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50 初心者なので、トロトロです ※
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なんか愛し合う婚約者同士のハグって良いなぁ……と感極まっていると、しゃがんで抱きしめていたレオがスっと立ち上がり俺をまた猫にするように脇の下から手で抱き上げ、一緒にベッドの中央に移動した。ん……? 何故。
「じゃあこの参考書の読み合わせと実技を始めようか」
授業続行だった!!
とりあえずレオに言われるがまま、第一章『お互いに好きなように触れ合おう』を声に出して読んでいると、同時進行でレオが俺に触れてきた。服の上から胸やお腹、太ももなどあらゆるところを触れられ、直接首や耳たぶ、手足の指先をじっくりと触られて、俺がレオに触る前にヘロヘロになってしまった。明日こそは俺が……と決意を固め、レオとの勉強会には意欲的に取り組むことにした。
「なるほど、それで?」
「金曜日までに読み終わるのは難しいかなって」
次の日の教室で、恋人が一人で読むなと言われたとフリードに伝えた。
「昨日の今日ですごいね……」
「中級編はあるのか聞いてきてって」
「ノリノリじゃないか……あるよ」
二人で話しているとキールとリアムがやってきた。キールの顔を見て……。
「キール、読んだ?」
「よ、読んでない!!」
目の下の隈とフラフラの足取りで、それが嘘だと分かる。リアムが腰を支えてないと歩けないんじゃ……。もしや徹夜で読んだのか……?
「キール」
「リアム……」
「無理して読むな。知りたいことがあるならオレから教えてやるから」
「でも……」
「二人の時にちゃんと聞くから。他の人に聞けなくてもオレなら大丈夫だろ?」
「……うん」
ややキールの身が心配だが、10年間も想い続けていたリアムがキールに無理強いはしないだろうと判断し、放っておく。馬に蹴られるって言うしな。
「んぅ……んっ……! ぷは………ン……」
それから毎晩、参考書の読み合わせと実践をしている。最初は触れ合うだけだったり、好きな体の部位を言い合ったりだったのに、唇で素肌に触れたり、お互い裸になってただ抱き合ったりとハードになっていって、遂には堪らなくなって俺からレオにキスをした。
「はぁ……ンっンン……! レオ……キス美味しい……」
「オレも、ティアがとても美味しいよ。初級編はこれで全部だって。よく頑張ったね」
「ん……あっ……お、おわり……?」
「そうだよ。この先はオレが直接教えるから、続きの本は借りなくて良いからね」
「わ……分かった……ふ……む……ちゅ……」
参考書に倣ってレオも俺も裸なので、お互いの屹立が堅くなっているのを感じる。レオが俺に覆いかぶさっているので、お互いのモノが当たり、先走りでぐちゅぐちゅと腹まで垂れる感覚もある。
だが、俺はレオとのキスが気持ちよすぎて夢中になってレオの口を吸っていた。
「ティアがお口に夢中だから、オレはこっちに触れさせてもらうね」
レオの両手が俺の胸の突起に触れた。ここ数日、毎晩のように触られ敏感になっている場所だ。
「んぁぁ……やぁ……そこ、触っちゃ……ダメだよ」
「なんで? 気持ちよさそうな声が出てる」
「乳首で……あっ……! 気持ちよくなっちゃうの恥ずかしい……」
「恥ずかしがってるティアも可愛いよ。気持ちよく感じるのは良いことだよ」
「あ……ん……。よ、良いこと……?」
「そう、オレにとっては」
「え……んんっ……あっ……はぁっ……! ……んぅ……」
ちゅぱ……ちゅぱ……ぴちゃ……。乳首も乳輪も吸われ、たまに指でクリクリと弄られ、口から喘ぎ声とヨダレだけが漏れていた。そのことに気付いたレオが俺の口から零れたヨダレを舌で舐めとった。そんな些細な肌への刺激でさえ、敏感に感じて息が漏れた。レオの指が肌をかするだけで震える。
「ティアのココ先からトロトロとたくさん零れているね。一度イっておこうか」
「ん? え……? あっああっ! んんっ……ンッ! ……や………あぁ、ン……ぅ……!!」
レオの右手が俺の陰茎をぎゅっぎゅと擦り上げ、左手で乳首を責め続けた。先走りで濡れていた俺の陰茎はぐちゅぐちゅと卑猥な音を部屋に響かせながら、レオの手ですぐに果てた。
「はぁ……はぁ……ん…はぁ……」
イった後の気だるさで、息を整えながらぼーっと天井を見上げていると、胸まで飛んだ俺の精液をレオがペロリと舐めとった。甘く感じると知っていても視覚的には刺激が強すぎてぎょっとする。
「あ……レオ……」
「たくさん出たな。自分ではあまり処理しないのか?」
自慰のことなら、夢精しない程度しか触ったことがないので、頷いた。
「レオは……わりとするの……?」
「オレはティアを思い浮かべながら毎日のようにしてる」
「ま……!?」
毎日……?
「え……そんなに出せるの?」
「ティアのことを考えたらムラムラして……それに毎日オレの手で気持ちよくなってるティアを目の当たりにするとな……我慢出来なくて。でも無体なことはしたくないから、まぁガス抜きって感じだな」
そう言うレオの屹立はまだ射精しついない為、硬くそそり立っていた。
「どうしたら良い?」
「ん?」
「俺がレオの触ったり舐めたりしたら気持ち良い? 嬉しい? 俺、もう参考書借りられないからこの先はどうしたら良いのか分からないよ。だから……レオが……教えてくれるんだよね……?」
レオの魔力で少しふわふわしているという理由だけでなく、自分の意志を持ってレオに尋ねた。レオが喜ぶことをしたい。
起き上がり、レオの太ももに手を置いて見上げた俺を、レオが情欲を隠せない瞳で見つめ、唾を飲み込む音が聞こえた。
「じゃあこの参考書の読み合わせと実技を始めようか」
授業続行だった!!
とりあえずレオに言われるがまま、第一章『お互いに好きなように触れ合おう』を声に出して読んでいると、同時進行でレオが俺に触れてきた。服の上から胸やお腹、太ももなどあらゆるところを触れられ、直接首や耳たぶ、手足の指先をじっくりと触られて、俺がレオに触る前にヘロヘロになってしまった。明日こそは俺が……と決意を固め、レオとの勉強会には意欲的に取り組むことにした。
「なるほど、それで?」
「金曜日までに読み終わるのは難しいかなって」
次の日の教室で、恋人が一人で読むなと言われたとフリードに伝えた。
「昨日の今日ですごいね……」
「中級編はあるのか聞いてきてって」
「ノリノリじゃないか……あるよ」
二人で話しているとキールとリアムがやってきた。キールの顔を見て……。
「キール、読んだ?」
「よ、読んでない!!」
目の下の隈とフラフラの足取りで、それが嘘だと分かる。リアムが腰を支えてないと歩けないんじゃ……。もしや徹夜で読んだのか……?
「キール」
「リアム……」
「無理して読むな。知りたいことがあるならオレから教えてやるから」
「でも……」
「二人の時にちゃんと聞くから。他の人に聞けなくてもオレなら大丈夫だろ?」
「……うん」
ややキールの身が心配だが、10年間も想い続けていたリアムがキールに無理強いはしないだろうと判断し、放っておく。馬に蹴られるって言うしな。
「んぅ……んっ……! ぷは………ン……」
それから毎晩、参考書の読み合わせと実践をしている。最初は触れ合うだけだったり、好きな体の部位を言い合ったりだったのに、唇で素肌に触れたり、お互い裸になってただ抱き合ったりとハードになっていって、遂には堪らなくなって俺からレオにキスをした。
「はぁ……ンっンン……! レオ……キス美味しい……」
「オレも、ティアがとても美味しいよ。初級編はこれで全部だって。よく頑張ったね」
「ん……あっ……お、おわり……?」
「そうだよ。この先はオレが直接教えるから、続きの本は借りなくて良いからね」
「わ……分かった……ふ……む……ちゅ……」
参考書に倣ってレオも俺も裸なので、お互いの屹立が堅くなっているのを感じる。レオが俺に覆いかぶさっているので、お互いのモノが当たり、先走りでぐちゅぐちゅと腹まで垂れる感覚もある。
だが、俺はレオとのキスが気持ちよすぎて夢中になってレオの口を吸っていた。
「ティアがお口に夢中だから、オレはこっちに触れさせてもらうね」
レオの両手が俺の胸の突起に触れた。ここ数日、毎晩のように触られ敏感になっている場所だ。
「んぁぁ……やぁ……そこ、触っちゃ……ダメだよ」
「なんで? 気持ちよさそうな声が出てる」
「乳首で……あっ……! 気持ちよくなっちゃうの恥ずかしい……」
「恥ずかしがってるティアも可愛いよ。気持ちよく感じるのは良いことだよ」
「あ……ん……。よ、良いこと……?」
「そう、オレにとっては」
「え……んんっ……あっ……はぁっ……! ……んぅ……」
ちゅぱ……ちゅぱ……ぴちゃ……。乳首も乳輪も吸われ、たまに指でクリクリと弄られ、口から喘ぎ声とヨダレだけが漏れていた。そのことに気付いたレオが俺の口から零れたヨダレを舌で舐めとった。そんな些細な肌への刺激でさえ、敏感に感じて息が漏れた。レオの指が肌をかするだけで震える。
「ティアのココ先からトロトロとたくさん零れているね。一度イっておこうか」
「ん? え……? あっああっ! んんっ……ンッ! ……や………あぁ、ン……ぅ……!!」
レオの右手が俺の陰茎をぎゅっぎゅと擦り上げ、左手で乳首を責め続けた。先走りで濡れていた俺の陰茎はぐちゅぐちゅと卑猥な音を部屋に響かせながら、レオの手ですぐに果てた。
「はぁ……はぁ……ん…はぁ……」
イった後の気だるさで、息を整えながらぼーっと天井を見上げていると、胸まで飛んだ俺の精液をレオがペロリと舐めとった。甘く感じると知っていても視覚的には刺激が強すぎてぎょっとする。
「あ……レオ……」
「たくさん出たな。自分ではあまり処理しないのか?」
自慰のことなら、夢精しない程度しか触ったことがないので、頷いた。
「レオは……わりとするの……?」
「オレはティアを思い浮かべながら毎日のようにしてる」
「ま……!?」
毎日……?
「え……そんなに出せるの?」
「ティアのことを考えたらムラムラして……それに毎日オレの手で気持ちよくなってるティアを目の当たりにするとな……我慢出来なくて。でも無体なことはしたくないから、まぁガス抜きって感じだな」
そう言うレオの屹立はまだ射精しついない為、硬くそそり立っていた。
「どうしたら良い?」
「ん?」
「俺がレオの触ったり舐めたりしたら気持ち良い? 嬉しい? 俺、もう参考書借りられないからこの先はどうしたら良いのか分からないよ。だから……レオが……教えてくれるんだよね……?」
レオの魔力で少しふわふわしているという理由だけでなく、自分の意志を持ってレオに尋ねた。レオが喜ぶことをしたい。
起き上がり、レオの太ももに手を置いて見上げた俺を、レオが情欲を隠せない瞳で見つめ、唾を飲み込む音が聞こえた。
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