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高飛車娘がぶっかけられた
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……ん、外が明るい。
私は鳥のさえずりで目を覚ました。清々しい朝だ。あれ、部屋が広い。
あ、そっか、私は異世界転生したんだっけ。とりあえず昨日のことは全部夢でしたー残念! っていうオチにはならなくて良かった。
いやー、ノエルちゃんのおかげでよく寝れました。あの子、夢にまで出てきたよー。むっつり巨乳の分際でけしからん! やっぱり年下の女の子はたまらないわー好き! あー、もうダメ。もう一回自慰しよっと……。
全裸でベッドに横になって、毛布だけ被っていた私は、朝飯前に一回イッておこうと秘部に手を伸ばした――ところで、部屋の扉がトントンと叩かれた。もう! せっかくオナニーしようと思ったのに! ていうかトイレノックやめなさいよ、誰だか知らないけどここで私監視のもとトイレをさせるよ!
「ちょっと待って!」
今すぐに扉を開けられると大変なことになってしまう私は、自分でもびっくりするほどテンパって震えた声が出てしまった。
ベッドの脇に畳んでおいたシスター服を引っ掴んで素早く身につける。よし、これで誰がどこから見てもさっきまで自慰しようとしていた女には見えないだろう。
「入っていいよ?」
私が許可を出すと、ギィィっと扉が開き、親の顔よりもよく見た杏理の顔が覗いた――ということはアンリエットか。よし、アンリエットにここでトイレさせよ。――っていうのはさすがに冗談だけど、いつか絶対にこの子ともレズセックスするから。
「どうしたの? トイレ?」
「トイレ……?」
「ごめん、こっちの話。……なんの用?」
私が尋ねると、アンリエットは「何言ってんだこいつ」みたいな表情になった。そんな表情も可愛いのがこの子の悪いところだ。調教しないと。
「授業の時間なので呼びに来ただけですけど」
あれ、そういうのって使用人にやらせるものと思っていた。この世界の姫様は私へのサービスが良すぎる気がする。まあいいか、可愛いし。
「あ、そうだっけ? ちょっと待って」
授業なのは別にいいんだけど、私は朝ごはんを食べていない。セックスは大量のエネルギーを消費するので、空きっ腹で授業に向かうことは避けたかった。
戸棚に駆け寄って60センチほどの長さのフランスパンのようなパンを手に取る。そして、それをワイルドに一口かじる。うーん、すごく……太くて……かたいです……♡
パンを持ったままアンリエットに向き直った。
「よし行こう!」
「それ持っていくんですか?」
アンリエットは私が手に持ったパンを指さしながら呆れ顔になる。可愛い。
「もちろん! 授業で使うからね!」
「――まあいいでしょう」
そして、くるっと踵を返して部屋を出ていった。私はその後に続いて歩く。
アンリエットに案内された教室は、昨日と同じところだった。部屋の中に入ると、また昨日と同じ配置で生徒たちが行儀よく着席している。アンリエットが自分の席に着くと、早速前席右側のピンク髪のタカビーことフローラが口を開いた。
「今日も遅刻とか何考えてんの! 平民の分際で公爵家令嬢のこのアタシを待たせるなんて許されないわよ!」
「ごめん、オナ――じゃなくて、授業の準備してたの」
「……さっさと始めなさいよ」
フランスパンを振りながら言うと、どうやらフローラは許してくれたようだ。聞き分けのいい子は好きです。
教室を見渡す。昨日の話が魅力的だったのか、ルナとステファニーとアリアのいい子トリオとアンリエットは期待に満ちた視線を送ってくれる。……そして、今日もまたぼーっとしているノエル。昨日あんなことしたのに素知らぬ様子だ。でも彼女の視線は窓の外ではなく私の方を向いているので、きっと男とのセックスではなく、昨日のことを考えているのだろう。それなら許す!
私は生徒たちにフランスパンを示しながらこんな質問を投げてみた。
「これは何でしょう?」
サッと前列左側で上がる手。ルナだ。指名してやると、彼女は自信たっぷりに答える。
「パンです!」
「違います!」
と私が即座に否定すると、ルナは首を傾げた。
「いえ、パンです……だと思います」
「ばーか、ちげーよ。先生はなぞなぞを出題しているんだ。あれはパンかと思いきやフライパンっていうオチだろ!」
青髪のアリアが後ろの席からルナの頭を叩きながら言うけど、どういう思考回路でフライパンという結論に至ったのか分からない。
「アリアさんやめてください! わたしの頭は布団ではありません!」
「ルナが自信たっぷりに間違えるのが面白いから」
「わたしはパンだと思いました! それ以外考えられませんから!」
どこかで見たやりとりだと思ったら、昨日も似たようなやり取りしてないこの二人? 仲良いね結婚したら?
すると、2人のやり取りを隣で眺めていたノエルがボソッと爆弾を投下した。
「……パンツ」
「「――!?」」
ノエルの言葉に一瞬教室が凍った。私も別の意味で唖然とした。この世界に下着の概念あったじゃない! それでも下着をつけていないノエルとか私は変態なのかもしれない。……でも確かにノエルも私も変態だわ納得。
「なるほど、それがあったな!」
「正解! って言いたいところだけど違うよ」
ポンッと手を叩くアリアに私は笑いをこらえながら告げた。すると、そんなアリアと先程爆弾を爆発させたノエルの頭部にボオッという音を立てて二つの火の玉が襲ってきた。
「あっついな!」
「ふぇぇっ!」
二人は火の玉の直撃を受けて頭をブンブンと振った。そこまで威力のあるものではないようだ。みると、タカビーのフローラが物凄く嫌そうな顔をしながら二人に向けて両手を翳している。――さっきの火の玉は彼女の魔法か?
「くだらないこと言ってないで真面目に授業受けなさいよ!」
いや、多分彼女たちは真面目に授業を受けた結果がアレなんだと思う。私も問題の出し方が意地悪だったのは事実だと思うし。
だが、二人を睨みつけるフローラの目の前でピカッと何やら光の塊のようなものが光った。突然のことに彼女は「ぶぁぁっ!?」という声を上げながら顔を両手で覆う。すると、アリアがフローラの方に右手を向けた。
「お返しっ!」
バッシャァァンッ! 空中から生み出された大量の水が、フローラの全身を濡らした。巻き添えを食らいそうになったステファニーとアンリエットが慌てて席から立って退避する。
全身びしょ濡れになってしまったフローラは、薄手のピンク色のドレスが肌に張り付いて悲惨なことになっている。……フローラの起伏の少ない身体が透け透け。誰か、一眼レフカメラを持ってきてほしい。
「大変! 乾かさないと!」
ルナが叫ぶとブワァァァッ!! と突風がフローラを襲って、彼女のドレスの裾を捲り上げて白いパンツを盛大に公開していった。ついでにずぶ濡れの髪の毛もぐしゃぐしゃにしていった。
いぇーい! とハイタッチをするアリアとノエルそしてルナ。あいつらがグルになってフローラに反撃したようだ。
私だけでなく貴族の令嬢たちも一通り魔法が使えるみたい。……まあ普通に考えてそうか。
一方のフローラは目に怒りと屈辱で顔を真っ赤にしながら拳を握ってプルプルと震えていたが、やがて涙を流しながら叫んだ。
「あ……あんたたち! 許さないっ! パパに言いつけてやるんだから!」
その後、怒りのあまり教室に放火を試み始めたフローラをステファニーとアンリエットの二人が宥めて教室から連れ出したので、私は残った三人に引き続き授業を続けることになった。
……ん、外が明るい。
私は鳥のさえずりで目を覚ました。清々しい朝だ。あれ、部屋が広い。
あ、そっか、私は異世界転生したんだっけ。とりあえず昨日のことは全部夢でしたー残念! っていうオチにはならなくて良かった。
いやー、ノエルちゃんのおかげでよく寝れました。あの子、夢にまで出てきたよー。むっつり巨乳の分際でけしからん! やっぱり年下の女の子はたまらないわー好き! あー、もうダメ。もう一回自慰しよっと……。
全裸でベッドに横になって、毛布だけ被っていた私は、朝飯前に一回イッておこうと秘部に手を伸ばした――ところで、部屋の扉がトントンと叩かれた。もう! せっかくオナニーしようと思ったのに! ていうかトイレノックやめなさいよ、誰だか知らないけどここで私監視のもとトイレをさせるよ!
「ちょっと待って!」
今すぐに扉を開けられると大変なことになってしまう私は、自分でもびっくりするほどテンパって震えた声が出てしまった。
ベッドの脇に畳んでおいたシスター服を引っ掴んで素早く身につける。よし、これで誰がどこから見てもさっきまで自慰しようとしていた女には見えないだろう。
「入っていいよ?」
私が許可を出すと、ギィィっと扉が開き、親の顔よりもよく見た杏理の顔が覗いた――ということはアンリエットか。よし、アンリエットにここでトイレさせよ。――っていうのはさすがに冗談だけど、いつか絶対にこの子ともレズセックスするから。
「どうしたの? トイレ?」
「トイレ……?」
「ごめん、こっちの話。……なんの用?」
私が尋ねると、アンリエットは「何言ってんだこいつ」みたいな表情になった。そんな表情も可愛いのがこの子の悪いところだ。調教しないと。
「授業の時間なので呼びに来ただけですけど」
あれ、そういうのって使用人にやらせるものと思っていた。この世界の姫様は私へのサービスが良すぎる気がする。まあいいか、可愛いし。
「あ、そうだっけ? ちょっと待って」
授業なのは別にいいんだけど、私は朝ごはんを食べていない。セックスは大量のエネルギーを消費するので、空きっ腹で授業に向かうことは避けたかった。
戸棚に駆け寄って60センチほどの長さのフランスパンのようなパンを手に取る。そして、それをワイルドに一口かじる。うーん、すごく……太くて……かたいです……♡
パンを持ったままアンリエットに向き直った。
「よし行こう!」
「それ持っていくんですか?」
アンリエットは私が手に持ったパンを指さしながら呆れ顔になる。可愛い。
「もちろん! 授業で使うからね!」
「――まあいいでしょう」
そして、くるっと踵を返して部屋を出ていった。私はその後に続いて歩く。
アンリエットに案内された教室は、昨日と同じところだった。部屋の中に入ると、また昨日と同じ配置で生徒たちが行儀よく着席している。アンリエットが自分の席に着くと、早速前席右側のピンク髪のタカビーことフローラが口を開いた。
「今日も遅刻とか何考えてんの! 平民の分際で公爵家令嬢のこのアタシを待たせるなんて許されないわよ!」
「ごめん、オナ――じゃなくて、授業の準備してたの」
「……さっさと始めなさいよ」
フランスパンを振りながら言うと、どうやらフローラは許してくれたようだ。聞き分けのいい子は好きです。
教室を見渡す。昨日の話が魅力的だったのか、ルナとステファニーとアリアのいい子トリオとアンリエットは期待に満ちた視線を送ってくれる。……そして、今日もまたぼーっとしているノエル。昨日あんなことしたのに素知らぬ様子だ。でも彼女の視線は窓の外ではなく私の方を向いているので、きっと男とのセックスではなく、昨日のことを考えているのだろう。それなら許す!
