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叔父と甥が地球総人口を半分に減らす話
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分類:ダークファンタジー、ヒストリー
◯序章
どこかで、こんな話を聞いたことがある。
「人類は地球の病原菌だ。」
本当かどうかなんてわからない。
「だから大規模な厄災や疫病は、」
裏付ける証拠もない。
「…きっと病を治すための地球の免疫システムだ。」
だが、一理あると、そう思ってしまった。
◯第一章
「…であるからして、この問題の解は3√2と-3√2となります。証明終了です。」
カカッと音を鳴らして、チョークを置くと同時に、拍手が送られる。
「ありがとうございました、速水くん。では席に戻ってください。」
今しがた立っていた教卓の、その横にいる先生の指示に従って席につく。それを見届けた先生は短めのポニーテールを揺らして頷くと、授業を再開した。
「えーでは、今速水くんが証明してくれた通り…」
午後の数学の授業。後方窓際にある自席は日が差し込んでくることだけが欠点だが、先生からも廊下からも遠いため、自分にとっては特等席だ。しかも日当たりが良すぎるのも、冬はありがたいからそれほど欠点ではないのかもしれないと思えてくる。
少し目を閉じてひと息つく。そして机の下に手を入れ、メモ帳を取り出した。もうすでに先生の話は頭に入ってきていない。【災害ノート】と表紙に書かれたそれを、一応開いているが年末になってもほぼ新品と言えるほど使われた形跡のない教科書の上に置く。
俺は授業なんてまじめに聞いたことがなかった。
世にいう天才なのだろう。しっかり聞かなくてもすぐに理解できてしまう。だが馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったもので、俺は世の中から見れば奇怪とも言える趣味を持っていた。机から取り出したそれは、表紙には【災害ノート】と書いてありながらも、その実中身は全くと言っても良い別物だった。ただ、「災害」という言葉がそれを形容するのに使えなくはない言葉且つ、一般的に使われる言葉且つ、もしこのノートを落としても中身を見たがる人は少なそうだということで名付けられたというだけだ。
歴史上にでてくる「不可解」「不明」「未解決」といった単語は、好奇心をくすぐってくる。俺が1番好きな科目も歴史だ。特に覚えることが多いから達成感もあるし、覚えたことから本に載っている「史実」の「真実」を考察するのも面白い。俺は表紙に指を這わせ、【災害ノート】をめくった。
ノートの中にはびっしりと、不可解な大規模災害や歴史上の出所不明の疫病などの詳細が書かれている。やはりこれは、【災害ノート】というより、「人類滅亡ノート」といったほうがいいだろう。
更にページをめくり、書きかけの見開き右ページまでたどり着く。左上には先程自分で書いた「考察」という項目が、午後の日差しに照らされていた。ペンケースからお気に入りの藍色のシャーペンを取り出して、先生に名指しされたことで中断された考察の続きを綴り始める。左ページは太古の昔のとある疫病についての基本情報をまとめており、字が小さかったり付箋を貼ってたりと、見づらいが非常に効率が良い。
しかし、この「史実からの真実の考察」というテーマはやはり研究され尽くしており、それだけでいえば共通する趣味を持つ人は沢山いるだろう。流石に「奇怪な趣味」とは程遠い。…だが、残念ながら俺の趣味のメインはここではない。考察を書いていたシャーペンがついにノートの端にたどり着き、ひとまず一段落つく。そして【災害ノート】をめくり、そのページの左上に新たな項目を書いた。そして指先でクルクルとシャーペンを回す。夕方の陽に照らされる文字は、
「何故負けたのか」
より詳しく言えば「何故疫病蔓延は終息したのか」である。そしてその下に欠点、ページの中間辺りに改善方法と記す。まるで中学生や小学生の理科ノートだ。提示された「事実」を書きそれを基に「考察」、新たな知見を得て更に「予想」し、実験はできないがその代わりの脳内シミュレーションで「改善方法」を出す。
ただ、小中学生の理科ノートとは異なり、俺は人類の味方をしない。つまり、災害や疫病サイドというわけだ。
