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第二章
ジュードの××(4)【※】
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(やだぁ……!)
そう思うのに、気持ちよくて仕方がない。涙をぽろぽろと零しながらもセレニアが喘げば、ジュードは一旦腰を引く。そして、今度ももう一度最奥まで一気に貫く。
「ぁああっ――!」
「セレニア、もうずっとイキっぱなしかな?」
そんな言葉をかけられ、セレニアはぶんぶんと首を縦に振る。もう、先ほどからずっと達している。現実に戻ってくることもできずに、喘ぎ蜜壺をぎゅっと締め付けることしか出来ない。
「や、だ、やだぁ……!」
もういい加減、現実に戻ってきたい。そう思うのに、ジュードは容赦ない。セレニアのその細い腰を抱きかかえ、最奥を容赦なくえぐってくる。その感覚にセレニアは恐れおののく。もう、達したくない。そう思うのに、ジュードの腰は止まらない。
「も、いやぁあっ!」
昼間からだとか、明るいとか、湯あみをしていないとか。そういうことはもうセレニアにとってどうでもよかった。ただ喘ぎ、彼に動きを止めてほしいと懇願することしか出来ない。
涙が溢れ出てしまい、その目元を手で覆う。涙は溢れて止まらない。口元から零れる唾液も、止まることを知らない。
「ははっ、セレニア、可愛らしいなぁ……!」
うっとりとしたような声が降ってくる。その声にさえ反応してしまったのか、膣壁がぎゅっと締まる。それとほぼ同時に、セレニアの最奥に熱いモノが放たれる。……ジュードが達したのだと、セレニアは理解した。
(これ、で、おわ……)
これで、終わるだろう……なんて、甘い期待をしてしまう。が、ジュードの熱杭は硬さを失うことはなく、しばらくするとまたセレニアのナカを犯し始めた。
いつもいつも、彼はセレニアのことを飛ぶまで愛してくる。それに気がついてはいたものの、今日くらいは……と微かな期待をしてしまっていた。なのに、ジュードは容赦がない。自身の熱杭が完全に硬さを取り戻すと、またセレニアの最奥をえぐるように突いてくる。
「いや、いや、いやぁあぁ――!」
高みに上ったまま降りてくることが出来ない。このままだと、本当におかしくなってしまう。
先ほどからずっと絶頂しっぱなしの身体はがくがくと震えている。わかっているのに――ジュードはやめてくれない。
「もう、ほかの男と仲良く話したりしない?」
その後、ジュードは優しくセレニアにそう問いかけてきた。そのため、セレニアはぶんぶんと首を縦に振る。
セレニアからすればセザールと仲良く話した覚えはない。しかし、ここで口答えなど出来ない。というよりも、口答えをする元気がなかった。
「もう、しな、しないぃ! だ、からぁっ!」
先ほどから喘いでばかりの口で必死に言葉を紡ぎ出す。すると、ジュードは「いい子」と言いながらセレニアの奥をより一層強く穿つ。それから、また彼は自身の欲をセレニアの奥の奥に注いだ。
「……ぁ」
どくどくと注がれる欲にセレニアの意識が集中する。その後、ジュードはセレニアの蜜壺から自身の熱杭を引き抜いた。まだ少し硬さが残っているものの、彼はセレニアのことを解放してくれるらしい。
「……セレニア。いい子」
彼はセレニアの前髪をかき上げるとその額に口づけを落としてくる。その口づけの感覚がこそばゆくて、セレニアはそっと身をよじってしまう。
「じゅー、ど、さま」
ゆっくりと彼の名前を呼べば、彼は「どうしたの?」と返事をしてくれた。その目には先ほどまでの怒りはなく、情欲もない。それにほっと息をつきながら、彼の衣服の袖を握りしめる。
「……抱きしめて、ください」
どうしてこんなことを口走ったのかはよくわからない。ただ、もしかしたら――ジュードが嫉妬してくれたことが、嬉しかったのかもしれない。
自分だけが彼に惹かれてしまっている。そう思って不安になっていた。だが、嫉妬してくれているということは少なくとも彼もそこまでセレニアのことを嫌ってはいないということ。そう、思えた。
「セレニア。……可愛らしい」
対するジュードはそう呟くと素早く衣服を身に纏いセレニアの身体を抱きしめてくれる。布越しにも伝わる彼の体温が心地よくて、セレニアはそっと彼の胸に頬を寄せた。
「ジュード様」
もう一度彼の名前を呼べば、彼は「……そんなに俺の名前を呼んでくれて、どうしたの?」と問いかけてくる。そのため、セレニアは「……好き、です」と小さく言葉を零す。
「……セレニア?」
「多分、私……ジュード様のこと、好き、です」
その優しいところも。どうしようもなく嫉妬深いところも。彼の魅力なのだ。
そう思いセレニアが目元を真っ赤にしながら告げれば、ジュードは「……嬉しいなぁ」と言葉を零す。
「俺も、セレニアのことが好きだよ。……嫉妬するくらい、セレニアのことが好きなんだ」
告げられたその言葉に、セレニアの心がぽかぽかと温かくなる。そのまま強い眠気が襲ってきて――セレニアはそっと瞼を閉じた。その後、規則正しい寝息を立てて眠りに落ちていく。
(……ジュード様、好き)
そう思う気持ちは――止められなかった。
そう思うのに、気持ちよくて仕方がない。涙をぽろぽろと零しながらもセレニアが喘げば、ジュードは一旦腰を引く。そして、今度ももう一度最奥まで一気に貫く。
「ぁああっ――!」
「セレニア、もうずっとイキっぱなしかな?」
そんな言葉をかけられ、セレニアはぶんぶんと首を縦に振る。もう、先ほどからずっと達している。現実に戻ってくることもできずに、喘ぎ蜜壺をぎゅっと締め付けることしか出来ない。
「や、だ、やだぁ……!」
もういい加減、現実に戻ってきたい。そう思うのに、ジュードは容赦ない。セレニアのその細い腰を抱きかかえ、最奥を容赦なくえぐってくる。その感覚にセレニアは恐れおののく。もう、達したくない。そう思うのに、ジュードの腰は止まらない。
「も、いやぁあっ!」
昼間からだとか、明るいとか、湯あみをしていないとか。そういうことはもうセレニアにとってどうでもよかった。ただ喘ぎ、彼に動きを止めてほしいと懇願することしか出来ない。
涙が溢れ出てしまい、その目元を手で覆う。涙は溢れて止まらない。口元から零れる唾液も、止まることを知らない。
「ははっ、セレニア、可愛らしいなぁ……!」
うっとりとしたような声が降ってくる。その声にさえ反応してしまったのか、膣壁がぎゅっと締まる。それとほぼ同時に、セレニアの最奥に熱いモノが放たれる。……ジュードが達したのだと、セレニアは理解した。
(これ、で、おわ……)
これで、終わるだろう……なんて、甘い期待をしてしまう。が、ジュードの熱杭は硬さを失うことはなく、しばらくするとまたセレニアのナカを犯し始めた。
いつもいつも、彼はセレニアのことを飛ぶまで愛してくる。それに気がついてはいたものの、今日くらいは……と微かな期待をしてしまっていた。なのに、ジュードは容赦がない。自身の熱杭が完全に硬さを取り戻すと、またセレニアの最奥をえぐるように突いてくる。
「いや、いや、いやぁあぁ――!」
高みに上ったまま降りてくることが出来ない。このままだと、本当におかしくなってしまう。
先ほどからずっと絶頂しっぱなしの身体はがくがくと震えている。わかっているのに――ジュードはやめてくれない。
「もう、ほかの男と仲良く話したりしない?」
その後、ジュードは優しくセレニアにそう問いかけてきた。そのため、セレニアはぶんぶんと首を縦に振る。
セレニアからすればセザールと仲良く話した覚えはない。しかし、ここで口答えなど出来ない。というよりも、口答えをする元気がなかった。
「もう、しな、しないぃ! だ、からぁっ!」
先ほどから喘いでばかりの口で必死に言葉を紡ぎ出す。すると、ジュードは「いい子」と言いながらセレニアの奥をより一層強く穿つ。それから、また彼は自身の欲をセレニアの奥の奥に注いだ。
「……ぁ」
どくどくと注がれる欲にセレニアの意識が集中する。その後、ジュードはセレニアの蜜壺から自身の熱杭を引き抜いた。まだ少し硬さが残っているものの、彼はセレニアのことを解放してくれるらしい。
「……セレニア。いい子」
彼はセレニアの前髪をかき上げるとその額に口づけを落としてくる。その口づけの感覚がこそばゆくて、セレニアはそっと身をよじってしまう。
「じゅー、ど、さま」
ゆっくりと彼の名前を呼べば、彼は「どうしたの?」と返事をしてくれた。その目には先ほどまでの怒りはなく、情欲もない。それにほっと息をつきながら、彼の衣服の袖を握りしめる。
「……抱きしめて、ください」
どうしてこんなことを口走ったのかはよくわからない。ただ、もしかしたら――ジュードが嫉妬してくれたことが、嬉しかったのかもしれない。
自分だけが彼に惹かれてしまっている。そう思って不安になっていた。だが、嫉妬してくれているということは少なくとも彼もそこまでセレニアのことを嫌ってはいないということ。そう、思えた。
「セレニア。……可愛らしい」
対するジュードはそう呟くと素早く衣服を身に纏いセレニアの身体を抱きしめてくれる。布越しにも伝わる彼の体温が心地よくて、セレニアはそっと彼の胸に頬を寄せた。
「ジュード様」
もう一度彼の名前を呼べば、彼は「……そんなに俺の名前を呼んでくれて、どうしたの?」と問いかけてくる。そのため、セレニアは「……好き、です」と小さく言葉を零す。
「……セレニア?」
「多分、私……ジュード様のこと、好き、です」
その優しいところも。どうしようもなく嫉妬深いところも。彼の魅力なのだ。
そう思いセレニアが目元を真っ赤にしながら告げれば、ジュードは「……嬉しいなぁ」と言葉を零す。
「俺も、セレニアのことが好きだよ。……嫉妬するくらい、セレニアのことが好きなんだ」
告げられたその言葉に、セレニアの心がぽかぽかと温かくなる。そのまま強い眠気が襲ってきて――セレニアはそっと瞼を閉じた。その後、規則正しい寝息を立てて眠りに落ちていく。
(……ジュード様、好き)
そう思う気持ちは――止められなかった。
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