私は生徒たちにフランスパンを示しながらこんな質問を投げてみた。
「これは何でしょう?」
サッと前列左側で上がる手。ルナだ。指名してやると、彼女は自信たっぷりに答える。
「パンです!」
「違います!」
と私が即座に否定すると、ルナは首を傾げた。
「いえ、パンです……だと思います」
「ばーか、ちげーよ。先生はなぞなぞを出題しているんだ。あれはパンかと思いきやフライパンっていうオチだろ!」
青髪のアリアが後ろの席からルナの頭を叩きながら言うけど、どういう思考回路でフライパンという結論に至ったのか分からない。
「アリアさんやめてください! わたしの頭は布団ではありません!」
「ルナが自信たっぷりに間違えるのが面白いから」
「わたしはパンだと思いました! それ以外考えられませんから!」
どこかで見たやりとりだと思ったら、昨日も似たようなやり取りしてないこの二人? 仲良いね結婚したら?
すると、2人のやり取りを隣で眺めていたノエルがボソッと爆弾を投下した。
「……パンツ」
「「――!?」」
ノエルの言葉に一瞬教室が凍った。私も別の意味で唖然とした。この世界に下着の概念あったじゃない! それでも下着をつけていないノエルとか私は変態なのかもしれない。……でも確かにノエルも私も変態だわ納得。
「なるほど、それがあったな!」
「正解! って言いたいところだけど違うよ」
ポンッと手を叩くアリアに私は笑いをこらえながら告げた。すると、そんなアリアと先程爆弾を爆発させたノエルの頭部にボオッという音を立てて二つの火の玉が襲ってきた。
「あっついな!」
「ふぇぇっ!」
二人は火の玉の直撃を受けて頭をブンブンと振った。そこまで威力のあるものではないようだ。みると、タカビーのフローラが物凄く嫌そうな顔をしながら二人に向けて両手を翳している。――さっきの火の玉は彼女の魔法か?
「くだらないこと言ってないで真面目に授業受けなさいよ!」
いや、多分彼女たちは真面目に授業を受けた結果がアレなんだと思う。私も問題の出し方が意地悪だったのは事実だと思うし。
だが、二人を睨みつけるフローラの目の前でピカッと何やら光の塊のようなものが光った。突然のことに彼女は「ぶぁぁっ!?」という声を上げながら顔を両手で覆う。すると、アリアがフローラの方に右手を向けた。
「お返しっ!」
バッシャァァンッ! 空中から生み出された大量の水が、フローラの全身を濡らした。巻き添えを食らいそうになったステファニーとアンリエットが慌てて席から立って退避する。
全身びしょ濡れになってしまったフローラは、薄手のピンク色のドレスが肌に張り付いて悲惨なことになっている。……フローラの起伏の少ない身体が透け透け。誰か、一眼レフカメラを持ってきてほしい。
「大変! 乾かさないと!」
ルナが叫ぶとブワァァァッ!! と突風がフローラを襲って、彼女のドレスの裾を捲り上げて白いパンツを盛大に公開していった。ついでにずぶ濡れの髪の毛もぐしゃぐしゃにしていった。
いぇーい! とハイタッチをするアリアとノエルそしてルナ。あいつらがグルになってフローラに反撃したようだ。
私だけでなく貴族の令嬢たちも一通り魔法が使えるみたい。……まあ普通に考えてそうか。
一方のフローラは目に怒りと屈辱で顔を真っ赤にしながら拳を握ってプルプルと震えていたが、やがて涙を流しながら叫んだ。
「あ……あんたたち! 許さないっ! パパに言いつけてやるんだから!」
その後、怒りのあまり教室に放火を試み始めたフローラをステファニーとアンリエットの二人が宥めて教室から連れ出したので、私は残った三人に引き続き授業を続けることになった。
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