そして今回でいうと、「より疫病が蔓延しやすくなるためには」や「当時の対策方法の一枚上手を行く方法」を考えていく。さて、本日のお楽しみタイムといこうか、と遊ばせていたシャーペンを持ちかえたその時、
キーンコーンカーンコーン
「…となるわけなのです。あら、時間ぴったりね。」
下校時刻を告げるチャイムが鳴った。日直の号令を合図に、教室が一気に騒がしくなる。
「ね~今日どこ行く~?」
「やっぱストバっしょ!」
「え~昨日も行ったじゃん~」
「お、三輪~!帰ろ~ぜ~!」
「お~!ちょいまちな!」
ギャル女子や他クラス陽キャ男子たちを横目に、俺も帰宅準備を進める。本当は居残りをしてでも書き続けたかったが、生憎と今日はそうもいかない。いそいそと帰り支度をしていると、俺にもお声がかかった。
「はやみん~!お前もカラオケ行くか!?」
みんな大好き陽キャくんだ。
「いや、今日は用事で…ごめんな。今度絶対埋め合わせするから!じゃなー!」
「また用事かよ~!彼女かコノヤロ羨ましいぜ!」
「そんなんじゃないよ笑。じゃ、また月曜ね。」
ひらひらと手を振って足早に立ち去る。こういうのは家の用事とかと言っておけば勘繰られどそうそうに止められることはないから便利だ。しかも嘘ではない。本当に外せない用事があるのだし。通学路を半ば小走りで通り、家の戸を開ける。
「ただいま」
玄関に入り、戸を閉めた薄暗い家にポツリとこぼす。両親共働き家庭のため、家に大人がいることは殆どないが、今日は別だ。急いで2階の自室に向かうと、そこには先客がいた。薄暗い部屋の中、唯一の発光源であるパソコンの画面とにらめっこしているその人物は、ドアの音でようやく俺の存在に気づいたらしい。
「お、帰ったのか。」
「ただいま、叔父さん。電気つけないと目ぇ悪くするよ。」
「おおちょっと付けてくれ」
「はいはい」
壁に手を這わせてリモコンを取り、証明に向かってボタンを押すと、ピッと音がして部屋が明るくなった。角刈り頭にメガネを掛けたその人物─叔父さんは、一段落ついたというように大きく伸びをした。もしかしたら俺に気づいたのはドアの音ではなく、作業が一段落して周囲の情報をえるようになったからではなかろうか。
俺はひとまず鞄をベッド横に置き、ブレザーをハンガーにかけてから叔父さんの横に座った。
「それで、今回はいつに行くの?」
ところで、流石に天才な俺も、現代の記録のみを頼りに考察し脳内シミュレーションをするのは些か難しい。ならばどうやってそれらをこなしているのか。答えは簡単である。
「平安時代、平城京だ。」
直接見に行けばいいのだ。
◯解説
テーマ、地球と人類の闘い(主人公は地球側)
主人公 速水(仮)
神童。同じく天才であり神童であった叔父の開発した時代逆行システムによって趣味を極める→実際の流行場所に行く、経過を見る、偉人との対談、当時起こった事件の詳細などの記録、現代では既に失われた記録の解読などなど、
趣味(人類を滅ぼせるほどの災害や疫病に必要な要素を考察する→こういう対策されそうだな→こうなったらやばない?→あ、でもこうやってできるか→それなら疫病の方はこういう機能がないと対応しきれないな)
趣味を持ったきっかけは、「人類は増えすぎた」や冒頭の言葉を幼少時に聞いたため。ぎりぎり法に触れない且つ広範囲で人類を3、4割方消し去りたいと思ったことがある。地球かわいそう。
叔父さん(仮)
1000年に1人現れるかどうかの天才。安倍晴明的な天才。理屈を超えてくる。なんかタイムマシン的なやつ作った。天才。主人公の師匠でありあこがれであり目標でもある。天才。昔はたまにふらっと実家(主人公の家)に寄る程度だったがある事件(主人公と関係するなにか→主人公誕生とかタイムマシン作ったときとか)がきっかけで週イチで来るようになった。甥とともに歴史を冒険する。
ちなみに、
この叔父甥は持ち前の頭脳でバンバン病や災害を凶悪化させていく。そしてパラレルワールドが出来上がり、一通り成果を確認したら帰宅を繰り返す。元の世界線に戻るが、次行くときは前の世界線(病や災害が凶悪化した世界線)の歴史に行き、ほかの病も凶悪化させる。なんか不思議道具(叔父発明)で未来の人口予測が見れるので、人類が永く生きられるくらいの少ない人口水準目指してひたすら病や災害を凶悪化させていく。人類滅亡とまではいかないが地球総人口40億人くらい目指してるはず。たぶんダークファンタジー。
注意
頭が良い人じゃないと歴史描写が曖昧になってよく分かんなくなる。
未来人に過去の病は影響を与えられないなど、色々ご都合。
最後のとこの「平安時代、平城京」は天平の疫病大流行のこと。あそこに行く。正気か。
◯序章
どこかで、こんな話を聞いたことがある。
「人類は地球の病原菌だ。」
本当かどうかなんてわからない。
「だから大規模な厄災や疫病は、」
裏付ける証拠もない。
「…きっと病を治すための地球の免疫システムだ。」
だが、一理あると、そう思ってしまった。
◯第一章
「…であるからして、この問題の解は3√2と-3√2となります。証明終了です。」
カカッと音を鳴らして、チョークを置くと同時に、拍手が送られる。
「ありがとうございました、速水くん。では席に戻ってください。」
今しがた立っていた教卓の、その横にいる先生の指示に従って席につく。それを見届けた先生は短めのポニーテールを揺らして頷くと、授業を再開した。
「えーでは、今速水くんが証明してくれた通り…」
午後の数学の授業。後方窓際にある自席は日が差し込んでくることだけが欠点だが、先生からも廊下からも遠いため、自分にとっては特等席だ。しかも日当たりが良すぎるのも、冬はありがたいからそれほど欠点ではないのかもしれないと思えてくる。
少し目を閉じてひと息つく。そして机の下に手を入れ、メモ帳を取り出した。もうすでに先生の話は頭に入ってきていない。【災害ノート】と表紙に書かれたそれを、一応開いているが年末になってもほぼ新品と言えるほど使われた形跡のない教科書の上に置く。
俺は授業なんてまじめに聞いたことがなかった。
世にいう天才なのだろう。しっかり聞かなくてもすぐに理解できてしまう。だが馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったもので、俺は世の中から見れば奇怪とも言える趣味を持っていた。机から取り出したそれは、表紙には【災害ノート】と書いてありながらも、その実中身は全くと言っても良い別物だった。ただ、「災害」という言葉がそれを形容するのに使えなくはない言葉且つ、一般的に使われる言葉且つ、もしこのノートを落としても中身を見たがる人は少なそうだということで名付けられたというだけだ。
歴史上にでてくる「不可解」「不明」「未解決」といった単語は、好奇心をくすぐってくる。俺が1番好きな科目も歴史だ。特に覚えることが多いから達成感もあるし、覚えたことから本に載っている「史実」の「真実」を考察するのも面白い。俺は表紙に指を這わせ、【災害ノート】をめくった。
ノートの中にはびっしりと、不可解な大規模災害や歴史上の出所不明の疫病などの詳細が書かれている。やはりこれは、【災害ノート】というより、「人類滅亡ノート」といったほうがいいだろう。
更にページをめくり、書きかけの見開き右ページまでたどり着く。左上には先程自分で書いた「考察」という項目が、午後の日差しに照らされていた。ペンケースからお気に入りの藍色のシャーペンを取り出して、先生に名指しされたことで中断された考察の続きを綴り始める。左ページは太古の昔のとある疫病についての基本情報をまとめており、字が小さかったり付箋を貼ってたりと、見づらいが非常に効率が良い。
しかし、この「史実からの真実の考察」というテーマはやはり研究され尽くしており、それだけでいえば共通する趣味を持つ人は沢山いるだろう。流石に「奇怪な趣味」とは程遠い。…だが、残念ながら俺の趣味のメインはここではない。考察を書いていたシャーペンがついにノートの端にたどり着き、ひとまず一段落つく。そして【災害ノート】をめくり、そのページの左上に新たな項目を書いた。そして指先でクルクルとシャーペンを回す。夕方の陽に照らされる文字は、
「何故負けたのか」
より詳しく言えば「何故疫病蔓延は終息したのか」である。そしてその下に欠点、ページの中間辺りに改善方法と記す。まるで中学生や小学生の理科ノートだ。提示された「事実」を書きそれを基に「考察」、新たな知見を得て更に「予想」し、実験はできないがその代わりの脳内シミュレーションで「改善方法」を出す。
ただ、小中学生の理科ノートとは異なり、俺は人類の味方をしない。つまり、災害や疫病サイドというわけだ。
そして今回でいうと、「より疫病が蔓延しやすくなるためには」や「当時の対策方法の一枚上手を行く方法」を考えていく。さて、本日のお楽しみタイムといこうか、と遊ばせていたシャーペンを持ちかえたその時、
