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迷宮からの脱出
苦闘の末に/ある日のギルド(ナレーター風)
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さぁ、来い!
.........ドシン.......
.........ドシン.......
.........ドシン.......
....
歩くのおっそ!
そっか、オークロード遅いんだった。
あ~、コレ自分から行かないとダメじゃね?
攻撃が来ないギリギリのラインまで歩く。
とりま浅い斬撃をたくさん入れて体力が無くなるのを待つか。
そうと決まればっ!
ジャンプしてナビ通りに鎧の境目めがけてダガーを振り下ろす。
だけど深く切らないで、傷を浅くつける程度に。
今度はちゃんとダガーが肉をすり抜けた。
うん、前回と同じ鉄は踏まないよっ!
あ待って今気づいたけど毒入れれば良くない?
そしたら勝手にHPなくなるっしょ。
あー、でも毒ってスキルで出すんだった。
スキル使っちゃダメだからボツだな。
じゃあ地道に体力削るしかないのか。
で、今の斬撃でどんくらい体力減ったかな~?
HP:5337/10000
おぉ!?思ったより削れてる!
100も減るなんてすごいな、私のダガー。
....でもよく考えたらこれをあと55回弱やんなきゃいけないのか。
正直めんどくせぇー。
でもやらないと倒せないしなぁ。
もう首も半分ぐらいまで切れてるし逆から斬ったら一気に減るかなー。
.......。
やってみよ。
別に同じとこ斬っちゃダメなんて言ってないもんね。
なんで思いつかなかったんだろう。
そうと決まったらっ!
カインさん、ナビお願いしますっ!
『承りマシた』
よぉーし、やるぞお~。
今度は逆に左斜め前へ行って床蹴って壁蹴る!
というのはフェイクで!
床蹴ったら方向転換!
オークロードが私が行くはずだった着地予定地点に斧を振りかぶろうとしているのが見えた。
へー、オークロードも学習するんだ。
前回と同じ感じで行ったから予想で攻撃したんだね。
でも私がそこに行くと思った?お生憎様!
私だって学習するんですー。
まだ治っていない首を逆から斬る。
でもさっきみたいに適当に、斬れるかな?とか思って斬らない。
ちゃんとまっすぐ全力で斬る!
ザシュ!
グラッ
ポトッ
ドッ!
ドシン!
首がポトリと落ちて、オークロードが倒れた。
お~、倒せた!
前世どっかのアニメで言ってたんだよね、主人公がさ。
刀は振りかぶる方向と力の乗せ方をピッタリ同じにする必要があるって。
それをダガーでやってみたけど、斬れてよかったよ、うん。
でもスキル無しって結構キツい。
もうスキルに頼っちゃおっかな。
怠けちゃいたい。
でもそうは問屋がおろさないんだよね。
頼りっぱなしだとさ、スキル封印された時、何もできなくなるじゃん。
ってわけで10回に1回ぐらいはスキル無しで戦ってみるか。
でも当分はやりたくないなぁ。
いくら特訓してもさ、やっぱ前世では縁がなかったことだから。
体がちょっとついていけん。
今も正直もう動きたくない。
だぁるぅ~い。
っていうか残骸すごいな。
オークロードは吸収されてもさ、クレーターとか斧の跡とかは消えないんだよね。
いや、ダンジョンが直すんだと思うけどさ?
でも勝ったなーって感じがしていいねぇ!
さぁて、ドロップアイテムはあるかな~?
あった!....兜が。
立派な装飾の黒い兜だけどさ?
〈オークロードの兜〉
レア度:4/5
オークロードがかぶっていた兜
防御力が高かった
あーあ、肉が良かったなぁ。
残念。
スキル•アイテムボックスオープン
名前:ドロップ武具コレクション
ポイっとな。
スキル•アイテムボックスクローズ
そろそろこの作業も飽きてきたな。
なんかひとまとめにできない?
『スキルで まとメラれ ます』
......ドシン.......
おっ?
向こうからオークロードが歩いてくる。
そういえば2体いたんだっけ?
今度はちゃんとスキルをつけ直してから、
スキル•攻撃力増強
スキル•防御力増強
スキル•脚力倍増
タタタタタタタ
......ドシン.......
......ドシン.......
タッタッタッタッ
ザシュ!
はい、一丁上がり!
また...つまらないものを斬ってしまった....。
これ誰のセリフだっけ?
ま、いっか!
おぉっ今度は肉だ!
わーい、わーい
~~~~
ラカン帝国•首都のギルド本部にて。
「ふぅ」
そっと息をついて、男が椅子に埋もれた。
上級魔物の皮を使った高級品の椅子だ。
目の前にはやはり木製の立派な机に乗った山の書類達がある。
チェック済みの書類達だ。
そして今、最後の書類をチェックしようとしている。
(最後はこれか)
男は少し疲れたような顔をしたが、すぐにギルドマスターの顔になった。
この男──ライアンは元々S級冒険者だった。
しかし魔物との戦闘で右腕と左目が負傷し、続けることが難しくなったため、引退したのだ。
元々そんなの覚悟の上で冒険者者をしてたわけだから、なんとも思わなかった。
今まで稼いだお金でなんとかやりくりしていこうと思ってた。
そんな時だ。
ギルマスから直々に面会したいと言われた。
「単刀直入に言おう。ギルドマスターの座を継いでほしい。」
「はい?」
いやそんな事言われても。
俺は右腕の肘から下がないし、左目も見えないんだが。
「いや、無理を言っているのは分かる。だが君の実力は素晴らしい。右腕と左目の怪我が無ければ、もっと高みヘ行けたはずだ。」
だからなんだ。
確かに今のギルマスはもう年をとっていて、いつ倒れるかわからないが。
でも俺にギルマスが務まるとは思えない。
「引退するのは惜しい。ぶっちゃけ実力のある人はお前ぐらいしかいないんだ。給料も冒険者だった頃と同じぐらいだ。どうだ?悪くないだろう?」
「わかりました。やります。」
.....俺は乗せられやすい人だ。
むしろ今までよくやってこられたな、俺。
という感じでライアンはギルマスとなった。
最初は反対する人も一部いたが、ライアンの冒険者としての功績やギルマスになったあとの仕事の評判がその一部の人達のほとんどを賛成派に変えることができた。
でもやっぱりギルマスの座を狙ってた人もいたわけだから、暗殺者も出てくる。
だから実力もあるライアンが頼まれたのだ。
さて、そんなライアンだが、今、とても困った事に直面していた。
なんとA級のダンジョンが発見されたらしい。
A級といったら、100階層以上あるダンジョンだ。
資源が豊富そうなのはまぁ、いいとして。
問題はその後の報告。
このダンジョンには神器が眠っている。
その噂を信じて冒険者達が大量に殺到したらしい。
「はぁ、勘弁してくれよなぁ。」
冒険者達はダンジョンに潜って(今回は)一ヶ月出てこなかったら死亡扱いになる。
そしてまさに.....そういう人が大量発生しているというのが今回の報告である。
「そろそろ強いやつを送りこめってか?」
候補はいる。
Sランクパーティでも腕が立つ奴らだ。
でもライアンは戸惑う。
送りこんで失敗に──その人達が死んだりでもしたらこの国の戦力はガタ落ちになるのは目に見えてるからだ。
一か八かにかけるか?
いっそSランクパーティを複数送り込む?
といっても3つしかないけど。
数分じっくり利益不利益を考えたあと、ライアンは決断した。
そして影のうすすぎる秘書を探し、あるSランクパーティをここへ呼ぶように言った。
「連れてきました。」
「ああ、入ってくれ。」
ドアを開けて秘書と4人の冒険者達が入ってくる。
長い黒髪をサイドテールにした、いわゆるサムライ女子。
大盾をもった、いかにもなタンク役の大男。
暗い紫のローブを纏い、フードをかぶった小柄な女性。
そして中央には.....地球でいう厨二病全開の勇者風鎧の青年がいた。
「よく来てくれた、[俺ら最凶](俺ら最凶という名前が聞こえた時、青年以外はオエッって顔をした)よ。ここに呼んだのは他でもない......」
ライアンが妙にもったいぶった態度をとる。
そして息を深く吸って、
「実は、A級ダンジョンが発見された。」
一瞬の沈黙。
直後、
「嘘ですよね、嘘ですよね....?!」
小柄な女性が震えた声で言う。そして、
「オイラでも抑えられないモンスターがいるかもなダンジョンじゃないでやんすか」
大盾をもった男がいかにもタンクらしいセリフを言った。
「いや、でもまだ行くと決まったわけではないッ!皆、断固抗議するんだ!」
諦めない厨二病の青年。しかし、サムライ女子がとどめをさす。
「いやここに呼んだ=行けでしょ。」
見事に紹介しやすい順番で騒ぎだした。
「でも可能性が残ってるなら!」
「いやもう0ですよ。0パー無理です。」
それからは口論の嵐である。
(なんか、最初から失敗した気分だ)
ライアンはそう思いながらも静かにさせ、ダンジョンの説明をし、最奥を確認することが今回の依頼内容だと伝える。
すると予想通り、
「ほらぁ、やっぱ行くんじゃん。」
「そんな、そんな!私達じゃ無理ですよぅ。」
「大丈夫でやんす。オイラがついてるでやんすよ。」
「俺のこの剣もあるしな!」
「でもですね、ダンジョ...」
「あのねぇ、どこまでダンジョンが続いてるのかわからないんだよ?!」
「でも指名依頼だし、断ったらマズイぞ?」
とか騒ぎ始めた。
特に女子は否定的だ。
でもライアンはそれを無視。
ギルマス命令を容赦なく下した。
「Sランクパーティ[俺ら最凶]にダンジョンの最奥を確認することを指定依頼内容とする。直ちにダンジョンヘ向かうこと。」
ギルマス命令は基本的に逆らえない。
こうして4人はダンジョンヘ向かったのだった。
.........ドシン.......
.........ドシン.......
.........ドシン.......
....
歩くのおっそ!
そっか、オークロード遅いんだった。
あ~、コレ自分から行かないとダメじゃね?
攻撃が来ないギリギリのラインまで歩く。
とりま浅い斬撃をたくさん入れて体力が無くなるのを待つか。
そうと決まればっ!
ジャンプしてナビ通りに鎧の境目めがけてダガーを振り下ろす。
だけど深く切らないで、傷を浅くつける程度に。
今度はちゃんとダガーが肉をすり抜けた。
うん、前回と同じ鉄は踏まないよっ!
あ待って今気づいたけど毒入れれば良くない?
そしたら勝手にHPなくなるっしょ。
あー、でも毒ってスキルで出すんだった。
スキル使っちゃダメだからボツだな。
じゃあ地道に体力削るしかないのか。
で、今の斬撃でどんくらい体力減ったかな~?
HP:5337/10000
おぉ!?思ったより削れてる!
100も減るなんてすごいな、私のダガー。
....でもよく考えたらこれをあと55回弱やんなきゃいけないのか。
正直めんどくせぇー。
でもやらないと倒せないしなぁ。
もう首も半分ぐらいまで切れてるし逆から斬ったら一気に減るかなー。
.......。
やってみよ。
別に同じとこ斬っちゃダメなんて言ってないもんね。
なんで思いつかなかったんだろう。
そうと決まったらっ!
カインさん、ナビお願いしますっ!
『承りマシた』
よぉーし、やるぞお~。
今度は逆に左斜め前へ行って床蹴って壁蹴る!
というのはフェイクで!
床蹴ったら方向転換!
オークロードが私が行くはずだった着地予定地点に斧を振りかぶろうとしているのが見えた。
へー、オークロードも学習するんだ。
前回と同じ感じで行ったから予想で攻撃したんだね。
でも私がそこに行くと思った?お生憎様!
