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でーと
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☆☆☆
羚衣優先輩が生徒会に入ることになった。理由は、周りの人達がそう勧めたからで、本人も満更でもなさそうだったからだ。
というのも、あたしが生徒会で寮に帰るのが遅くなると、すぐに先輩は生徒会室のすぐそばで待つようになり、一般生徒の目についてしまっていたのだ。そこで、生徒会長である綾愛先輩が、新しく役員になってくれる人を探していると言って、生徒会室の外で待っていた先輩を勧誘してきたというわけだ。
「まっちゃん、ごめんね……」
「いえ、いいですよ」
あたしは苦笑いをしながら答えた。
「あたし、どうしてもまっちゃんのこと放っておけないの……」
「せんぱい……」
あたしは感激していた。まさか、1年前までは高嶺の花だと思っていたあの先輩がこんなにもあたしのことを想ってくれていたなんて……。
「だから、まっちゃんには迷惑をかけちゃうかもしれないけど、これからも一緒にいてくれないかな……?」
「もちろんです。せんぱい」
「ありがとう……」
先輩は安心したように微笑んだ。
「じゃあ、そろそろ帰りましょうか」
「うん」
「手繋ぎますか?」
「うん……」
「ふふ♪ 可愛いですね、せんぱい」
「もう、からかわないで……」
「すみません……」
あたしたちは他愛のない会話を交わしながら帰路についた。
「せんぱい、お疲れ様でした」
「お疲れさま、まっちゃん」
寮に戻ったあたしたちは、お互いに労いの言葉をかけた。
「あの、せんぱい……」
「ん? どうしたの、まっちゃん?」
「その、明日の休日は何か予定ありますか?」
「特に無いよ。どうして?」
「よかったらデートしませんか?」
「デート!?」
「はい。ダメですか……?」
「全然OKだよ。どこ行くの?」
「遊園地に行きたいです」
「わかった。じゃあ朝起こしてくれると嬉しいな……」
「わかりました。楽しみにしておきますね♡」
「わたしも楽しみだよ」
「せんぱい……」
「まっちゃん……」
あたしたちの間に甘い空気が流れ始める。そして自然と顔を寄せ合った後でキスをした。
唇と唇が触れ合うだけの優しいキス。しかし、それだけでお互いの気持ちが通じ合っているような気がして、とても幸せな気分になった。
「せんぱい、もっとしたいです……」
「わたしも……」
再び口づけを交わす。今度は舌を絡める大人のキス。あたしたちの口から漏れる吐息の音だけが部屋に響き渡っていた。やがて、どちらからとも言わず、名残惜しそうにゆっくりと離れる。
「せんぱい、大好きですよ」
「わたしも大好きだよ、まっちゃん」
「せんぱい、ぎゅってしてください」
「うん……」
あたしは先輩に抱きしめられた。温かくて心地よい感触に包まれる。そのまましばらく2人で抱き合っていた。
「せんぱい、ちょっと苦しいですよ~」
「あっ、ごめん。つい力が入っちゃったみたい」
「まったく……しょうがないですね~」
あたしは先輩から離れるとベッドの上に腰掛けた。
「まっちゃん、こっちに来て……」
すると、先輩が隣に来るよう促してくる。
「せんぱ~い」
あたしは甘えた声を出しながら先輩に抱きついた。頭を撫でられる。
「気持ちいい……♡」
「そう? なら良かった」
「ねぇ、せんぱい……」
「どうしたの?」
「このまま寝ちゃいたいなぁって思ってるんですけど、ダメですか?」
「わたしは構わないよ」
「やったぁ!」
あたしは喜びの声をあげた。
「じゃあ、おやすみなさい、せんぱい……」
「うん、お休み、まっちゃん……」
先輩の腕の中で目を閉じた。すぐに意識が遠のいていく。
「ずっと一緒にいてね、せんぱい……」
あたしは眠りにつく前にそう呟いていた。
☆☆☆
「せんぱーい、起きてくださーい」
翌日、約束どおりあたしは眠る先輩を起こしていた。
「うぅ~ん……」
先輩は眠そうな声で返事をする。
「ほら、早くしないと! 今日はデートに行くんですから!」
