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一章 狼も月に吠える
1話 視覚の定まらない朧月
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ー倉庫ー
「チョーク臭い倉庫、めんどくさいけど手伝わなかったら次の授業で当てるって脅されてるんだよなぁ。」サボりたい一心だが授業で寝られないのは嫌だ…内心では真面目に勉強して一般的な生徒になりたいと思う。でも性に合わないっていうか少し楽な方に逃げたほうが楽しいって思える、そんな生き方が好きだ。すると突然…
ギィィィ…
少し立て付けの悪い引き戸が開いた。
「誰かいるのかー?」
物音はたった一つ。少し重い靴の音がしていた。
コツッコツッ
なんだ?何も話さないな、もしかしたらジタイ先生か?いつも無駄に静かだし。
「なぁ~?誰かいんだろー?そろそろはな...」誰だ?異様にデカいな、見た事ない顔だ。生徒じゃ、ないかな?何か取りに来たのか?
「あの~チョークだったらそこのロッカーッスよ?」
聞いてんのか?なんかぱっとしねぇな。薄気味悪い。少し身を引いた俺に図太い声で問われる。
「……人という字はどうやって出来てるとオモウ…?」
聞き取れないくらいの声だ、ダミ声って言うんだっけ、ちょっと近寄り難いなぁ
「んぁ?んなん聞いてどうしたんだよ?ほらっチョークならあそこに…」
「どうやってデキテイル?」
ギギギ
この倉庫は床が木材なんだが、俺が歩いてもギシらないはずだ。なんだ…?こいつは。
「なぁ、?誰なんだ?お前。」
情報が少ない。デカい、重い音、ダミ声しか情報がないこっちにとって訳の分からない奴が目の前で…
人という字について話している。どんな状況なのかも掴めず頭が混乱している。
ジリジリ寄ってくる奴がまた呟く。
「シラナイか…」
近ずいてくるその図体はこちらの動きなど目にも入れず大きな手をこちらに伸ばしてきた。まるで蛇に巻かれたような。突然ライオンの檻に入れられたような気分だ。
「おいっ、おいおいおいなんだよ!!誰なんだよ!オレになんかようかよ!!」
心臓の音がうるさい。どうしてここにいるんだっけ。チョークの箱が切れたから取りに来ただけだぞ?なんだよこれ…殺されるのか…?こんな誰とも知らねぇやつに。
ただの一般人のダメ生徒の俺でもわかる。
奴のこの顔は人を殺せる顔をしてる。
「まて、なん、待てよ!なn!!!」
バタン!!!!!!
ほんの一瞬、小柄の男が後ろに見えた。ニヤついた顔で扉を閉めたのが見えた。この倉庫は明かりなんてない。廊下の明かりでようやく周りが見えるくらいだ。俺は訳が分からないままそいつからの打撃1つで暗闇に溶けて行った。
ー和太鼓部部室ー
こんな話をするのはなんだけど、時々不思議に思うんだ。
僕らの和太鼓部が終わるのが18時半、図書室にはまだ明かりがついている。足元から冷気が伝わるこの季節はもう灯りがないと遠くも見れない程だ。もし勉強だとしてこの時間、俺なら集中そっちのけで虫の息になりそう。
「おーいタオ?さっさと帰ろーぜー」赤毛の気だるそうな声に引き寄せられるように体は動くが、意識は図書室から離れられなかった。ふと昇降口に掲示されていた張り紙に目が止まった''図書だよりーーー図書委員長: シロ''
(聞き馴染まない名前、もしかして3年生なのか?)
