6 / 84
ep4 王太子の婚約破棄01
しおりを挟む
「まずは私と共にいるこの可憐な女性を紹介させてもらおう!」
茶会の空気を読まず、語りはじめた王太子の話の内容はこうだ。
オレ王太子!
王立学園でラヴィと運命的な出会いを果たし、恋に堕ちたんだ。だけど許されぬ身分違いの恋……諦めかけた時、彼女に幸運が舞い降りた!
彼女はその聡明さで爵位ある家柄(ギットギトの穏健派閥)の養女になれたんだ!これで晴れて誰もが認める関係になれる!
てことで、今日この場でお披露目することにしたんだ!
……とのことだ。
バカっぽいのは俺の演出だ。
国王と王妃は興奮気味に話す愛息子を気分よく応援している。
あの感じ、内容はまともに聞いちゃいない。
王太子が喚く中、メルロロッティ嬢は静かにヴィルゴ宰相の傍に佇んでいた。
俺はその凜とした美しい姿見て、手にぐっと力を込める。
これからの彼女を思うと胸が痛んだ。
拒絶の言葉を並べられ、謂れのない悪意をぶつけられる。
平気な人間などいない。
人間てのは、そんな強くできていない。
今すぐにでも切り刻んでやりてぇ。
心の中で何回か王太子をブチ殺しながら俺は目の前の茶番劇を睨み続けた。
「——よって、私はここに宣言する!
スノーヴィア家の令嬢、メルロロッティ・スノーヴィアとの婚約を破棄することを!!」
しばらくの後、満足行くまで語らった王太子は高らかに腕を振り上げ、ビシッと指さした。
メルロロッティ嬢が最初に案内されたテーブル席に。
当然彼女はいない。
「……あれ? 令嬢はどうした!?
おい、あのへんに座る予定だと言ってなかったか?」
「いやーオレもあのへんに座ってるって聞いたけど?」
「あ、もしかして欠席?」
王太子と取り巻き令息たちがオロオロしはじめた。
ちなみに。
この取り巻き令息たち、いわゆる『攻略対象』というやつだ。
何となく顔に見覚えはあるが、マジで記憶が薄い。
どのルートだろうとシミュレーションパートの難易度って変わらずだったもんな。
……うむ、仕方なし。
一方。
国王をはじめ国政を担う貴族たちは、王太子自らの婚約破棄宣言ということの重大さに凍りついている。
「王太子殿下、ご令嬢ならここに」
そこに、低く威圧感のある声が響いた。
「今の婚約破棄宣言は本気で仰っておられるのか?」
王太子含むすべての人間がその一声に怯み、しんと静まりかえった。
声の主が誰なのか、ここにいる全員が知っている。
皆の視線の先には、悠然と座るヴィルゴ宰相。
そして傍に佇む令嬢メルロロッティ。
「宰相……あ、令嬢もそこにいたのか。はは、は……うん。婚約を進言したのは貴殿だからな。親しいのは当然か。そうか、そうか……」
王太子は急に声を小さくして目を泳がせる。
しかし自分にすがりつくラヴィの潤んだ上目遣いをみるやいなや、ぐっと顔をあげた。
その度胸と勇気だけは褒めてやるよ。
「もう一度問おう、殿下。ご自身の立場と婚約破棄するという意味、理解して仰っておられるのか?」
冷ややかな口調でヴィルゴは再度、王太子に確認した。
「ほほほ、本気だとも!それに立場と意味もわかっている。バカにするな!ラヴィと私が添い遂げるのは運命なんだ。運命は誰にも侵害できぬ、唯一無二のものだ!」
ヴィルゴ宰相に気圧されながらも、惚れた女の手前ひくことができなくなった王太子は言葉を続ける。
「そ……そこの令嬢では私は嫌なのだ!わかるだろう。この女は私に愛嬌ひとつふりまけない。そんな伴侶で私がどれほど未来に不安を抱くか……」
愛嬌ないのが逆にいいんだろうが。
静かにキレ散らかす俺。
「未来に不安を?勘違いなさるな。未来は殿下のものではなく、サンドレア王国のものだ。王国の未来を殿下は担っているのですよ」
ヴィルゴ宰相は王太子にむかって歩きはじめる。
「スノーヴィア家だけではない、他の者達もそうだ。国が愚鈍であれば見放し、落ちぶれれば離れていく。そして今。このサンドレア王国は脆く危うい状況にあることを、殿下も知っておられるはずだ」
穏健派閥と革新派閥、その両方に届く声でヴィルゴ宰相が場を収めようとしているのがわかった。
中立を保ち、サンドレア王国の再建を願っている男の言葉は静かに響き渡る。
「殿下。今すぐ婚約破棄の宣言を取り消し、メルロロッティ嬢に謝罪されよ」
ヴィルゴ宰相の圧のある言葉。
さすがに空気の悪さを察してか、国王が仲裁に入ってきた。
「あーいやいや。王太子よ落ち着きなさい。宰相も、そう怖い顔をせず……若気の至りというものだろう?いいではないか。正室にはなれぬであろうが、爵位があるのであれば側室で……」
「いいわけないだろう!?ラヴィは正室だ、他の女などいらない!!」
顔を真っ赤にして声を荒げる王太子。もう手がつけられない状態だ。
「はっ!ならば宰相よ。それだけスノーヴィア家との繋がりが欲しく、そこの令嬢を可愛がっているのなら。お前の女にでもすれば良いだろう!
