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ep42 【最終話】愛おしい世界で01
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その後、改めて行われた話し合いで俺は正式にアルヴァンドの伴侶として、マルゴーン帝国に迎え入れられることになった。
帝国は自由恋愛の国らしい。
同性婚も異民族婚も異種族婚も、どーんと来いとのこと。
素晴らしいね。
後々聞いた話によると。
スノーヴィア辺境伯城に到着してすぐ、令嬢右ストレートで俺が気を失った後。
アルヴァンドはそこにいる全員の前で、俺をいかに愛しているかを語り、伴侶としてノートリック家の嫡男を貰い受ける許可を求めたのだそうだ。
つまり。
ハーシュの野郎は知ってて、俺に二人が親睦を深めてるなどと言ったのだ。
ハーシュもメルロロッティ嬢と同様に、俺に怒っていた。
自分をゼクスの異能力から救うため、俺がヴィルゴにつき従って行ってしまったことが、よほど気に食わなかったらしい。
決まった相手を作らないハーシュだが、俺のことは特別気に入っていたから、なおさらだったようだ。
なんとなく知っていたけれど。
罪深いな、俺。
そして、俺たちがスノーヴィア領から帰る日はあっという間に訪れた。
アルヴァンド含め、見送りに来た全員の前で。
こともあろうかハーシュは俺の唇を奪い、長ーい口づけの後ぷはっと唇を離し「じゃあな」と言って、素知らぬ顔で隊列にもどっていった。
ハーシュというより、竜騎士たちからの花向けみたいなものだった。
全員が俺とアルヴァンドに向かって、それぞれに「ざまぁみろ」といった顔をしていた。
アルヴァンドは「わかるよ、わかる。グレイは魅力的だからね」と笑っていたが、いつも美しい琥珀の瞳は暗く澱んでいた。
……外交に響いたらどうしよう。
ゼクスは帰り際、クラウス副団長と何やら打ち合わせていた。
何を話していたのか尋ねると、またスノーヴィア領に赴いて、竜騎士の訓練に付き合うのだと言っていた。
竜騎士サークルのアイドルにでもなったのかと思い、詳しく聞いてみると「あいつら何回ぶっ飛ばしても挑んでくる。この世界の人間にしては、しぶとくて楽しい…へへ」と、ゼクスは何か新しいトビラを開いていた。
対するクラウス副団長は「彼はいいですね。人間がどの程度で死ぬかの加減をわかっていない。訓練にはもってこいです」とご満悦だったらしい。
多分、出会わせてはいけないふたりを出会わせてしまった。
「……グレイ」
ゼクスが転移を発動する直前、ずっと黙っていたメルロロッティ嬢が俺のもとに歩み寄ってきた。
あの日、涙と声が枯れるまで俺たちは抱きあって泣いた。
それ以来、メルロロッティ嬢と俺はちょっと気恥ずかしくて、うまく距離が取れずにいた。
「お嬢様、その……」
「夏の水竜祭にはもどってきてくれる?」
ぽそっと言われた彼女の言葉。
その言葉に、俺は再び涙を禁じ得ない愛しさと切なさが湧き上がった。
「必ず……必ず! お嬢様のもとに帰ります!」
メルロロッティ嬢の手を強く強く握りしめる。完全に距離感がバグってる俺。
「また一緒に花蜜サイダーが飲みたいわ」
彼女もじっと俺を見つめてそう言う。
こっちも距離感がバグっている。
「ええ、必ず! 夕方になりましたら、またマルテで湖まで夕焼けを見に行きましょう!」
「グレイは振り落とされないように気をつけるのよ」
「ふふっそんなこともありましたね。それからそれから……」
結局。
侍女たちとアルヴァンドが無理矢理引き剥がし、強制的に転移陣に乗せられるまで、メルロロッティ嬢と俺は手を取り合い、思い出に浸っていた。
「まったく。困ったものだね、君は」
マルゴーン帝国の皇帝の私室にもどったアルヴァンドは、そう言ってジトッと俺を見つつ眉間に皺を寄せた。
俺は紅茶を淹れながら、目を泳がせる。
「……悪かったよヴァン」
アルヴァンドは俺を無事に勝ち取ったわけだが、メルロロッティ嬢との絆をみせつけられ、飛竜騎士団でのめくるめく情熱と性欲の猛る日々を間接的にもみせつけられ、ちょっと拗ねていた。
そんなアルヴァンドの額に軽くキスを落とし、俺は淹れた紅茶の入ったマグカップを手渡した。
マグカップはアルヴァンドの指定だ。ティーカップより好きらしい。
野営地での俺との思い出のカップだしな。わかるわ。
「はぁ……私は後どれくらい、君とご令嬢や竜騎士たちとの仲睦まじさに敗北感を味わいながら、過ごさねばならないのだろうな」
「はは、大袈裟だよヴァン。俺はもう君のものだろ」
「そのはずなのに、この不安は何だろうな……君のふりまく愛の多さに起因している気がするが」
俺を恨めしそうに睨むアルヴァンド。
「安心してくれ。俺の愛はもう君だけのものだ、他にはもうふりまかないよ」
自分で言っておいて何だが……説得力ないな。
なんとなーく保険をかけてみたくなる俺。
「まあ……でも、ほら。一応ね。念のために聞いておくよ。何があるかわからないのが人生だろ? ……他所で愛をふりまくのは、何回まで許されるんだ?」
そんな俺の言葉に、アルヴァンドは冷ややかな笑顔で即答する。
「ゼロだ。一度でもしてみろ。瞬時に見抜くからな。そうなったら君をどこにも行けないよう閉じ込めておく。もし逃げようとしたら、二度と動けないようにしてでも、閉じ込める。誰の目にも触れない場所で、君の世界は私だけになって。そして、私だけが君を愛してあげるんだ」
ヤンデレが過ぎるだろ陛下。
アルヴァンドの容姿はいつも輝いてキラキラしているが、その内面は闇属性に天賦の才能がありそうだ。
アルヴァンドは紅茶を楽しみつつ飲み終わると、テーブルにマグカップを置き、大きなベッドへ体を投げた。
枕に顔をうずめる……フリをして、こちらをじっと見ている。
「グレイ」
「はい陛下。すぐ参りますよ」
アルヴァンドのおねだりの時間だ。
帝国は自由恋愛の国らしい。
同性婚も異民族婚も異種族婚も、どーんと来いとのこと。
素晴らしいね。
後々聞いた話によると。
スノーヴィア辺境伯城に到着してすぐ、令嬢右ストレートで俺が気を失った後。
アルヴァンドはそこにいる全員の前で、俺をいかに愛しているかを語り、伴侶としてノートリック家の嫡男を貰い受ける許可を求めたのだそうだ。
つまり。
ハーシュの野郎は知ってて、俺に二人が親睦を深めてるなどと言ったのだ。
ハーシュもメルロロッティ嬢と同様に、俺に怒っていた。
自分をゼクスの異能力から救うため、俺がヴィルゴにつき従って行ってしまったことが、よほど気に食わなかったらしい。
決まった相手を作らないハーシュだが、俺のことは特別気に入っていたから、なおさらだったようだ。
なんとなく知っていたけれど。
罪深いな、俺。
そして、俺たちがスノーヴィア領から帰る日はあっという間に訪れた。
アルヴァンド含め、見送りに来た全員の前で。
こともあろうかハーシュは俺の唇を奪い、長ーい口づけの後ぷはっと唇を離し「じゃあな」と言って、素知らぬ顔で隊列にもどっていった。
ハーシュというより、竜騎士たちからの花向けみたいなものだった。
全員が俺とアルヴァンドに向かって、それぞれに「ざまぁみろ」といった顔をしていた。
アルヴァンドは「わかるよ、わかる。グレイは魅力的だからね」と笑っていたが、いつも美しい琥珀の瞳は暗く澱んでいた。
……外交に響いたらどうしよう。
ゼクスは帰り際、クラウス副団長と何やら打ち合わせていた。
何を話していたのか尋ねると、またスノーヴィア領に赴いて、竜騎士の訓練に付き合うのだと言っていた。
竜騎士サークルのアイドルにでもなったのかと思い、詳しく聞いてみると「あいつら何回ぶっ飛ばしても挑んでくる。この世界の人間にしては、しぶとくて楽しい…へへ」と、ゼクスは何か新しいトビラを開いていた。
対するクラウス副団長は「彼はいいですね。人間がどの程度で死ぬかの加減をわかっていない。訓練にはもってこいです」とご満悦だったらしい。
多分、出会わせてはいけないふたりを出会わせてしまった。
「……グレイ」
ゼクスが転移を発動する直前、ずっと黙っていたメルロロッティ嬢が俺のもとに歩み寄ってきた。
あの日、涙と声が枯れるまで俺たちは抱きあって泣いた。
それ以来、メルロロッティ嬢と俺はちょっと気恥ずかしくて、うまく距離が取れずにいた。
「お嬢様、その……」
「夏の水竜祭にはもどってきてくれる?」
ぽそっと言われた彼女の言葉。
その言葉に、俺は再び涙を禁じ得ない愛しさと切なさが湧き上がった。
「必ず……必ず! お嬢様のもとに帰ります!」
メルロロッティ嬢の手を強く強く握りしめる。完全に距離感がバグってる俺。
「また一緒に花蜜サイダーが飲みたいわ」
彼女もじっと俺を見つめてそう言う。
こっちも距離感がバグっている。
「ええ、必ず! 夕方になりましたら、またマルテで湖まで夕焼けを見に行きましょう!」
「グレイは振り落とされないように気をつけるのよ」
「ふふっそんなこともありましたね。それからそれから……」
結局。
侍女たちとアルヴァンドが無理矢理引き剥がし、強制的に転移陣に乗せられるまで、メルロロッティ嬢と俺は手を取り合い、思い出に浸っていた。
「まったく。困ったものだね、君は」
マルゴーン帝国の皇帝の私室にもどったアルヴァンドは、そう言ってジトッと俺を見つつ眉間に皺を寄せた。
俺は紅茶を淹れながら、目を泳がせる。
「……悪かったよヴァン」
アルヴァンドは俺を無事に勝ち取ったわけだが、メルロロッティ嬢との絆をみせつけられ、飛竜騎士団でのめくるめく情熱と性欲の猛る日々を間接的にもみせつけられ、ちょっと拗ねていた。
そんなアルヴァンドの額に軽くキスを落とし、俺は淹れた紅茶の入ったマグカップを手渡した。
マグカップはアルヴァンドの指定だ。ティーカップより好きらしい。
野営地での俺との思い出のカップだしな。わかるわ。
「はぁ……私は後どれくらい、君とご令嬢や竜騎士たちとの仲睦まじさに敗北感を味わいながら、過ごさねばならないのだろうな」
「はは、大袈裟だよヴァン。俺はもう君のものだろ」
「そのはずなのに、この不安は何だろうな……君のふりまく愛の多さに起因している気がするが」
俺を恨めしそうに睨むアルヴァンド。
「安心してくれ。俺の愛はもう君だけのものだ、他にはもうふりまかないよ」
自分で言っておいて何だが……説得力ないな。
なんとなーく保険をかけてみたくなる俺。
「まあ……でも、ほら。一応ね。念のために聞いておくよ。何があるかわからないのが人生だろ? ……他所で愛をふりまくのは、何回まで許されるんだ?」
そんな俺の言葉に、アルヴァンドは冷ややかな笑顔で即答する。
「ゼロだ。一度でもしてみろ。瞬時に見抜くからな。そうなったら君をどこにも行けないよう閉じ込めておく。もし逃げようとしたら、二度と動けないようにしてでも、閉じ込める。誰の目にも触れない場所で、君の世界は私だけになって。そして、私だけが君を愛してあげるんだ」
ヤンデレが過ぎるだろ陛下。
アルヴァンドの容姿はいつも輝いてキラキラしているが、その内面は闇属性に天賦の才能がありそうだ。
アルヴァンドは紅茶を楽しみつつ飲み終わると、テーブルにマグカップを置き、大きなベッドへ体を投げた。
枕に顔をうずめる……フリをして、こちらをじっと見ている。
「グレイ」
「はい陛下。すぐ参りますよ」
アルヴァンドのおねだりの時間だ。
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