「えっ、今何時……?」
「もう9時過ぎですよ」
「嘘……」
先輩が驚いた表情を見せる。
「大丈夫ですって、まだ遊園地の開園までは1時間くらいは余裕がありますよ」
「そっか、よかったぁ……」
先輩は安堵の溜息を漏らした。
「でも、あんまりのんびりはしてられませんよ」
「そうだよね……」
「はい。それじゃあ、顔を洗ってきてください」
「うん……」
先輩はふらつきながらも立ち上がり、部屋を出ていった。
「よし」
あたしは気合を入れて立ち上がった。先輩のために朝食を作ってあげなくてはいけない。
今日のメニューはトーストとスクランブルエッグ、それとコンソメスープだ。あたしは慣れた手付きで調理を開始した。
10分程で料理が完成する。ちょうどその時、部屋の扉が開いて、制服姿の先輩が現れた。
「美味しそうだね」
テーブルの上に並ぶ料理を見て、先輩が嬉しそうに言った。
「ありがとうございます。冷めないうちに食べましょうか」
「うん。いただきます」
2人揃って挨拶をして、食事を始める。
「どうですか、味の方は?」
「凄くおいしいよ。まっちゃんは本当に料理上手なんだね」
「そんなことないですよ」
「いやいや、謙遜する必要はないと思うな」
「本当ですか?」
「うん。毎日作ってほしいくらいだよ」
「せんぱい……」
あたしは頬が熱くなるのを感じた。
「まっちゃん、どうしたの?」
「なんでもありません……」
恥ずかしくなったあたしは俯きながら答える。そして誤魔化すように話題を変えた。
「それより、早く準備をしちゃいましょ。時間は待ってくれませんよ」
「わかった」
先輩は急いで食事を済ませると、身支度を始めた。
あたしも自分の準備に取りかかる。と言っても、いつものように軽く化粧を施すだけなので、すぐに終わった。
それから少しして玄関に向かう。
「忘れ物はないですか?」
「うん、多分ね……」
「せんぱいって意外とうっかり屋さんですもんね」
「そうかもしれない……」
「まぁ、そのあたりも可愛いんですけどね」
「からかわないで……」
「ふふっ、ごめんなさい」
先輩と話しているうちに、いつの間にか緊張はどこかへ消え去っていた。きっとそれは、あたしのことを信頼してくれている先輩のおかげなのだろう。
「せんぱい、行きましょうか」
「そうだね」
そしてあたしたちは手を繋いで家を出た。空は雲ひとつない快晴だった。絶好のデート日和である。
電車に乗って移動している間も2人の会話は途切れなかった。楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、目的地へと辿り着く。
遊園地の中に入ると、そこは大勢の人で賑わっていた。
「せんぱい、まずは何に乗りたいですか?」
「ジェットコースターかな」
「わかりました。じゃあ、さっそく並びましょうか」
列に並んで順番を待つ。やがてあたしたちの番がやってきた。
「せんぱいは絶叫系は平気なんですか?」
「実は結構苦手なんだよね……」
「えぇ!? 大丈夫ですか?」
「うん……まっちゃんと一緒に乗りたかったし、思い出を上書きしたいから我慢する……」
「せんぱい、無理しないでくださいね。もし気分が悪くなったりしたらすぐに言ってくださいね」
「わかってるよ……」
「じゃあ、乗っちゃいますね」
あたしは先輩の手を引いて、乗り物の中に足を踏み入れた。
「せんぱい、あたしの肩に掴まっててくださいね」
「うん……」
先輩がぎゅっと抱きついてくる。
「せんぱい、くすぐったいですよ~」
「ご、ごめんね……」
「いえ、全然いいんですよ。むしろもっと強く抱きしめてくれてもいいんですからね」
「そ、そういうわけにはいかないよ……」
「照れてるせんぱい、可愛すぎです」
「もう……」
先輩は困ったような表情を浮かべた。
それからすぐに発車を告げるブザーが鳴る。ゆっくりと動き出した機体は徐々にスピードを上げていき、頂上付近で停止した。そして次の瞬間、一気に急降下を始める。
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
隣からは先輩の叫び声が聞こえてきた。あたしはその悲鳴を聞いて幸せな気持ちに浸っていた。
羚衣優先輩が生徒会に入ることになった。理由は、周りの人達がそう勧めたからで、本人も満更でもなさそうだったからだ。
というのも、あたしが生徒会で寮に帰るのが遅くなると、すぐに先輩は生徒会室のすぐそばで待つようになり、一般生徒の目についてしまっていたのだ。そこで、生徒会長である綾愛先輩が、新しく役員になってくれる人を探していると言って、生徒会室の外で待っていた先輩を勧誘してきたというわけだ。
「まっちゃん、ごめんね……」
「いえ、いいですよ」
あたしは苦笑いをしながら答えた。
「あたし、どうしてもまっちゃんのこと放っておけないの……」
「せんぱい……」
あたしは感激していた。まさか、1年前までは高嶺の花だと思っていたあの先輩がこんなにもあたしのことを想ってくれていたなんて……。
「だから、まっちゃんには迷惑をかけちゃうかもしれないけど、これからも一緒にいてくれないかな……?」
「もちろんです。せんぱい」
「ありがとう……」
先輩は安心したように微笑んだ。
「じゃあ、そろそろ帰りましょうか」
「うん」
「手繋ぎますか?」
「うん……」
「ふふ♪ 可愛いですね、せんぱい」
「もう、からかわないで……」
「すみません……」
あたしたちは他愛のない会話を交わしながら帰路についた。
「せんぱい、お疲れ様でした」
「お疲れさま、まっちゃん」
寮に戻ったあたしたちは、お互いに労いの言葉をかけた。
「あの、せんぱい……」
「ん? どうしたの、まっちゃん?」
「その、明日の休日は何か予定ありますか?」
「特に無いよ。どうして?」
「よかったらデートしませんか?」
「デート!?」
「はい。ダメですか……?」
「全然OKだよ。どこ行くの?」
「遊園地に行きたいです」
「わかった。じゃあ朝起こしてくれると嬉しいな……」
「わかりました。楽しみにしておきますね♡」
「わたしも楽しみだよ」
「せんぱい……」
「まっちゃん……」
あたしたちの間に甘い空気が流れ始める。そして自然と顔を寄せ合った後でキスをした。
唇と唇が触れ合うだけの優しいキス。しかし、それだけでお互いの気持ちが通じ合っているような気がして、とても幸せな気分になった。
「せんぱい、もっとしたいです……」
「わたしも……」
再び口づけを交わす。今度は舌を絡める大人のキス。あたしたちの口から漏れる吐息の音だけが部屋に響き渡っていた。やがて、どちらからとも言わず、名残惜しそうにゆっくりと離れる。
「せんぱい、大好きですよ」
「わたしも大好きだよ、まっちゃん」
「せんぱい、ぎゅってしてください」
「うん……」
あたしは先輩に抱きしめられた。温かくて心地よい感触に包まれる。そのまましばらく2人で抱き合っていた。
「せんぱい、ちょっと苦しいですよ~」
「あっ、ごめん。つい力が入っちゃったみたい」
「まったく……しょうがないですね~」
あたしは先輩から離れるとベッドの上に腰掛けた。
「まっちゃん、こっちに来て……」
すると、先輩が隣に来るよう促してくる。
「せんぱ~い」
あたしは甘えた声を出しながら先輩に抱きついた。頭を撫でられる。
「気持ちいい……♡」
「そう? なら良かった」
「ねぇ、せんぱい……」
「どうしたの?」
「このまま寝ちゃいたいなぁって思ってるんですけど、ダメですか?」
「わたしは構わないよ」
「やったぁ!」
あたしは喜びの声をあげた。
「じゃあ、おやすみなさい、せんぱい……」
「うん、お休み、まっちゃん……」
先輩の腕の中で目を閉じた。すぐに意識が遠のいていく。
「ずっと一緒にいてね、せんぱい……」
あたしは眠りにつく前にそう呟いていた。
☆☆☆
「せんぱーい、起きてくださーい」
翌日、約束どおりあたしは眠る先輩を起こしていた。
「うぅ~ん……」
先輩は眠そうな声で返事をする。
「ほら、早くしないと! 今日はデートに行くんですから!」
「えっ、今何時……?」
「もう9時過ぎですよ」
「嘘……」
先輩が驚いた表情を見せる。
