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第1章 守護龍の謎
第27話 ドラゴンスレイヤーを倒します
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俺が不敵に笑いながらフラウに目配せをすると、フラウは瞬時にドラゴンの姿に変身した。翼を広げて咆哮し、男を威嚇する。
「なぁっ!? まさか嬢ちゃんの正体が邪龍だったってのか!」
「半分正解だが半分不正解だ。フラウは守護龍──そして」
俺は進化した龍鎧をまとうと、剣を抜いて男に斬りかかった。
「俺がドラゴンライダーだ!」
「クソッ!」
男は瞬時に大剣を抜いて迎え撃ってきた。
「おらあああっ!!」
俺は男の振るう大剣を受け止める。重い一撃だった。俺の身体は数メートル吹き飛ばされる。しかし、空中で体勢を立て直すと、再び突進して袈裟懸けに大振りの斬撃を放った。
男は体格に不釣り合いなほどの身軽さでそれをかわすと、今度は反撃に転じるべく鋭い突きを放ってきた。俺はそれに合わせて刃を振り下ろす。
「ぐぬぅ……」
鍔迫り合いの形になる。俺の筋力は守護龍の力で大幅に底上げされている。力比べではこちらが有利だ。
俺はそのまま押し切ろうとするが、次の瞬間、俺は男がニヤリと笑ったのを見た。
「はあああああっ!!!」
大声と共に、信じられない力で押し返される。俺はたまらず後方へ跳躍した。
「なるほどなぁ、初めて会った時から只者じゃない雰囲気を感じていたが、まさかドラゴンとドラゴンライダーとはな! だが、このオレ、シドニウス・クロネッカーには勝てねぇ。……なぜなら」
シドニウスと名乗った男は大剣を構えながら笑みを浮かべる。それはまさに、獲物を狩る鷹のようでもあった。
「オレはドラゴンスレイヤーだからな!」
そう言い放つと同時に、凄まじい速さで突っ込んできた。俺はその攻撃をギリギリまで引きつけると、横薙ぎの一閃を放つ。
「チィッ」
シドニウスはそれを大剣で防いだ。
俺はさらに連撃を仕掛けるが、奴はそれを全て捌き切る。完全契約した今でも、奴の速度についていくのが精一杯だ。
「オラァッ!」
「くっ……!」
シドニウスの強烈な一撃が襲ってくる。俺はどうにか剣を割り込ませて防御するが、衝撃を殺しきれずに大きく後退させられた。
「どうした? 動きが鈍っているぜ?」
「うるさいな。……少し驚いただけだ」
「ハッハ、悪いな兄ちゃん。このオレと兄ちゃんじゃあ経験値が違うんだよ」
クソッ、あまり時間はかけられない。今は黙って見守ってくれているが、俺が不利になればフラウが戦闘に参加してくるかもしれないし、そうなると彼女に無理をさせてしまうことになる。
「仕方がない……。出し惜しみしている場合じゃないか」
「なんだ、降参か?」
「いいや違うね。お前を倒すための策を思いついたんだ」
「ほう? 面白いことを言うじゃねえか。なら、やってみろよ」
「ああ、やってやるさ」
俺は剣を構えると、静かに呼吸を整えて集中した。
「……行くぞ」
「これも仕事だ。悪く思うなよ?」
一瞬の静寂の後、俺は地を蹴って飛び出した。同時に、シドニウスも飛び出す。
「シッ!」
「甘いわぁっ!!」
俺が放った渾身の一撃を、シドニウスは大剣で受け止めようとする。しかしその直前、俺は魔力を放出して無理やり剣の軌道を急転換させた。
「龍の舞!」
「なにぃ!?」
俺の剣はシドニウスの大剣を跳ねあげ、奴の胸元へと吸い込まれていく。
「クソがぁぁっ!!」
しかし、それでもなおシドニウスは諦めなかった。奴は左手で大剣の柄を掴むと、強引に軌道を変えてきた。
「なに……?」
「まだだ、まだまだぁっ!! 龍殺しの魔剣【アスカロン】の一撃、受けてみやがれ!!」
シドニウスは全身全霊の力を込めて、必殺の突きを放ってくる。
──今しかない!
