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第1章 守護龍の謎
第14話 侵略者
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その後、俺たちは村に戻り、長老に夜盗のオーガたちを追い払ったことを報告した。村の人たちはみんな喜んでくれた。
「ありがとうございます! これで安心して眠れます」
「本当に助かった。お礼と言っては何じゃが、村にあるもの何でもさずけよう。何でも好きなものを言うがよい」
「いや、そこまでしてもらうわけには……」
遠慮しようとすると、村人たちが口々に言った。
「何言ってるんだい! あんたらのおかげで村は救われたんだよ? これはその恩返しさ」
「そうだぜ! 貧乏な村だから大して物はないがな!」
「いやいや、それなら余計受け取れねぇって!」
「大丈夫だって! この爺さんは金持ちなんだからよ!」
「こら、人を指差すでない!」
結局押し切られる形で、俺はありがたく貰えるものはもらうことにした。
「んじゃ、とりあえず水と食料を分けてもらえないか?」
「おお、そうか!ちょっと待っとくれ」
長老はそう言うと家の中に入っていった。しばらくして戻ってきた彼の手には、大きな麻袋が握られていた。
「ほい、これを持って行きなさい」
「え、こんなにたくさん……」
渡された麻袋はずしりと重たかった。
「また旅に出るんじゃろ? ドラゴンライダーよ」
「よくわかったな……」
確かに、この村の脅威を取り除いた俺は、新たなる新天地を目指して旅立とうと思っていた。
「ほっほっほ、伊達に年は取ってないわい。若いもんの考えることはだいたいわかる。まぁ頑張りなされ。この世界のどこかにきっとお前さんの求めるものがあるはずじゃ」
「ああ、そうするよ。ありがとな」
俺は改めて礼を言うと、翌日村を発つことにして、この日は宿に引き返したのだった。
宿に戻ると、フラウが改まった様子で話しかけてきた。
「あの……このまま旅を続けて私たちの目的は達成されるのでしょうか? 聞く限り、この世界はもう王族と女神に洗脳されきっているようですが……」
「あの村長の態度を見ただろ? 地道に続けていれば必ずドラゴンライダーのことを認めてくれる人はいる」
「でも……私は大丈夫にしてもそれまでロイの命がもつでしょうか?」
「俺が死んだら、また代わりの奴と契約すればいいだろ?」
「……」
フラウはそれを聞いて黙り込んでしまった。が、やがてボソッと呟いた、
「……嫌です」
「ん?」
「嫌です! これはロイと達成しないといけない目標なんです!」
フラウは目に涙を浮かべていた。
「私にとって、ロイとの旅はとても大切な時間だった。それを、そう簡単に終わらせたくないのです……。それに、ロイの命が危険に晒されるようなことがあれば、私は守護龍として失格になってしまいます! だから必ず、ロイが生きているうちに叶えたい……そう強く思っています」
フラウは必死に訴えてきた。俺も彼女の気持ちはよくわかっていたし、彼女と同じ思いを抱いていたからだ。俺だって、フラウがいなくなったら嫌だ。彼女がいなくなって、一人で旅を続けるなんて考えられない。
「そうだな。悪かった。でも焦らずゆっくりやっていこう。俺もこの世界をもっと見てみたい」
「はい、わかりました!」
フラウは笑顔で返事をすると、俺の方に身を寄せてきた。何気ない仕草にまたしてもドキッとしてしまう。俺はそんな自分の単純さに呆れつつも、彼女の温もりを感じていた。こんな時間が永遠に続けばいいのにとすら思った。
「なあフラウ……」
俺はふと思ったことを口にした。
「はい、なんでしょう?」
「俺たちが出会ったときのことを覚えているか?」
「もちろん覚えています。封印されていた私の元に、ロイが落ちてきたんですよね」
「ああ、あの時、Sランクパーティーから追放されてダンジョンに放置されて……俺は死んだかと思った。全てを諦めて投げやりになっていた。でも今はこうしてお前と一つの目的を目指して進んでいける。……それがたまらなく嬉しい」
「……ロイ!」
フラウは感極まって、いきなり抱きついてきた。そしてそのままキスをしてきた。舌まで入れてくる濃厚なやつだ。ドラゴンもキスをするんだと正直驚いた。さらに言うと、こいつはマリオンともこういうことをしていたんだなと考えて少し複雑な気持ちになった。
「ちょっ、おまっ……」
「ごめんなさい、我慢できなくて……ダメでしたか?」
上目遣いで尋ねてくるフラウは反則的に可愛くて、俺は思わず見惚れてしまった。
「……いや、別に構わないけどさ……」
そう言って、今度はこちらから唇を重ねた。
「でも、人間とドラゴンでこんな恋愛感情を抱いてもいいのかな……?」
「問題ありません。ロイがその気なら子どもも作れるはずです。……試してみたことはありませんけど」
「え、マジで!? じゃあ試してみるか?」
「……全てが終わったら、考えてみます」
フラウは顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。俺も恥ずかしくなって
、お互い顔を合わせられなくなってしまった。しばらく沈黙が続いた後、フラウが言った。
「そろそろ寝ましょう。明日は早いですよ!」
「ああ、そうだな……」
俺たちはそれぞれのベッドに入って眠りについた。
翌朝、外の喧騒で目が覚めた。なにやら村中がバタバタとしており、怒鳴り声が響いている。
「ロイ!」
フラウが窓の外を指さして叫んでいた。
「いったい何事だ?」
「ロイ! 大変です! 大変なんです!」
「わかったよ。ちょっと見てみる」
何かあったのかと思い、外に出てみると、そこには驚くべき光景が広がっていた。
「なんだこれ……一体どうなっているんだよ!!」
村のあちこちに村人が倒れていたのだ。それも、かなり数。中には頭だけになっているものや、胴体に大きな穴が空いて絶命しているものもいた。
「おい!しっかりしろ!」
村人の一人に声をかけるが、彼は虚ろな目をしたまま何も答えなかった。明らかに様子がおかしい。
「まさか夜盗のオーガたちの仕業なのか? だとしたら早く見つけ出して退治しないと」
その時、なにやら白い装束に身を包み、武器を持った集団が俺の周りを囲んだ。
「なんだお前たちは!」
「我らは女神ソフィアに仕える者。貴様がドラゴンライダーだな?」
リーダー格の男がそう問いかけてきた。俺は戸惑いながらも答える。
「ああ、そうだが……そうか、俺たちを殺しに来たんだな? だが何故村人を狙う? 彼らは関係ないだろう!」
「奴らは邪龍を匿った。それは女神様に背いたのも同義。その罰を受けてもらったまでだ!」
俺の脳内に、俺たちを祝福して優しく迎えてくれた村人たちの笑顔が浮かんだ。……クソッ、俺のせいで彼らは!
「ありがとうございます! これで安心して眠れます」
「本当に助かった。お礼と言っては何じゃが、村にあるもの何でもさずけよう。何でも好きなものを言うがよい」
「いや、そこまでしてもらうわけには……」
遠慮しようとすると、村人たちが口々に言った。
「何言ってるんだい! あんたらのおかげで村は救われたんだよ? これはその恩返しさ」
「そうだぜ! 貧乏な村だから大して物はないがな!」
「いやいや、それなら余計受け取れねぇって!」
「大丈夫だって! この爺さんは金持ちなんだからよ!」
「こら、人を指差すでない!」
結局押し切られる形で、俺はありがたく貰えるものはもらうことにした。
「んじゃ、とりあえず水と食料を分けてもらえないか?」
「おお、そうか!ちょっと待っとくれ」
長老はそう言うと家の中に入っていった。しばらくして戻ってきた彼の手には、大きな麻袋が握られていた。
「ほい、これを持って行きなさい」
「え、こんなにたくさん……」
渡された麻袋はずしりと重たかった。
「また旅に出るんじゃろ? ドラゴンライダーよ」
「よくわかったな……」
確かに、この村の脅威を取り除いた俺は、新たなる新天地を目指して旅立とうと思っていた。
「ほっほっほ、伊達に年は取ってないわい。若いもんの考えることはだいたいわかる。まぁ頑張りなされ。この世界のどこかにきっとお前さんの求めるものがあるはずじゃ」
「ああ、そうするよ。ありがとな」
俺は改めて礼を言うと、翌日村を発つことにして、この日は宿に引き返したのだった。
宿に戻ると、フラウが改まった様子で話しかけてきた。
「あの……このまま旅を続けて私たちの目的は達成されるのでしょうか? 聞く限り、この世界はもう王族と女神に洗脳されきっているようですが……」
「あの村長の態度を見ただろ? 地道に続けていれば必ずドラゴンライダーのことを認めてくれる人はいる」
「でも……私は大丈夫にしてもそれまでロイの命がもつでしょうか?」
「俺が死んだら、また代わりの奴と契約すればいいだろ?」
「……」
フラウはそれを聞いて黙り込んでしまった。が、やがてボソッと呟いた、
「……嫌です」
「ん?」
「嫌です! これはロイと達成しないといけない目標なんです!」
フラウは目に涙を浮かべていた。
「私にとって、ロイとの旅はとても大切な時間だった。それを、そう簡単に終わらせたくないのです……。それに、ロイの命が危険に晒されるようなことがあれば、私は守護龍として失格になってしまいます! だから必ず、ロイが生きているうちに叶えたい……そう強く思っています」
フラウは必死に訴えてきた。俺も彼女の気持ちはよくわかっていたし、彼女と同じ思いを抱いていたからだ。俺だって、フラウがいなくなったら嫌だ。彼女がいなくなって、一人で旅を続けるなんて考えられない。
「そうだな。悪かった。でも焦らずゆっくりやっていこう。俺もこの世界をもっと見てみたい」
「はい、わかりました!」
フラウは笑顔で返事をすると、俺の方に身を寄せてきた。何気ない仕草にまたしてもドキッとしてしまう。俺はそんな自分の単純さに呆れつつも、彼女の温もりを感じていた。こんな時間が永遠に続けばいいのにとすら思った。
「なあフラウ……」
俺はふと思ったことを口にした。
「はい、なんでしょう?」
「俺たちが出会ったときのことを覚えているか?」
「もちろん覚えています。封印されていた私の元に、ロイが落ちてきたんですよね」
「ああ、あの時、Sランクパーティーから追放されてダンジョンに放置されて……俺は死んだかと思った。全てを諦めて投げやりになっていた。でも今はこうしてお前と一つの目的を目指して進んでいける。……それがたまらなく嬉しい」
「……ロイ!」
フラウは感極まって、いきなり抱きついてきた。そしてそのままキスをしてきた。舌まで入れてくる濃厚なやつだ。ドラゴンもキスをするんだと正直驚いた。さらに言うと、こいつはマリオンともこういうことをしていたんだなと考えて少し複雑な気持ちになった。
「ちょっ、おまっ……」
「ごめんなさい、我慢できなくて……ダメでしたか?」
上目遣いで尋ねてくるフラウは反則的に可愛くて、俺は思わず見惚れてしまった。
「……いや、別に構わないけどさ……」
そう言って、今度はこちらから唇を重ねた。
「でも、人間とドラゴンでこんな恋愛感情を抱いてもいいのかな……?」
「問題ありません。ロイがその気なら子どもも作れるはずです。……試してみたことはありませんけど」
「え、マジで!? じゃあ試してみるか?」
「……全てが終わったら、考えてみます」
フラウは顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。俺も恥ずかしくなって
、お互い顔を合わせられなくなってしまった。しばらく沈黙が続いた後、フラウが言った。
「そろそろ寝ましょう。明日は早いですよ!」
「ああ、そうだな……」
俺たちはそれぞれのベッドに入って眠りについた。
翌朝、外の喧騒で目が覚めた。なにやら村中がバタバタとしており、怒鳴り声が響いている。
「ロイ!」
フラウが窓の外を指さして叫んでいた。
「いったい何事だ?」
「ロイ! 大変です! 大変なんです!」
「わかったよ。ちょっと見てみる」
何かあったのかと思い、外に出てみると、そこには驚くべき光景が広がっていた。
「なんだこれ……一体どうなっているんだよ!!」
村のあちこちに村人が倒れていたのだ。それも、かなり数。中には頭だけになっているものや、胴体に大きな穴が空いて絶命しているものもいた。
「おい!しっかりしろ!」
村人の一人に声をかけるが、彼は虚ろな目をしたまま何も答えなかった。明らかに様子がおかしい。
「まさか夜盗のオーガたちの仕業なのか? だとしたら早く見つけ出して退治しないと」
その時、なにやら白い装束に身を包み、武器を持った集団が俺の周りを囲んだ。
「なんだお前たちは!」
「我らは女神ソフィアに仕える者。貴様がドラゴンライダーだな?」
リーダー格の男がそう問いかけてきた。俺は戸惑いながらも答える。
「ああ、そうだが……そうか、俺たちを殺しに来たんだな? だが何故村人を狙う? 彼らは関係ないだろう!」
「奴らは邪龍を匿った。それは女神様に背いたのも同義。その罰を受けてもらったまでだ!」
俺の脳内に、俺たちを祝福して優しく迎えてくれた村人たちの笑顔が浮かんだ。……クソッ、俺のせいで彼らは!
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