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第二章
まるで媚薬に流されたような(2)【※】
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「……ぁ」
クローヴィスの手がマーガレットのワンピースにかけられる。そのまま彼の手はマーガレットのワンピースのボタンを外していく。
が、その手は媚薬からなのか何処となく震えており、それゆえに外すことに時間がかかってしまう。それが忌々しかったのか、クローヴィスは「弁償するから……」と言って一気にワンピースの前の部分を引きちぎる。
「ひぇっ!」
ボタンがころころと音を立てて転がっていく。それを目で追っていれば、クローヴィスのその手がマーガレットの頬に添えられる。
「んんっ、んぅ……!」
また、口づけられた。その舌が口内を蹂躙するたびに、自分が自分じゃないかのような感覚がする。身体の奥底が沸き立つような感覚に襲われて、マーガレットはそっと身を震わせていた。
そんなことを思っていれば、クローヴィスのその手がマーガレットの胸当てを優しくずり下げる。そのまま露わになった乳房を鷲掴みにし、厭らしく触れてくる。
(……こ、こんなのっ!)
お世辞にも気持ちいいとは思えない。しかし、その触れ方の所為で身体の奥が沸騰したように熱い。
「……ごめんね。優しくしたいんだけれど、そんな余裕ないから」
クローヴィスの顔がマーガレットの首筋に埋められる。かと思えば、彼はそこに優しくかみついてきた。
「――ぁ」
噛みつかれたかと思えば、そこを優しく舌でなぞられる。その所為なのか、身体がさらに熱を持つ。まるで全身の血が沸騰したかのような感覚に襲われ、マーガレットはぎゅっと目を瞑る。
そうしていれば、クローヴィスの手がマーガレットの胸の頂を優しくつまんだ。かと思えば、そこを指で優しく挟み込まれぐりぐりと指の腹で刺激されてしまう。
「――ひぃっ!」
その感覚に逃げようとするものの、クローヴィスは逃がしてくれない。もう片方の手でマーガレットの細い腰を抱き寄せ、逃げ差ないとばかりに捕まえてくる。
「ぁ、あっ」
「気持ちいい?」
優しく胸の頂を刺激され、そう問いかけられる。だからこそ、マーガレットは「た、ぶん」と答えることしか出来なかった。
血が沸騰したように沸き立つのも、身体の奥底からゾクゾクとした何かが這い上がってくるのも。きっと、気持ちいいということなのだ。
「そう」
マーガレットの問いかけを聞いて、クローヴィスは今度はマーガレットの胸の頂を少し強めに掴む。その瞬間、マーガレットの腰がびくんと跳ねた。……先ほどよりも強い刺激に、身体が反応してしまったのだ。
「強くされるのと優しくされるの、どっちが好き?」
優しい声音だった。けれど、言っていることは意地悪なことこの上ない。そんなことを思いながらマーガレットは「わ、かんなぃ!」と言いながら首を横にゆるゆると振る。むしろ、それしかできなかった。
「……そっか。反応からするに、強くされる方が好きそう、かな」
クローヴィスは一人そう呟くと、自身の顔を移動させマーガレットのもう片方の胸の頂に顔を近づけていく。
――まさか。
そう思い危機感を抱くマーガレットの予想は当たったらしく、クローヴィスはその舌でマーガレットの胸の頂を舐めた。厭らしく、唾液をたっぷりと含ませた舌で舐められてしまえば、マーガレットの背がのけ反る。
「……こういうのが、好き、なのか」
ボソッとそう言葉を零し、クローヴィスは今度は唇で優しく胸の頂を刺激する。そのたびにマーガレットの腰がびくん、びくんと跳ねるのが面白いのだろうか。彼は入念にマーガレットの胸の頂を愛撫していく。
「――ぁ、だ、だめ、も、だ、め……!」
もう片方の胸の頂は相変わらず指で入念に弄られている。もうすっかり硬くなったそこは微かな愉悦とじくじくとした痛みを与えてくる。なのに、その痛みさえ心地よくて。マーガレットの口からは艶っぽい吐息が零れた。
「……マーガレット、可愛らしい」
けれど、クローヴィスがボソッとつぶやいたその言葉にマーガレットの意識が集中する。彼はマーガレットのことを「可愛らしい」とは言わない。もちろん、契約妻なのだから「愛している」とかそういう言葉は期待していない。でも……少しくらいほめてくれても、と思わないことはなかったのだ。
「あぁ、今腰がびくんて跳ねた。可愛らしいって、言われたから?」
クローヴィスが顔を上げてそう問うてくる。その目に宿った情欲が恐ろしく、マーガレットはそっと視線を逸らした。
マーガレットの太ももに当たるクローヴィスの熱杭は先ほどよりも硬くなっているようであり、マーガレットの下腹部がきゅんとする。
「あぁ、でも、ごめんね。……俺ももう、余裕がないんだ」
しかし、クローヴィスはそう呟くとマーガレットのワンピースを最後まで破り、秘所を隠す下着に手をかける。そのまま勢いよくずり下ろし、マーガレットのまだ誰にも見せたことがない秘所を外気に晒してしまう。
「――っつ!」
覚悟が決まっていたかったこともあり、マーガレットは身体を強張らせてしまった。
「……あぁ、濡れてる。よかった」
それに、クローヴィスが呟いたその言葉に顔がカーっと熱くなってしまう。
クローヴィスの手がマーガレットのワンピースにかけられる。そのまま彼の手はマーガレットのワンピースのボタンを外していく。
が、その手は媚薬からなのか何処となく震えており、それゆえに外すことに時間がかかってしまう。それが忌々しかったのか、クローヴィスは「弁償するから……」と言って一気にワンピースの前の部分を引きちぎる。
「ひぇっ!」
ボタンがころころと音を立てて転がっていく。それを目で追っていれば、クローヴィスのその手がマーガレットの頬に添えられる。
「んんっ、んぅ……!」
また、口づけられた。その舌が口内を蹂躙するたびに、自分が自分じゃないかのような感覚がする。身体の奥底が沸き立つような感覚に襲われて、マーガレットはそっと身を震わせていた。
そんなことを思っていれば、クローヴィスのその手がマーガレットの胸当てを優しくずり下げる。そのまま露わになった乳房を鷲掴みにし、厭らしく触れてくる。
(……こ、こんなのっ!)
お世辞にも気持ちいいとは思えない。しかし、その触れ方の所為で身体の奥が沸騰したように熱い。
「……ごめんね。優しくしたいんだけれど、そんな余裕ないから」
クローヴィスの顔がマーガレットの首筋に埋められる。かと思えば、彼はそこに優しくかみついてきた。
「――ぁ」
噛みつかれたかと思えば、そこを優しく舌でなぞられる。その所為なのか、身体がさらに熱を持つ。まるで全身の血が沸騰したかのような感覚に襲われ、マーガレットはぎゅっと目を瞑る。
そうしていれば、クローヴィスの手がマーガレットの胸の頂を優しくつまんだ。かと思えば、そこを指で優しく挟み込まれぐりぐりと指の腹で刺激されてしまう。
「――ひぃっ!」
その感覚に逃げようとするものの、クローヴィスは逃がしてくれない。もう片方の手でマーガレットの細い腰を抱き寄せ、逃げ差ないとばかりに捕まえてくる。
「ぁ、あっ」
「気持ちいい?」
優しく胸の頂を刺激され、そう問いかけられる。だからこそ、マーガレットは「た、ぶん」と答えることしか出来なかった。
血が沸騰したように沸き立つのも、身体の奥底からゾクゾクとした何かが這い上がってくるのも。きっと、気持ちいいということなのだ。
「そう」
マーガレットの問いかけを聞いて、クローヴィスは今度はマーガレットの胸の頂を少し強めに掴む。その瞬間、マーガレットの腰がびくんと跳ねた。……先ほどよりも強い刺激に、身体が反応してしまったのだ。
「強くされるのと優しくされるの、どっちが好き?」
優しい声音だった。けれど、言っていることは意地悪なことこの上ない。そんなことを思いながらマーガレットは「わ、かんなぃ!」と言いながら首を横にゆるゆると振る。むしろ、それしかできなかった。
「……そっか。反応からするに、強くされる方が好きそう、かな」
クローヴィスは一人そう呟くと、自身の顔を移動させマーガレットのもう片方の胸の頂に顔を近づけていく。
――まさか。
そう思い危機感を抱くマーガレットの予想は当たったらしく、クローヴィスはその舌でマーガレットの胸の頂を舐めた。厭らしく、唾液をたっぷりと含ませた舌で舐められてしまえば、マーガレットの背がのけ反る。
「……こういうのが、好き、なのか」
ボソッとそう言葉を零し、クローヴィスは今度は唇で優しく胸の頂を刺激する。そのたびにマーガレットの腰がびくん、びくんと跳ねるのが面白いのだろうか。彼は入念にマーガレットの胸の頂を愛撫していく。
「――ぁ、だ、だめ、も、だ、め……!」
もう片方の胸の頂は相変わらず指で入念に弄られている。もうすっかり硬くなったそこは微かな愉悦とじくじくとした痛みを与えてくる。なのに、その痛みさえ心地よくて。マーガレットの口からは艶っぽい吐息が零れた。
「……マーガレット、可愛らしい」
けれど、クローヴィスがボソッとつぶやいたその言葉にマーガレットの意識が集中する。彼はマーガレットのことを「可愛らしい」とは言わない。もちろん、契約妻なのだから「愛している」とかそういう言葉は期待していない。でも……少しくらいほめてくれても、と思わないことはなかったのだ。
「あぁ、今腰がびくんて跳ねた。可愛らしいって、言われたから?」
クローヴィスが顔を上げてそう問うてくる。その目に宿った情欲が恐ろしく、マーガレットはそっと視線を逸らした。
マーガレットの太ももに当たるクローヴィスの熱杭は先ほどよりも硬くなっているようであり、マーガレットの下腹部がきゅんとする。
「あぁ、でも、ごめんね。……俺ももう、余裕がないんだ」
しかし、クローヴィスはそう呟くとマーガレットのワンピースを最後まで破り、秘所を隠す下着に手をかける。そのまま勢いよくずり下ろし、マーガレットのまだ誰にも見せたことがない秘所を外気に晒してしまう。
「――っつ!」
覚悟が決まっていたかったこともあり、マーガレットは身体を強張らせてしまった。
「……あぁ、濡れてる。よかった」
それに、クローヴィスが呟いたその言葉に顔がカーっと熱くなってしまう。
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