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序章
元悪役令嬢は夫に乱される【※】
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――どうして、こんなことになってしまったのか。
どれだけ考えようとしても、カーティアにはわからない。
ただ唯一、わかるのは。
「あうぅっ! ぁ、や、やめっ!」
自身の乳首を甘噛みする男が、ついこの間自身の夫となった人物ということくらいだろうか。
「……可愛いな」
彼は基本的に口数が多くない。だから、端的にそんな言葉を口にするだけだ。
でも、低くて脳髄をしびれさせるような声。その所為で、カーティアの下腹部が疼いた。
(ぁあっ!)
気が付いたら、首筋に吸い付かれていた。
(これ、多分目立つっ……!)
くらくらとする脳内で、自然とそう思う。だけど、抗議をする気力なんて起きなかった。
彼の手が、カーティアの身体を伝って、下腹部に触れる。そのままさっとひもを解いて、秘所を隠す下着を取り払った。
「ひぃっ!」
なんのためらいもなく、カーティアの濡れた蜜口に指が挿ってくる。
そのままくちゅくちゅと音を立てて、蜜壺をかき回された。
刺激が強すぎて、自然と彼の首に腕を回して、縋りつく。
「っはぁ! あんっ!」
じんじんと疼く身体。なにかがせりあがってくるような感覚に、カーティアは自然と恐れを抱いた。
下腹部から聞こえる水音は、どんどん大きくなっていく。視界が、涙でにじんだ。
「……ヴィクトル、さまっ!」
涙でにじむ視界の中、彼の顔をぼうっと見つめて、名前を呼んだ。
瞬間、彼の目が見開かれる。でも、すぐに元の表情に戻る。
「可愛い」
彼が、またそんな言葉を繰り返す。
「も、いいか?」
端的に問いかけられて、カーティアはこくんと首を縦に振った。
そうすれば、指が引き抜かれる。その際にねっとりとした蜜がシーツに零れたのがわかる。
肩を揺らして、カーティアは呼吸を整える。
しばらくして、蜜口に指よりもずっと太くて、熱いものが押し付けられた。
その質感に、自然と身震いしてしまった。
「カーティアっ……!」
彼が、カーティアの名前を呼んでぐっと腰を押し進める。
彼の大きなソレは、呑み込むのも一苦労で。初めは痛くて仕方がなかった。
なのに、今では――彼を受け入れるのが嬉しいような気も、してしまう。
「あんっ!」
喉を晒せば、そこに噛みつかれた。歯を立てられて、また赤い痕を付けられる。
「カーティア、カーティア……!」
まるで熱にでも浮かされたかのように、彼がカーティアの名前を何度も何度も呼ぶ。
それさえも心地よくて、ぎゅっと自身の蜜壺が締まったのがカーティアにも分かってしまった。
(頭、くらくらする……)
与えられる快楽の所為で、カーティアの頭がぼうっとしてしまう。
奥を強く穿かれれば、カーティアは成す術もなく喘ぐことしか出来ない。
「……カーティア、す、きだ」
だからだろうか。彼が呟いたその言葉は、カーティアの耳には届かなかった。
どれだけ考えようとしても、カーティアにはわからない。
ただ唯一、わかるのは。
「あうぅっ! ぁ、や、やめっ!」
自身の乳首を甘噛みする男が、ついこの間自身の夫となった人物ということくらいだろうか。
「……可愛いな」
彼は基本的に口数が多くない。だから、端的にそんな言葉を口にするだけだ。
でも、低くて脳髄をしびれさせるような声。その所為で、カーティアの下腹部が疼いた。
(ぁあっ!)
気が付いたら、首筋に吸い付かれていた。
(これ、多分目立つっ……!)
くらくらとする脳内で、自然とそう思う。だけど、抗議をする気力なんて起きなかった。
彼の手が、カーティアの身体を伝って、下腹部に触れる。そのままさっとひもを解いて、秘所を隠す下着を取り払った。
「ひぃっ!」
なんのためらいもなく、カーティアの濡れた蜜口に指が挿ってくる。
そのままくちゅくちゅと音を立てて、蜜壺をかき回された。
刺激が強すぎて、自然と彼の首に腕を回して、縋りつく。
「っはぁ! あんっ!」
じんじんと疼く身体。なにかがせりあがってくるような感覚に、カーティアは自然と恐れを抱いた。
下腹部から聞こえる水音は、どんどん大きくなっていく。視界が、涙でにじんだ。
「……ヴィクトル、さまっ!」
涙でにじむ視界の中、彼の顔をぼうっと見つめて、名前を呼んだ。
瞬間、彼の目が見開かれる。でも、すぐに元の表情に戻る。
「可愛い」
彼が、またそんな言葉を繰り返す。
「も、いいか?」
端的に問いかけられて、カーティアはこくんと首を縦に振った。
そうすれば、指が引き抜かれる。その際にねっとりとした蜜がシーツに零れたのがわかる。
肩を揺らして、カーティアは呼吸を整える。
しばらくして、蜜口に指よりもずっと太くて、熱いものが押し付けられた。
その質感に、自然と身震いしてしまった。
「カーティアっ……!」
彼が、カーティアの名前を呼んでぐっと腰を押し進める。
彼の大きなソレは、呑み込むのも一苦労で。初めは痛くて仕方がなかった。
なのに、今では――彼を受け入れるのが嬉しいような気も、してしまう。
「あんっ!」
喉を晒せば、そこに噛みつかれた。歯を立てられて、また赤い痕を付けられる。
「カーティア、カーティア……!」
まるで熱にでも浮かされたかのように、彼がカーティアの名前を何度も何度も呼ぶ。
それさえも心地よくて、ぎゅっと自身の蜜壺が締まったのがカーティアにも分かってしまった。
(頭、くらくらする……)
与えられる快楽の所為で、カーティアの頭がぼうっとしてしまう。
奥を強く穿かれれば、カーティアは成す術もなく喘ぐことしか出来ない。
「……カーティア、す、きだ」
だからだろうか。彼が呟いたその言葉は、カーティアの耳には届かなかった。
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