12 / 31
PROMISE1
皇太子
しおりを挟む
「皇太子様!
サーナイトではなくリトルノアとお呼びくださいと言ってるでは無いですか!
将来はあなたの妻になるのですから。
ですが先程のお言葉は理解ができませんわ!
何故ですの?!
この者は私に無礼を働いたのですよ!
不敬罪ではありませんか!
それに私は時期皇妃ですのよ!」
「いや、時期皇妃候補、だ。
それにこの方をご存知ないとは。
頭が痛い。
君が勉強を嫌いなのは知っていたが常識まで知らないとは…。
君を父上に皇妃候補から外してもらおう。」
「皇太子様!
なぜその者を庇うのですか!?」
「それは彼女が…この方が暁家のご令嬢だからだ!
君はこの方を侮辱した。
それは暁家に喧嘩を売ったも同然だ!
君は何を考えている!?
この国を滅ぼしたいのか!」
「え………暁家!?
う、嘘よ!
そんなはずないわ!
それに知らなかったんですもの。
その方の顔も見た事ありませんのに。
喧嘩を売るだなんて…そんなことするはずないじゃないですか!
それにあなたもあなたよ!
暁家のご令嬢ならもっと威張りなさいよ!
貴方のせいで家がなくなるじゃない!
どうしてくれるの!」
え、そう言われても…。
それに威張るだなんて。
貴族はただの爵位でしかないのに。
人間ってほんと醜い心の人が多いわ。
それに人はみんな平等よ。
「黙れ!
この期に及んでまだ反抗するのか!
それに逆ギレとは!
大公家の令嬢が聞いて呆れるな!」
「っ!!」
「近衛兵、この者は一応貴族だからな。
貴族用の牢屋へ入れておけ!」
「そ、そんな!
皇太子様、話を聞いてください!
皇太子様!!」
なんか、いい気がしないな。
とても気分が悪いわ。
早く帰りたい。
「暁様、本当に申し訳ありません。
この度は我が国の管理が行き届いてないばかりに。
後日謝罪されていただきます。
暁様が望むのであれば死刑や極刑もお望みのままに。」
え、何言ってるのこの人。
ふざけないで。
人の命をなんだと思ってるの!?
「あ、暁様?!
どうされました?」
『落ち着いて。
美心愛ちゃん。
心が揺れて、魔力が不安定よ。』
『レナ?』
『えぇ私よ。
落ち着いて、魔力が溢れてるわ。
(どうしましょう。
美心愛ちゃんの魔力が落ち着かない。
このままじゃ危ないわね。
一旦眠ってもらった方がいいわね。)』
『レ、ナ………。』
(スゥ)
『ふぅ、良かった。
とりあえず落ち着いたわね。
あとはこの状況をどうするかね。』
「そこの皇太子。
今すぐ美心愛ちゃんのお母さんを呼んできて。
ベランダにいるはずよ。」
「はっはい!」
『もしもし。
リアナムーン、聞こえる?』
『えぇきこえるわ。
それよりみあちゃん(美心愛)がどうかしたの?!』
『精神が不安定になっちゃって魔力が乱れたから眠ってもらったの。』
『そう、良かった。
で、その原因は排除したの?』
『これからよ。
だからそれまで美心愛ちゃんを預かって欲しいの。』
『もちろんよ。
精霊界に送ってちょうだい。』
『分かったわ。』
(シュン)
サーナイトではなくリトルノアとお呼びくださいと言ってるでは無いですか!
将来はあなたの妻になるのですから。
ですが先程のお言葉は理解ができませんわ!
何故ですの?!
この者は私に無礼を働いたのですよ!
不敬罪ではありませんか!
それに私は時期皇妃ですのよ!」
「いや、時期皇妃候補、だ。
それにこの方をご存知ないとは。
頭が痛い。
君が勉強を嫌いなのは知っていたが常識まで知らないとは…。
君を父上に皇妃候補から外してもらおう。」
「皇太子様!
なぜその者を庇うのですか!?」
「それは彼女が…この方が暁家のご令嬢だからだ!
君はこの方を侮辱した。
それは暁家に喧嘩を売ったも同然だ!
君は何を考えている!?
この国を滅ぼしたいのか!」
「え………暁家!?
う、嘘よ!
そんなはずないわ!
それに知らなかったんですもの。
その方の顔も見た事ありませんのに。
喧嘩を売るだなんて…そんなことするはずないじゃないですか!
それにあなたもあなたよ!
暁家のご令嬢ならもっと威張りなさいよ!
貴方のせいで家がなくなるじゃない!
どうしてくれるの!」
え、そう言われても…。
それに威張るだなんて。
貴族はただの爵位でしかないのに。
人間ってほんと醜い心の人が多いわ。
それに人はみんな平等よ。
「黙れ!
この期に及んでまだ反抗するのか!
それに逆ギレとは!
大公家の令嬢が聞いて呆れるな!」
「っ!!」
「近衛兵、この者は一応貴族だからな。
貴族用の牢屋へ入れておけ!」
「そ、そんな!
皇太子様、話を聞いてください!
皇太子様!!」
なんか、いい気がしないな。
とても気分が悪いわ。
早く帰りたい。
「暁様、本当に申し訳ありません。
この度は我が国の管理が行き届いてないばかりに。
後日謝罪されていただきます。
暁様が望むのであれば死刑や極刑もお望みのままに。」
え、何言ってるのこの人。
ふざけないで。
人の命をなんだと思ってるの!?
「あ、暁様?!
どうされました?」
『落ち着いて。
美心愛ちゃん。
心が揺れて、魔力が不安定よ。』
『レナ?』
『えぇ私よ。
落ち着いて、魔力が溢れてるわ。
(どうしましょう。
美心愛ちゃんの魔力が落ち着かない。
このままじゃ危ないわね。
一旦眠ってもらった方がいいわね。)』
『レ、ナ………。』
(スゥ)
『ふぅ、良かった。
とりあえず落ち着いたわね。
あとはこの状況をどうするかね。』
「そこの皇太子。
今すぐ美心愛ちゃんのお母さんを呼んできて。
ベランダにいるはずよ。」
「はっはい!」
『もしもし。
リアナムーン、聞こえる?』
『えぇきこえるわ。
それよりみあちゃん(美心愛)がどうかしたの?!』
『精神が不安定になっちゃって魔力が乱れたから眠ってもらったの。』
『そう、良かった。
で、その原因は排除したの?』
『これからよ。
だからそれまで美心愛ちゃんを預かって欲しいの。』
『もちろんよ。
精霊界に送ってちょうだい。』
『分かったわ。』
(シュン)
0
お気に入りに追加
104
あなたにおすすめの小説
錆びた剣(鈴木さん)と少年
へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。
誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。
そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。
剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。
そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。
チートキタコレ!
いや、錆びた鉄のような剣ですが
ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。
不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。
凸凹コンビの珍道中。
お楽しみください。
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星井柚乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
おばあちゃんが孫とVRmmoをしてみた
もらわれっこ
ファンタジー
孫にせがまれて親の代わりに一緒にログイン、のんびりしてます
初めてなのでのんびり書きます
1話1話短いです
お気に入り 4 百人突破!ありがとうございます
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
全裸ドSな女神様もお手上げな幸運の僕が人類を救う異世界転生
山本いちじく
ファンタジー
平凡で平和に暮らしていたユウマは、仕事の帰り道、夜空から光り輝く物体が公園に落ちたのを見かけた。
広い森のある公園の奥に進んでいくと、不思議な金色の液体が宙に浮かんでいる。
好奇心を抱きながらその金色の液体に近づいて、不用心に手を触れると、意識を失ってしまい。。。
真っ白な世界でユウマは、女神と会う。
ユウマが死んでしまった。
女神は、因果律に予定されていない出来事だということをユウマに伝えた。
そして、女神にもお手上げな幸運が付与されていることも。
女神が作った別の世界に転生しながら、その幸運で滅亡寸前の人類を救えるか検証することに。
ユウマは突然の死に戸惑いながら、それを受け入れて、異世界転生する。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
骨から始まる異世界転生~裸の勇者はスケルトンから成り上がる。
飼猫タマ
ファンタジー
トラックに轢かれて異世界転生したのに、骨になるまで前世の記憶を思い出せなかった男が、最弱スケルトンから成り上がってハーレム勇者?魔王?を目指す。
『小説家になろう』のR18ミッドナイトノベルズで、日間1位、週間1位、月間1位、四半期1位、年間3位。
完了済では日間、週間、月間、四半期、年間1位をとった作品のR15版です。
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる