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第二章
まるで媚薬に流されたような(4)【※】
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(ち、ちが、こんなの、わたしじゃあ……!)
この水音を自らの身体が発していると思うと、どうしようもないほど恥ずかしくなる。
しかし、そんな考えは長くは続かなかった。
クローヴィスの指がマーガレットの膣壁の最も感じる場所を容赦なくさする。さらには花芯も同時に刺激され、マーガレットは喘ぐほかなくなってしまった。
「ぁああっ、あんっ!」
蜜壺をぎゅうぎゅうと締め付けながら、マーガレットはクローヴィスから与えられる快楽を素直に享受していく。
そうすれば、驚くほどあっけなく達してしまいそうだった。
自分に注がれる淫靡な視線。降り注ぐクローヴィスの汗。荒い吐息。それらすべてがマーガレットの官能を刺激し――不思議なほどに高みへと押し上げていくのだ。
「……ああ、イキそう?」
その「イク」という感覚はいまいちよく分からない。けれど、きっともうすぐ「イク」ことが出来るのだろう。そう思い、マーガレットはこくんと首を縦に振る。
そして、クローヴィスが花芯をひときわ強く刺激した時だった。
「――ぁああっ!」
マーガレットは、ついに達してしまった。蜜壺がクローヴィスの指をぎゅうぎゅうと締め付け、放すまいと主張をする。
そんな生理現象をクローヴィスは無視し、指を遠慮なく引き抜いた。その際にマーガレットの蜜口から熱い蜜がこぼれ出る。それらはソファーに零れ落ち、シミを作っていた。
(……これが、達するということ)
生まれて初めての絶頂はひどく甘美で、余裕のないものだった。
そう思いながらマーガレットが呼吸を整えていれば、蜜口に熱いモノが押し付けられる。……どうやら、クローヴィスの方も我慢の限界らしい。
「……ぁ」
熱杭の質感に怯えてしまい、思わず腰を引く。しかし、クローヴィスはそんなマーガレットの細い腰を抱き寄せ、自身の熱杭をマーガレットの蜜口に軽くこすりつける。
蜜と先走りが混ざり合い、くちゅくちゅという水音を立てる。その音に耳まで犯されてしまいそうになりながら、マーガレットはぐっと息を呑んだ。
「ごめんね」
クローヴィスのそんな声が頭の上から降ってくる。それに驚いて目を見開いた瞬間――クローヴィスの熱杭がマーガレットのナカに挿ってくる。
「――っつ!」
指よりもずっと太くて熱いものが蜜壺のナカに挿ってくる。恐ろしくて逃げようと腰を引くのに、クローヴィスに抱き寄せられてしまいそんな抵抗は意味のないものとなる。
「ぁ、あっ、い、たぃ」
身体が引き裂かれるような感覚に陥り、思わずそう声を漏らす。それに対し、クローヴィスは「……ごめんね」ともう一度謝るだけだ。彼の汗がぽとぽととマーガレットの顔に降り注ぎ、それが彼の余裕のなさを表しているようだった。
「――本当に、ごめん」
その言葉に驚いてマーガレットが一瞬目を言開いた時だった。
「いやぁああっ!」
ぐっとクローヴィスが腰を押し進め、マーガレットの純潔を奪ってしまう。
本当に引き裂かれるかというような痛みにマーガレットが目元に涙を浮かべていれば、クローヴィスの「くっ」というような何かに耐えるような声が頭の上から降ってきた。
「……痛い?」
そう問われ、マーガレットはぶんぶんと首を縦に振る。痛い。身体が引き裂かれるかと思った。目に涙をためながら口をはくはくと動かせば、クローヴィスは「……でも、ナカ、すごく気持ちいいよ」と褒めているのかほめていないのかわからない言葉をかけてくる。
「あぁ、今すぐにでも出そう。……それくらい、うねってる」
けれど、そんなこと言わないでほしい。そう思いマーガレットが顔を真っ赤にしていれば、クローヴィスは「……もうちょっと、我慢してね」と声をかけ――その腰を動かす。
一度寸前まで引き抜いたかと思うと、彼はそのままマーガレットの最奥まで一気に貫く。
「ぁああっんんぁ!」
何なのだろうか、この感覚は。痛みとも、快楽とも違う。なのに、身体の奥から愉悦が這い上がってくるようであり、クローヴィスの熱杭がマーガレットのいいところをかすると、何とも言えない快感が身体中を走る。
「……あぁ、気持ちいい」
頭の上から艶っぽいクローヴィスのそんな声が降ってくる。彼はもう一度腰を引き、またマーガレットの最奥に打ち付ける。
「んぁああんっ! や、やめ、やめてぇ……!」
思わず彼の首に腕を回せば、クローヴィスは「……ごめん、無理」とマーガレットの願いを一蹴してくる。かと思えば、マーガレットの唇に触れるだけの口づけを施してくれた。
「も、むり、なんだ。……ナカ、気持ちいい、から」
余裕もなくそう言って、クローヴィスはまた腰を引いて一気に打ち付ける。その瞬間、マーガレットの身体に何とも言えない快楽と愉悦が走り抜け、「あぁああっ」という嬌声が零れた。
「やだぁ、おかしくなるぅ……!」
このままじゃ、自分が自分じゃなくなってしまうようだ。
こうなることは覚悟していたはずなのに。その覚悟なんて木っ端みじんになるような。そんな愉悦に翻弄される。
この水音を自らの身体が発していると思うと、どうしようもないほど恥ずかしくなる。
しかし、そんな考えは長くは続かなかった。
クローヴィスの指がマーガレットの膣壁の最も感じる場所を容赦なくさする。さらには花芯も同時に刺激され、マーガレットは喘ぐほかなくなってしまった。
「ぁああっ、あんっ!」
蜜壺をぎゅうぎゅうと締め付けながら、マーガレットはクローヴィスから与えられる快楽を素直に享受していく。
そうすれば、驚くほどあっけなく達してしまいそうだった。
自分に注がれる淫靡な視線。降り注ぐクローヴィスの汗。荒い吐息。それらすべてがマーガレットの官能を刺激し――不思議なほどに高みへと押し上げていくのだ。
「……ああ、イキそう?」
その「イク」という感覚はいまいちよく分からない。けれど、きっともうすぐ「イク」ことが出来るのだろう。そう思い、マーガレットはこくんと首を縦に振る。
そして、クローヴィスが花芯をひときわ強く刺激した時だった。
「――ぁああっ!」
マーガレットは、ついに達してしまった。蜜壺がクローヴィスの指をぎゅうぎゅうと締め付け、放すまいと主張をする。
そんな生理現象をクローヴィスは無視し、指を遠慮なく引き抜いた。その際にマーガレットの蜜口から熱い蜜がこぼれ出る。それらはソファーに零れ落ち、シミを作っていた。
(……これが、達するということ)
生まれて初めての絶頂はひどく甘美で、余裕のないものだった。
そう思いながらマーガレットが呼吸を整えていれば、蜜口に熱いモノが押し付けられる。……どうやら、クローヴィスの方も我慢の限界らしい。
「……ぁ」
熱杭の質感に怯えてしまい、思わず腰を引く。しかし、クローヴィスはそんなマーガレットの細い腰を抱き寄せ、自身の熱杭をマーガレットの蜜口に軽くこすりつける。
蜜と先走りが混ざり合い、くちゅくちゅという水音を立てる。その音に耳まで犯されてしまいそうになりながら、マーガレットはぐっと息を呑んだ。
「ごめんね」
クローヴィスのそんな声が頭の上から降ってくる。それに驚いて目を見開いた瞬間――クローヴィスの熱杭がマーガレットのナカに挿ってくる。
「――っつ!」
指よりもずっと太くて熱いものが蜜壺のナカに挿ってくる。恐ろしくて逃げようと腰を引くのに、クローヴィスに抱き寄せられてしまいそんな抵抗は意味のないものとなる。
「ぁ、あっ、い、たぃ」
身体が引き裂かれるような感覚に陥り、思わずそう声を漏らす。それに対し、クローヴィスは「……ごめんね」ともう一度謝るだけだ。彼の汗がぽとぽととマーガレットの顔に降り注ぎ、それが彼の余裕のなさを表しているようだった。
「――本当に、ごめん」
その言葉に驚いてマーガレットが一瞬目を言開いた時だった。
「いやぁああっ!」
ぐっとクローヴィスが腰を押し進め、マーガレットの純潔を奪ってしまう。
本当に引き裂かれるかというような痛みにマーガレットが目元に涙を浮かべていれば、クローヴィスの「くっ」というような何かに耐えるような声が頭の上から降ってきた。
「……痛い?」
そう問われ、マーガレットはぶんぶんと首を縦に振る。痛い。身体が引き裂かれるかと思った。目に涙をためながら口をはくはくと動かせば、クローヴィスは「……でも、ナカ、すごく気持ちいいよ」と褒めているのかほめていないのかわからない言葉をかけてくる。
「あぁ、今すぐにでも出そう。……それくらい、うねってる」
けれど、そんなこと言わないでほしい。そう思いマーガレットが顔を真っ赤にしていれば、クローヴィスは「……もうちょっと、我慢してね」と声をかけ――その腰を動かす。
一度寸前まで引き抜いたかと思うと、彼はそのままマーガレットの最奥まで一気に貫く。
「ぁああっんんぁ!」
何なのだろうか、この感覚は。痛みとも、快楽とも違う。なのに、身体の奥から愉悦が這い上がってくるようであり、クローヴィスの熱杭がマーガレットのいいところをかすると、何とも言えない快感が身体中を走る。
「……あぁ、気持ちいい」
頭の上から艶っぽいクローヴィスのそんな声が降ってくる。彼はもう一度腰を引き、またマーガレットの最奥に打ち付ける。
「んぁああんっ! や、やめ、やめてぇ……!」
思わず彼の首に腕を回せば、クローヴィスは「……ごめん、無理」とマーガレットの願いを一蹴してくる。かと思えば、マーガレットの唇に触れるだけの口づけを施してくれた。
「も、むり、なんだ。……ナカ、気持ちいい、から」
余裕もなくそう言って、クローヴィスはまた腰を引いて一気に打ち付ける。その瞬間、マーガレットの身体に何とも言えない快楽と愉悦が走り抜け、「あぁああっ」という嬌声が零れた。
「やだぁ、おかしくなるぅ……!」
このままじゃ、自分が自分じゃなくなってしまうようだ。
こうなることは覚悟していたはずなのに。その覚悟なんて木っ端みじんになるような。そんな愉悦に翻弄される。
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