その冷徹女と屈強な竜ともども、飼い慣らせばいい!!」
王太子のその言葉はしんと静まり返ったサロンに高らかに響いた。
ヴィルゴ宰相の顔は一瞬凍りつき、瞬時に怒気を露わにして王太子を睨む。
「今の発言は撤回なされよ」
宰相の強く冷ややかな言葉に王太子はたじろぐが、撤回しない。
その一瞬が決定打となった。
茶会の空気を読まず、語りはじめた王太子の話の内容はこうだ。
オレ王太子!
王立学園でラヴィと運命的な出会いを果たし、恋に堕ちたんだ。だけど許されぬ身分違いの恋……諦めかけた時、彼女に幸運が舞い降りた!
彼女はその聡明さで爵位ある家柄(ギットギトの穏健派閥)の養女になれたんだ!これで晴れて誰もが認める関係になれる!
てことで、今日この場でお披露目することにしたんだ!
……とのことだ。
バカっぽいのは俺の演出だ。
国王と王妃は興奮気味に話す愛息子を気分よく応援している。
あの感じ、内容はまともに聞いちゃいない。
王太子が喚く中、メルロロッティ嬢は静かにヴィルゴ宰相の傍に佇んでいた。
俺はその凜とした美しい姿見て、手にぐっと力を込める。
これからの彼女を思うと胸が痛んだ。
拒絶の言葉を並べられ、謂れのない悪意をぶつけられる。
平気な人間などいない。
人間てのは、そんな強くできていない。
今すぐにでも切り刻んでやりてぇ。
心の中で何回か王太子をブチ殺しながら俺は目の前の茶番劇を睨み続けた。
「——よって、私はここに宣言する!
スノーヴィア家の令嬢、メルロロッティ・スノーヴィアとの婚約を破棄することを!!」
しばらくの後、満足行くまで語らった王太子は高らかに腕を振り上げ、ビシッと指さした。
メルロロッティ嬢が最初に案内されたテーブル席に。
当然彼女はいない。
「……あれ? 令嬢はどうした!?
