み合いたい気持ちは同じなので、このまま流されることに決めたのだった。
「ティア、水飲もうか」
「あ、ありがと……。あの、自分で……」
「はい、あーん」
「……あー……ん…」
ベッドに横になったまま、レオに口移しで水を飲まされる。いつの間にか意識が無くなっていて、次に目が覚めた時は日が高くなった頃だった。主に下半身が筋肉痛で、何故か脇腹とかも痛い。レオに支えられないと体を起こすことも出来ない。えっちってこんなに大変なのか……。
「何か食べられる?」
「うん……お腹すいた……」
おしりはまだ違和感あるし、喉も体も痛いけど、心身が健康なのでお腹は減る。レオに体を起こされ、差し出されたパンをベッドに座ったままもふもふと咀嚼し飲み込んだ。
「体大丈夫? この後一緒にお風呂入ってから伯爵邸に帰ろうね」
「一緒に……?」
「うん。大分無理させたから動くのダルいと思うし、オレが洗うよ。一応体は拭いたんだけど」
「ん……ありがと……」
一緒にお風呂入るのはまだ少し恥ずかしいんだけど、帰る前にシャワーは浴びておきたい。レオが綺麗に拭いてくれたからか、体にベタつきは無いけど、汗かいたから頭も洗いたい。
食事を終えた俺をレオが抱きかかえて風呂場に連れていき、全身丁寧に洗ってくれた。実際足腰が動かなくて、腕まで筋肉痛だった……。どこで腕使った……? と思案していたら、昨夜自分の足を抱えたり上半身を腕で支えたりしたことを思い出し、一人赤面した。うん、筋力体力付けよう。このままだと持たない。
初夜だからなのかいつも通りなのか分からないが、レオの求めが凄すぎたので、せめて途中で気絶しないくらいには体力付けて応えたい。うん、可能な範囲で。
お湯の溜まった湯船の中、レオに後ろから抱き締められて「可愛い」「昨日は人生最高の日だった」「一生大事にする」「ティア愛してる」と首や背中にキスされながら、新たな目標を掲げた。
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