キーンコーンカーンコーン
「…となるわけなのです。あら、時間ぴったりね。」
下校時刻を告げるチャイムが鳴った。日直の号令を合図に、教室が一気に騒がしくなる。
「ね~今日どこ行く~?」
「やっぱストバっしょ!」
「え~昨日も行ったじゃん~」
「お、三輪~!帰ろ~ぜ~!」
「お~!ちょいまちな!」
ギャル女子や他クラス陽キャ男子たちを横目に、俺も帰宅準備を進める。本当は居残りをしてでも書き続けたかったが、生憎と今日はそうもいかない。いそいそと帰り支度をしていると、俺にもお声がかかった。
「はやみん~!お前もカラオケ行くか!?」
みんな大好き陽キャくんだ。
「いや、今日は用事で…ごめんな。今度絶対埋め合わせするから!じゃなー!」
「また用事かよ~!彼女かコノヤロ羨ましいぜ!」
「そんなんじゃないよ笑。じゃ、また月曜ね。」
ひらひらと手を振って足早に立ち去る。こういうのは家の用事とかと言っておけば勘繰られどそうそうに止められることはないから便利だ。しかも嘘ではない。本当に外せない用事があるのだし。通学路を半ば小走りで通り、家の戸を開ける。
「ただいま」
玄関に入り、戸を閉めた薄暗い家にポツリとこぼす。両親共働き家庭のため、家に大人がいることは殆どないが、今日は別だ。急いで2階の自室に向かうと、そこには先客がいた。薄暗い部屋の中、唯一の発光源であるパソコンの画面とにらめっこしているその人物は、ドアの音でようやく俺の存在に気づいたらしい。
「お、帰ったのか。」
「ただいま、叔父さん。電気つけないと目ぇ悪くするよ。」
「おおちょっと付けてくれ」
「はいはい」
壁に手を這わせてリモコンを取り、証明に向かってボタンを押すと、ピッと音がして部屋が明るくなった。角刈り頭にメガネを掛けたその人物─叔父さんは、一段落ついたというように大きく伸びをした。もしかしたら俺に気づいたのはドアの音ではなく、作業が一段落して周囲の情報をえるようになったからではなかろうか。
俺はひとまず鞄をベッド横に置き、ブレザーをハンガーにかけてから叔父さんの横に座った。
「それで、今回はいつに行くの?」
ところで、流石に天才な俺も、現代の記録のみを頼りに考察し脳内シミュレーションをするのは些か難しい。ならばどうやってそれらをこなしているのか。答えは簡単である。
「平安時代、平城京だ。」
直接見に行けばいいのだ。
◯解説
テーマ、地球と人類の闘い(主人公は地球側)
主人公 速水(仮)
神童。同じく天才であり神童であった叔父の開発した時代逆行システムによって趣味を極める→実際の流行場所に行く、経過を見る、偉人との対談、当時起こった事件の詳細などの記録、現代では既に失われた記録の解読などなど、
趣味(人類を滅ぼせるほどの災害や疫病に必要な要素を考察する→こういう対策されそうだな→こうなったらやばない?→あ、でもこうやってできるか→それなら疫病の方はこういう機能がないと対応しきれないな)
趣味を持ったきっかけは、「人類は増えすぎた」や冒頭の言葉を幼少時に聞いたため。ぎりぎり法に触れない且つ広範囲で人類を3、4割方消し去りたいと思ったことがある。地球かわいそう。
叔父さん(仮)
1000年に1人現れるかどうかの天才。安倍晴明的な天才。理屈を超えてくる。なんかタイムマシン的なやつ作った。天才。主人公の師匠でありあこがれであり目標でもある。天才。昔はたまにふらっと実家(主人公の家)に寄る程度だったがある事件(主人公と関係するなにか→主人公誕生とかタイムマシン作ったときとか)がきっかけで週イチで来るようになった。甥とともに歴史を冒険する。
ちなみに、
この叔父甥は持ち前の頭脳でバンバン病や災害を凶悪化させていく。そしてパラレルワールドが出来上がり、一通り成果を確認したら帰宅を繰り返す。元の世界線に戻るが、次行くときは前の世界線(病や災害が凶悪化した世界線)の歴史に行き、ほかの病も凶悪化させる。なんか不思議道具(叔父発明)で未来の人口予測が見れるので、人類が永く生きられるくらいの少ない人口水準目指してひたすら病や災害を凶悪化させていく。人類滅亡とまではいかないが地球総人口40億人くらい目指してるはず。たぶんダークファンタジー。
注意
頭が良い人じゃないと歴史描写が曖昧になってよく分かんなくなる。
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