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PROMISE1

美心愛の怒り

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ん~。
うぅ~ん。(ガバッ)
「ここどこ!?」
「みあちゃん!
目が覚めたのね。
良かった~♡」
「リ、リアナ?!
あなたがどうしてここに?
昨日何があったの?!」
「うーん、実質に言うと昨日じゃないんだよな。
まだ1日経ってないよ。
1時間弱くらいかな。」
「そうなの?
でもかなり疲れが取れたような気がする。」
「それはレナが癒しをしてくれたからよ。
かなり体が弱ってたよ。
きちんと休まなきゃだよ。
体が弱いんだから!」
「で、でも…。」
「でももないの!
いい!?」
「う、うん!」
「なら良かった!
あ、パーティーでの事だっけ?
みあちゃんの魔力が乱れたからレナイカムが眠らせたの。
人間に喧嘩を売られたんでしょ。
バカね、みあちゃんを敵に回すなんて。
ほんと人間は汚いわね。」
「ま、まぁまぁ落ち着いて。
私はなんともなかったんだし。」
「みあちゃんはほんと優しいのね~!
それに可愛いし。
今回のことを精霊たちが知ったらあの国無くなるわね。
でももう情報は流れてるわ。
まぁどうなろうとどうでもいいけどね。
みあちゃんが関わること以外なら。」
そうなんだよね。
精霊たちは基本何でも無関心。
ただ愛し子は違う。
精霊たちは愛し子を溺愛する。
だから貴族たちは愛し子を囲おうとする。
でも私の場合は違う。
暁家だからじゃない。
溺愛じゃなくて寵愛されてるから。
傷をつけようものなら1日も掛からずに国が滅びるわ。
1時間もかからないかも。
だから余計みんな私の顔色を伺うの。
(はぁ)
「ん?
どうしたの?
大丈夫?!」
「う、うん!
大丈夫だから!」
大変!
危なかった!
精霊たちは愛し子の心情に敏感だから。
「それでここはどこ?」
「言ってなかったっけ?
精霊界よ。」
「大変!
今すぐパーティー会場に帰して!
あの子が大変!」
「あの子ってもしかしなくてもみあちゃんに喧嘩を売った娘か?
ならそのお願いは聞けない。
みあちゃんに逆ギレしたと聞いたからな。」
!!!!!!
口調が変わっちゃった。
今回のこと結構怒ってるな。
「もしかしてこの事、精霊たちに教えたりしてないでしょうね!」
「みあちゃんは優しすぎるの。
もちろん全精霊が知ってるわ。
今頃どうなってるか。
まぁ自業自得ね。
みあちゃんは気にしないでね。
まだ寝ててもいいんだよ。
ん?どうしたの?」
精霊たちは無関心だと知ってる。
でも、それでも!
今回のことは許せない!
私のせいで死人が出るなら私が死ぬわ!
「リアナ、もし今回の事で死人が出たら私が死ぬわ。
意思を曲げるつもりもないわ。」
「みあちゃん!
死ぬだなんて言わないで!
もしみあちゃんが死んだら……。」
「なら私をパーティー会場に帰して。」
「……………………………………分かったわ。」
「ありがと。」
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