16 / 40
第16話 あなたには関係のないことでしょう?
しおりを挟む
「魔王の復活に王家の混乱、問題は山積みですわね……」
ため息混じりにそう言ったコルネリアは、紅茶のカップに優雅に口をつけた。
「他人事みたいに……」
コルネリアの呑気な態度に、私はつい毒を吐いてしまう。
「他人事じゃありませんよ? 問題が大きすぎてわたくしたちの手に余ると言っているのですわ。こういう時は一旦落ち着いて状況を見つめ直すべきだと、以前わたくしが申し上げたはずでは?」
「むぐぅ……」
相変わらず憎たらしい言い方だが、言っていることに間違いはない。私は唇を噛み締めながら黙ったままコルネリアの話を聞いていた。
「魔王については現状、わたくしたちにできることはないでしょう。だとしたら、注視すべきは王家の問題ですわね」
コルネリアの言葉にヘレナも頷いた。
「そうね。現女王と対立してでも反体制派の依頼を受けるか……だけど」
そう言いながら、ヘレナはコルネリアに視線を送った。コルネリアは肩をすくめる。
「今回はわたくしはパスですわよ? もう貴族とは縁を切っておりますの」
「そこをなんとかお願いできない? 反体制派貴族の護衛なんて、元貴族のコルネリアにしか任せられないの」
コルネリアさん、元貴族でいらっしゃいましたか。どおりで口調や話し方が鼻につくと思った。
「買いかぶられても困りますわね。わたくしは隠密行動は苦手ですのよ?」
「そう言わずに。……報酬も弾むからさ」
「あら……そう言われると心が揺れてしまいますけど……そうですわねぇ……」
ヘレナがダメ押しすると、ようやくコルネリアは考える素振りを見せ始めた。この人本当にブレないな。どうせ、最初からやる気満々だったくせに、報酬を吊り上げるためにわざわざ渋って見せたに違いない。やがて、しばらく悩んでいたコルネリアだったが、ついに折れた。
「わかりましたわ。……でも、わたくしが護衛するのは1人でいいかしら?」
「どういうこと?」
ヘレナが首を傾げると、コルネリアは「フフン」と笑いながら説明を始めた。
「依頼はなにも1件だけではないのでしょう? まとめて受けてしまってはいかが?」
「ああ、なるほどね……確かに、護衛の目的はだいたい王都からの脱出なり、軟禁されている貴族屋敷からの家族の救出だから、まとめて受けてしまったほうが効率がいいかも」
コルネリアの提案に、リサちゃんとヘレナは納得したようにうんうんと首を縦に振っている。私も何となく話は見えてきた。つまり、依頼主を何人か集めてグループを作るわけだ。そのグループをまとめて護衛した方が効率がいいし、別々に護衛するよりも少ない人員で守ることができる。ただし、狙われるリスクは高まるが、個々の戦闘力の高いこのギルドであれば問題なくこなせるだろう。
「じゃあそうね……コルネリアに加えてリサとアニータちゃんも護衛任務に加わってくれる? 店はあたし1人でなんとかするから」
ヘレナはそういうと、私たちの方に視線を向ける。どうしよう……と一瞬迷ったが、リサちゃんが勢いよく手を上げた。
「はい! リサもコルネリアさんの手伝いします!」
そしてそのまま私に顔を向けた。
「いいですよねアニータさん?」
まぁ、リサちゃんがそう言うなら仕方がない。私は「わかった」と言って首肯した。コルネリアが「では決まりですわね」と言ってまとめようとしたが、そこでレティシアが口を挟んだ。
「待ってくれ、わたしは……」
「ふふん、ちゃんとレティシアの任務も用意してあるわよ?」
「本当か!?」
依頼の書かれた紙切れを差し出しながら言ったヘレナに、レティシアの顔がパッと明るくなった。自分だけ仲間はずれは嫌だったらしい。この人も案外クールそうに見えて可愛らしい一面もあるようだ。
「レティシアにはまた遠征をお願いしたいの。強化された魔物への対処の依頼をこなしながら、魔王について探ってほしい。……できるかしら?」
レティシアは満面の笑みで紙切れを受け取った。
「もちろん。お安い御用だ」
「それを聞いて安心したわ」
ヘレナは微笑むと、「そろそろ店開けなくちゃ」と部屋を後にし、リサちゃんも「手伝いますー」とついていった。レティシアも早速依頼に向かい、バックヤードにはコルネリアと私だけが残された。
コルネリアは腕を組んで何やら考え事をしているらしく、ぼーっとしている。こうして見ると、この子も結構かわいいのに……なんでいつもあんな態度を取るんだろう。
私がまじまじとコルネリアの横顔を眺めていると、彼女は不意に口を開いた。
「……わたくしをジロジロ見て何を考えてらっしゃるの?」
うわ、見透かされてる。
「別に……。それより、あんたが元貴族だって初めて知ったんだけど」
私は素直に見たままを伝えたのだが、なぜかコルネリアは露骨にムッとした表情を見せた。なんだ? 貴族であることを隠したかったのか? しかしすぐにコルネリアは元の無表情に戻り、ため息混じりに語り出した。
「別に話す必要もないことですから。──確かにわたくしはこの国の『貴族』と呼ばれる家に生まれましたが……もうずっと前のことですし」
「なんで貴族だったコルネリアがこんなところで料理店に見せかけたSSランクよろずやギルドに入ってるのか、聞いちゃだめ?」
「ダメですわね。あなたには関係のないことでしょう?」
そう言われてしまえばそうなのだが……気になるものは気になってしまう。私と同じで何か事情があるに違いない。
私はしばらくコルネリアの答えを待っていたが、それ以上彼女が何かを語る様子はなさそうだった。
諦めよう……と視線を外そうとした時、彼女の方から話しかけてきた。
「わたくし、実は貴族という身分を捨てたことを、ちっとも後悔しておりませんのよ」
コルネリアはそう言うとニッコリと笑顔を浮かべた。……それはどういう意味だろう? 私が首を傾げていると、コルネリアは少しだけ語調を強めてこう続けた。
「わたくしにとって貴族の生活など、苦痛以外の何物でもありませんでしたから。だからわたくしは自分の力で生きる道を見つけましたの」
そういうことか……と私は内心で得心した。きっと彼女も私と似たような境遇だったのだ。貴族の世界にも細かい身分があって、下級貴族は私が王宮魔導師時代に受けてきたパワハラに似たようなものを受けることがあるという。それに、コルネリアは貴族であるということ自体に強いこだわりを持っていたように見えた。だから自らそれを捨て去り、このギルドの一員になったのだろう。
「そっか……」
「あら、納得いただけたかしら? これでわたくしのこと、変に詮索しないでくださいますね?」
「うん……でも、反体制派貴族の護衛を一緒にこなしていく以上は、コルネリアと貴族のことについてある程度は知っておく必要があると思うんだけど?」
私の問いかけに、コルネリアは再び露骨に眉間にシワを寄せた。……そんな嫌そうにしなくてもいいじゃんか。
すると、コルネリアは観念したように、ポツリポツリと話し始めた。
「そう……ですわね。……わたくしは元々この国の下級貴族の娘でしたが、幼い頃に両親が流行病で亡くなってしまったのです」
そして悲しげな目をしながら言葉を続ける。
「それからは親族の家を転々とし、使用人のような扱いを受けてきましたわ……。友人だったはずの貴族令嬢たちには裏切られ、親戚はわたくしに暴力や罵詈雑言を浴びせ、味方と呼べる人間は誰一人おりませんでした」
「そうだったんだね……」
私は相槌を打ちながら話を聞きつつ、この少女のことを少し理解したような気がした。
「わたくしは、いつか自分を陥れた貴族たちを見返してやりたいと思いました。そして、いつか必ず貴族として返り咲いてやる……と」
そこで、ようやくコルネリアは笑みを見せた。どこか決意を感じさせる瞳で遠くを見るその横顔は、なんだかとても綺麗で思わず見惚れてしまった。
コルネリアは自分の左目につけられた眼帯にそっと触れると愛おしそうに撫でた。
「そんな時に出会ったのです。……この子に」
「その子って……? その目、どうしたの?」
私が聞き返すと、コルネリアは無邪気に微笑んだ。
「ちょっとした取引ですわ。……死神との」
ため息混じりにそう言ったコルネリアは、紅茶のカップに優雅に口をつけた。
「他人事みたいに……」
コルネリアの呑気な態度に、私はつい毒を吐いてしまう。
「他人事じゃありませんよ? 問題が大きすぎてわたくしたちの手に余ると言っているのですわ。こういう時は一旦落ち着いて状況を見つめ直すべきだと、以前わたくしが申し上げたはずでは?」
「むぐぅ……」
相変わらず憎たらしい言い方だが、言っていることに間違いはない。私は唇を噛み締めながら黙ったままコルネリアの話を聞いていた。
「魔王については現状、わたくしたちにできることはないでしょう。だとしたら、注視すべきは王家の問題ですわね」
コルネリアの言葉にヘレナも頷いた。
「そうね。現女王と対立してでも反体制派の依頼を受けるか……だけど」
そう言いながら、ヘレナはコルネリアに視線を送った。コルネリアは肩をすくめる。
「今回はわたくしはパスですわよ? もう貴族とは縁を切っておりますの」
「そこをなんとかお願いできない? 反体制派貴族の護衛なんて、元貴族のコルネリアにしか任せられないの」
コルネリアさん、元貴族でいらっしゃいましたか。どおりで口調や話し方が鼻につくと思った。
「買いかぶられても困りますわね。わたくしは隠密行動は苦手ですのよ?」
「そう言わずに。……報酬も弾むからさ」
「あら……そう言われると心が揺れてしまいますけど……そうですわねぇ……」
ヘレナがダメ押しすると、ようやくコルネリアは考える素振りを見せ始めた。この人本当にブレないな。どうせ、最初からやる気満々だったくせに、報酬を吊り上げるためにわざわざ渋って見せたに違いない。やがて、しばらく悩んでいたコルネリアだったが、ついに折れた。
「わかりましたわ。……でも、わたくしが護衛するのは1人でいいかしら?」
「どういうこと?」
ヘレナが首を傾げると、コルネリアは「フフン」と笑いながら説明を始めた。
「依頼はなにも1件だけではないのでしょう? まとめて受けてしまってはいかが?」
「ああ、なるほどね……確かに、護衛の目的はだいたい王都からの脱出なり、軟禁されている貴族屋敷からの家族の救出だから、まとめて受けてしまったほうが効率がいいかも」
コルネリアの提案に、リサちゃんとヘレナは納得したようにうんうんと首を縦に振っている。私も何となく話は見えてきた。つまり、依頼主を何人か集めてグループを作るわけだ。そのグループをまとめて護衛した方が効率がいいし、別々に護衛するよりも少ない人員で守ることができる。ただし、狙われるリスクは高まるが、個々の戦闘力の高いこのギルドであれば問題なくこなせるだろう。
「じゃあそうね……コルネリアに加えてリサとアニータちゃんも護衛任務に加わってくれる? 店はあたし1人でなんとかするから」
ヘレナはそういうと、私たちの方に視線を向ける。どうしよう……と一瞬迷ったが、リサちゃんが勢いよく手を上げた。
「はい! リサもコルネリアさんの手伝いします!」
そしてそのまま私に顔を向けた。
「いいですよねアニータさん?」
まぁ、リサちゃんがそう言うなら仕方がない。私は「わかった」と言って首肯した。コルネリアが「では決まりですわね」と言ってまとめようとしたが、そこでレティシアが口を挟んだ。
「待ってくれ、わたしは……」
「ふふん、ちゃんとレティシアの任務も用意してあるわよ?」
「本当か!?」
依頼の書かれた紙切れを差し出しながら言ったヘレナに、レティシアの顔がパッと明るくなった。自分だけ仲間はずれは嫌だったらしい。この人も案外クールそうに見えて可愛らしい一面もあるようだ。
「レティシアにはまた遠征をお願いしたいの。強化された魔物への対処の依頼をこなしながら、魔王について探ってほしい。……できるかしら?」
レティシアは満面の笑みで紙切れを受け取った。
「もちろん。お安い御用だ」
「それを聞いて安心したわ」
ヘレナは微笑むと、「そろそろ店開けなくちゃ」と部屋を後にし、リサちゃんも「手伝いますー」とついていった。レティシアも早速依頼に向かい、バックヤードにはコルネリアと私だけが残された。
コルネリアは腕を組んで何やら考え事をしているらしく、ぼーっとしている。こうして見ると、この子も結構かわいいのに……なんでいつもあんな態度を取るんだろう。
私がまじまじとコルネリアの横顔を眺めていると、彼女は不意に口を開いた。
「……わたくしをジロジロ見て何を考えてらっしゃるの?」
うわ、見透かされてる。
「別に……。それより、あんたが元貴族だって初めて知ったんだけど」
私は素直に見たままを伝えたのだが、なぜかコルネリアは露骨にムッとした表情を見せた。なんだ? 貴族であることを隠したかったのか? しかしすぐにコルネリアは元の無表情に戻り、ため息混じりに語り出した。
「別に話す必要もないことですから。──確かにわたくしはこの国の『貴族』と呼ばれる家に生まれましたが……もうずっと前のことですし」
「なんで貴族だったコルネリアがこんなところで料理店に見せかけたSSランクよろずやギルドに入ってるのか、聞いちゃだめ?」
「ダメですわね。あなたには関係のないことでしょう?」
そう言われてしまえばそうなのだが……気になるものは気になってしまう。私と同じで何か事情があるに違いない。
私はしばらくコルネリアの答えを待っていたが、それ以上彼女が何かを語る様子はなさそうだった。
諦めよう……と視線を外そうとした時、彼女の方から話しかけてきた。
「わたくし、実は貴族という身分を捨てたことを、ちっとも後悔しておりませんのよ」
コルネリアはそう言うとニッコリと笑顔を浮かべた。……それはどういう意味だろう? 私が首を傾げていると、コルネリアは少しだけ語調を強めてこう続けた。
「わたくしにとって貴族の生活など、苦痛以外の何物でもありませんでしたから。だからわたくしは自分の力で生きる道を見つけましたの」
そういうことか……と私は内心で得心した。きっと彼女も私と似たような境遇だったのだ。貴族の世界にも細かい身分があって、下級貴族は私が王宮魔導師時代に受けてきたパワハラに似たようなものを受けることがあるという。それに、コルネリアは貴族であるということ自体に強いこだわりを持っていたように見えた。だから自らそれを捨て去り、このギルドの一員になったのだろう。
「そっか……」
「あら、納得いただけたかしら? これでわたくしのこと、変に詮索しないでくださいますね?」
「うん……でも、反体制派貴族の護衛を一緒にこなしていく以上は、コルネリアと貴族のことについてある程度は知っておく必要があると思うんだけど?」
私の問いかけに、コルネリアは再び露骨に眉間にシワを寄せた。……そんな嫌そうにしなくてもいいじゃんか。
すると、コルネリアは観念したように、ポツリポツリと話し始めた。
「そう……ですわね。……わたくしは元々この国の下級貴族の娘でしたが、幼い頃に両親が流行病で亡くなってしまったのです」
そして悲しげな目をしながら言葉を続ける。
「それからは親族の家を転々とし、使用人のような扱いを受けてきましたわ……。友人だったはずの貴族令嬢たちには裏切られ、親戚はわたくしに暴力や罵詈雑言を浴びせ、味方と呼べる人間は誰一人おりませんでした」
「そうだったんだね……」
私は相槌を打ちながら話を聞きつつ、この少女のことを少し理解したような気がした。
「わたくしは、いつか自分を陥れた貴族たちを見返してやりたいと思いました。そして、いつか必ず貴族として返り咲いてやる……と」
そこで、ようやくコルネリアは笑みを見せた。どこか決意を感じさせる瞳で遠くを見るその横顔は、なんだかとても綺麗で思わず見惚れてしまった。
コルネリアは自分の左目につけられた眼帯にそっと触れると愛おしそうに撫でた。
「そんな時に出会ったのです。……この子に」
「その子って……? その目、どうしたの?」
私が聞き返すと、コルネリアは無邪気に微笑んだ。
「ちょっとした取引ですわ。……死神との」
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる