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一方的にライバル視している男と×××しないと出られない部屋に閉じ込められてしまった私の顛末
4.【※】
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「……まかせっ!」
任せます。そう言おうとしたのに、テレーズの言葉も聞かずにラウルは唇をふさいでくる。
今度はうっすらと開いたテレーズの唇を舌でこじ開け、そのまま舌を差し込んでくる。その舌は口内を舐め上げてくる。徐々にくちゅくちゅと音を鳴らし始め、テレーズの頭がぼうっとしてしまう。
舌の裏側や付け根を舐められると、何とも言えない愉悦が身体中を這いまわったような気がした。
「んんっ!」
思わず自身の身体に覆いかぶさってくるラウルの胸を押し返そうとするものの、意味などなかった。彼はテレーズの後頭部に手を回し、さらに口づけを激しくする。貪るような口づけに酔ってしまいそうな感覚だった。
(んんっ、ぁ、あっ!)
愉悦が身体中を走り回り、頭が何も考えたくないと言い出す。ラウルの舌遣いに身を委ねていれば、彼の手はするりとテレーズの身体を伝う。そして、テレーズの身体を衣服越しに撫で上げてきた。
「んんっ!」
抗議の声を上げようにも、唇をふさがれている所為で口から言葉が出てこない。抗議の声を上げようとするたびに、ラウルの舌はテレーズの弱いところをつついてくる。まるで、抗議をするなとでも言いたげだった。
それからしばらく身体を撫で続けられ、くちゅくちゅと音を立てて口づけられる。もう思考回路は冷静に物事を考えられず、ラウルの舌遣いと手の動きに翻弄されることしか出来なかった。
その後、ようやく唇が解放される。つぅっと二人の間を銀色の糸が伝う光景は、なんとも言えないほどに淫靡だった。
「……テレーズ嬢」
ラウルがテレーズの名前を呼び、その衣服のボタンをぷつりと外していく。ひとつ、またひとつとボタンを外される音がひどく淫靡な音に聞こえてしまう。ぐっと息を呑み、羞恥心に耐えるテレーズを他所に、ラウルはテレーズの衣服のボタンを外し終えると、流れるような動きでテレーズの胸元を露わにする。
露わになったシュミーズを隠したくて胸元に手をやれば、彼は「……見せてください」ととても艶っぽい声で囁いてくる。
「テレーズ嬢の下着姿、見せてください」
今度は抗う気力を削ぐように、耳元でそう囁かれる。その言葉の魔力に抗えず、テレーズはそっと手から力を抜いた。そうすれば、ラウルの手がテレーズの胸元を隠す手をどける。
「……きれい、です」
何処となくうっとりとしたような声でそう言われ、テレーズは顔にカーっと熱が溜まっていくのを実感した。何なんだろうか。素直に感想を伝えられているだけなのに、どうしてこんなにも身体が熱いのだろうか。
テレーズがそう思いぼうっとしていれば、ラウルの大きな手がテレーズの胸のふくらみを包み込む。テレーズの胸は平均よりも少し大きめではあるものの、ラウルの大きな手からすればすっぽりと包み込めてしまうサイズだった。
「んんっ」
シュミーズ越しに胸を愛撫され、何とも言えない感覚が身体を走る。気持ちいいわけではない。ただ、身体の芯が温かくなるような……。
(こんなの、気持ちいいわけがないのにっ!)
そう思うのに、徐々に息が上がりだし胸が上下する。そんなテレーズの姿を見たためなのだろうか、ラウルの目に宿る情欲が多くなったような気がした。
そして、ラウルの指がシュミーズ越しにテレーズの胸の頂を捉える。それから、彼は胸の頂をぐりぐりと指の腹で刺激してきた。
「ぁっ!」
じんとしびれるような快感に、テレーズの口から声が漏れる。慌てて口元に手を持っていけば、ラウルは甘えたように「声、聴かせてくださいよ」と言ってくる。
甘えたような声の癖に、指の動きはテレーズの官能を引き出すような絶妙なものだった。
だからこそ、テレーズは抗うこともできずに声を上げてしまう。
「ぁああっ、ぁんっ!」
「可愛い声ですね」
テレーズの仕草や声に、一々彼は感想を述べてくる。それがひどく悔しくて。それから……ひどく、官能を煽られてしまうのだ。
声だけで腹の底がむずむずとして、内ももをすり合わせたくなってしまう。
(いやっ! 私、こんなに淫乱じゃないのに……!)
そう思うのに、今の状態ではまるで説得力がない。そう思いつつも、テレーズは必死にラウルから与えられる快感に耐えていた。
しかし、ラウルがテレーズの胸の頂への刺激を止めると、虚しさがこみあげてくる。早く、早く。もっと、触れて――……。
そう言いそうになってしまって、テレーズは慌てて唇を閉じる。
「直接触ってあげますね」
そんなテレーズの気持ちなど知りもしないラウルは、テレーズのシュミーズを首元までまくり上げると、そのぷっくりと硬くなった胸の頂に直接触れる。今度は爪の先で少しひっかくように刺激をされ、テレーズの口からは「ぁっ」という小さな嬌声が零れてしまう。
「優しくされる方が好きですか? それとも、痛い方がお好みですか?」
「わかっ、んないっ!」
そんなもの、聞かれたところでわかるわけがない。そういう意味を込めてテレーズがぶんぶんと首を横に振れば、ラウルは「……じゃあ、両方好きっていうことで」という暴論を出してきた。
任せます。そう言おうとしたのに、テレーズの言葉も聞かずにラウルは唇をふさいでくる。
今度はうっすらと開いたテレーズの唇を舌でこじ開け、そのまま舌を差し込んでくる。その舌は口内を舐め上げてくる。徐々にくちゅくちゅと音を鳴らし始め、テレーズの頭がぼうっとしてしまう。
舌の裏側や付け根を舐められると、何とも言えない愉悦が身体中を這いまわったような気がした。
「んんっ!」
思わず自身の身体に覆いかぶさってくるラウルの胸を押し返そうとするものの、意味などなかった。彼はテレーズの後頭部に手を回し、さらに口づけを激しくする。貪るような口づけに酔ってしまいそうな感覚だった。
(んんっ、ぁ、あっ!)
愉悦が身体中を走り回り、頭が何も考えたくないと言い出す。ラウルの舌遣いに身を委ねていれば、彼の手はするりとテレーズの身体を伝う。そして、テレーズの身体を衣服越しに撫で上げてきた。
「んんっ!」
抗議の声を上げようにも、唇をふさがれている所為で口から言葉が出てこない。抗議の声を上げようとするたびに、ラウルの舌はテレーズの弱いところをつついてくる。まるで、抗議をするなとでも言いたげだった。
それからしばらく身体を撫で続けられ、くちゅくちゅと音を立てて口づけられる。もう思考回路は冷静に物事を考えられず、ラウルの舌遣いと手の動きに翻弄されることしか出来なかった。
その後、ようやく唇が解放される。つぅっと二人の間を銀色の糸が伝う光景は、なんとも言えないほどに淫靡だった。
「……テレーズ嬢」
ラウルがテレーズの名前を呼び、その衣服のボタンをぷつりと外していく。ひとつ、またひとつとボタンを外される音がひどく淫靡な音に聞こえてしまう。ぐっと息を呑み、羞恥心に耐えるテレーズを他所に、ラウルはテレーズの衣服のボタンを外し終えると、流れるような動きでテレーズの胸元を露わにする。
露わになったシュミーズを隠したくて胸元に手をやれば、彼は「……見せてください」ととても艶っぽい声で囁いてくる。
「テレーズ嬢の下着姿、見せてください」
今度は抗う気力を削ぐように、耳元でそう囁かれる。その言葉の魔力に抗えず、テレーズはそっと手から力を抜いた。そうすれば、ラウルの手がテレーズの胸元を隠す手をどける。
「……きれい、です」
何処となくうっとりとしたような声でそう言われ、テレーズは顔にカーっと熱が溜まっていくのを実感した。何なんだろうか。素直に感想を伝えられているだけなのに、どうしてこんなにも身体が熱いのだろうか。
テレーズがそう思いぼうっとしていれば、ラウルの大きな手がテレーズの胸のふくらみを包み込む。テレーズの胸は平均よりも少し大きめではあるものの、ラウルの大きな手からすればすっぽりと包み込めてしまうサイズだった。
「んんっ」
シュミーズ越しに胸を愛撫され、何とも言えない感覚が身体を走る。気持ちいいわけではない。ただ、身体の芯が温かくなるような……。
(こんなの、気持ちいいわけがないのにっ!)
そう思うのに、徐々に息が上がりだし胸が上下する。そんなテレーズの姿を見たためなのだろうか、ラウルの目に宿る情欲が多くなったような気がした。
そして、ラウルの指がシュミーズ越しにテレーズの胸の頂を捉える。それから、彼は胸の頂をぐりぐりと指の腹で刺激してきた。
「ぁっ!」
じんとしびれるような快感に、テレーズの口から声が漏れる。慌てて口元に手を持っていけば、ラウルは甘えたように「声、聴かせてくださいよ」と言ってくる。
甘えたような声の癖に、指の動きはテレーズの官能を引き出すような絶妙なものだった。
だからこそ、テレーズは抗うこともできずに声を上げてしまう。
「ぁああっ、ぁんっ!」
「可愛い声ですね」
テレーズの仕草や声に、一々彼は感想を述べてくる。それがひどく悔しくて。それから……ひどく、官能を煽られてしまうのだ。
声だけで腹の底がむずむずとして、内ももをすり合わせたくなってしまう。
(いやっ! 私、こんなに淫乱じゃないのに……!)
そう思うのに、今の状態ではまるで説得力がない。そう思いつつも、テレーズは必死にラウルから与えられる快感に耐えていた。
しかし、ラウルがテレーズの胸の頂への刺激を止めると、虚しさがこみあげてくる。早く、早く。もっと、触れて――……。
そう言いそうになってしまって、テレーズは慌てて唇を閉じる。
「直接触ってあげますね」
そんなテレーズの気持ちなど知りもしないラウルは、テレーズのシュミーズを首元までまくり上げると、そのぷっくりと硬くなった胸の頂に直接触れる。今度は爪の先で少しひっかくように刺激をされ、テレーズの口からは「ぁっ」という小さな嬌声が零れてしまう。
「優しくされる方が好きですか? それとも、痛い方がお好みですか?」
「わかっ、んないっ!」
そんなもの、聞かれたところでわかるわけがない。そういう意味を込めてテレーズがぶんぶんと首を横に振れば、ラウルは「……じゃあ、両方好きっていうことで」という暴論を出してきた。
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