「大丈夫ですって、まだ遊園地の開園までは1時間くらいは余裕がありますよ」
「そっか、よかったぁ……」
先輩は安堵の溜息を漏らした。
「でも、あんまりのんびりはしてられませんよ」
「そうだよね……」
「はい。それじゃあ、顔を洗ってきてください」
「うん……」
先輩はふらつきながらも立ち上がり、部屋を出ていった。
「よし」
あたしは気合を入れて立ち上がった。先輩のために朝食を作ってあげなくてはいけない。
今日のメニューはトーストとスクランブルエッグ、それとコンソメスープだ。あたしは慣れた手付きで調理を開始した。
10分程で料理が完成する。ちょうどその時、部屋の扉が開いて、制服姿の先輩が現れた。
「美味しそうだね」
テーブルの上に並ぶ料理を見て、先輩が嬉しそうに言った。
「ありがとうございます。冷めないうちに食べましょうか」
「うん。いただきます」
2人揃って挨拶をして、食事を始める。
「どうですか、味の方は?」
「凄くおいしいよ。まっちゃんは本当に料理上手なんだね」
「そんなことないですよ」
「いやいや、謙遜する必要はないと思うな」
「本当ですか?」
「うん。毎日作ってほしいくらいだよ」
「せんぱい……」
あたしは頬が熱くなるのを感じた。
「まっちゃん、どうしたの?」
「なんでもありません……」
恥ずかしくなったあたしは俯きながら答える。そして誤魔化すように話題を変えた。
「それより、早く準備をしちゃいましょ。時間は待ってくれませんよ」
「わかった」
先輩は急いで食事を済ませると、身支度を始めた。
あたしも自分の準備に取りかかる。と言っても、いつものように軽く化粧を施すだけなので、すぐに終わった。
それから少しして玄関に向かう。
「忘れ物はないですか?」
「うん、多分ね……」
「せんぱいって意外とうっかり屋さんですもんね」
「そうかもしれない……」
「まぁ、そのあたりも可愛いんですけどね」
「からかわないで……」
「ふふっ、ごめんなさい」
先輩と話しているうちに、いつの間にか緊張はどこかへ消え去っていた。きっとそれは、あたしのことを信頼してくれている先輩のおかげなのだろう。
「せんぱい、行きましょうか」
「そうだね」
そしてあたしたちは手を繋いで家を出た。空は雲ひとつない快晴だった。絶好のデート日和である。
電車に乗って移動している間も2人の会話は途切れなかった。楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、目的地へと辿り着く。
遊園地の中に入ると、そこは大勢の人で賑わっていた。
「せんぱい、まずは何に乗りたいですか?」
「ジェットコースターかな」
「わかりました。じゃあ、さっそく並びましょうか」
列に並んで順番を待つ。やがてあたしたちの番がやってきた。
「せんぱいは絶叫系は平気なんですか?」
「実は結構苦手なんだよね……」
「えぇ!? 大丈夫ですか?」
「うん……まっちゃんと一緒に乗りたかったし、思い出を上書きしたいから我慢する……」
「せんぱい、無理しないでくださいね。もし気分が悪くなったりしたらすぐに言ってくださいね」
「わかってるよ……」
「じゃあ、乗っちゃいますね」
あたしは先輩の手を引いて、乗り物の中に足を踏み入れた。
「せんぱい、あたしの肩に掴まっててくださいね」
「うん……」
先輩がぎゅっと抱きついてくる。
「せんぱい、くすぐったいですよ~」
「ご、ごめんね……」
「いえ、全然いいんですよ。むしろもっと強く抱きしめてくれてもいいんですからね」
「そ、そういうわけにはいかないよ……」
「照れてるせんぱい、可愛すぎです」
「もう……」
先輩は困ったような表情を浮かべた。
それからすぐに発車を告げるブザーが鳴る。ゆっくりと動き出した機体は徐々にスピードを上げていき、頂上付近で停止した。そして次の瞬間、一気に急降下を始める。
「きゃぁぁぁぁぁっ!」
隣からは先輩の叫び声が聞こえてきた。あたしはその悲鳴を聞いて幸せな気持ちに浸っていた。
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