おい、あのへんに座る予定だと言ってなかったか?」
「いやーオレもあのへんに座ってるって聞いたけど?」
「あ、もしかして欠席?」
王太子と取り巻き令息たちがオロオロしはじめた。
ちなみに。
この取り巻き令息たち、いわゆる『攻略対象』というやつだ。
何となく顔に見覚えはあるが、マジで記憶が薄い。
どのルートだろうとシミュレーションパートの難易度って変わらずだったもんな。
……うむ、仕方なし。
一方。
国王をはじめ国政を担う貴族たちは、王太子自らの婚約破棄宣言ということの重大さに凍りついている。
「王太子殿下、ご令嬢ならここに」
そこに、低く威圧感のある声が響いた。
「今の婚約破棄宣言は本気で仰っておられるのか?」
王太子含むすべての人間がその一声に怯み、しんと静まりかえった。
声の主が誰なのか、ここにいる全員が知っている。
皆の視線の先には、悠然と座るヴィルゴ宰相。
そして傍に佇む令嬢メルロロッティ。
「宰相……あ、令嬢もそこにいたのか。はは、は……うん。婚約を進言したのは貴殿だからな。親しいのは当然か。そうか、そうか……」
王太子は急に声を小さくして目を泳がせる。
しかし自分にすがりつくラヴィの潤んだ上目遣いをみるやいなや、ぐっと顔をあげた。
その度胸と勇気だけは褒めてやるよ。
「もう一度問おう、殿下。ご自身の立場と婚約破棄するという意味、理解して仰っておられるのか?」
冷ややかな口調でヴィルゴは再度、王太子に確認した。
「ほほほ、本気だとも!それに立場と意味もわかっている。バカにするな!ラヴィと私が添い遂げるのは運命なんだ。運命は誰にも侵害できぬ、唯一無二のものだ!」
ヴィルゴ宰相に気圧されながらも、惚れた女の手前ひくことができなくなった王太子は言葉を続ける。
「そ……そこの令嬢では私は嫌なのだ!わかるだろう。この女は私に愛嬌ひとつふりまけない。そんな伴侶で私がどれほど未来に不安を抱くか……」
愛嬌ないのが逆にいいんだろうが。
静かにキレ散らかす俺。
「未来に不安を?勘違いなさるな。未来は殿下のものではなく、サンドレア王国のものだ。王国の未来を殿下は担っているのですよ」
ヴィルゴ宰相は王太子にむかって歩きはじめる。
「スノーヴィア家だけではない、他の者達もそうだ。国が愚鈍であれば見放し、落ちぶれれば離れていく。そして今。このサンドレア王国は脆く危うい状況にあることを、殿下も知っておられるはずだ」
穏健派閥と革新派閥、その両方に届く声でヴィルゴ宰相が場を収めようとしているのがわかった。
中立を保ち、サンドレア王国の再建を願っている男の言葉は静かに響き渡る。
「殿下。今すぐ婚約破棄の宣言を取り消し、メルロロッティ嬢に謝罪されよ」
ヴィルゴ宰相の圧のある言葉。
さすがに空気の悪さを察してか、国王が仲裁に入ってきた。
「あーいやいや。王太子よ落ち着きなさい。宰相も、そう怖い顔をせず……若気の至りというものだろう?いいではないか。正室にはなれぬであろうが、爵位があるのであれば側室で……」
「いいわけないだろう!?ラヴィは正室だ、他の女などいらない!!」
顔を真っ赤にして声を荒げる王太子。もう手がつけられない状態だ。
「はっ!ならば宰相よ。それだけスノーヴィア家との繋がりが欲しく、そこの令嬢を可愛がっているのなら。お前の女にでもすれば良いだろう!
その冷徹女と屈強な竜ともども、飼い慣らせばいい!!」
王太子のその言葉はしんと静まり返ったサロンに高らかに響いた。
ヴィルゴ宰相の顔は一瞬凍りつき、瞬時に怒気を露わにして王太子を睨む。
「今の発言は撤回なされよ」
宰相の強く冷ややかな言葉に王太子はたじろぐが、撤回しない。
その一瞬が決定打となった。
10
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
【完結】オーロラ魔法士と第3王子
N2O
BL
全16話
※2022.2.18 完結しました。ありがとうございました。
※2023.11.18 文章を整えました。
辺境伯爵家次男のリーシュ・ギデオン(16)が、突然第3王子のラファド・ミファエル(18)の専属魔法士に任命された。
「なんで、僕?」
一人狼第3王子×黒髪美人魔法士
設定はふんわりです。
小説を書くのは初めてなので、何卒ご容赦ください。
嫌な人が出てこない、ふわふわハッピーエンドを書きたくて始めました。
感想聞かせていただけると大変嬉しいです。
表紙絵
⇨ キラクニ 様 X(@kirakunibl)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
この道を歩む~転生先で真剣に生きていたら、第二王子に真剣に愛された~
乃ぞみ
BL
※ムーンライトの方で500ブクマしたお礼で書いた物をこちらでも追加いたします。(全6話)BL要素少なめですが、よければよろしくお願いします。
【腹黒い他国の第二王子×負けず嫌いの転生者】
エドマンドは13歳の誕生日に日本人だったことを静かに思い出した。
転生先は【エドマンド・フィッツパトリック】で、二年後に死亡フラグが立っていた。
エドマンドに不満を持った隣国の第二王子である【ブライトル・ モルダー・ヴァルマ】と険悪な関係になるものの、いつの間にか友人や悪友のような関係に落ち着く二人。
