【完結】【R18】恋愛未経験なのに、モテる騎士の幼馴染に「童貞を拗らせた責任を取れ」と迫られています。正直知らない。

すめらぎかなめ(夏琳トウ)

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本編

モテる幼馴染の秘密 13【※】

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 だって、そうじゃないか。今まで触れたことのない場所に触られていて、挿れる場所じゃないところに挿れられているのに。

 ……なんで俺、こんなにも素直に受け入れているんだろう。

(って、本当は理由なんてよく知ってるよ……)

 俺を抱いているのがマルクスだからだ。

 マルクス以外だったら、こんな風にならない。

 それを再認識すると、俺の口から乾いた笑いが漏れた。

「ロドルフ?」

 マルクスが驚いているのがわかる。だから、俺はマルクスのほうに顔を向けた。

 視線が絡み合って、なんとも言えない空気だ。

「……俺も、マルクスが好き」

 はっきりと告げた言葉に、マルクスが驚いたように目を見開く。

 でも、すぐにごくりと息を呑んで、俺の腰を抱え直した。

「そういうことを、今は言ってくれるな。……ひどくしそうになるだろ」

 なにかを耐えるような表情をした後、マルクスが自身の熱杭を俺の後孔から引き抜いていく。

 内壁が、出て行かないでって縋っているのがわかる。正直な俺の身体は、案外嫌いじゃない。

「――っ! ぁあっ!」

 けれど、すぐに奥までごちゅんてぶつけられて、俺の身体がのけ反った。

「ロドルフ、辛くないか?」

 問いかけられる。だけど、そんなの答えられるわけがない。

 抜けていく瞬間、押し込まれた感覚。……気持ちよくてたまらない。

「ぁ、あっ、あぅ! やぁっ……!」

 腰を掴まれて、身体を揺さぶられる。マルクスのモノが俺のナカを蹂躙する。

 抜けて、挿ってきて、抜けて、挿ってきて……。

 初めはゆっくりだったのに、どんどん激しくなって。俺の目からは自然と涙が零れていた。

「マルクス、も、だめ……とめて……」

 弱々しい声でそう告げるのに、マルクスはがつがつと動かす腰を止めてはくれない。

 俺の陰茎はすっかり昂って、先ほど以上に張りつめている。……感じている、気持ちいいって思っている。

「っはぁ、気持ち良すぎる……!」

 俺に抱き着いてきたマルクスが、耳元でそう囁いた。

 その声が引き金になったみたいに、俺は一気に絶頂へと押し上げられた。

「ぁああっ――!」

 大きな声を上げて、俺は絶頂する。白濁が飛び散って、周囲を汚した。

 なのに、今はそんなことどうでもいい。

「――っ、ロドルフ、俺も……」

 覆いかぶさっているマルクスがそう呟いて、ぐっと根元まで陰茎を押し込む。

 かと思えば、俺の腹の中にマルクスの白濁が注がれているのがわかってしまう。

(腹の中まで、マルクスに犯されてるみたいだ……)

 じんと広がる心地いい熱さに、俺の頭が自然と惚ける。

 しばらくして、マルクスがゆっくりと俺の後孔から自身のモノを引き抜いた。

「ロドルフ……」

 マルクスが俺の身体をひっくり返して、口づけてくる。初めは唇。でも、次には首筋に行って、鎖骨に行く。

「くすぐったい……」

 口からそんな言葉が零れると、マルクスが笑ったのがわかった。……俺もつられてしまって、少し笑う。

「……ごめん、ちょっと、寝る……」

 俺のことを愛おしそうに見つめているマルクスに一応断って、俺は目を瞑った。

 マルクスが「あぁ、後は任せておけ」というけれど、それって多分始末のことだよな……。

(まぁ、いいや……。任せておいても、こいつなら大丈夫だろうし……)

 マルクスは俺の幼馴染で親友だから。……幼少期から付き合いがあるから、きっと大丈夫。

 そう思っていると、俺の意識はあっという間に夢の世界へと落ちていくのだった。
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