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第三章
我慢できなかったら、ごめんね?(1)【※】
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「奥様!」
屋敷に入ると一番に出迎えてくれたのは、ジビレだった。彼女はクローヴィスに横抱きにされているマーガレットを見つめ、ほっと息を吐く。それは、普段無表情無口なジビレとしては珍しい表情に見える。……どうやら、彼女は相当マーガレットのことを心配してくれていたらしい。
「ご無事で、安心しました……!」
それに、その言葉だ。あまり話すことを好まないジビレのその言葉にマーガレットの胸の奥が温かくなる。
けれど、まだ無事とは言えないのだ。そう思いマーガレットがクローヴィスに視線を向ければ、彼は「ジビレ。悪いけれど早急に湯あみの準備をして」と指示を出していた。
「は、はいっ!」
マーガレットの専属とはいえ、ジビレの主はクローヴィスである。彼の命令に背くことは出来ない。
だからだろうか。ジビレは急ぎ足で廊下を駆けていく。
そんな彼女の様子を見送ると、クローヴィスはマーガレットの身体を横抱きにしたまま夫婦の寝室へと入っていく。その後、近くにいた侍女に人払いをするようにと命令を出す。
「……旦那様」
そっと彼のことを呼べば、彼はマーガレットの身体を寝台に優しく寝かせ――その身体の上に覆いかぶさってくる。
「……マーガレット」
そして、不意に口づけられた。その口づけは徐々に激しくなり、どちらともなく舌を絡め合う。口元からくちゅくちゅという音が聞こえだし、マーガレットの下腹部が疼き始める。
「ごめんね、やっぱり我慢できそうにない――」
そう言ったクローヴィスは、マーガレットの足首にはまった枷に手を当て、力づくで外してしまう。そうすれば、枷だったものからむくむくと煙が上がっていった。
慌てて口を手で押さえるものの、多少は吸い込んでしまったのか息が苦しくなってしまう。
(……な、にこれ)
身体の奥がじんとしびれだし、まだ触っていないのに蜜口から蜜が零れているのがよく分かる。
それにマーガレットが戸惑っていれば、クローヴィスは「……結構強力なものだね」と何処となく冷静に分析していた。
しかし、マーガレットはそんな彼の目が欲情していくのにしっかりと気が付いていた。彼の目が仄かに熱を持ち、マーガレットを見下ろす。その目の奥にこもった情欲に下腹部が疼いて、どうしようもないほど息が荒くなる。
「……マーガレット」
その声で名前を呼ばれるだけでゾクゾクとしたものが背筋を這いまわる。
そして、クローヴィスの手が早急にマーガレットのワンピースのボタンを外す。一つ、二つと外してマーガレットの身体からするりと引き抜く。そうすれば、マーガレットが身に着けるのは薄手のシュミーズとドロワーズだけ。
「……ははっ、もう硬くなってる」
クローヴィスのその手がマーガレットのすっかり硬くなった胸の頂に触れる。
それだけ。たったそれだけの刺激なのに、マーガレットの身体に激しい快楽が襲ってくる。思わず身をよじってクローヴィスの視線から逃れようとするものの、彼は「だーめ」と言ってマーガレットのシュミーズをまくり上げてしまった。
「……マーガレットも気持ちよくなってね」
彼はそう言ってマーガレットのもう片方の胸の頂に舌を這わせる。ぬるりとした舌の感触にマーガレットの口からは「ひぃっ」というような声が漏れる。
しかし、クローヴィスはお構いなしにマーガレットの胸の頂を咥えると、唇で甘く挟んで刺激をしてくる。もう片方の胸の頂は指でこねくり回され、マーガレットの身体がさらに熱くなっていく。
それだけではない。蜜口からは絶え間なく蜜がこぼれだし、ドロワーズを濡らす。マーガレットのその目は潤み、欲情の色を灯し始める。
「ぁああっ、あんっ!」
背をのけぞらせれば、クローヴィスに胸の頂を押し付ける形になってしまう。その結果、余計に快楽を感じてしまいマーガレット自身が苦しくなる。せめて脚を閉じようともがくが、クローヴィスの身体がマーガレットの脚の間に割り込むせいで、上手く閉じられない。
「ああ、可愛らしいね。……もっと、虐めてあげなくちゃ」
そう言って彼の舌がマーガレットの胸の頂を入念に舐め上げてくる。もう片方の胸の頂は指で激しく刺激される。さらにはその大きな手がマーガレットの胸のふくらみを捕え、優しく揉みしだいてくる。……おかしくなりそうなほどに、強い快楽だった。
(ぁ、だめ、だめぇ……!)
こんなに刺激されたら、おかしくなってしまう――……!
そんなマーガレットの心配を読み取ったのか、クローヴィスは「おかしくなっていいよ」とマーガレットの目を見つめて言う。
「俺の前では、おかしくなっていいよ。……俺も、マーガレットの前ではおかしくなるから」
彼はそう言って、自身の熱杭を布越しにマーガレットの太ももに押し付けてくる。すっかり硬くなったソレは、まるでマーガレットのナカに一刻も早く入りたいと主張しているかのようだった。
(……ぁ、旦那様も、興奮されてる……!)