死亡フラグを折ることで国が負けるのが怖いエドマンドと、必死に生かそうとするブライトル。
「僕は、生きなきゃ、いけないのか……?」
「当たり前だ。俺を残して逝く気だったのか? 恨むぞ」
全体的に結構シリアスですが、明確な死亡表現や主要キャラの退場は予定しておりません。
闘ったり、負傷したり、国同士の戦争描写があったります。
本編ド健全です。すみません。
※ 恋愛までが長いです。バトル小説にBLを添えて。
※ 攻めがまともに出てくるのは五話からです。
※ タイトル変更しております。旧【転生先がバトル漫画の死亡フラグが立っているライバルキャラだった件 ~本筋大幅改変なしでフラグを折りたいけど、何であんたがそこにいる~】
※ ムーンライトノベルズにも投稿しております。
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
【完結】帝王様は、表でも裏でも有名な飼い猫を溺愛する
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
離地暦201年――人類は地球を離れ、宇宙で新たな生活を始め200年近くが経過した。貧困の差が広がる地球を捨て、裕福な人々は宇宙へ進出していく。
狙撃手として裏で名を馳せたルーイは、地球での狙撃の帰りに公安に拘束された。逃走経路を疎かにした結果だ。表では一流モデルとして有名な青年が裏路地で保護される、滅多にない事態に公安は彼を疑うが……。
表も裏もひっくるめてルーイの『飼い主』である権力者リューアは公安からの問い合わせに対し、彼の保護と称した強制連行を指示する。
権力者一族の争いに巻き込まれるルーイと、ひたすらに彼に甘いリューアの愛の行方は?
【重複投稿】エブリスタ、アルファポリス、小説家になろう
【注意】※印は性的表現有ります
死に戻り騎士は、今こそ駆け落ち王子を護ります!
時雨
BL
「駆け落ちの供をしてほしい」
すべては真面目な王子エリアスの、この一言から始まった。
王子に”国を捨てても一緒になりたい人がいる”と打ち明けられた、護衛騎士ランベルト。
発表されたばかりの公爵家令嬢との婚約はなんだったのか!?混乱する騎士の気持ちなど関係ない。
国境へ向かう二人を追う影……騎士ランベルトは追手の剣に倒れた。
後悔と共に途切れた騎士の意識は、死亡した時から三年も前の騎士団の寮で目覚める。
――二人に追手を放った犯人は、一体誰だったのか?
容疑者が浮かんでは消える。そもそも犯人が三年先まで何もしてこない保証はない。
怪しいのは、王位を争う第一王子?裏切られた公爵令嬢?…正体不明の駆け落ち相手?
今度こそ王子エリアスを護るため、過去の記憶よりも積極的に王子に関わるランベルト。
急に距離を縮める騎士を、はじめは警戒するエリアス。ランベルトの昔と変わらぬ態度に、徐々にその警戒も解けていって…?
過去にない行動で変わっていく事象。動き出す影。
ランベルトは今度こそエリアスを護りきれるのか!?
負けず嫌いで頑固で堅実、第二王子(年下) × 面倒見の良い、気の長い一途騎士(年上)のお話です。
-------------------------------------------------------------------
主人公は頑な、王子も頑固なので、ゆるい気持ちで見守っていただけると幸いです。
【完結】泡の消えゆく、その先に。〜人魚の恋のはなし〜
N2O
BL
人間×人魚の、恋の話。
表紙絵
⇨ 元素🪦 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定です
※◎は視点が変わります(俯瞰、攻め視点etc)
婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました
ヒンメル
BL
フロナディア王国デルヴィーニュ公爵家嫡男ライオネル・デルヴィーニュ。
愛しの恋人(♀)と婚約するため、親に決められた婚約を破棄しようとしたら、荒くれ者の集まる北の砦へ一年間行かされることに……。そこで人生を変える出会いが訪れる。
*****************
「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/703283996)」の番外編です。ライオネルと北の砦の隊長の後日談ですが、BL色が強くなる予定のため独立させてます。単体でも分かるように書いたつもりですが、本編を読んでいただいた方がわかりやすいと思います。
※「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく」の他の番外編よりBL色が強い話になりました(特に第八話)ので、苦手な方は回避してください。
※完結済にした後も読んでいただいてありがとうございます。
評価やブックマーク登録をして頂けて嬉しいです。
※小説家になろう様でも公開中です。
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる