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第二章
まるで媚薬に流されたような(3)【※】
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(ぬ、濡れてるって……!)
そんなまじまじと真剣に言われると、どうしようもなく恥ずかしい。
どうやら先ほどの愛撫でマーガレットは自分が思う以上に感じていたらしく。クローヴィスが蜜口に指を押し付けるだけで蜜が溢れてくる。
「……このまま突っ込みたいけれど、さすがにそれは……ねぇ」
余裕のなさそうな声でそう言うと、クローヴィスはマーガレットの蜜口に浅く指を挿れる。そのまま蜜口の浅い部分を軽くこすれば、マーガレットの腰がびくんと跳ねた。
「どう、辛い?」
そう問いかけられ、マーガレットは「わか、んなぃ」と答えるのに精いっぱいだった。気持ちいいわけではない。けれど、何となくぞくぞくとしたものが這いあがってくる。ついでに言えば何となく異物感を感じてしまっている。
「そう。……まぁ、濡れやすいみたいだし大丈夫かな」
クローヴィスはそう零すとマーガレットの蜜壺に自身の指を一本ねじ込んでいく。
蜜壺はある程度濡れているとはいえ、所詮は処女のものである。その所為でマーガレットが強い異物感に震えていれば、クローヴィスは少しだけ指を動かす。……くちゅりというような水音が聞こえてきて、マーガレットは顔をさらに真っ赤にしてしまう。
「……ごめんね。本当は入念にほぐしたいんだけれど……ちょっと、余裕がないからさ」
確かにクローヴィスの息は徐々に荒くなり始めている。その声にもどんどん余裕が消え失せており、ぽたぽたと彼の汗がマーガレットの身体に滴ってくる。
(……そうよ。私よりも、ずっと旦那様の方が辛いのよ)
そう思い下唇をかみしめていれば、マーガレットの蜜壺に埋まるクローヴィスの指が二本に増える。処女であるためか、二本の指を受け入れるだけで精いっぱいだ。
クローヴィスが窮屈な指をゆっくりと動かせば、奥からとろりと蜜が溢れ出てくる。
(ぁ、いや、つら、ぃ……!)
濡れやすいと言っても、限度があるのだ。身体を襲う異物感に、マーガレットの目からは涙がぽろぽろと零れていく。
性行為がこんなにも辛いなんて知らなかった。そんなことを思いながらマーガレットが涙を零していれば、クローヴィスはそれに気が付いたらしい。小さく「マーガレット」とマーガレットの名前を呼ぶ。
「……ぁ」
ゆっくりと閉じていた目を開けば、すっかり欲情しきったクローヴィスの目とばっちりと視線が交わる。その欲情した目が怖い。なのに、きれいだとも思ってしまう。
「……もう少し、ほぐそうか」
彼はマーガレットの目を見つめてそう言う。……クローヴィスの方が、ずっと辛いだろうに。
その証拠に彼の顔は火照ったように真っ赤であり、零れる息がひどく艶っぽい。その姿にマーガレットが息を呑めば、クローヴィスは器用にもその手首で優しくマーガレットの蜜口の上――花芯を刺激してきた。
「――ぁああっ!」
瞬間、マーガレットの身体に何とも言えない快楽が走る。蜜壺がきゅっと締まり、ナカがうねる。それはクローヴィスにもしっかりと伝わったらしく、彼は「……ナカ、少しだけほぐれたみたいだね」と零す。
「……ごめんね。でも、もうちょっとだけ我慢して」
そう告げると、クローヴィスは手首でぐりぐりと花芯を刺激してくる。その動きは乱雑なのに、何処となく優しい。
きっと彼は欲望のままにマーガレットを貪り食いたいはずなのだ。しかし、そんな本能をねじ伏せてマーガレットの身体をほぐそうとしている。
(……だんなさま)
そう思うと、何とも言えない感情が胸中を支配した。でも、それは口に出せない。絶え間なく花芯に刺激を送られ、マーガレットの身体がびくんびくんと跳ねてしまうのだ。
「ぁああっ、んぁ、あぅ……!」
花芯をぐりぐりと刺激され、あっという間に何処かに上り詰めてしまいそうになる。徐々に蜜壺もほぐれたらしく、蜜壺に埋まるクローヴィスの指の動きもスムーズになっていく。
そして、彼のその指が蜜壺のとある一点――花芯の丁度裏側をさすったとき、マーガレットの身体に耐えられないほどの快楽が襲ってきた。
「――ぁああっ!」
背をのけぞらせ、身体を跳ねさせ、マーガレットは達してしまいそうになる。が、その感覚が恐ろしく寸前でこらえる。それに気が付いたのか、クローヴィスも一旦指の動きを止めてくれた。
「……マーガレット」
「……ぁ」
自分の名前を呼ぶクローヴィスの声がひどく淫靡だ。そう思いながら彼のことを見つめていれば、彼は「……怖くないから」と言ってマーガレットの額に一度だけ口づけを落とす。
「怖くないから、俺が与える快楽をきちんと享受してね」
それは、遠回しな「達しろ」という命令だったのだろう。それにこくんと首を縦に振れば、彼は「……いい子だね」と零しもう一度指の動きを再開する。
くちゅくちゅという水音が徐々に大きくなり、クローヴィスの手首を伝ってソファーへと蜜が零れ落ちていく。それはマーガレットからは見えないものの、自分がだらしなく蜜を大量に垂らしていることだけはよく分かってしまう。
そんなまじまじと真剣に言われると、どうしようもなく恥ずかしい。
どうやら先ほどの愛撫でマーガレットは自分が思う以上に感じていたらしく。クローヴィスが蜜口に指を押し付けるだけで蜜が溢れてくる。
「……このまま突っ込みたいけれど、さすがにそれは……ねぇ」
余裕のなさそうな声でそう言うと、クローヴィスはマーガレットの蜜口に浅く指を挿れる。そのまま蜜口の浅い部分を軽くこすれば、マーガレットの腰がびくんと跳ねた。
「どう、辛い?」
そう問いかけられ、マーガレットは「わか、んなぃ」と答えるのに精いっぱいだった。気持ちいいわけではない。けれど、何となくぞくぞくとしたものが這いあがってくる。ついでに言えば何となく異物感を感じてしまっている。
「そう。……まぁ、濡れやすいみたいだし大丈夫かな」
クローヴィスはそう零すとマーガレットの蜜壺に自身の指を一本ねじ込んでいく。
蜜壺はある程度濡れているとはいえ、所詮は処女のものである。その所為でマーガレットが強い異物感に震えていれば、クローヴィスは少しだけ指を動かす。……くちゅりというような水音が聞こえてきて、マーガレットは顔をさらに真っ赤にしてしまう。
「……ごめんね。本当は入念にほぐしたいんだけれど……ちょっと、余裕がないからさ」
確かにクローヴィスの息は徐々に荒くなり始めている。その声にもどんどん余裕が消え失せており、ぽたぽたと彼の汗がマーガレットの身体に滴ってくる。
(……そうよ。私よりも、ずっと旦那様の方が辛いのよ)
そう思い下唇をかみしめていれば、マーガレットの蜜壺に埋まるクローヴィスの指が二本に増える。処女であるためか、二本の指を受け入れるだけで精いっぱいだ。
クローヴィスが窮屈な指をゆっくりと動かせば、奥からとろりと蜜が溢れ出てくる。
(ぁ、いや、つら、ぃ……!)
濡れやすいと言っても、限度があるのだ。身体を襲う異物感に、マーガレットの目からは涙がぽろぽろと零れていく。
性行為がこんなにも辛いなんて知らなかった。そんなことを思いながらマーガレットが涙を零していれば、クローヴィスはそれに気が付いたらしい。小さく「マーガレット」とマーガレットの名前を呼ぶ。
「……ぁ」
ゆっくりと閉じていた目を開けば、すっかり欲情しきったクローヴィスの目とばっちりと視線が交わる。その欲情した目が怖い。なのに、きれいだとも思ってしまう。
「……もう少し、ほぐそうか」
彼はマーガレットの目を見つめてそう言う。……クローヴィスの方が、ずっと辛いだろうに。
その証拠に彼の顔は火照ったように真っ赤であり、零れる息がひどく艶っぽい。その姿にマーガレットが息を呑めば、クローヴィスは器用にもその手首で優しくマーガレットの蜜口の上――花芯を刺激してきた。
「――ぁああっ!」
瞬間、マーガレットの身体に何とも言えない快楽が走る。蜜壺がきゅっと締まり、ナカがうねる。それはクローヴィスにもしっかりと伝わったらしく、彼は「……ナカ、少しだけほぐれたみたいだね」と零す。
「……ごめんね。でも、もうちょっとだけ我慢して」
そう告げると、クローヴィスは手首でぐりぐりと花芯を刺激してくる。その動きは乱雑なのに、何処となく優しい。
きっと彼は欲望のままにマーガレットを貪り食いたいはずなのだ。しかし、そんな本能をねじ伏せてマーガレットの身体をほぐそうとしている。
(……だんなさま)
そう思うと、何とも言えない感情が胸中を支配した。でも、それは口に出せない。絶え間なく花芯に刺激を送られ、マーガレットの身体がびくんびくんと跳ねてしまうのだ。
「ぁああっ、んぁ、あぅ……!」
花芯をぐりぐりと刺激され、あっという間に何処かに上り詰めてしまいそうになる。徐々に蜜壺もほぐれたらしく、蜜壺に埋まるクローヴィスの指の動きもスムーズになっていく。
そして、彼のその指が蜜壺のとある一点――花芯の丁度裏側をさすったとき、マーガレットの身体に耐えられないほどの快楽が襲ってきた。
「――ぁああっ!」
背をのけぞらせ、身体を跳ねさせ、マーガレットは達してしまいそうになる。が、その感覚が恐ろしく寸前でこらえる。それに気が付いたのか、クローヴィスも一旦指の動きを止めてくれた。
「……マーガレット」
「……ぁ」
自分の名前を呼ぶクローヴィスの声がひどく淫靡だ。そう思いながら彼のことを見つめていれば、彼は「……怖くないから」と言ってマーガレットの額に一度だけ口づけを落とす。
「怖くないから、俺が与える快楽をきちんと享受してね」
それは、遠回しな「達しろ」という命令だったのだろう。それにこくんと首を縦に振れば、彼は「……いい子だね」と零しもう一度指の動きを再開する。
くちゅくちゅという水音が徐々に大きくなり、クローヴィスの手首を伝ってソファーへと蜜が零れ落ちていく。それはマーガレットからは見えないものの、自分がだらしなく蜜を大量に垂らしていることだけはよく分かってしまう。
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