36 / 40
第1章 守護龍の謎
第36話 契約の最終形──その代償は……
しおりを挟む
『ば、馬鹿なっ! 人間ごときにあたしの呪いが解呪されたですって!?』
ソフィアの驚愕する声が聞こえる。
人間の姿になったフラウは呆然とした様子で呟いた。
「あれ……私は一体何を?」
「大丈夫だ、何も心配いらない。俺がなんとかしたからな」
「も、もしかして私、また暴走してしまったんですか……?」
フラウの顔は血の気が引いていて青白い。俺は彼女の肩を叩いて言った。
「俺がお前のパートナーである限り、もう暴走なんてさせねえよ」
「……ありがとうございます、ロイ。それと、ごめんなさい。また迷惑をかけてしまって」
フラウは涙を浮かべながら頭を下げる。俺は笑顔で首を振った。
「気にすんな。俺とお前は二人で一人、そうだろ?」
「はい……そうですね」
フラウもようやく笑みを見せる。俺は彼女を安心させるように言った。
「よし、それじゃあ俺たちはソフィアを倒さなくちゃいけない。協力して戦ってくれるか?」
「もちろんです! 私の契約者、ロイのために戦います!」
フラウが力強く答える。その時だった。一瞬にして空が暗黒に染まった。見ると、宙に浮かんだソフィアが、両手に強大な魔力を溜め込んでいる。
『許さない……あんたたちは全員消してやる……!』
「クソッ、なにを始める気だ?」
『当たり前よ。対話でも戦闘ですらもないただの虐殺。もう、ドラゴンライダーを悪役に仕立て上げるストーリーとかどうでもいい。あんたたちに圧倒的な力の差を見せつけてやるのよ!』
ソフィアはそう叫ぶと、魔力を地面に放った。俺たちは衝撃に備えたが、恐れていたようなことは起こらなかった。
だがその先には、先程倒したゴットフリートがドラゴンの姿のまま横たわっており、どす黒い魔力はその身体の中に入っていく。
「ゴットフリートの身体を乗っ取ろうとしているのか!?」
『さっきまで、あたしの力をこの男に貸してたの。だからこれであたしは全力で戦えるってわけ!』
ソフィアは高笑いをする。そして次の瞬間、ドラゴンが雄叫びを上げた。
『グルオオオォッ!!』
「くっ、なんてパワーだ!」
俺は吹き飛ばされそうになるのをこらえながら、どうにか剣を構える。
「よりにもよって邪龍と一体化するなんて……つくづく馬鹿な女神ね」
俺の隣でフリーダが呟くと、杖を構えて魔法を唱え始めた。
「大地よ、我が呼び声に応えよ!」
地面が揺れ始める。そして、俺の前に巨大な岩でできた壁が現れた。
『無駄よ! そんなもの、あたしの力の前では無に等しいわ!』
ソフィアは手を振りかざすと、そこから炎を吹き出した。すると岩の壁は溶けるようにして崩れてしまったが、フリーダの表情は変わらなかった。
「まだ気づいていないの?」
『なに!?』
「龍化の秘薬をゴットフリートに渡したのは私。──それは強化のアイテムに見えるかもしれないけれど、ただの牢獄よ?」
『なんですって!?』
「現にあなた、その邪龍に憑依したはいいけれど、解除はできないんじゃない?」
『……くっ!』
ソフィアは怒りに満ちた目でこちらを睨む。その視線を受けても、フリーダは動じなかった。
「守護龍を邪龍に仕立てあげて封印し、自分への信仰を集めようとしたあなたが、まさか邪龍の姿になって戻れなくなってしまうなんて、皮肉なことね」
『おのれ貴様ぁぁぁっ!』
「あなたの負けよ、ソフィア。大人しく降参しなさい! ……って言っても無駄か」
『黙りなさあああいっ!!! 人間風情が調子に乗ってぇぇぇっ!』
ソフィアは叫び声を上げる。そして、再び炎を吹き出した。
「ちっ、またこれか!」
俺はフラウを抱え、後ろに跳んで避ける。すると今度は、フリーダに向かって炎が襲いかかった。フリーダは落ち着き払って水の壁で炎を防ぐ。
だが、ソフィアの攻撃は止まらない。次々と炎が放たれ、辺りは火の海と化した。
「まずいぞ、このままじゃあ逃げ場がない!どこかに隠れる場所はないのか!」
「ロイ、舞台は整った。あとはあなたの役目よ」
「俺の役目? どういうことだ?」
「今こそドラゴンライダーの力で邪龍を打ち倒して間違った歴史を変えるの。守護龍とドラゴンライダーこそが人間の守護者であることを示すのよ」
「そうか、わかったぜ!」
俺はフラウを地面に下ろすと、剣を構えた。
「ロイ」
「なんだよ今いいところなのに」
「ロイ!」
フラウは真剣な表情で俺の顔を見つめていた。そこには一種の覚悟のようなものが見てとれた。
「ロイ、今の私の力を全てあなたに授けます。──だから、必ず勝ってください!」
「フラウ?」
「……さようなら、大好きです」
「おいフラウ! なにをするつもりだ!」
俺は叫んだ。だが、フラウは俺に飛びついてくると、唇にキスをしてきた。
「むぐっ!?」
戸惑った俺だったが次の瞬間、フラウの身体が溶けるように消えてなくなり、代わりに俺の全身から凄まじい力が溢れ出してくるのを感じた。
「これは……」
「守護龍との一体化……契約の最終段階に至ったのね」
フリーダが言う。
「フラウ……お前ってやつは本当に」
消えてしまった相棒に向けて呟く。だが、フラウは間違いなく俺の中で生きている。彼女の決意を無駄にするわけにはいかなかった。
「ありがとう、フラウ。この力、使わせてもらうぞ!」
『何をしようとあたしには敵わないのよ!』
ソフィアが叫ぶ。俺は地面を強く蹴ると、一直線に駆け出した。
『馬鹿め、自ら死を選ぶとは!』
ソフィアが炎を放つ。だが、俺はそれを最小限の動きでかわすと、そのままソフィアの身体に突っ込んだ。
『なんのつもり!?』
「こうするんだ」
俺は剣を振り上げると、ソフィアの身体を切りつけた。すると、まるで豆腐でも切っているかのように簡単に腕が切れ落ちた。
『なっ……なんですってえぇぇっ!』
ソフィアが絶叫を上げる。俺はさらに返す刀でソフィアの首を落とした。
『無駄なのよ! あんたにあたしは倒せない! 倒せないのよぉぉぉっ!』
ソフィアが全身から魔力を放つ。すると、切り落としたはずの腕と頭が綺麗に再生していた。
『死ねぇぇぇぇっ!』
大きく飛び退いて距離をとったソフィアは、無数の魔法陣を展開する。そしてそこから一斉に火球を放った。
『燃え尽きろおおおっ!!』
「チッ、めんどくせえ!」
こちらも距離をとって火球をかわしたものの、これではソフィアに近づくことすらままならない。
「どうすれば……」
その時、大きな影が俺の隣を走り抜けていった。見ると、巨大な純白のドラゴンが、俺の目の前に舞い降りた。──アイシアだった。
ソフィアの驚愕する声が聞こえる。
人間の姿になったフラウは呆然とした様子で呟いた。
「あれ……私は一体何を?」
「大丈夫だ、何も心配いらない。俺がなんとかしたからな」
「も、もしかして私、また暴走してしまったんですか……?」
フラウの顔は血の気が引いていて青白い。俺は彼女の肩を叩いて言った。
「俺がお前のパートナーである限り、もう暴走なんてさせねえよ」
「……ありがとうございます、ロイ。それと、ごめんなさい。また迷惑をかけてしまって」
フラウは涙を浮かべながら頭を下げる。俺は笑顔で首を振った。
「気にすんな。俺とお前は二人で一人、そうだろ?」
「はい……そうですね」
フラウもようやく笑みを見せる。俺は彼女を安心させるように言った。
「よし、それじゃあ俺たちはソフィアを倒さなくちゃいけない。協力して戦ってくれるか?」
「もちろんです! 私の契約者、ロイのために戦います!」
フラウが力強く答える。その時だった。一瞬にして空が暗黒に染まった。見ると、宙に浮かんだソフィアが、両手に強大な魔力を溜め込んでいる。
『許さない……あんたたちは全員消してやる……!』
「クソッ、なにを始める気だ?」
『当たり前よ。対話でも戦闘ですらもないただの虐殺。もう、ドラゴンライダーを悪役に仕立て上げるストーリーとかどうでもいい。あんたたちに圧倒的な力の差を見せつけてやるのよ!』
ソフィアはそう叫ぶと、魔力を地面に放った。俺たちは衝撃に備えたが、恐れていたようなことは起こらなかった。
だがその先には、先程倒したゴットフリートがドラゴンの姿のまま横たわっており、どす黒い魔力はその身体の中に入っていく。
「ゴットフリートの身体を乗っ取ろうとしているのか!?」
『さっきまで、あたしの力をこの男に貸してたの。だからこれであたしは全力で戦えるってわけ!』
ソフィアは高笑いをする。そして次の瞬間、ドラゴンが雄叫びを上げた。
『グルオオオォッ!!』
「くっ、なんてパワーだ!」
俺は吹き飛ばされそうになるのをこらえながら、どうにか剣を構える。
「よりにもよって邪龍と一体化するなんて……つくづく馬鹿な女神ね」
俺の隣でフリーダが呟くと、杖を構えて魔法を唱え始めた。
「大地よ、我が呼び声に応えよ!」
地面が揺れ始める。そして、俺の前に巨大な岩でできた壁が現れた。
『無駄よ! そんなもの、あたしの力の前では無に等しいわ!』
ソフィアは手を振りかざすと、そこから炎を吹き出した。すると岩の壁は溶けるようにして崩れてしまったが、フリーダの表情は変わらなかった。
「まだ気づいていないの?」
『なに!?』
「龍化の秘薬をゴットフリートに渡したのは私。──それは強化のアイテムに見えるかもしれないけれど、ただの牢獄よ?」
『なんですって!?』
「現にあなた、その邪龍に憑依したはいいけれど、解除はできないんじゃない?」
『……くっ!』
ソフィアは怒りに満ちた目でこちらを睨む。その視線を受けても、フリーダは動じなかった。
「守護龍を邪龍に仕立てあげて封印し、自分への信仰を集めようとしたあなたが、まさか邪龍の姿になって戻れなくなってしまうなんて、皮肉なことね」
『おのれ貴様ぁぁぁっ!』
「あなたの負けよ、ソフィア。大人しく降参しなさい! ……って言っても無駄か」
『黙りなさあああいっ!!! 人間風情が調子に乗ってぇぇぇっ!』
ソフィアは叫び声を上げる。そして、再び炎を吹き出した。
「ちっ、またこれか!」
俺はフラウを抱え、後ろに跳んで避ける。すると今度は、フリーダに向かって炎が襲いかかった。フリーダは落ち着き払って水の壁で炎を防ぐ。
だが、ソフィアの攻撃は止まらない。次々と炎が放たれ、辺りは火の海と化した。
「まずいぞ、このままじゃあ逃げ場がない!どこかに隠れる場所はないのか!」
「ロイ、舞台は整った。あとはあなたの役目よ」
「俺の役目? どういうことだ?」
「今こそドラゴンライダーの力で邪龍を打ち倒して間違った歴史を変えるの。守護龍とドラゴンライダーこそが人間の守護者であることを示すのよ」
「そうか、わかったぜ!」
俺はフラウを地面に下ろすと、剣を構えた。
「ロイ」
「なんだよ今いいところなのに」
「ロイ!」
フラウは真剣な表情で俺の顔を見つめていた。そこには一種の覚悟のようなものが見てとれた。
「ロイ、今の私の力を全てあなたに授けます。──だから、必ず勝ってください!」
「フラウ?」
「……さようなら、大好きです」
「おいフラウ! なにをするつもりだ!」
俺は叫んだ。だが、フラウは俺に飛びついてくると、唇にキスをしてきた。
「むぐっ!?」
戸惑った俺だったが次の瞬間、フラウの身体が溶けるように消えてなくなり、代わりに俺の全身から凄まじい力が溢れ出してくるのを感じた。
「これは……」
「守護龍との一体化……契約の最終段階に至ったのね」
フリーダが言う。
「フラウ……お前ってやつは本当に」
消えてしまった相棒に向けて呟く。だが、フラウは間違いなく俺の中で生きている。彼女の決意を無駄にするわけにはいかなかった。
「ありがとう、フラウ。この力、使わせてもらうぞ!」
『何をしようとあたしには敵わないのよ!』
ソフィアが叫ぶ。俺は地面を強く蹴ると、一直線に駆け出した。
『馬鹿め、自ら死を選ぶとは!』
ソフィアが炎を放つ。だが、俺はそれを最小限の動きでかわすと、そのままソフィアの身体に突っ込んだ。
『なんのつもり!?』
「こうするんだ」
俺は剣を振り上げると、ソフィアの身体を切りつけた。すると、まるで豆腐でも切っているかのように簡単に腕が切れ落ちた。
『なっ……なんですってえぇぇっ!』
ソフィアが絶叫を上げる。俺はさらに返す刀でソフィアの首を落とした。
『無駄なのよ! あんたにあたしは倒せない! 倒せないのよぉぉぉっ!』
ソフィアが全身から魔力を放つ。すると、切り落としたはずの腕と頭が綺麗に再生していた。
『死ねぇぇぇぇっ!』
大きく飛び退いて距離をとったソフィアは、無数の魔法陣を展開する。そしてそこから一斉に火球を放った。
『燃え尽きろおおおっ!!』
「チッ、めんどくせえ!」
こちらも距離をとって火球をかわしたものの、これではソフィアに近づくことすらままならない。
「どうすれば……」
その時、大きな影が俺の隣を走り抜けていった。見ると、巨大な純白のドラゴンが、俺の目の前に舞い降りた。──アイシアだった。
16
お気に入りに追加
1,510
あなたにおすすめの小説

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

ギルドを追放された俺、傭兵ギルドのエリートに拾われる〜元ギルドは崩壊したらしい〜
ネリムZ
ファンタジー
唐突にギルドマスターから宣言される言葉。
「今すぐにこのギルドから去れ。俺の前に二度と顔を出さないように国も出て行け」
理解出来ない言葉だったが有無を言わせぬマスターに従った。
様々な気力を失って森の中を彷徨うと、賞金首にカツアゲされてしまった。
そこに助けようとする傭兵ギルドのA級、自称エリートのフィリア。
モヤモヤとした気持ちに駆られ、賞金首を気絶させる。
行く場所が無い事を素直に伝えるとフィリアは自分のギルドに招待してくれた。
俺は仕事が必要だったのでありがたく、その提案を受けた。
そして後に知る、元所属ギルドが⋯⋯。
新たな目標、新たな仲間と環境。
信念を持って行動する、一人の男の物語。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる