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第1章
⑧【※】
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「ははっ、ルー。俺の痴態見て、興奮した――?」
上目遣いになりつつ、俺はルーの陰茎を握りこむ。軽く刺激すると、陰茎が手の中でさらに硬くする。
「当たり前だろ。ユーグがあんまりにも可愛いから」
俺の頬に手のひらを当て、ルーが言う。
ルーは俺のことを「可愛い」というけど、俺は可愛くないだろう。だって、男だし。
(ルーには、俺がどう見えてるんだろうな)
可愛いって連呼するコイツの気持ちがわからない。俺は、嫌じゃないけど。
「ルー……」
やつのことを呼んで、俺は控えめに陰茎の先端に口づける。あぁ、ルーの味だ。
「んっ」
先端に何度か口づけて、竿の部分を手のひらで刺激する。鈴口から先走りが溢れてくる。
気持ちいいって思ってくれているんだ。
(すごく嬉しい)
嬉しい気持ちが膨らみ、俺は大きく口を開けてルーの陰茎をくわえ込む。大きすぎて全部を口に含むことは出来ない。ただ、出来るところまではやろうっていう気持ちはある。
舌先で舐め上げて、口全体を使って吸い上げて。根元は必死に手で刺激する。
「んっ、そ、ユーグ――」
頭上から降ってくるルーの声が熱を帯びていくのがわかった。艶めかしい声に俺の身体の奥が疼く。
無意識のうちに腰が動いて、自分の陰茎がまた勃ち上がっていくのがわかる。弄りたくてたまらない気持ちを必死にねじ伏せる。
(ダメ、今はルーに気持ちよくなってもらわなくちゃ――)
大きく音を立てて、吸い上げた。瞬間、ルーの口から快楽に耐えるような息が零れ出る。
「ユーグ、そこっ」
ルーの手が俺の頭を控えめに押さえつける。そして、ルーが自ら腰を動かす。まるで、俺の口の中を堪能するかのような動きだ。
「んっ、んっく」
腰の動きがどんどん激しくなるにつれ、俺は呼吸が出来なくなっていく。
息苦しさに目の前がちかちかとする。苦しい――死ぬ。
(ぁ、でも――気持ちいい)
口の中で感じているって、どんな変態なんだろうか。もしかしたら、俺は苦しいことが好きなのかも。
もちろん、ルーとのセックスの最中限定で。
「ユーグ。悪い、だすっ――!」
ルーが宣言すると同時に、俺の口の中に熱いものが飛び散った。俺はためらいもなく呑み込み、ルーの陰茎の先端から残った白濁を吸い上げるように舌を動かす。
「おい、ユーグ」
「んっ」
俺の口内からルーが自身の熱杭を引き抜こうとする。俺はそれを拒む。まだ、残ってる。
(もっと、欲しい――)
頭の中が欲望だけに染まっていく。
――もっと、ルーのものを味わいたい。
俺を支配する欲望に身を任せていると、ルーのモノがまた硬さを取り戻す。あぁ、もっと味わいたい。
(口の中に出されるの、好きなんだ。ルーで満たされているって実感できる)
なんて思う俺を他所に、ルーは思いきり俺の口から屹立を引き抜いた。驚いてルーを見ると、流れるように押し倒されて。
「あんまり口に出したくない。わかるだろ?」
「――うん」
ルーが俺の脚を折り曲げた。膝が胸につく。
息を呑んでいると、後ろの窄まりに熱杭の先端が近づくのがわかった。
「もう、大丈夫だろ?」
陰茎の先端で俺の窄まりを刺激し、ルーが問いかけてくる。
「うん、欲しい……」
小さな声で返事をすると、ルーが腰を押し進めてくる。
一瞬の苦しさ。それを我慢すると、身体を熱いモノで満たされ、幸せがあふれてくる。
「っはぁ、ユーグのナカはいつも狭い。それに熱いな」
腰を押し進めながら、ルーがつぶやいた。声には余裕がない。
「ルーのもすっごく熱い」
「そりゃあ、興奮してるからな」
俺の言葉にルーが言葉を返し――ぐっと腰を押し進めた。
「ぅ、ぁあっ!」
気が付いたら背中がのけ反っていた。寝台の上で身体が跳ね、俺の陰茎の先端から白濁がこぷりと零れ出る。
頭の中が、目の奥が。ちかちかとする。挿っただけで、イってしまった。
こんなこと、今までだったらありえないのに。
上目遣いになりつつ、俺はルーの陰茎を握りこむ。軽く刺激すると、陰茎が手の中でさらに硬くする。
「当たり前だろ。ユーグがあんまりにも可愛いから」
俺の頬に手のひらを当て、ルーが言う。
ルーは俺のことを「可愛い」というけど、俺は可愛くないだろう。だって、男だし。
(ルーには、俺がどう見えてるんだろうな)
可愛いって連呼するコイツの気持ちがわからない。俺は、嫌じゃないけど。
「ルー……」
やつのことを呼んで、俺は控えめに陰茎の先端に口づける。あぁ、ルーの味だ。
「んっ」
先端に何度か口づけて、竿の部分を手のひらで刺激する。鈴口から先走りが溢れてくる。
気持ちいいって思ってくれているんだ。
(すごく嬉しい)
嬉しい気持ちが膨らみ、俺は大きく口を開けてルーの陰茎をくわえ込む。大きすぎて全部を口に含むことは出来ない。ただ、出来るところまではやろうっていう気持ちはある。
舌先で舐め上げて、口全体を使って吸い上げて。根元は必死に手で刺激する。
「んっ、そ、ユーグ――」
頭上から降ってくるルーの声が熱を帯びていくのがわかった。艶めかしい声に俺の身体の奥が疼く。
無意識のうちに腰が動いて、自分の陰茎がまた勃ち上がっていくのがわかる。弄りたくてたまらない気持ちを必死にねじ伏せる。
(ダメ、今はルーに気持ちよくなってもらわなくちゃ――)
大きく音を立てて、吸い上げた。瞬間、ルーの口から快楽に耐えるような息が零れ出る。
「ユーグ、そこっ」
ルーの手が俺の頭を控えめに押さえつける。そして、ルーが自ら腰を動かす。まるで、俺の口の中を堪能するかのような動きだ。
「んっ、んっく」
腰の動きがどんどん激しくなるにつれ、俺は呼吸が出来なくなっていく。
息苦しさに目の前がちかちかとする。苦しい――死ぬ。
(ぁ、でも――気持ちいい)
口の中で感じているって、どんな変態なんだろうか。もしかしたら、俺は苦しいことが好きなのかも。
もちろん、ルーとのセックスの最中限定で。
「ユーグ。悪い、だすっ――!」
ルーが宣言すると同時に、俺の口の中に熱いものが飛び散った。俺はためらいもなく呑み込み、ルーの陰茎の先端から残った白濁を吸い上げるように舌を動かす。
「おい、ユーグ」
「んっ」
俺の口内からルーが自身の熱杭を引き抜こうとする。俺はそれを拒む。まだ、残ってる。
(もっと、欲しい――)
頭の中が欲望だけに染まっていく。
――もっと、ルーのものを味わいたい。
俺を支配する欲望に身を任せていると、ルーのモノがまた硬さを取り戻す。あぁ、もっと味わいたい。
(口の中に出されるの、好きなんだ。ルーで満たされているって実感できる)
なんて思う俺を他所に、ルーは思いきり俺の口から屹立を引き抜いた。驚いてルーを見ると、流れるように押し倒されて。
「あんまり口に出したくない。わかるだろ?」
「――うん」
ルーが俺の脚を折り曲げた。膝が胸につく。
息を呑んでいると、後ろの窄まりに熱杭の先端が近づくのがわかった。
「もう、大丈夫だろ?」
陰茎の先端で俺の窄まりを刺激し、ルーが問いかけてくる。
「うん、欲しい……」
小さな声で返事をすると、ルーが腰を押し進めてくる。
一瞬の苦しさ。それを我慢すると、身体を熱いモノで満たされ、幸せがあふれてくる。
「っはぁ、ユーグのナカはいつも狭い。それに熱いな」
腰を押し進めながら、ルーがつぶやいた。声には余裕がない。
「ルーのもすっごく熱い」
「そりゃあ、興奮してるからな」
俺の言葉にルーが言葉を返し――ぐっと腰を押し進めた。
「ぅ、ぁあっ!」
気が付いたら背中がのけ反っていた。寝台の上で身体が跳ね、俺の陰茎の先端から白濁がこぷりと零れ出る。
頭の中が、目の奥が。ちかちかとする。挿っただけで、イってしまった。
こんなこと、今までだったらありえないのに。
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