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第三章
我慢できなかったら、ごめんね?(2)【※】
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そう思ってしまうが、与えられる快楽には抗えない。
クローヴィスの巧みな舌遣いにマーガレットは翻弄されることしか出来なかった。
「ぁあんっ! あんっ!」
下腹部がじくじくと疼いて、早く触れてほしいと訴えている。それはわかる。が、素直にそれを口にすることは出来ず、マーガレットはクローヴィスの頭を抱きかかえることしか出来なかった。
「……マーガレット」
優しく名前を呼ばれるだけで、さらに身体が疼いていく。
胸の頂だけで達してしまえそうなほどの強い快楽に、マーガレットは喘ぐことしか出来ない。太ももに当たるクローヴィスの熱杭がマーガレットのナカに挿りたいと主張をしている。……マーガレットも、早く欲しかった。
「ぁ、だんなさまぁ……」
「……どうしたの?」
「は、やく」
もういい加減我慢の限界だった。そのため、クローヴィスにそう訴えれば彼はマーガレットの胸の頂をつまんでいた手をするりと這わせ、マーガレットの下腹部にドロワーズ越しに触れる。そこは布越しにも分かるほどに濡れており、マーガレットの顔が真っ赤に染まる。
「……あぁ、もうこんなに」
そう呟いて、クローヴィスが手早くマーガレットのドロワーズを脱がせてしまう。そうすれば、マーガレットの身体を隠すものは何一つとしてない。白い肌を露わにしながらマーガレットはクローヴィスからそっと視線を逸らす。すると、彼のその指がマーガレットの蜜口に押し当てられた。
たったそれだけなのに、蜜がとろりと溢れてくる。それを理解すると、マーガレットの頬に熱が溜まっていく。
「あぁ、もうぐしょぐしょだ。……わかる、音を立ててるの」
クローヴィスの言葉通り、その指がマーガレットの蜜壺を浅くかき回せば、くちゅくちゅという水音がマーガレットの耳にも届く。いつも以上の濡れ方に、マーガレットの顔にはカーっとさらなる熱が溜まってしまう。
「こんなに濡らしているから……もう、挿っちゃいそうだね。慣らさなくても大丈夫かな?」
浅く蜜壺をかき回すクローヴィスの指。
それも気持ちいい。でも、今一番欲しいのは――おかしくなりそうなほどの快楽なのだ。
最奥を突いてほしい。その一心でマーガレットはクローヴィスに向かって首をこくんと縦に振る。
「……そっか」
マーガレットのその返事を見たクローヴィスは手早く自身のトラウザーズと下穿きを脱ぎ捨てると、すっかり昂った熱杭をマーガレットの蜜口に押し付ける。
マーガレットの蜜口と熱杭の先を数回こすり合わせ――そのまま、一気に奥まで貫いてしまう。
「――ぁああっ!」
その瞬間、マーガレットの身体には形容しがたい快楽が襲ってきた。
挿れられただけ。それなのに、マーガレットは達してしまった。蜜壺がひくつき、ぎゅうぎゅうとクローヴィスのものを締め付けてしまう。それはクローヴィスにも分かったらしく、彼は「くっ」と声を漏らしていた。
「マーガレット。……挿れただけで、達しちゃった?」
そんなもの聞かなくても分かるだろうに。意地の悪い彼のことを憎たらしく思いながら、マーガレットはこくんと首を縦に振る。
いつもならば達すれば満足してしまう。でも、今日は違った。全く満足できない。それどころか――。
(もっと、もっと気持ちよくなりたい……!)
もっとクローヴィスを身体で感じたい。彼に愛してほしい。そう思ってしまい、マーガレットは自ら彼の唇に口づける。
「……もっと、ほしいの」
目を伏せながらそう言えば、クローヴィスが露骨に息を呑む。その様子がとても艶っぽく、マーガレットの視線はくぎ付けになってしまった。が、それはほんの一瞬のこと。
「ぁああっんっ!」
クローヴィスが腰を動かし始めた所為で、そんな思考回路一気に飛んで行ってしまう。
彼は熱杭を抜けるぎりぎりまで引き抜き、一気にマーガレットの最奥を穿ってくる。もちろん、マーガレットの最も感じるところを攻め立てるのは忘れない。
「っはぁ、マーガレット、気持ちいい?」
余裕のない声でそう問われ、マーガレットは何度も何度も首を縦に振る。気持ちよくておかしくなってしまいそうだ。そう思いながら、マーガレットは「……もっと、もっとぉ……!」と無意識のうちに口走ってしまう。
媚薬でとろとろに溶かされてしまった思考回路は、クローヴィスのことだけを求めている。それ以外はもう何も考えられない。
目の前の彼に愛してほしい。彼に奥に欲を注いでほしい。
それしか考えられなくて、彼に縋りつく。
「……ごめん、やっぱり我慢できそうにないや」
そして、マーガレットの耳にそんな言葉が届く。……どうやら、彼としても媚薬がかなり身体に回ってしまったらしい。
いや、違う。きっと、彼は――……マーガレットの痴態を見て、我慢できなくなってしまっているのだろう。
そんなことを考えていれば、マーガレットの最奥に熱いモノが放たれる。……どうやら、彼も達したらしい。それを理解し、マーガレットが四肢を投げ出す。
(……ぁ)
その後、貪るような口づけが降ってきた。その口づけを享受していれば、マーガレットの身体がくるりとひっくり返される。
クローヴィスの巧みな舌遣いにマーガレットは翻弄されることしか出来なかった。
「ぁあんっ! あんっ!」
下腹部がじくじくと疼いて、早く触れてほしいと訴えている。それはわかる。が、素直にそれを口にすることは出来ず、マーガレットはクローヴィスの頭を抱きかかえることしか出来なかった。
「……マーガレット」
優しく名前を呼ばれるだけで、さらに身体が疼いていく。
胸の頂だけで達してしまえそうなほどの強い快楽に、マーガレットは喘ぐことしか出来ない。太ももに当たるクローヴィスの熱杭がマーガレットのナカに挿りたいと主張をしている。……マーガレットも、早く欲しかった。
「ぁ、だんなさまぁ……」
「……どうしたの?」
「は、やく」
もういい加減我慢の限界だった。そのため、クローヴィスにそう訴えれば彼はマーガレットの胸の頂をつまんでいた手をするりと這わせ、マーガレットの下腹部にドロワーズ越しに触れる。そこは布越しにも分かるほどに濡れており、マーガレットの顔が真っ赤に染まる。
「……あぁ、もうこんなに」
そう呟いて、クローヴィスが手早くマーガレットのドロワーズを脱がせてしまう。そうすれば、マーガレットの身体を隠すものは何一つとしてない。白い肌を露わにしながらマーガレットはクローヴィスからそっと視線を逸らす。すると、彼のその指がマーガレットの蜜口に押し当てられた。
たったそれだけなのに、蜜がとろりと溢れてくる。それを理解すると、マーガレットの頬に熱が溜まっていく。
「あぁ、もうぐしょぐしょだ。……わかる、音を立ててるの」
クローヴィスの言葉通り、その指がマーガレットの蜜壺を浅くかき回せば、くちゅくちゅという水音がマーガレットの耳にも届く。いつも以上の濡れ方に、マーガレットの顔にはカーっとさらなる熱が溜まってしまう。
「こんなに濡らしているから……もう、挿っちゃいそうだね。慣らさなくても大丈夫かな?」
浅く蜜壺をかき回すクローヴィスの指。
それも気持ちいい。でも、今一番欲しいのは――おかしくなりそうなほどの快楽なのだ。
最奥を突いてほしい。その一心でマーガレットはクローヴィスに向かって首をこくんと縦に振る。
「……そっか」
マーガレットのその返事を見たクローヴィスは手早く自身のトラウザーズと下穿きを脱ぎ捨てると、すっかり昂った熱杭をマーガレットの蜜口に押し付ける。
マーガレットの蜜口と熱杭の先を数回こすり合わせ――そのまま、一気に奥まで貫いてしまう。
「――ぁああっ!」
その瞬間、マーガレットの身体には形容しがたい快楽が襲ってきた。
挿れられただけ。それなのに、マーガレットは達してしまった。蜜壺がひくつき、ぎゅうぎゅうとクローヴィスのものを締め付けてしまう。それはクローヴィスにも分かったらしく、彼は「くっ」と声を漏らしていた。
「マーガレット。……挿れただけで、達しちゃった?」
そんなもの聞かなくても分かるだろうに。意地の悪い彼のことを憎たらしく思いながら、マーガレットはこくんと首を縦に振る。
いつもならば達すれば満足してしまう。でも、今日は違った。全く満足できない。それどころか――。
(もっと、もっと気持ちよくなりたい……!)
もっとクローヴィスを身体で感じたい。彼に愛してほしい。そう思ってしまい、マーガレットは自ら彼の唇に口づける。
「……もっと、ほしいの」
目を伏せながらそう言えば、クローヴィスが露骨に息を呑む。その様子がとても艶っぽく、マーガレットの視線はくぎ付けになってしまった。が、それはほんの一瞬のこと。
「ぁああっんっ!」
クローヴィスが腰を動かし始めた所為で、そんな思考回路一気に飛んで行ってしまう。
彼は熱杭を抜けるぎりぎりまで引き抜き、一気にマーガレットの最奥を穿ってくる。もちろん、マーガレットの最も感じるところを攻め立てるのは忘れない。
「っはぁ、マーガレット、気持ちいい?」
余裕のない声でそう問われ、マーガレットは何度も何度も首を縦に振る。気持ちよくておかしくなってしまいそうだ。そう思いながら、マーガレットは「……もっと、もっとぉ……!」と無意識のうちに口走ってしまう。
媚薬でとろとろに溶かされてしまった思考回路は、クローヴィスのことだけを求めている。それ以外はもう何も考えられない。
目の前の彼に愛してほしい。彼に奥に欲を注いでほしい。
それしか考えられなくて、彼に縋りつく。
「……ごめん、やっぱり我慢できそうにないや」
そして、マーガレットの耳にそんな言葉が届く。……どうやら、彼としても媚薬がかなり身体に回ってしまったらしい。
いや、違う。きっと、彼は――……マーガレットの痴態を見て、我慢できなくなってしまっているのだろう。
そんなことを考えていれば、マーガレットの最奥に熱いモノが放たれる。……どうやら、彼も達したらしい。それを理解し、マーガレットが四肢を投げ出す。
(……ぁ)
その後、貪るような口づけが降ってきた。その口づけを享受していれば、マーガレットの身体がくるりとひっくり返される。
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