何故だろうか。そう思うとどうしようもなく嬉しくて、彼のことが愛おしい。
屋敷に入ると一番に出迎えてくれたのは、ジビレだった。彼女はクローヴィスに横抱きにされているマーガレットを見つめ、ほっと息を吐く。それは、普段無表情無口なジビレとしては珍しい表情に見える。……どうやら、彼女は相当マーガレットのことを心配してくれていたらしい。
「ご無事で、安心しました……!」
それに、その言葉だ。あまり話すことを好まないジビレのその言葉にマーガレットの胸の奥が温かくなる。
けれど、まだ無事とは言えないのだ。そう思いマーガレットがクローヴィスに視線を向ければ、彼は「ジビレ。悪いけれど早急に湯あみの準備をして」と指示を出していた。
「は、はいっ!」
マーガレットの専属とはいえ、ジビレの主はクローヴィスである。彼の命令に背くことは出来ない。
だからだろうか。ジビレは急ぎ足で廊下を駆けていく。
そんな彼女の様子を見送ると、クローヴィスはマーガレットの身体を横抱きにしたまま夫婦の寝室へと入っていく。その後、近くにいた侍女に人払いをするようにと命令を出す。
「……旦那様」
そっと彼のことを呼べば、彼はマーガレットの身体を寝台に優しく寝かせ――その身体の上に覆いかぶさってくる。
「……マーガレット」
そして、不意に口づけられた。その口づけは徐々に激しくなり、どちらともなく舌を絡め合う。口元からくちゅくちゅという音が聞こえだし、マーガレットの下腹部が疼き始める。
「ごめんね、やっぱり我慢できそうにない――」
そう言ったクローヴィスは、マーガレットの足首にはまった枷に手を当て、力づくで外してしまう。そうすれば、枷だったものからむくむくと煙が上がっていった。
慌てて口を手で押さえるものの、多少は吸い込んでしまったのか息が苦しくなってしまう。
(……な、にこれ)
身体の奥がじんとしびれだし、まだ触っていないのに蜜口から蜜が零れているのがよく分かる。
それにマーガレットが戸惑っていれば、クローヴィスは「……結構強力なものだね」と何処となく冷静に分析していた。
しかし、マーガレットはそんな彼の目が欲情していくのにしっかりと気が付いていた。彼の目が仄かに熱を持ち、マーガレットを見下ろす。その目の奥にこもった情欲に下腹部が疼いて、どうしようもないほど息が荒くなる。
「……マーガレット」
その声で名前を呼ばれるだけでゾクゾクとしたものが背筋を這いまわる。
そして、クローヴィスの手が早急にマーガレットのワンピースのボタンを外す。一つ、二つと外してマーガレットの身体からするりと引き抜く。そうすれば、マーガレットが身に着けるのは薄手のシュミーズとドロワーズだけ。
「……ははっ、もう硬くなってる」
クローヴィスのその手がマーガレットのすっかり硬くなった胸の頂に触れる。
それだけ。たったそれだけの刺激なのに、マーガレットの身体に激しい快楽が襲ってくる。思わず身をよじってクローヴィスの視線から逃れようとするものの、彼は「だーめ」と言ってマーガレットのシュミーズをまくり上げてしまった。
「……マーガレットも気持ちよくなってね」
彼はそう言ってマーガレットのもう片方の胸の頂に舌を這わせる。ぬるりとした舌の感触にマーガレットの口からは「ひぃっ」というような声が漏れる。
しかし、クローヴィスはお構いなしにマーガレットの胸の頂を咥えると、唇で甘く挟んで刺激をしてくる。もう片方の胸の頂は指でこねくり回され、マーガレットの身体がさらに熱くなっていく。
それだけではない。蜜口からは絶え間なく蜜がこぼれだし、ドロワーズを濡らす。マーガレットのその目は潤み、欲情の色を灯し始める。
「ぁああっ、あんっ!」
背をのけぞらせれば、クローヴィスに胸の頂を押し付ける形になってしまう。その結果、余計に快楽を感じてしまいマーガレット自身が苦しくなる。せめて脚を閉じようともがくが、クローヴィスの身体がマーガレットの脚の間に割り込むせいで、上手く閉じられない。
「ああ、可愛らしいね。……もっと、虐めてあげなくちゃ」
そう言って彼の舌がマーガレットの胸の頂を入念に舐め上げてくる。もう片方の胸の頂は指で激しく刺激される。さらにはその大きな手がマーガレットの胸のふくらみを捕え、優しく揉みしだいてくる。……おかしくなりそうなほどに、強い快楽だった。
(ぁ、だめ、だめぇ……!)
こんなに刺激されたら、おかしくなってしまう――……!
そんなマーガレットの心配を読み取ったのか、クローヴィスは「おかしくなっていいよ」とマーガレットの目を見つめて言う。
「俺の前では、おかしくなっていいよ。……俺も、マーガレットの前ではおかしくなるから」
彼はそう言って、自身の熱杭を布越しにマーガレットの太ももに押し付けてくる。すっかり硬くなったソレは、まるでマーガレットのナカに一刻も早く入りたいと主張しているかのようだった。
(……ぁ、旦那様も、興奮されてる……!)
何故だろうか。そう思うとどうしようもなく嬉しくて、彼のことが愛おしい。
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