「龍の息吹!」
俺は右手をシドニウスに向けて全力の炎を放った。
「ぐおおおっ!?」
シドニウスはその熱気に怯んで仰け反った。その隙に、俺は奴の脇を通り抜ける。そしてすれ違いざまに、一太刀浴びせた。
「グゥッ!!」
俺が剣を鞘に収めると、シドニウスは膝から崩れ落ちた。
「はあ、はあっ……」
「クソッ、まさかこんな技を持っていたとはな……。さすがは伝説のドラゴンライダーといったところか」
「当たり前だ。……おいおっさん、大丈夫か?」
俺は地面に倒れているシドニウスに手を差し伸べる。
「殺さねぇのか? 命令だったとはいえ、オレはお前らの命を狙ってたんだぞ?」
「確かにそうだが、俺にも情はある。それに、あんたには会ってもらいたい相手がいるんだ」
「そうかい。……優しい野郎だぜまったく」
シドニウスは苦笑しながら俺の手を取って立ち上がった。
「ところで、会って欲しい相手というのは誰のことだい? オレの知ってるヤツなのか?」
「ああ、よく知っているはずだ」
俺は振り返ってフラウの方を見る。彼女は人間の姿に戻ってこちらを見つめていた。
「あんたが昨日襲ったドラゴンで、そこのフラウの姉のアイシアに会って欲しい」
「なっ……、そうか。昨日戦ったのは嬢ちゃんじゃなかったのか。確かに昨日のが大きかった気もするな」
「ドラゴンスレイヤーのくせに、ドラゴンの区別つかないのかよ……アイシアは邪龍じゃないって……」
「でも俺に気づいた瞬間襲ってきたぞ? 恐ろしい見た目をしていたし」
「そりゃあ、誰だって自分の家に不審者が侵入してきたら怒るだろ普通……」
シドニウスっていうおっさんは、どこか抜けているところがあるな……。まあ、それはともかくとして。
「それで、どうだろう? 引き受けてくれるか?」
「ふん。よくわからんが、敗者の立場では断るわけにもいくまい。好きにするといいさ」
こうして俺たちはひとまず和解し、共にアイシアの巣に引き返したのであった。
素に戻ると、アイシアは巨大なドラゴンの姿でとぐろを巻いて眠っていた。俺たちが近づいても起きる様子がない。
俺がフラウに目配せをすると、彼女はアイシアの近くまで近づいていった。そして優しく頭を撫でながら、話しかける。
「姉様、起きてください」
フラウが呼びかけると、アイシアはゆっくりと目を開けた。そして、すぐさま人間の姿をとる。
「ん……、フラウ? 今度来たら殺すって言ったはずだけど?」
「はい……。ですが、どうしても姉様に会ってもらいたい人がいて……」
「ああ、分かってるわよ。昨日ウチを殺そうとした人間だねあんた?」
アイシアが鋭い視線で睨みつけると、シドニウスは肩を竦めた。
「なぁっ!? まさか嬢ちゃんの正体が邪龍だったってのか!」
「半分正解だが半分不正解だ。フラウは守護龍──そして」
俺は進化した龍鎧をまとうと、剣を抜いて男に斬りかかった。
「俺がドラゴンライダーだ!」
「クソッ!」
男は瞬時に大剣を抜いて迎え撃ってきた。
「おらあああっ!!」
俺は男の振るう大剣を受け止める。重い一撃だった。俺の身体は数メートル吹き飛ばされる。しかし、空中で体勢を立て直すと、再び突進して袈裟懸けに大振りの斬撃を放った。
男は体格に不釣り合いなほどの身軽さでそれをかわすと、今度は反撃に転じるべく鋭い突きを放ってきた。俺はそれに合わせて刃を振り下ろす。
「ぐぬぅ……」
鍔迫り合いの形になる。俺の筋力は守護龍の力で大幅に底上げされている。力比べではこちらが有利だ。
俺はそのまま押し切ろうとするが、次の瞬間、俺は男がニヤリと笑ったのを見た。
「はあああああっ!!!」
大声と共に、信じられない力で押し返される。俺はたまらず後方へ跳躍した。
「なるほどなぁ、初めて会った時から只者じゃない雰囲気を感じていたが、まさかドラゴンとドラゴンライダーとはな! だが、このオレ、シドニウス・クロネッカーには勝てねぇ。……なぜなら」
シドニウスと名乗った男は大剣を構えながら笑みを浮かべる。それはまさに、獲物を狩る鷹のようでもあった。
「オレはドラゴンスレイヤーだからな!」
そう言い放つと同時に、凄まじい速さで突っ込んできた。俺はその攻撃をギリギリまで引きつけると、横薙ぎの一閃を放つ。
「チィッ」
シドニウスはそれを大剣で防いだ。
俺はさらに連撃を仕掛けるが、奴はそれを全て捌き切る。完全契約した今でも、奴の速度についていくのが精一杯だ。
「オラァッ!」
「くっ……!」
シドニウスの強烈な一撃が襲ってくる。俺はどうにか剣を割り込ませて防御するが、衝撃を殺しきれずに大きく後退させられた。
「どうした? 動きが鈍っているぜ?」
「うるさいな。……少し驚いただけだ」
「ハッハ、悪いな兄ちゃん。このオレと兄ちゃんじゃあ経験値が違うんだよ」
クソッ、あまり時間はかけられない。今は黙って見守ってくれているが、俺が不利になればフラウが戦闘に参加してくるかもしれないし、そうなると彼女に無理をさせてしまうことになる。
「仕方がない……。出し惜しみしている場合じゃないか」
「なんだ、降参か?」
「いいや違うね。お前を倒すための策を思いついたんだ」
「ほう? 面白いことを言うじゃねえか。なら、やってみろよ」
「ああ、やってやるさ」
俺は剣を構えると、静かに呼吸を整えて集中した。
「……行くぞ」
「これも仕事だ。悪く思うなよ?」
一瞬の静寂の後、俺は地を蹴って飛び出した。同時に、シドニウスも飛び出す。
「シッ!」
「甘いわぁっ!!」
俺が放った渾身の一撃を、シドニウスは大剣で受け止めようとする。しかしその直前、俺は魔力を放出して無理やり剣の軌道を急転換させた。
「龍の舞!」
「なにぃ!?」
俺の剣はシドニウスの大剣を跳ねあげ、奴の胸元へと吸い込まれていく。
「クソがぁぁっ!!」
しかし、それでもなおシドニウスは諦めなかった。奴は左手で大剣の柄を掴むと、強引に軌道を変えてきた。
「なに……?」
「まだだ、まだまだぁっ!! 龍殺しの魔剣【アスカロン】の一撃、受けてみやがれ!!」
シドニウスは全身全霊の力を込めて、必殺の突きを放ってくる。
──今しかない!
「龍の息吹!」
俺は右手をシドニウスに向けて全力の炎を放った。
「ぐおおおっ!?」
シドニウスはその熱気に怯んで仰け反った。その隙に、俺は奴の脇を通り抜ける。そしてすれ違いざまに、一太刀浴びせた。
「グゥッ!!」
俺が剣を鞘に収めると、シドニウスは膝から崩れ落ちた。
「はあ、はあっ……」
「クソッ、まさかこんな技を持っていたとはな……。さすがは伝説のドラゴンライダーといったところか」
「当たり前だ。……おいおっさん、大丈夫か?」
俺は地面に倒れているシドニウスに手を差し伸べる。
「殺さねぇのか? 命令だったとはいえ、オレはお前らの命を狙ってたんだぞ?」
「確かにそうだが、俺にも情はある。それに、あんたには会ってもらいたい相手がいるんだ」
「そうかい。……優しい野郎だぜまったく」
シドニウスは苦笑しながら俺の手を取って立ち上がった。
「ところで、会って欲しい相手というのは誰のことだい? オレの知ってるヤツなのか?」
「ああ、よく知っているはずだ」
俺は振り返ってフラウの方を見る。彼女は人間の姿に戻ってこちらを見つめていた。
「あんたが昨日襲ったドラゴンで、そこのフラウの姉のアイシアに会って欲しい」
「なっ……、そうか。昨日戦ったのは嬢ちゃんじゃなかったのか。確かに昨日のが大きかった気もするな」
「ドラゴンスレイヤーのくせに、ドラゴンの区別つかないのかよ……アイシアは邪龍じゃないって……」
「でも俺に気づいた瞬間襲ってきたぞ? 恐ろしい見た目をしていたし」
「そりゃあ、誰だって自分の家に不審者が侵入してきたら怒るだろ普通……」
シドニウスっていうおっさんは、どこか抜けているところがあるな……。まあ、それはともかくとして。
「それで、どうだろう? 引き受けてくれるか?」
「ふん。よくわからんが、敗者の立場では断るわけにもいくまい。好きにするといいさ」
こうして俺たちはひとまず和解し、共にアイシアの巣に引き返したのであった。
素に戻ると、アイシアは巨大なドラゴンの姿でとぐろを巻いて眠っていた。俺たちが近づいても起きる様子がない。
俺がフラウに目配せをすると、彼女はアイシアの近くまで近づいていった。そして優しく頭を撫でながら、話しかける。
「姉様、起きてください」
フラウが呼びかけると、アイシアはゆっくりと目を開けた。そして、すぐさま人間の姿をとる。
「ん……、フラウ? 今度来たら殺すって言ったはずだけど?」
「はい……。ですが、どうしても姉様に会ってもらいたい人がいて……」
「ああ、分かってるわよ。昨日ウチを殺そうとした人間だねあんた?」
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