24 / 30
Re:1st 《錬金術師》と狂気の異世界
第24話 黒の
しおりを挟む
その瞬間、一瞬にして辺りを暴風が包み込んだ。
暗い霧のような瘴気に覆われていたその空間へ日光が入り込んでくる。
進はそれに照らされ神々しさをました光に目を奪われながらも、その事実をしっかりと噛み締める。
やはり星見琴光は“範囲系“だけで言えば最強格の力を持っているのだ、と。
「チィ、それでもあのゴーレムには届かなかった、わね」
悔しげに、光が言う。いやいや。
全くそんなに悔しがる必要はないでしょうがと進は思ったが、それでも光のS級としてのプライドが許さなかったか。
「……ゴーレムの使う異能にしては、密度が高いわね」
「《万能元素》同士は密度の低い方が打ち消される、だったっけ?」
えぇ、と進の問いに肯定が返ってきた。
しかし、光は進の方を振り返らない。
そんなことをするほど自分には余裕がない、とそう伝えたいのだろうか。
「私の《風神》は、効果範囲を広げれば広げるほど《能力の核》の密度は小さくなっていくから」
ほぅ、と進は唸った。
「だったら、あいつに近づけば?」
「そうしたいのは山々なんだけどね。あのゴーレムを覆っている黒いのがどうしても気になるのよね」
《ウエポン》と言うのには歪すぎる。
光はそう言って眉を顰めた。
確かにそうだ。
あの黒い瘴気の副産物と考えればそこまで疑問はないが、何かそれがそれ単体で二人に圧をかけるような。
「単純に纏っているだけ、とは言い難いからね」
「うーん。俺が先に触れてきてみるっててもアリではあるなありでは」
「ばか? そんなことさせるわけがないじゃない」
腕が片方吹き飛ぶ栗ならば、死なないだろうしワンチャンにかければ《錬金術》でくっつけることも可能かもしれないし、と進は比較的考えて行動したのだがどうやら我らが光様には許してもらえない様だった。
「効率的にはそれがいいのかもしれないけど、あなたが普通のゴーレムに触れた時にどうなったか覚えてないの? あんな雑魚にさえそんな感じだったのに」
「雑魚って……。あれでも割と苦戦した方だが?」
「周囲の人間の避難が遅れていたからね。私の範囲攻撃で巻き込む可能性があったから」
全力を出せなかった、と。
それが言い訳にならないのが本当にすごい。
実際、進が苦戦していたのに対して、光は終始余裕を持っていた気がするし。
ということはとりあえず一旦置いておいたとしても、だ。
「光から見てもあの黒いのは異常?」
「異常、というよりはあれがなんなのかがわからない、と言った方が私的にはしっくりくるわね」
「《ウエポン》という可能性は?」
「ないわ」
一刀両断だった。
進の質問に対して、光は一呼吸の間も置かずにズバリと切り捨てた。
否定の言葉を口に知ることにまったく躊躇を見せなかった。
進はそれに少しだけ目を見開いたが、次の瞬間にはへぇ、と面白そうに口を歪ませた。
「その根拠は?」
「周囲の《万能元素》にただ一つの変化もないから」
それを聞いて、進はちらりと黒色をしたゴーレムの方へと目線を向け変えた。
はっきりと光があれのことを《ゴーレム》と呼んでいるのでらしきものとわざわざ考えなくてもいいか、と割り切って進は考える。
「ちなみにそれって異常だったりするのか?」
「そうね、金輪際私がそんな事象を観測したのは初めて、と言えばわかるかしら。世界中のいろいろな人と交流しても、ね」
「あぁ、そりゃぁ確かに異常だねぇ。以蔵すぎるなぁ!?」
なんてものを的組織は作ってんだよぉぉぉと進は心の中で絶叫して、はぁとため息をついた。
諦めるわけではない。それではあれがなんなのか、ということを考えるために。
ヒートアップし始めた頭を一度冷やすために。
(とはいえ、こっちの世界と元々の世界の違いについては大まかにしかわかっていないしな____あぁもうメモリーのやつめ、なんか有用な情報を頭の中にれててくれよ!!)
いやだよー、と言いながら無邪気に笑う彼女の姿を頭の中に鮮明に思い描くことができて進は首横に振る。
彼女と久しぶりに話したい気持ちは山々ではあるのだが、今はそんなことを考えている暇はないと頭の中から雑念を追い出す。
「たとえば、だけど光。俺が今動いたとして、その周りの《万能元素》には変化があるのか?」
進がそう聞くと、光は少しだけ考えるような素振りをする。
「……変化をしてると言われれば変化をしているし、変化をしていないと言われればば変化をしていないかなぁ。進が動いただけの環境の変化に適応しようとしてごく微細な変化が起こってる、みたいな?」
「……へぇ、俺より小さいものだったらその変化は?」
「もちろん、といっていいのかわからないのだけど変化は小さくなるわよ。その逆も成り立つけど……」
無。
皆無。
なにもないことはやはり変わらない、か。
異常性を除いてしまえば、実に奇妙な話だった。
「まぁそうこう考えてる暇はなさそうだけどな~~」
「……呑気、というかこんな状況なのによくそんな余裕があるわね、あんた」
ズシン、ズシンと更新してくるゴーレムを見据えてホワァとあくびをした進に光が軽めのチョップを入れながら同じように敵を見据える。
進は呆れたような表情をした光に、いやいや違うんだよと否定の言葉を返した。
「こんなところで精神的に追い詰められたくないんだよ。思考に余裕を持とうと思って」
「思考に余裕を持つことと、ふざけるのは違うと思うけど?」
「俺にしちゃ、どっちも大差ないんだけどなぁ」
こんな状況ならな、と進が呟いて光は諦めたようにそれを無視した。
大体、平和な世界に生きてきた進はこういう時どんな心境で戦いに臨めばいいのか、なんてものを知りはしない。
知ってしまうのが、少しだけ怖い。
(それでも今必要なのは、俺一人、たった個人だけの強情ではないか。……いや、最初からそんなことはわかっているけどさ)
剛腕が、もう何度目かわからないが振るわれた。
光が防御をするために能力を発動させたらしいが、しかし。
「っ!?」
(悪いな光。《ハンター》が今最優先で殺しにかかってくるのは俺なんだ)
癖というものか。
今までは敵が自分のことを真っ先に狙ってきていたから、同じように防御しようと。
自分を守ってしまった光を見ながら、進はほくそ笑んだ。
「進!」
「大丈夫だ、ここまでは少なくとも予定通り」
「?」
光が困惑するような目を残したのを確認したが、それはすぐに間に割って入ってきたゴーレムの腕によって見えなくなってしまった。
進はその腕に向かって同じように腕を突き出す。
「とりあえず、俺の全力を持って行けやゴラァ!!」
進は前回と同じような結果になっても、光がどうにかしてくれるだろうなんて甘い考えを持っていたわけでもない。
かといって前回死にかけたことを忘れたわけでもない。
ではどうして光に隠れるようにしてそんなことをしたのか。
それは____。
(最悪俺が死んだとしても、こいつが倒れてさえしてくれればいい!)
死ぬことさえ厭わない。
否、言野原進は死ぬというメカニズムに恐怖はあっても、死そのものに対しての恐怖はない。
ある意味、何かのリミッターを心の中で外してしまった異常者。
考えてみれば、最初からそうだったか。
何をするにも、進の行動理由は基本的に誰かのためと偽った自己中心的な行動が主だった。
たとえば、β28との戦闘の時。
例えば少し前の《土人形》事件の時。
「ボォ、ボォォォ」
そんな進の行動を見ても何も思うことができないのが目の前の黒いゴーレムなのか。
進とソレの大きさの違いすぎる腕が交差した。
刹那。
起こったのは、一方的な蹂躙だった。
進の体が宙を泳ぐ。
そのままかなりの距離飛ばされて、進は何かにぶつかって静止した。
その衝撃の柔らかさに進は疑問を抱く。
「まさか、私の目の前で進を殺させるとでも?」
「ったく、つくづく仲間に恵まれてるよ」
.
空気のクッションと言ったところだろうか。
いかにも光らしい。
そのまま、フワリと地面に降り立った進は光に「サンキュ」と言った。
「あんたねえ、何やってんのよ!」
「あ、サーセン」
そう言えばこの少女はそんな人物だったと進は思う。
進を利己的と表現するならば、光はどこか利多的な。
否、その表現が二人を表すのに適しているのかと言われれば肯定を返すことができないのかもしれないけれども。
「で、なにをしたかったの?」
「っ____」
まったくこの少女は、と進は心の中で呟いた。
光は進を責めない。
死ぬかもしれない、そんな行動をしたと言うのに彼女は絶対に進個人に極度な憤怒を見せたりはしない。
「……俺の《ウエポン》を使ってどれくらいの干渉ができるのか試したかった____けど」
そうして進はだまリこんだ。
暗い霧のような瘴気に覆われていたその空間へ日光が入り込んでくる。
進はそれに照らされ神々しさをました光に目を奪われながらも、その事実をしっかりと噛み締める。
やはり星見琴光は“範囲系“だけで言えば最強格の力を持っているのだ、と。
「チィ、それでもあのゴーレムには届かなかった、わね」
悔しげに、光が言う。いやいや。
全くそんなに悔しがる必要はないでしょうがと進は思ったが、それでも光のS級としてのプライドが許さなかったか。
「……ゴーレムの使う異能にしては、密度が高いわね」
「《万能元素》同士は密度の低い方が打ち消される、だったっけ?」
えぇ、と進の問いに肯定が返ってきた。
しかし、光は進の方を振り返らない。
そんなことをするほど自分には余裕がない、とそう伝えたいのだろうか。
「私の《風神》は、効果範囲を広げれば広げるほど《能力の核》の密度は小さくなっていくから」
ほぅ、と進は唸った。
「だったら、あいつに近づけば?」
「そうしたいのは山々なんだけどね。あのゴーレムを覆っている黒いのがどうしても気になるのよね」
《ウエポン》と言うのには歪すぎる。
光はそう言って眉を顰めた。
確かにそうだ。
あの黒い瘴気の副産物と考えればそこまで疑問はないが、何かそれがそれ単体で二人に圧をかけるような。
「単純に纏っているだけ、とは言い難いからね」
「うーん。俺が先に触れてきてみるっててもアリではあるなありでは」
「ばか? そんなことさせるわけがないじゃない」
腕が片方吹き飛ぶ栗ならば、死なないだろうしワンチャンにかければ《錬金術》でくっつけることも可能かもしれないし、と進は比較的考えて行動したのだがどうやら我らが光様には許してもらえない様だった。
「効率的にはそれがいいのかもしれないけど、あなたが普通のゴーレムに触れた時にどうなったか覚えてないの? あんな雑魚にさえそんな感じだったのに」
「雑魚って……。あれでも割と苦戦した方だが?」
「周囲の人間の避難が遅れていたからね。私の範囲攻撃で巻き込む可能性があったから」
全力を出せなかった、と。
それが言い訳にならないのが本当にすごい。
実際、進が苦戦していたのに対して、光は終始余裕を持っていた気がするし。
ということはとりあえず一旦置いておいたとしても、だ。
「光から見てもあの黒いのは異常?」
「異常、というよりはあれがなんなのかがわからない、と言った方が私的にはしっくりくるわね」
「《ウエポン》という可能性は?」
「ないわ」
一刀両断だった。
進の質問に対して、光は一呼吸の間も置かずにズバリと切り捨てた。
否定の言葉を口に知ることにまったく躊躇を見せなかった。
進はそれに少しだけ目を見開いたが、次の瞬間にはへぇ、と面白そうに口を歪ませた。
「その根拠は?」
「周囲の《万能元素》にただ一つの変化もないから」
それを聞いて、進はちらりと黒色をしたゴーレムの方へと目線を向け変えた。
はっきりと光があれのことを《ゴーレム》と呼んでいるのでらしきものとわざわざ考えなくてもいいか、と割り切って進は考える。
「ちなみにそれって異常だったりするのか?」
「そうね、金輪際私がそんな事象を観測したのは初めて、と言えばわかるかしら。世界中のいろいろな人と交流しても、ね」
「あぁ、そりゃぁ確かに異常だねぇ。以蔵すぎるなぁ!?」
なんてものを的組織は作ってんだよぉぉぉと進は心の中で絶叫して、はぁとため息をついた。
諦めるわけではない。それではあれがなんなのか、ということを考えるために。
ヒートアップし始めた頭を一度冷やすために。
(とはいえ、こっちの世界と元々の世界の違いについては大まかにしかわかっていないしな____あぁもうメモリーのやつめ、なんか有用な情報を頭の中にれててくれよ!!)
いやだよー、と言いながら無邪気に笑う彼女の姿を頭の中に鮮明に思い描くことができて進は首横に振る。
彼女と久しぶりに話したい気持ちは山々ではあるのだが、今はそんなことを考えている暇はないと頭の中から雑念を追い出す。
「たとえば、だけど光。俺が今動いたとして、その周りの《万能元素》には変化があるのか?」
進がそう聞くと、光は少しだけ考えるような素振りをする。
「……変化をしてると言われれば変化をしているし、変化をしていないと言われればば変化をしていないかなぁ。進が動いただけの環境の変化に適応しようとしてごく微細な変化が起こってる、みたいな?」
「……へぇ、俺より小さいものだったらその変化は?」
「もちろん、といっていいのかわからないのだけど変化は小さくなるわよ。その逆も成り立つけど……」
無。
皆無。
なにもないことはやはり変わらない、か。
異常性を除いてしまえば、実に奇妙な話だった。
「まぁそうこう考えてる暇はなさそうだけどな~~」
「……呑気、というかこんな状況なのによくそんな余裕があるわね、あんた」
ズシン、ズシンと更新してくるゴーレムを見据えてホワァとあくびをした進に光が軽めのチョップを入れながら同じように敵を見据える。
進は呆れたような表情をした光に、いやいや違うんだよと否定の言葉を返した。
「こんなところで精神的に追い詰められたくないんだよ。思考に余裕を持とうと思って」
「思考に余裕を持つことと、ふざけるのは違うと思うけど?」
「俺にしちゃ、どっちも大差ないんだけどなぁ」
こんな状況ならな、と進が呟いて光は諦めたようにそれを無視した。
大体、平和な世界に生きてきた進はこういう時どんな心境で戦いに臨めばいいのか、なんてものを知りはしない。
知ってしまうのが、少しだけ怖い。
(それでも今必要なのは、俺一人、たった個人だけの強情ではないか。……いや、最初からそんなことはわかっているけどさ)
剛腕が、もう何度目かわからないが振るわれた。
光が防御をするために能力を発動させたらしいが、しかし。
「っ!?」
(悪いな光。《ハンター》が今最優先で殺しにかかってくるのは俺なんだ)
癖というものか。
今までは敵が自分のことを真っ先に狙ってきていたから、同じように防御しようと。
自分を守ってしまった光を見ながら、進はほくそ笑んだ。
「進!」
「大丈夫だ、ここまでは少なくとも予定通り」
「?」
光が困惑するような目を残したのを確認したが、それはすぐに間に割って入ってきたゴーレムの腕によって見えなくなってしまった。
進はその腕に向かって同じように腕を突き出す。
「とりあえず、俺の全力を持って行けやゴラァ!!」
進は前回と同じような結果になっても、光がどうにかしてくれるだろうなんて甘い考えを持っていたわけでもない。
かといって前回死にかけたことを忘れたわけでもない。
ではどうして光に隠れるようにしてそんなことをしたのか。
それは____。
(最悪俺が死んだとしても、こいつが倒れてさえしてくれればいい!)
死ぬことさえ厭わない。
否、言野原進は死ぬというメカニズムに恐怖はあっても、死そのものに対しての恐怖はない。
ある意味、何かのリミッターを心の中で外してしまった異常者。
考えてみれば、最初からそうだったか。
何をするにも、進の行動理由は基本的に誰かのためと偽った自己中心的な行動が主だった。
たとえば、β28との戦闘の時。
例えば少し前の《土人形》事件の時。
「ボォ、ボォォォ」
そんな進の行動を見ても何も思うことができないのが目の前の黒いゴーレムなのか。
進とソレの大きさの違いすぎる腕が交差した。
刹那。
起こったのは、一方的な蹂躙だった。
進の体が宙を泳ぐ。
そのままかなりの距離飛ばされて、進は何かにぶつかって静止した。
その衝撃の柔らかさに進は疑問を抱く。
「まさか、私の目の前で進を殺させるとでも?」
「ったく、つくづく仲間に恵まれてるよ」
.
空気のクッションと言ったところだろうか。
いかにも光らしい。
そのまま、フワリと地面に降り立った進は光に「サンキュ」と言った。
「あんたねえ、何やってんのよ!」
「あ、サーセン」
そう言えばこの少女はそんな人物だったと進は思う。
進を利己的と表現するならば、光はどこか利多的な。
否、その表現が二人を表すのに適しているのかと言われれば肯定を返すことができないのかもしれないけれども。
「で、なにをしたかったの?」
「っ____」
まったくこの少女は、と進は心の中で呟いた。
光は進を責めない。
死ぬかもしれない、そんな行動をしたと言うのに彼女は絶対に進個人に極度な憤怒を見せたりはしない。
「……俺の《ウエポン》を使ってどれくらいの干渉ができるのか試したかった____けど」
そうして進はだまリこんだ。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
千変万化の最強王〜底辺探索者だった俺は自宅にできたダンジョンで世界最強になって無双する〜
星影 迅
ファンタジー
およそ30年前、地球にはダンジョンが出現した。それは人々に希望や憧れを与え、そして同時に、絶望と恐怖も与えた──。
最弱探索者高校の底辺である宝晶千縁は今日もスライムのみを狩る生活をしていた。夏休みが迫る中、千縁はこのままじゃ“目的”を達成できる日は来ない、と命をかける覚悟をする。
千縁が心から強くなりたいと、そう願った時──自宅のリビングにダンジョンが出現していた!
そこでスキルに目覚めた千縁は、自らの目標のため、我が道を歩き出す……!
7つの人格を宿し、7つの性格を操る主人公の1読で7回楽しめる現代ファンタジー、開幕!
コメントでキャラを呼ぶと返事をくれるかも!(,,> <,,)
カクヨムにて先行連載中!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる