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第21話 新たな仲間との出会い
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***
クロエと、ギルドハウスの掃除をあらかた終えた時、俺はとんでもない事実に気づいてしまった。
それは、しばらくこいつとこのギルドハウスで生活しなければならないということだ。
「……やばい、何も考えずに掃除してたけど、俺たち同じ家で暮らすってことじゃないか!」
「今更? 何となくわかってたんじゃないの? リッくん、ずっと気づいてなかったんだ。バカじゃん」
「うるさい。ちょっと焦っただけだ」
俺としたことが迂闊だった。今までは男所帯のパーティーにいたり、一人暮らしをしていたり、貴族の豪邸に居候していたりしたので、女の子と一緒に暮らすということに馴染みがなかったのだ。
ちなみにクロエも……むしろクロエの方が男と暮らすことを気にしているらしく、またしても顔を赤く染めている。
「ま、まあ、私だって女の子だし? そういうのはちゃんと言って欲しかったかな?」
「あー悪い、お前のこと女として見てないからつい……」
「ひどっ! 普通そういうこと言わないでしょ! 傷ついた! これだからデリカシーのない童貞は……」
「どどど、童貞ちゃうわ!」
変なところからカウンターを食らってしまった俺は、思わずテンパってしまう。確かに今のは言いすぎた。いくら本当のことでも女性に対して言っちゃいけないことくらいわかるだろ、俺よ。
いや、待てよ。クロエは確か処──これ以上考えるのはよしておこう。なんか怖い。
まあ幸い別々の部屋は確保できたし、とりあえずは大丈夫だろう。──向こうがなにかしてこなければ。
そんなこんなで時間は過ぎていった。俺たちは夕食を終えてリビングでのんびりと過ごしていた。すると突然、玄関の扉が大きな音を立てて開かれた。
──バタンッ
「あの……ギルド『月の雫』はここですか?」
「は、はい、うちですけど」
そこに立っていたのは一人の少女。歳は俺と同じくらいだろうか。短めの銀髪に碧眼、魔法使いのローブを身に纏っていることから、おそらく職業は魔導師だろう。
そして驚くべきはその美少女っぷりである。透き通るような肌、綺麗な瞳に長いまつ毛、小さな鼻と口、華奢な身体。おまけに大きな胸までついている。正直めちゃくちゃタイプだが、それ故に逆に怪しくもある。
「私、『月下の集い』に所属してた黒魔導士のノエル・リベリーです。『月下の集い』が解散されてしまったので『月の雫』に参加させていただこうと思って……」
「お、おお、なるほど! 是非是非、歓迎しますよ!」
月下の集いが解散になったから、後継ギルドであるここにやってきたってわけか。こんな美少女が参加してくれるならもちろん大歓迎だ。
だが、クロエは複雑な表情をしている。彼女と自分の胸を見比べて、若干落ち込んでいるようだが、どうやら彼女が巨乳なのが気に食わないらしい。
「えっと……その……」
「?」
「あなた……可愛いね」
「へ?」
クロエは彼女の容姿をベタ褒めし始めた。さすがに唐突すぎるぞ。
「そ、そうですか? ……あまり言われ慣れていなくて」
「うん、すごい可愛くてビックリした。あとおっぱい大きい」
「ちょっ!」
クロエのやついきなりセクハラしてるんですけど!? これは後で叱っておかねば……。
俺がそんなことを考えていると、クロエはさらに続けた。
「控えめに言って死んで欲しいと思ってる」
「えっ!?」
「おいこら、せっかく『月の雫』に入ってくれるって子になんてこと言ってんだクロエ!」
俺は咄嵯にクロエを止める。
初対面の人に対して死ねはさすがにダメだろ。この子どんだけドM体質でも引くと思う。
「リッくんは黙ってて。これは女の戦いなんだから!」
「どんな戦いだよ!」
しかし、クロエは聞く耳を持たない。クロエはさらに彼女に近づくとジト目で睨みつける。クロエは身長が低く童顔なこともあってか、睨まれても怖さが微塵も感じられない。
一方彼女は怯えているようで、涙目になっている。
「わ、私は何か悪いことをしてしまったのでしょうか……?」
「ああごめんね? ただ私があなたのことを一方的に嫌いなだけだから」
「ひっ!」
「だからなんでそうやって人のトラウマを刺激するようなことを言うんだよ!」
俺はもう耐えられなくなって、ついにクロエを無理やり引き剥がして引き離した。いくらなんでも嫌われすぎだと思う。
「クロエ……この子が入ってくれれば魔法使い枠が確保できる。だから仲良くしろ」
「うう……わかったよぉ……」
「大丈夫、そのうちこの子とは仲良くなれると俺は信じてるよ」
俺は泣きじゃくる彼女を抱きしめながら優しく語りかける。この子のことはまだよく知らないけれど、同じパーティーになった以上、きっとクロエともわかり合えるはずだ。
根拠はないけど。
それからクロエは彼女に謝罪した。クロエなりに反省しているみたいだし、ノエルも許してくれるだろう。
「そういえば、ノエルさんはどうして『月下の集い』に入ったんです?」
「私、黒魔導師なので体質的に光属性の魔法は受け付けないんです。──だから、聖フランシス教団の回復術師に回復魔法をかけられると逆に状態異常になってしまうんですよ……」
「な、なるほど……」
そうだったのか……知らなかった。というか闇魔法の素質を持っている人にとって、光属性の人は天敵みたいなものなのか。それはそれで大変そうだなあ。
「最近のパーティーはどこも回復術師が回復を担っているので、その回復を受けられない私を雇ってくれるところはどこもなくて……」
「あー、だからウチに来たわけですね」
「はい。……あの、迷惑だったらすぐ出ていきますので!」
ノエルはぺこりと頭を下げる。俺は慌ててそれを制止した。せっかく来てくれたんだしそんなにすぐに追い返すのは気が引けるし、なにより美少女なんだから追い出す理由がない。そうだよなクロエ?
「じーっ……」
クロエのやつなんか見てやがる。まるで俺を品定めするような目だ。そんな目をされてもお前の思い通りにはならないからな。
「いえいえ、迷惑だなんてとんでもない! これからよろしくお願いしますね。ノエルさん」
「は、はいっ! よろしくおねがいしますっ!」
俺が挨拶をすると、彼女は嬉しそうに微笑んでくれた。クロエはガックリと肩を落としたが、仕方のないことだ。だって俺たちにはノエルが必要なんだ。それは間違いない。
「それじゃあ、ノエルの加入を祝して……」
──バタンッ
「ギルド『月の雫』はここで間違いないです?」
おやおや、また参加希望者かな?まあ、とりあえず話を聞こうじゃないか。
俺たちは再び玄関に向かう。そこには金髪の爽やか風のイケメンがたっていた。
「ギルド『月の雫』に加入させて下さい。僕は『月下の集い』で薬草師をしておりました。アルフォンス・ランバートといいます」
「……」
「おーい、リッくん? どったの?」
いや、だってな……。
「イケメンは死ね!」
俺は心の底から思ったことを叫んだ。そしてその瞬間、彼は少し傷ついた表情を浮かべたのであった。
クロエと、ギルドハウスの掃除をあらかた終えた時、俺はとんでもない事実に気づいてしまった。
それは、しばらくこいつとこのギルドハウスで生活しなければならないということだ。
「……やばい、何も考えずに掃除してたけど、俺たち同じ家で暮らすってことじゃないか!」
「今更? 何となくわかってたんじゃないの? リッくん、ずっと気づいてなかったんだ。バカじゃん」
「うるさい。ちょっと焦っただけだ」
俺としたことが迂闊だった。今までは男所帯のパーティーにいたり、一人暮らしをしていたり、貴族の豪邸に居候していたりしたので、女の子と一緒に暮らすということに馴染みがなかったのだ。
ちなみにクロエも……むしろクロエの方が男と暮らすことを気にしているらしく、またしても顔を赤く染めている。
「ま、まあ、私だって女の子だし? そういうのはちゃんと言って欲しかったかな?」
「あー悪い、お前のこと女として見てないからつい……」
「ひどっ! 普通そういうこと言わないでしょ! 傷ついた! これだからデリカシーのない童貞は……」
「どどど、童貞ちゃうわ!」
変なところからカウンターを食らってしまった俺は、思わずテンパってしまう。確かに今のは言いすぎた。いくら本当のことでも女性に対して言っちゃいけないことくらいわかるだろ、俺よ。
いや、待てよ。クロエは確か処──これ以上考えるのはよしておこう。なんか怖い。
まあ幸い別々の部屋は確保できたし、とりあえずは大丈夫だろう。──向こうがなにかしてこなければ。
そんなこんなで時間は過ぎていった。俺たちは夕食を終えてリビングでのんびりと過ごしていた。すると突然、玄関の扉が大きな音を立てて開かれた。
──バタンッ
「あの……ギルド『月の雫』はここですか?」
「は、はい、うちですけど」
そこに立っていたのは一人の少女。歳は俺と同じくらいだろうか。短めの銀髪に碧眼、魔法使いのローブを身に纏っていることから、おそらく職業は魔導師だろう。
そして驚くべきはその美少女っぷりである。透き通るような肌、綺麗な瞳に長いまつ毛、小さな鼻と口、華奢な身体。おまけに大きな胸までついている。正直めちゃくちゃタイプだが、それ故に逆に怪しくもある。
「私、『月下の集い』に所属してた黒魔導士のノエル・リベリーです。『月下の集い』が解散されてしまったので『月の雫』に参加させていただこうと思って……」
「お、おお、なるほど! 是非是非、歓迎しますよ!」
月下の集いが解散になったから、後継ギルドであるここにやってきたってわけか。こんな美少女が参加してくれるならもちろん大歓迎だ。
だが、クロエは複雑な表情をしている。彼女と自分の胸を見比べて、若干落ち込んでいるようだが、どうやら彼女が巨乳なのが気に食わないらしい。
「えっと……その……」
「?」
「あなた……可愛いね」
「へ?」
クロエは彼女の容姿をベタ褒めし始めた。さすがに唐突すぎるぞ。
「そ、そうですか? ……あまり言われ慣れていなくて」
「うん、すごい可愛くてビックリした。あとおっぱい大きい」
「ちょっ!」
クロエのやついきなりセクハラしてるんですけど!? これは後で叱っておかねば……。
俺がそんなことを考えていると、クロエはさらに続けた。
「控えめに言って死んで欲しいと思ってる」
「えっ!?」
「おいこら、せっかく『月の雫』に入ってくれるって子になんてこと言ってんだクロエ!」
俺は咄嵯にクロエを止める。
初対面の人に対して死ねはさすがにダメだろ。この子どんだけドM体質でも引くと思う。
「リッくんは黙ってて。これは女の戦いなんだから!」
「どんな戦いだよ!」
しかし、クロエは聞く耳を持たない。クロエはさらに彼女に近づくとジト目で睨みつける。クロエは身長が低く童顔なこともあってか、睨まれても怖さが微塵も感じられない。
一方彼女は怯えているようで、涙目になっている。
「わ、私は何か悪いことをしてしまったのでしょうか……?」
「ああごめんね? ただ私があなたのことを一方的に嫌いなだけだから」
「ひっ!」
「だからなんでそうやって人のトラウマを刺激するようなことを言うんだよ!」
俺はもう耐えられなくなって、ついにクロエを無理やり引き剥がして引き離した。いくらなんでも嫌われすぎだと思う。
「クロエ……この子が入ってくれれば魔法使い枠が確保できる。だから仲良くしろ」
「うう……わかったよぉ……」
「大丈夫、そのうちこの子とは仲良くなれると俺は信じてるよ」
俺は泣きじゃくる彼女を抱きしめながら優しく語りかける。この子のことはまだよく知らないけれど、同じパーティーになった以上、きっとクロエともわかり合えるはずだ。
根拠はないけど。
それからクロエは彼女に謝罪した。クロエなりに反省しているみたいだし、ノエルも許してくれるだろう。
「そういえば、ノエルさんはどうして『月下の集い』に入ったんです?」
「私、黒魔導師なので体質的に光属性の魔法は受け付けないんです。──だから、聖フランシス教団の回復術師に回復魔法をかけられると逆に状態異常になってしまうんですよ……」
「な、なるほど……」
そうだったのか……知らなかった。というか闇魔法の素質を持っている人にとって、光属性の人は天敵みたいなものなのか。それはそれで大変そうだなあ。
「最近のパーティーはどこも回復術師が回復を担っているので、その回復を受けられない私を雇ってくれるところはどこもなくて……」
「あー、だからウチに来たわけですね」
「はい。……あの、迷惑だったらすぐ出ていきますので!」
ノエルはぺこりと頭を下げる。俺は慌ててそれを制止した。せっかく来てくれたんだしそんなにすぐに追い返すのは気が引けるし、なにより美少女なんだから追い出す理由がない。そうだよなクロエ?
「じーっ……」
クロエのやつなんか見てやがる。まるで俺を品定めするような目だ。そんな目をされてもお前の思い通りにはならないからな。
「いえいえ、迷惑だなんてとんでもない! これからよろしくお願いしますね。ノエルさん」
「は、はいっ! よろしくおねがいしますっ!」
俺が挨拶をすると、彼女は嬉しそうに微笑んでくれた。クロエはガックリと肩を落としたが、仕方のないことだ。だって俺たちにはノエルが必要なんだ。それは間違いない。
「それじゃあ、ノエルの加入を祝して……」
──バタンッ
「ギルド『月の雫』はここで間違いないです?」
おやおや、また参加希望者かな?まあ、とりあえず話を聞こうじゃないか。
俺たちは再び玄関に向かう。そこには金髪の爽やか風のイケメンがたっていた。
「ギルド『月の雫』に加入させて下さい。僕は『月下の集い』で薬草師をしておりました。アルフォンス・ランバートといいます」
「……」
「おーい、リッくん? どったの?」
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