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PROMISE1

スミラルタスの契約

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熾天使………。
天使なのはわかるけど…うーん、どうしよう。
熾天使って、偉いのかな?
光の精霊王が頭を下げるくらいなんだから神様と同格ぐらいかな?
あ~どうしよう、分かんない。
聞いていいかな?大丈夫かな?
ん~悩んでも仕方ない、聞く!
「ねぇねぇ、レナ?
熾天使って何?」
「え……………。
美心愛ちゃん、熾天使を知らないの?」
「うん。」
「さすが私の美心愛ちゃん。
熾天使を前にしても美心愛ちゃんの方が輝いてるわ。
美心愛ちゃんの方が偉いから美心愛ちゃんは頭を下げないでね。
もし下げたりしたら熾天使が滅ぼされちゃうからね。」
うん?今聞いちゃいけないようなことを聞いたような…。
「う、うん。
分かった。」
「それより早く契約を。
(愛し子と契約を早くしないと神達が来て止められてしまう。
この子に興味があるわ、とてもね。
ほんとは私だけが契約したかったけれど仕方ないわね。
光の精霊王が何か言う前に契約しましょ。)
私はあなたにこの命全てをかけることを誓います。
いついかなる時もあなたを一番に優先します。
そしてこの命尽きるまであなたをお守り致します。」
ちょっ、ほんと急ね。
でもこれを拒絶できない私もお人好しね。
「今ここにスミラルタスの契約を結びます。
熾天使、よろしくね。
ただし本当に私に命かけないでね。
もしかけたら絶交するからね。」
これ大事だからね。
「……………考えておきます。」
うぅーん、心配になる返答。
でも考えてくれるだけでもいい方かな?
「美心愛ちゃん……。
(美心愛ちゃんの為なら私たちは命なんておしくないのよ。
きっと美心愛ちゃんが望むのならどんな事でもするでしょう。
だからこそその力を手に入れようとする者がいる。
まぁ、そんな人達には神罰という名の死が来るでしょうね。
もっともその人物が辛い方法で。)
熾天使様、失礼ですが本当に美心愛ちゃんのそばにいる覚悟がおありで?
覚悟がないのなら契約は即破棄させてもらいます。」
「えっ、え、レナ?
急にどうしたの?」
「覚悟はいつでもできてるわよ。
光の精霊王、私は愛し子を、美心愛を守り抜くわ。
いつまでも。
だからスミラルタスの契約を結んだのよ。」
「!!そうね。
なら安心します。
精霊王たちには私が説明しておきます。」
「助かるわ、ありがと。」
「2人が仲良くなれたなら良かった。
これからよろしくね。
あと熾天使の名前も決めなきゃね。
うーん…………………シャルドネル。
どうかしら?」
「シャルドネル、、、、、えぇ。
私の名前はシャルドネル。
ありがとう、美心愛。
それに美心愛だけにシャルと呼んで欲しいわ。」
「ではよろしくお願い致します。
シャルドネル様。」
「よろしく、シャル!」




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