隠れレズの私が異世界転生したら貴族の令嬢たちに性教育をするシスターに就職!? これで私は聖女ならぬ性女?

早見羽流

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全裸の身代わり

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「二人とも、どうして……?」

 私が尋ねると、アリアはどこからか取り出した鍵で牢屋の鍵を開けて中に入ると、私の手錠と足枷を外し始める。

「あの後、なかなか先生が来ないので不思議に思っていたら、教室を訪れた兵士が、エリノア・クルーゲを国家転覆罪で捕らえたと言ってきたんです」

「先生は私たちにとっては恩人ですから……なんとかして助けようと……」

「ちょっと待てノエルちゃん! その格好!」

「……?」

 得意げに語り始めたノエルは、スルスルとローブを脱いでいったのだが、その下は当然のようになにも身につけていなかった。つまりすっぽんぽんだ。さすが痴女!

「──もっとよく見せて?」

「はい」

 ノエルちゃんは右手のひらを上にして目の前にかざすような仕草をする。すると、その手のひらの上に、小さな黄色い光が現れた。暖かい色だ。
 光に照らされてノエルちゃんの全身がよく見える。そのたわわに実った果実も、安産してくれそうな腰周りも、多少のお肉がついていながらもしっかりとくびれたウェストも、うーん……エロい! こんな状況じゃなかったらすぐに襲ってた!

「……なんで何も着てないの? サービス? それとも露出狂の類?」

「家を探しても罪人っぽい服がなかったので……」

 そりゃあそうでしょうね! さすが令嬢!
 私が感心していると、「解けた!」というアリアちゃんの声とともに、ガシャンと足枷が外れ、晴れて私は自由の身となった。
 そんな私にノエルちゃんはローブを羽織らせてくる。ノエルちゃんのお肌に直に触れていたローブからはノエルちゃんの甘いフローラルな匂いがした。うわ、ずっと嗅いでられる……。

 そして、アリアは今度は素っ裸のノエルの四肢に拘束具をつけていく。

「二人ともありがとうほんとに……私ここにいるとエッチもオナニーもできないからかなりストレスだったの……」

「先生ならそう言うだろうなって思ってました。──はいできた!」


 つける方が簡単だったのか、すんなりと拘束具をつけ終えたアリアちゃんはノエルちゃんに目配せをする。

「もういいよノエル。あんまり光らせてるとまた誰か来るし……」

「うん」

 ノエルちゃんは渋々左右に手を振って光を消した。

「ねぇ、ノエルちゃんはこれからどうなるの?」

 私の問いかけにノエルちゃんはニコッと微笑みながら答えた。

「私は大丈夫です。見張りの兵士が私だと気づけばすぐに解放されると思うから……」

 でもそれまでずっと全裸でいなきゃいけないんでしょ……?

「そんな格好でいたら、兵士に襲われたりしない?」

「……そしたらオチンチンを噛みちぎってやります」

 そうだ、ノエルちゃんにはそういう特技があったんだった……。この子も立派になった。出会った時の男とひたすらエッチをしたがっていた穢れたノエルちゃんとは大違い。それだけでも私が授業をしただけのことはある。

「ってことはノエルちゃんとはここでお別れなのね?」

「……そうなりますね。もう先生はこの城には入れてもらえないでしょうし……もう会うのは最後になるかも……」


「……ノエルちゃんっ!!」

 目を少し伏せながら話すノエルちゃんは少し寂しそうで……。それを見ていると私はいてもたってもいられなくなった。

 ノエルちゃんに駆け寄って、その身体を抱き寄せる。

「ふぇっ……?」

「私、ノエルちゃんに会えてよかった!」

「わ、私も……でも、そんなことされたら……」

 ギュッと彼女は私の身体を抱き返してくる。ノエルちゃんはやっぱり柔らかくて、抱き心地がいい……!

「離れたくなくなるじゃないですか……」

「ばかっ! ノエルちゃんのばかっ! 私のばかっ!」

 まるで恋人と別れる気分みたい。無意識のうちに涙が溢れていた。こんなにいい子が親に決められた相手と婚約して……私の身代わりになって……そんなこと許されるはずがない。
 いつか絶対救ってあげたい。

「先生は悪くないですよ。先生は私たちに大切なことを教えてくれたんです……だから……んっ」

 おっと失礼。気づいたら私はノエルちゃんの双丘に指を埋めていました。こんなに触り心地のいいおっぱいはなかなかないので、会えなくなるなら存分に触っておかないとね! というわけでもみもみ……。

「せ、せんせ……らめっ……んぅぅ……はぅっ……わ、わたし……んぁぁっ」

「ほらほら、こっちの方も熟してきたんじゃない?」

 ノエルちゃんのむき出しの秘部に触れると、案の定そこには彼女の果汁が溢れていた。もう、エッチ! そうやって全裸でいるノエルちゃんが悪いんだからね!

「んんっ……だめぇっ……ちょっ……声が出ちゃう……気づかれちゃう……!」

「大丈夫! こうすれば……!」

 喘ぐノエルちゃんの唇を私の唇で塞ぐ。ノエルちゃんは唇も柔らかかった。でも、さすがにあまり時間はかけてられないので、名残惜しいけど早めにイッてもらおうかな。
 私は一気にノエルちゃんの奥まで人差し指を突っ込んだ。

「……んんっ!?」

 口を塞がれたノエルちゃんは、ビクビクと身体を震わせながらイッた。

「はぁ……はぁ……せんせい……」

「……じゃあね。ノエルちゃん。──ノエルちゃんならきっといいお相手が見つかるわよ」

 何回もイかせておいてそれは無責任な気もしたけど、私には杏理が……アンリエットがいる。残念だけど、そこは譲れないのだ。

「先生……お元気で……ありがとう……ございました」

 力が抜けたように地面にへたり込むノエルちゃん。名残惜しそうにしてる私の手をアリアちゃんが引いて牢屋から救出すると、しっかりと鍵を閉めた。私とアリアちゃんはそのまま近くにあった階段を上っていく。


「うぅ……ノエルちゃん……いい子になって……成績満点つけてあげる」

「ノエルが聞いたら喜びますよ。ノエルはいつも劣等生でしたから」

 アリアちゃんは私の手を引きながら笑う。あー、何となくわかるかも。どうせ授業中にずっとエロいことを考えていて授業聞いてなかったんだな……?

「それにしても、先生ってノエルといつもあんなことしてたんですね……?」

「そうよ? ノエルちゃんとはセフレみたいな感じだったから。でもアリアちゃんにも似たようなことしてあげたでしょう?」

「……確かに」

「それに、アリアちゃんにはルナちゃんがいるからね」

「そうですね。誰かとルナがああいうことしてたらと思うとゾッとしますね……。だからルナもきっと同じ気持ちで──」

 ……。私がルナちゃんにも同じようなことしてることは黙っておいた方が良さそうだ。……まあ、この前のSMプレイはルナちゃんにおねだりされただけなんだけどね!
 それにしても、甲冑を着て低い声で話すアリアちゃんは男の子そのもので、さすが男子として教育を受けてきただけのことはある。これもこれで……アリかもしれない。男装の麗人って感じでアリアリのアリアだ。

 迷路のような王宮の中をスイスイとアリアは進み、途中で兵士に出くわしても怖気ずに「罪人の移送中だ」とかなんとか説明して、私はフードを目深に被っていれば何とかなってしまった。

 やがて、私たちは私──エリノアの自室の前にたどり着いた。するとアリアはこんなことを言い始めた。

「ボクはここまでです。ここから先はバトンタッチで……」

「えっ、ちょっと待って、外まで連れ出してくれるんじゃなかったの!?」

「正面から抜け出すのは難しくて……抜け穴を使うんですけど、甲冑だと先生の部屋にある抜け穴を通れませんからね。そこら辺に置いておくのも不自然ですし……でも大丈夫です。抜け穴のスペシャリストがついてますから。ここから先は彼女にお願いします」

 そう言いながらアリアちゃんは部屋の扉を開ける。……するとそこには緑髪の少女がちょこんと立っていた。少女は私の顔を見るとニコッと微笑む。

「先生! お待ちしてました!」

「ルナちゃん!?」
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