私だって学習するんですー。
まだ治っていない首を逆から斬る。
でもさっきみたいに適当に、斬れるかな?とか思って斬らない。
ちゃんとまっすぐ全力で斬る!
ザシュ!
グラッ
ポトッ
ドッ!
ドシン!
首がポトリと落ちて、オークロードが倒れた。
お~、倒せた!
前世どっかのアニメで言ってたんだよね、主人公がさ。
刀は振りかぶる方向と力の乗せ方をピッタリ同じにする必要があるって。
それをダガーでやってみたけど、斬れてよかったよ、うん。
でもスキル無しって結構キツい。
もうスキルに頼っちゃおっかな。
怠けちゃいたい。
でもそうは問屋がおろさないんだよね。
頼りっぱなしだとさ、スキル封印された時、何もできなくなるじゃん。
ってわけで10回に1回ぐらいはスキル無しで戦ってみるか。
でも当分はやりたくないなぁ。
いくら特訓してもさ、やっぱ前世では縁がなかったことだから。
体がちょっとついていけん。
今も正直もう動きたくない。
だぁるぅ~い。
っていうか残骸すごいな。
オークロードは吸収されてもさ、クレーターとか斧の跡とかは消えないんだよね。
いや、ダンジョンが直すんだと思うけどさ?
でも勝ったなーって感じがしていいねぇ!
さぁて、ドロップアイテムはあるかな~?
あった!....兜が。
立派な装飾の黒い兜だけどさ?
〈オークロードの兜〉
レア度:4/5
オークロードがかぶっていた兜
防御力が高かった
あーあ、肉が良かったなぁ。
残念。
スキル•アイテムボックスオープン
名前:ドロップ武具コレクション
ポイっとな。
スキル•アイテムボックスクローズ
そろそろこの作業も飽きてきたな。
なんかひとまとめにできない?
『スキルで まとメラれ ます』
......ドシン.......
おっ?
向こうからオークロードが歩いてくる。
そういえば2体いたんだっけ?
今度はちゃんとスキルをつけ直してから、
スキル•攻撃力増強
スキル•防御力増強
スキル•脚力倍増
タタタタタタタ
......ドシン.......
......ドシン.......
タッタッタッタッ
ザシュ!
はい、一丁上がり!
また...つまらないものを斬ってしまった....。
これ誰のセリフだっけ?
ま、いっか!
おぉっ今度は肉だ!
わーい、わーい
~~~~
ラカン帝国•首都のギルド本部にて。
「ふぅ」
そっと息をついて、男が椅子に埋もれた。
上級魔物の皮を使った高級品の椅子だ。
目の前にはやはり木製の立派な机に乗った山の書類達がある。
チェック済みの書類達だ。
そして今、最後の書類をチェックしようとしている。
(最後はこれか)
男は少し疲れたような顔をしたが、すぐにギルドマスターの顔になった。
この男──ライアンは元々S級冒険者だった。
しかし魔物との戦闘で右腕と左目が負傷し、続けることが難しくなったため、引退したのだ。
元々そんなの覚悟の上で冒険者者をしてたわけだから、なんとも思わなかった。
今まで稼いだお金でなんとかやりくりしていこうと思ってた。
そんな時だ。
ギルマスから直々に面会したいと言われた。
「単刀直入に言おう。ギルドマスターの座を継いでほしい。」
「はい?」
いやそんな事言われても。
俺は右腕の肘から下がないし、左目も見えないんだが。
「いや、無理を言っているのは分かる。だが君の実力は素晴らしい。右腕と左目の怪我が無ければ、もっと高みヘ行けたはずだ。」
だからなんだ。
確かに今のギルマスはもう年をとっていて、いつ倒れるかわからないが。
でも俺にギルマスが務まるとは思えない。
「引退するのは惜しい。ぶっちゃけ実力のある人はお前ぐらいしかいないんだ。給料も冒険者だった頃と同じぐらいだ。どうだ?悪くないだろう?」
「わかりました。やります。」
.....俺は乗せられやすい人だ。
むしろ今までよくやってこられたな、俺。
という感じでライアンはギルマスとなった。
最初は反対する人も一部いたが、ライアンの冒険者としての功績やギルマスになったあとの仕事の評判がその一部の人達のほとんどを賛成派に変えることができた。
でもやっぱりギルマスの座を狙ってた人もいたわけだから、暗殺者も出てくる。
だから実力もあるライアンが頼まれたのだ。
さて、そんなライアンだが、今、とても困った事に直面していた。
なんとA級のダンジョンが発見されたらしい。
A級といったら、100階層以上あるダンジョンだ。
資源が豊富そうなのはまぁ、いいとして。
問題はその後の報告。
このダンジョンには神器が眠っている。
その噂を信じて冒険者達が大量に殺到したらしい。
「はぁ、勘弁してくれよなぁ。」
冒険者達はダンジョンに潜って(今回は)一ヶ月出てこなかったら死亡扱いになる。
そしてまさに.....そういう人が大量発生しているというのが今回の報告である。
「そろそろ強いやつを送りこめってか?」
候補はいる。
Sランクパーティでも腕が立つ奴らだ。
でもライアンは戸惑う。
送りこんで失敗に──その人達が死んだりでもしたらこの国の戦力はガタ落ちになるのは目に見えてるからだ。
一か八かにかけるか?
いっそSランクパーティを複数送り込む?
といっても3つしかないけど。
数分じっくり利益不利益を考えたあと、ライアンは決断した。
そして影のうすすぎる秘書を探し、あるSランクパーティをここへ呼ぶように言った。
「連れてきました。」
「ああ、入ってくれ。」
ドアを開けて秘書と4人の冒険者達が入ってくる。
長い黒髪をサイドテールにした、いわゆるサムライ女子。
大盾をもった、いかにもなタンク役の大男。
暗い紫のローブを纏い、フードをかぶった小柄な女性。
そして中央には.....地球でいう厨二病全開の勇者風鎧の青年がいた。
「よく来てくれた、[俺ら最凶](俺ら最凶という名前が聞こえた時、青年以外はオエッって顔をした)よ。ここに呼んだのは他でもない......」
ライアンが妙にもったいぶった態度をとる。
そして息を深く吸って、
「実は、A級ダンジョンが発見された。」
一瞬の沈黙。
直後、
「嘘ですよね、嘘ですよね....?!」
小柄な女性が震えた声で言う。そして、
「オイラでも抑えられないモンスターがいるかもなダンジョンじゃないでやんすか」
大盾をもった男がいかにもタンクらしいセリフを言った。
「いや、でもまだ行くと決まったわけではないッ!皆、断固抗議するんだ!」
諦めない厨二病の青年。しかし、サムライ女子がとどめをさす。
「いやここに呼んだ=行けでしょ。」
見事に紹介しやすい順番で騒ぎだした。
「でも可能性が残ってるなら!」
「いやもう0ですよ。0パー無理です。」
それからは口論の嵐である。
(なんか、最初から失敗した気分だ)
ライアンはそう思いながらも静かにさせ、ダンジョンの説明をし、最奥を確認することが今回の依頼内容だと伝える。
すると予想通り、
「ほらぁ、やっぱ行くんじゃん。」
「そんな、そんな!私達じゃ無理ですよぅ。」
「大丈夫でやんす。オイラがついてるでやんすよ。」
「俺のこの剣もあるしな!」
「でもですね、ダンジョ...」
「あのねぇ、どこまでダンジョンが続いてるのかわからないんだよ?!」
「でも指名依頼だし、断ったらマズイぞ?」
とか騒ぎ始めた。
特に女子は否定的だ。
でもライアンはそれを無視。
ギルマス命令を容赦なく下した。
「Sランクパーティ[俺ら最凶]にダンジョンの最奥を確認することを指定依頼内容とする。直ちにダンジョンヘ向かうこと。」
ギルマス命令は基本的に逆らえない。
こうして4人はダンジョンヘ向かったのだった。
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