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本編

モテる幼馴染の秘密 12【※】

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「ロドルフ、大丈夫か?」

 マルクスはそう問いかけてくるけれど、押し進める指を止める気配はない。

 それがわかるからこそ、俺はさらにクッションを抱きしめる。なんと言おうが、コイツは止める気がないってわかったから。

「ぁ、あっ」

 マルクスの指を呑み込む俺の後孔。そのまま内側を軽く撫でられたかと思えば、埋まる指が二本に増えたのがわかった。

「ぁあっ、あぅ……!」

 二本の指がバラバラに動いて、俺のナカをかき回す。

 初めはゆっくりとした、労わるような動きだった。なのに、どんどん動きが荒々しくなる。

「ひゃっ……や、む、むり……」

 変だった。

 だって、そうじゃないか。俺の身体がどんどん熱を帯びていく。

 後孔をかき回されて、身体が快感を覚えている。その証拠に、先ほど吐精したばかりの陰茎がまた硬くなりつつあった。

「マルクス、も、だめ……」

 このままだと絶対におかしくなる――!

 そんな危機感を抱いて、俺は逃げようともがく。でも、マルクスが俺の腰を抱きかかえるから。逃げることも叶わない。

「ダメじゃないだろ。……こんなに、反応してる」

 腰に回された腕。その手が俺の陰茎に触れた。

 それはすっかり勃ち上がっていて、完全に張りつめていた。

「もう一回イケばいい。……手伝ってやるから」

 なんてことない風にそう言ったマルクスが、俺の後孔に埋める指を三本に増やした。

 指がバラバラに動いて、もう片方の手は俺の陰茎を握る。竿を刺激されて、先端を刺激されて。おかしくなりそうなほどに気持ちいい。

 だって、もうすでに一回イッたから。その所為で敏感になった身体は、いとも簡単に絶頂へと押し上げられそうになる。

「やぁ……マルクス、も、離して……!」

 迫りくる絶頂の予感に逃げようとする。

 なのに、マルクスは逃がしてくれない。これっぽっちも力を緩めない。

「――ひゃぁっ!」

 しかも、なんか尻のほうが変になっていく。変な場所に触れられたみたいに、じんじん熱い。

 気持ちいいって、口が自然と言葉を紡ぎそうになる。

「ここがいいのか?」
「ぁ、あっ、そこ、無理、も、ダメ……!」

 感じる場所をぐりぐりと刺激されて、俺の身体に途方もない快楽が走って。

 あっという間に上り詰めて、半ば無理やり絶頂に押し上げられた。

 びくんと身体が跳ねて、マルクスの指を締め付ける。陰茎からは先ほどよりは少ないけれど、白濁が飛び散った。

「う、ぁ……」

 二回目の絶頂の所為で、ついには尻を突き出す体勢になるのも辛くて。

 俺は崩れ落ちてしまって、肩を揺らして呼吸を整えるのに精いっぱいだった。

(こんなの、おかしい……変なのに……)

 ハジメテなのに、なんでこんなに感じるんだよ……。

 抗議したい気持ちはあれど、言葉を少し紡ぐのも怠い。

 その所為で突っ伏す俺の後孔に、なにかが押し当てられたのがわかった。

「――ちょ、まっ!」

 慌てて俺が振り返るよりも早く、マルクスが俺の腰を抱き上げる。そのまま後孔に陰茎の先端をあてがって、ぐっと押し進めてきた。熱い塊が俺の身体のナカに埋まっていく。

「ぁあっ、やだ、だめ、だって……!」

 ぐぐぐって感じで押し拡げられていく俺の後孔。

 逃げようにも腰を掴まれる力が強すぎて、逃げられない。

「ぅ、ぁ、やだ、も、やだって……!」

 マルクスが容赦なく俺の身体を割り開いていく。

 頭をぶんぶんと横に振るのに、コイツに止めてくれる様子はない。それどころか、もっと奥へ奥へと挿ってこようとする。

「ぁあっ」
「――っはぁ、ロドルフ、気持ちいい……」

 そんなマルクスの呟きが聞こえてくる。それとほぼ同時に、マルクスの熱杭が根元まで挿ったのがわかった。

 俺の尻とマルクスの腰がぶつかる。最奥を突かれた感覚は、ごちゅんみたいな感じだった。

「ぁ、あっ、あっ……」

 マルクスのモノに貫かれて、俺はもう言葉を発することもできなかった。肩を揺らして呼吸を整える。

 びくびくって、マルクスのモノが動いているような感覚が腸壁越しに伝わってくる。

(なんだよ、これ……)

 けど、それ以上に驚いたのは――俺自身が、この行為を全く苦だと思っていないことだった。
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