「フィル~図書委員ってうちのクラス居たっけ?」
「え?ん~クラスはわかんないなぁ、あっでもうちの部員ならリキが所属してるらしいよ」
リキは笛のパートでいつも俺に笛教えてって言ってくるやつで時々部長の愚痴を聞かされている。部長に怒られるのは部活中に屋上で寝てるからじゃないのかなって常々思う。
「なんだよーそれだけ?」
「あぁうん、ごめん特に意味もなく聞いちゃった」
「えっ意味無くてその話題出てくるの!?もータオはもう少し話題になるような……」
意味は無い、けど気になるのは確かだ。うちの部は片付けが遅くて下校が遅くなりがちでよく先生に怒られるくらい
学校を出るのが遅い、もしあのあかりが図書委員だとしたら随分遅くまで活動してるんだな。
「タオ!聞いてる!?っていうか早くしないと寮の管理人さんに怒られちゃうよ!」
「あぁ、ごめんごめん。じゃー行こっか」
「オレの話は!?」
フィルの赤い髪を先頭に僕は不思議だ不思議だと思いながらゆっくり昇降口を出た。その日の帰り道は薄暗く、風の冷たい夜風に吹かれていた。
ー次の日:領内501号室ー
深い深い暗闇…このまま覚めることはないんじゃなかいかなって思う。なんというか…虚無?いや…真っ黒に染められているような感覚だ。あぁ。このままここに留まっておきたい。できるなら。この暖かい感覚をいつまでも味わっていたい…今なら言える…至極な環きy
「タオッ…タオっ!朝だってぇー!!起きろぉー!!お前朝の小テストからは絶っっ体逃がさないからな!!」
あぁ、この赤毛は…頼むもう後少しだけでも寝させてくれ。
「もう引きずっちゃっていいんじゃない?」
「そうだね…よしっ!この大物を運ぶぞ!」
「「ンンンんん!!」」
赤毛と黒毛の猛攻が華麗に人間の弱点をついてきた。
とても痛い話…肩から首よりの骨の間に指を入られて持ち上げられたのだ。
「痛い痛い痛い痛い!!あの!骨!ボーン!ボーンの間に来てるから!」
「はっ!!」
ドサッ!!!っとフィルと黒毛のウィンは驚いた顔して白毛の俺をパッと手を離し落とした。それもそれで痛かった。
そして時は過ぎ。教室前。
「首も…腰も…全部痛い…。」
「いやごめんてw本当にw」
何だこの赤毛は俺になんの恨みがあるって言うんだ全く。今晩寝たあと噛み付いてやろうか。
するとある女子高生3人の噂話が聞こえた。全身が悲鳴をあげる災難な寝起きに目を無理やり開かされるような噂話だ。
「ねぇ聞いた?昨日の図書委員会でリキが急に居なくなったって」
「聞いた聞いた!でも図書委員会始まる前からいなかったって聞いたよ?、図書委員の先生が知らないフリしてるって」
「それって本当に知らないフリなのかな、さっき聞いたけどリキの友達数分前までは一緒にいたらしいよ?」
「え、それって…別れた後の数分間、誰も知らないうちに居なくなったの?」
「「えぇ!怖いこと言わないでよぉ!」」
確かに聞こえたその名前は馴染み深かった。
''リキ''と言えば部活中いつも笛を教えろと駄々を捏ねてくるリキだ。確かにサボり癖があるやつだがさすがにどこにも現れないのはおかしい。彼は必ずと言っていいほど1人でいる事が少ないんだ。それなのに急に居なくなった?その一瞬に何があったんだ?屋上で1人で寝に行ってまだ起きてないとか?いや、ないだろ、担任のユリ先生が国語の授業の雑談で毎晩見回り担当のレイ先生が屋上で煙草を吸いに行くって言っていたのを覚えている。だとしたらレイ先生が見ているはずだ。
「ねぇ、今の話、聞いた?タオ」
「…うん、確かに聞いたよ。今色々考えたけどついに学校を勝手に抜け出したんじゃないかな。」
「とりあえず朝練の時間だ、荷物置いて着替えたら部室に行ってみよう。もしかしたらいるかもしれない。」
「…そうだね~」
なんだ?どこか不安が強くなる。彼女たちの話が本当ならリキが突然居なくなったって事になる。普段嫌という程うるさいムードメーカーのリキがいない。誰が想像できるだろうか。
鼓動が大きくなる。少し息もしづらくなってきた。
2人は気がついた時には蒼白の顔で走り出していた。
ー部室ー
2人は息を絶やしながら扉を開き、手を膝についていた。
するとこの時期にはあまりにも珍しく汗まみれの部長が来た。
「お二人さん…!!リキを…!リ、リキを見ませんでしたかっ…!?」
焦り、不安、恐怖。まるでコピー紙のように真っ白な顔で部長は立ち尽くしていた。
…あぁ…あの女子高生3人は嘘をついていなかった。噂でもなかったのか…。急に鼓動が止まずに強くなる。心臓が跳ねて力んでいる。そして手をついていたはずの手は胸元を抑え、無理に声を絞り出したのは…
「…やはり…いなくなってしまったのか…!?なんで、そんな…。」
フィルだった。普段は気だるそうでポーカーフェイスにも見えていたが、今は友の失踪に涙を流している真紅の…朧月のような輝きだった。それに比べ俺は…
「……」
言葉もロクに出せない虚白の塊だった。今でも立ちくらみがしそうな、目の奥に影が染み込んでいるかのように目の前がチカチカしだしていた。気が動転しているんだ。
その場にはリキを除く和太鼓部員全員が蒼白の表情で俯いており、赤毛は膝をついて泣き崩れた。
「チョーク臭い倉庫、めんどくさいけど手伝わなかったら次の授業で当てるって脅されてるんだよなぁ。」サボりたい一心だが授業で寝られないのは嫌だ…内心では真面目に勉強して一般的な生徒になりたいと思う。でも性に合わないっていうか少し楽な方に逃げたほうが楽しいって思える、そんな生き方が好きだ。すると突然…
ギィィィ…
少し立て付けの悪い引き戸が開いた。
「誰かいるのかー?」
物音はたった一つ。少し重い靴の音がしていた。
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「なぁ~?誰かいんだろー?そろそろはな...」誰だ?異様にデカいな、見た事ない顔だ。生徒じゃ、ないかな?何か取りに来たのか?
「あの~チョークだったらそこのロッカーッスよ?」
聞いてんのか?なんかぱっとしねぇな。薄気味悪い。少し身を引いた俺に図太い声で問われる。
「……人という字はどうやって出来てるとオモウ…?」
聞き取れないくらいの声だ、ダミ声って言うんだっけ、ちょっと近寄り難いなぁ
「んぁ?んなん聞いてどうしたんだよ?ほらっチョークならあそこに…」
「どうやってデキテイル?」
ギギギ
この倉庫は床が木材なんだが、俺が歩いてもギシらないはずだ。なんだ…?こいつは。
「なぁ、?誰なんだ?お前。」
情報が少ない。デカい、重い音、ダミ声しか情報がないこっちにとって訳の分からない奴が目の前で…
人という字について話している。どんな状況なのかも掴めず頭が混乱している。
ジリジリ寄ってくる奴がまた呟く。
「シラナイか…」
近ずいてくるその図体はこちらの動きなど目にも入れず大きな手をこちらに伸ばしてきた。まるで蛇に巻かれたような。突然ライオンの檻に入れられたような気分だ。
「おいっ、おいおいおいなんだよ!!誰なんだよ!オレになんかようかよ!!」
心臓の音がうるさい。どうしてここにいるんだっけ。チョークの箱が切れたから取りに来ただけだぞ?なんだよこれ…殺されるのか…?こんな誰とも知らねぇやつに。
ただの一般人のダメ生徒の俺でもわかる。
奴のこの顔は人を殺せる顔をしてる。
「まて、なん、待てよ!なn!!!」
バタン!!!!!!
ほんの一瞬、小柄の男が後ろに見えた。ニヤついた顔で扉を閉めたのが見えた。この倉庫は明かりなんてない。廊下の明かりでようやく周りが見えるくらいだ。俺は訳が分からないままそいつからの打撃1つで暗闇に溶けて行った。
ー和太鼓部部室ー
こんな話をするのはなんだけど、時々不思議に思うんだ。
僕らの和太鼓部が終わるのが18時半、図書室にはまだ明かりがついている。足元から冷気が伝わるこの季節はもう灯りがないと遠くも見れない程だ。もし勉強だとしてこの時間、俺なら集中そっちのけで虫の息になりそう。
「おーいタオ?さっさと帰ろーぜー」赤毛の気だるそうな声に引き寄せられるように体は動くが、意識は図書室から離れられなかった。ふと昇降口に掲示されていた張り紙に目が止まった''図書だよりーーー図書委員長: シロ''
(聞き馴染まない名前、もしかして3年生なのか?)
「フィル~図書委員ってうちのクラス居たっけ?」
「え?ん~クラスはわかんないなぁ、あっでもうちの部員ならリキが所属してるらしいよ」
リキは笛のパートでいつも俺に笛教えてって言ってくるやつで時々部長の愚痴を聞かされている。部長に怒られるのは部活中に屋上で寝てるからじゃないのかなって常々思う。
「なんだよーそれだけ?」
「あぁうん、ごめん特に意味もなく聞いちゃった」
「えっ意味無くてその話題出てくるの!?もータオはもう少し話題になるような……」
意味は無い、けど気になるのは確かだ。うちの部は片付けが遅くて下校が遅くなりがちでよく先生に怒られるくらい
学校を出るのが遅い、もしあのあかりが図書委員だとしたら随分遅くまで活動してるんだな。
「タオ!聞いてる!?っていうか早くしないと寮の管理人さんに怒られちゃうよ!」
「あぁ、ごめんごめん。じゃー行こっか」
「オレの話は!?」
フィルの赤い髪を先頭に僕は不思議だ不思議だと思いながらゆっくり昇降口を出た。その日の帰り道は薄暗く、風の冷たい夜風に吹かれていた。
ー次の日:領内501号室ー
深い深い暗闇…このまま覚めることはないんじゃなかいかなって思う。なんというか…虚無?いや…真っ黒に染められているような感覚だ。あぁ。このままここに留まっておきたい。できるなら。この暖かい感覚をいつまでも味わっていたい…今なら言える…至極な環きy
「タオッ…タオっ!朝だってぇー!!起きろぉー!!お前朝の小テストからは絶っっ体逃がさないからな!!」
あぁ、この赤毛は…頼むもう後少しだけでも寝させてくれ。
「もう引きずっちゃっていいんじゃない?」
「そうだね…よしっ!この大物を運ぶぞ!」
「「ンンンんん!!」」
赤毛と黒毛の猛攻が華麗に人間の弱点をついてきた。
とても痛い話…肩から首よりの骨の間に指を入られて持ち上げられたのだ。
「痛い痛い痛い痛い!!あの!骨!ボーン!ボーンの間に来てるから!」
「はっ!!」
ドサッ!!!っとフィルと黒毛のウィンは驚いた顔して白毛の俺をパッと手を離し落とした。それもそれで痛かった。
そして時は過ぎ。教室前。
「首も…腰も…全部痛い…。」
「いやごめんてw本当にw」
何だこの赤毛は俺になんの恨みがあるって言うんだ全く。今晩寝たあと噛み付いてやろうか。
するとある女子高生3人の噂話が聞こえた。全身が悲鳴をあげる災難な寝起きに目を無理やり開かされるような噂話だ。
「ねぇ聞いた?昨日の図書委員会でリキが急に居なくなったって」
「聞いた聞いた!でも図書委員会始まる前からいなかったって聞いたよ?、図書委員の先生が知らないフリしてるって」
「それって本当に知らないフリなのかな、さっき聞いたけどリキの友達数分前までは一緒にいたらしいよ?」
「え、それって…別れた後の数分間、誰も知らないうちに居なくなったの?」
「「えぇ!怖いこと言わないでよぉ!」」
確かに聞こえたその名前は馴染み深かった。
''リキ''と言えば部活中いつも笛を教えろと駄々を捏ねてくるリキだ。確かにサボり癖があるやつだがさすがにどこにも現れないのはおかしい。彼は必ずと言っていいほど1人でいる事が少ないんだ。それなのに急に居なくなった?その一瞬に何があったんだ?屋上で1人で寝に行ってまだ起きてないとか?いや、ないだろ、担任のユリ先生が国語の授業の雑談で毎晩見回り担当のレイ先生が屋上で煙草を吸いに行くって言っていたのを覚えている。だとしたらレイ先生が見ているはずだ。
「ねぇ、今の話、聞いた?タオ」
「…うん、確かに聞いたよ。今色々考えたけどついに学校を勝手に抜け出したんじゃないかな。」
「とりあえず朝練の時間だ、荷物置いて着替えたら部室に行ってみよう。もしかしたらいるかもしれない。」
「…そうだね~」
なんだ?どこか不安が強くなる。彼女たちの話が本当ならリキが突然居なくなったって事になる。普段嫌という程うるさいムードメーカーのリキがいない。誰が想像できるだろうか。
鼓動が大きくなる。少し息もしづらくなってきた。
2人は気がついた時には蒼白の顔で走り出していた。
ー部室ー
2人は息を絶やしながら扉を開き、手を膝についていた。
するとこの時期にはあまりにも珍しく汗まみれの部長が来た。
「お二人さん…!!リキを…!リ、リキを見ませんでしたかっ…!?」
焦り、不安、恐怖。まるでコピー紙のように真っ白な顔で部長は立ち尽くしていた。
…あぁ…あの女子高生3人は嘘をついていなかった。噂でもなかったのか…。急に鼓動が止まずに強くなる。心臓が跳ねて力んでいる。そして手をついていたはずの手は胸元を抑え、無理に声を絞り出したのは…
「…やはり…いなくなってしまったのか…!?なんで、そんな…。」
フィルだった。普段は気だるそうでポーカーフェイスにも見えていたが、今は友の失踪に涙を流している真紅の…朧月のような輝きだった。それに比べ俺は…
「……」
言葉もロクに出せない虚白の塊だった。今でも立ちくらみがしそうな、目の奥に影が染み込んでいるかのように目の前がチカチカしだしていた。気が動転しているんだ。
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