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Re:1st 《錬金術師》と狂気の異世界
第21話 β28
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何も、みことの発する狂気に飲まれたのは敵だけではなかった。
むしろ、近くにいた分進という味方の方がそれの異常性を感じ取れたくらいだ。
普段のみことからは考えられないほどの、殺意にも似た感情。
仮想戦闘の時の余裕を感じる声ではない。
その空間そのものが、如月みことという存在で塗りつぶされてしまったかのような、圧倒的な存在感をその時のみことが放っているのをしっかりと肌で感じ取った進は身震いした。
目の前の人間が急変したから、ではない。
(そうか、この世界は敵味方関係なく結局は“己の正義“の前では命なんて軽々しいのか)
自分が正しい、と。
自分がやらなければいけないと思ったことを貫き通すことに、彼らはなんの疑念も抱かないのだ。
つまりは圧倒的自己中。
それでいて、他人のことを切り捨てられはしない。
グワッ、とみことの中の何かが暴発した。
「災害再演____《落石》」
それがなんだったのか、進には理解ができなかった。
が、しかしみことが《ハンター》という組織に対して出し惜しみをしないということを理解するのには十分な結果がついてくる。
住宅の一区画。
そこに巨大な岩が出現した。
かろうじて見えていた敵に対して、これ以上ないくらいの牽制、か。
「だが、甘い」
そう思った進の後ろから聞こえてくる低い声。
咄嗟に、右手に持った短剣を進は振り切った。
しかしそれは声の主に当たることはない。
「みこと、こっちにもう一人!」
「チッ、光の攻撃を警戒して一人一人バラバラに配置されてると思ったんだけどな」
その当てが外れたかとみことがぼやいて、まぁそんなもんだろうさと進は返す。
とにかく、みことが遠くの相手を牽制してくれている間に進は声の主をやらなければならない、か。
ひゅう、と風が凪ぐ。
その声の主は、フードを被った一人の男だった。
「久しぶりだな。《錬金術師》」
「ッ!?」
どこかで見たことがある、とそう思ったら。
明確に進が自分のことを《錬金術師》と名乗った相手はたったの一人。
「まさか、貴様は俺のこと忘れた、とは言わないだろうな」
そんなわけがない。この世界に来てから色々な非日常を体験したが、この男との対戦だけは。
全ての始まりだったから。
確かβ28だったか。
「お前も《ハンター》だったのか……なんて今更確認するだけ無駄、か」
「是、あの時は貴様を殺す必要性が皆無に等しかったからそれ相応にやられてやったが、今度は本当に殺すぞ?」
「やってみろよ、クソ野郎」
「せいぜい足掻けよ、愚鈍」
そうして再び対峙するのは、ある意味因縁の相手と言ってもいい男同士。
先に仕掛けたのは進だ____と、側から見ればそう見えた。
しかし実際には進を誘い込むという目的を先に達成したのはβ28の方だった。
ガラス片のような物質が進を目掛けて飛来する。
一発目で短剣が弾かれて、次に来るのは殺意のこもった連撃。
だが、
「《変形》!」
ウエポンも何も使えずに、フィジカルだけで勝負していたあの頃とは根本から戦い方が違っている。
地面がまるで進を守るかのように聳え立って、故に進の拳は敵の攻撃に止められない!
「ウラァァァ!」
ガツン、と固い音がした。
まるで体と体の間に鉄板でも挟んでいるのではないか、と思うほどの。
少なくとも人間を殴って起こるような音ではないことは明確だ。
防がれた、そう理解した瞬間にはもう進は別の行動へと移っていた。
それは頭が判断した、というよりは反射的な動きだったのだろう。
β28の攻撃が進の頭上を通り抜けていく。
「なっ!?」
進を守っていた、土の壁。
それを最も容易く切り裂いて。
「まさか、そんな破壊力はなかったはず……そんな顔だな」
「____あぁ、そうだよ。テメェを前回攻略した時にその答えは出ていたはずだ」
β28のウエポンの弱点は、速度の代わりに破壊力が欠如していると。
それがあったからこそ、進は勝てたようなものなのに。
まさか、
「ウエポンがもう一つ?」
「否。少なくとも今現在は、そんな技術はないぞ?」
だったら、なんだというのだ。
β28はフッと進を嘲笑うかのように、ガラス片を飛ばす。
進はまた貫通されるのを嫌って、さっきよりも厚い壁を《錬成》する。
今度は、そもそも壁そのものがダメージを受けたような痕跡は残らない。
それくらいならば、先ほどの壁が切り裂かれることはないのに。
(何が、どうなって?)
愉快そうに、敵は進を嘲笑う。
(みことが合流すれば____)
「やつは当分やってこないぞ? なぜならば《ハンター》が今この場に集まり始めているからな」
その処理で忙しいだろうさ、とβ28は言う。
なるほど、みことのウエポンは範囲攻撃に一撃必殺と呼べるものがないのか、とどうでもいいことに気がついた進だったが。
今は目の前の敵に集中しなければ、殺される。
「だったら、俺はテメェをあいつの助力なしで殺す」
「笑止。今の貴様如きでこの俺を殺すことなど不可能だ」
ガラス片。
それを地面を変形させて、もう一度防御する。
そこまで厚いものを作ったわけではない、しかしそれでもその攻撃は防げてしまう。
やはり、先ほどの攻撃力の説明がつかない。
「あるいは、そもそも根本から。テメェのウエポンはガラス片を打ち出すだけのウエポンじゃなかった?」
「是だ、《錬金術師》。貴様の勘違いが解けてよかったよ」
その瞬間に何かの攻撃があった。
ガラス片、なんかじゃない。
もっと巨大な何かが進の腕に大きな傷跡を残す。
鮮血が滴る。
(何、が?)
進は、もはや痛みよりも先にそんな疑問を感じた。
遅れてやってきた痛みに軽く悲鳴が溢れる。
それ以上の声を上げなかったのは進なりの抵抗、か。
「《結合》」
苦し紛れに、進はそう唱える。
錬成の過程のうち、物質と物質をくっつける役目にあるそれを応用させて傷を無理矢理にでも無くした。
失った血液は戻ってこないけれども。
「誤解が解けたことと、これまでの貴様の奮闘に敬意を示してこれ以上ないくらいのウエポンのフル活用で殺してやるぞ?」
(冗談じゃねぇ)
進はまだ《異能》の使い方を熟知しているわけではないのに。
敵は、自分の最大のコンディションで進を攻撃してくるというのか。
というかこいつ。
(暗殺者なんてもんじゃねぇ。なんで正面衝突でも力押しができるんだよ!)
きらり、とβ28の手元が光る。
それがウエポン発動の合図なのか。
「《変形》!!」
「無駄だ。そんなもの、俺のウエポンを止める要素にも上がってこん」
腕が振り切られた。
土の壁は結局、粉々に粉砕されてそうして意味をなさなくなる。
土、という表現は少々間違っているが。
コンクリートを使っているのだから。
そんな壁が破壊されて、その先に進が見たものが____。
「剣?」
透明の。
ガラス片とそうそう変わりもない。
太刀という表現の方が正しいものだった。
そう、それがβ28の《ウエポン》の本当の姿だった。
「《ガラスの剣》、と仮にそうでも呼んでおこうか。いかせん、名称なんてものを俺は決めてはいないからな」
「そんなことはどうでもいい。……それが、壁破壊の真実か」
「権能は、《範囲攻撃》、《遠隔斬撃》と言えばわかるだろう?」
つまりは、一振りで剣が当たらなくとも一定範囲内は斬撃が当たった判定となり、振った剣の延長線上は攻撃の範囲内となる、ということか。
まるで、ゲームのようだと進は思う。
「なんだよ、正面衝突めちゃくちゃ得意じゃねぇか。なんで暗殺者みたいなことをしてたんだよ」
「ハッ、理由は単純。この力を持ってしても正面衝突で《風神》に勝てると思うほど自惚れていないからな」
そこまで恐れられているのか、光は。
しかし、だ。
ではなぜ《風神》ではない相手にも暗殺者のようなムーブをかましていた?
光でないのならわざわざそんな戦い方をする必要はなかったのに。
「わざわざ貴様如きに手の内を晒す必要はなかったからな」
「そのせいで俺にボコボコに殴られたのを忘れたか?」
「ハッ、抜かせ」
また、閃光が駆け抜けた。
しかし、今度は進が地面の壁を作ることはない。
わざわざ確実に破られるものを作る時間があるくらいならば回避したほうが確実、か。
「そろそろ死ね」
「だが断る!!」
見ろ。
見ろ。
見ろ。
見ろ。
見て見て見て見て、
もっと見て。
慣れろ、
慣れるんだ。
攻撃パターンが一定ではない、
なんてことは最初から分かりきっているのだから、
せめて攻撃の来る場所の予測くらいは。
進にとってそれが唯一できる抵抗だから。
「テメェには負けない。絶対にだ」
「貴様は俺に勝つことができない。絶対に、だ」
両者は再び衝突した。
むしろ、近くにいた分進という味方の方がそれの異常性を感じ取れたくらいだ。
普段のみことからは考えられないほどの、殺意にも似た感情。
仮想戦闘の時の余裕を感じる声ではない。
その空間そのものが、如月みことという存在で塗りつぶされてしまったかのような、圧倒的な存在感をその時のみことが放っているのをしっかりと肌で感じ取った進は身震いした。
目の前の人間が急変したから、ではない。
(そうか、この世界は敵味方関係なく結局は“己の正義“の前では命なんて軽々しいのか)
自分が正しい、と。
自分がやらなければいけないと思ったことを貫き通すことに、彼らはなんの疑念も抱かないのだ。
つまりは圧倒的自己中。
それでいて、他人のことを切り捨てられはしない。
グワッ、とみことの中の何かが暴発した。
「災害再演____《落石》」
それがなんだったのか、進には理解ができなかった。
が、しかしみことが《ハンター》という組織に対して出し惜しみをしないということを理解するのには十分な結果がついてくる。
住宅の一区画。
そこに巨大な岩が出現した。
かろうじて見えていた敵に対して、これ以上ないくらいの牽制、か。
「だが、甘い」
そう思った進の後ろから聞こえてくる低い声。
咄嗟に、右手に持った短剣を進は振り切った。
しかしそれは声の主に当たることはない。
「みこと、こっちにもう一人!」
「チッ、光の攻撃を警戒して一人一人バラバラに配置されてると思ったんだけどな」
その当てが外れたかとみことがぼやいて、まぁそんなもんだろうさと進は返す。
とにかく、みことが遠くの相手を牽制してくれている間に進は声の主をやらなければならない、か。
ひゅう、と風が凪ぐ。
その声の主は、フードを被った一人の男だった。
「久しぶりだな。《錬金術師》」
「ッ!?」
どこかで見たことがある、とそう思ったら。
明確に進が自分のことを《錬金術師》と名乗った相手はたったの一人。
「まさか、貴様は俺のこと忘れた、とは言わないだろうな」
そんなわけがない。この世界に来てから色々な非日常を体験したが、この男との対戦だけは。
全ての始まりだったから。
確かβ28だったか。
「お前も《ハンター》だったのか……なんて今更確認するだけ無駄、か」
「是、あの時は貴様を殺す必要性が皆無に等しかったからそれ相応にやられてやったが、今度は本当に殺すぞ?」
「やってみろよ、クソ野郎」
「せいぜい足掻けよ、愚鈍」
そうして再び対峙するのは、ある意味因縁の相手と言ってもいい男同士。
先に仕掛けたのは進だ____と、側から見ればそう見えた。
しかし実際には進を誘い込むという目的を先に達成したのはβ28の方だった。
ガラス片のような物質が進を目掛けて飛来する。
一発目で短剣が弾かれて、次に来るのは殺意のこもった連撃。
だが、
「《変形》!」
ウエポンも何も使えずに、フィジカルだけで勝負していたあの頃とは根本から戦い方が違っている。
地面がまるで進を守るかのように聳え立って、故に進の拳は敵の攻撃に止められない!
「ウラァァァ!」
ガツン、と固い音がした。
まるで体と体の間に鉄板でも挟んでいるのではないか、と思うほどの。
少なくとも人間を殴って起こるような音ではないことは明確だ。
防がれた、そう理解した瞬間にはもう進は別の行動へと移っていた。
それは頭が判断した、というよりは反射的な動きだったのだろう。
β28の攻撃が進の頭上を通り抜けていく。
「なっ!?」
進を守っていた、土の壁。
それを最も容易く切り裂いて。
「まさか、そんな破壊力はなかったはず……そんな顔だな」
「____あぁ、そうだよ。テメェを前回攻略した時にその答えは出ていたはずだ」
β28のウエポンの弱点は、速度の代わりに破壊力が欠如していると。
それがあったからこそ、進は勝てたようなものなのに。
まさか、
「ウエポンがもう一つ?」
「否。少なくとも今現在は、そんな技術はないぞ?」
だったら、なんだというのだ。
β28はフッと進を嘲笑うかのように、ガラス片を飛ばす。
進はまた貫通されるのを嫌って、さっきよりも厚い壁を《錬成》する。
今度は、そもそも壁そのものがダメージを受けたような痕跡は残らない。
それくらいならば、先ほどの壁が切り裂かれることはないのに。
(何が、どうなって?)
愉快そうに、敵は進を嘲笑う。
(みことが合流すれば____)
「やつは当分やってこないぞ? なぜならば《ハンター》が今この場に集まり始めているからな」
その処理で忙しいだろうさ、とβ28は言う。
なるほど、みことのウエポンは範囲攻撃に一撃必殺と呼べるものがないのか、とどうでもいいことに気がついた進だったが。
今は目の前の敵に集中しなければ、殺される。
「だったら、俺はテメェをあいつの助力なしで殺す」
「笑止。今の貴様如きでこの俺を殺すことなど不可能だ」
ガラス片。
それを地面を変形させて、もう一度防御する。
そこまで厚いものを作ったわけではない、しかしそれでもその攻撃は防げてしまう。
やはり、先ほどの攻撃力の説明がつかない。
「あるいは、そもそも根本から。テメェのウエポンはガラス片を打ち出すだけのウエポンじゃなかった?」
「是だ、《錬金術師》。貴様の勘違いが解けてよかったよ」
その瞬間に何かの攻撃があった。
ガラス片、なんかじゃない。
もっと巨大な何かが進の腕に大きな傷跡を残す。
鮮血が滴る。
(何、が?)
進は、もはや痛みよりも先にそんな疑問を感じた。
遅れてやってきた痛みに軽く悲鳴が溢れる。
それ以上の声を上げなかったのは進なりの抵抗、か。
「《結合》」
苦し紛れに、進はそう唱える。
錬成の過程のうち、物質と物質をくっつける役目にあるそれを応用させて傷を無理矢理にでも無くした。
失った血液は戻ってこないけれども。
「誤解が解けたことと、これまでの貴様の奮闘に敬意を示してこれ以上ないくらいのウエポンのフル活用で殺してやるぞ?」
(冗談じゃねぇ)
進はまだ《異能》の使い方を熟知しているわけではないのに。
敵は、自分の最大のコンディションで進を攻撃してくるというのか。
というかこいつ。
(暗殺者なんてもんじゃねぇ。なんで正面衝突でも力押しができるんだよ!)
きらり、とβ28の手元が光る。
それがウエポン発動の合図なのか。
「《変形》!!」
「無駄だ。そんなもの、俺のウエポンを止める要素にも上がってこん」
腕が振り切られた。
土の壁は結局、粉々に粉砕されてそうして意味をなさなくなる。
土、という表現は少々間違っているが。
コンクリートを使っているのだから。
そんな壁が破壊されて、その先に進が見たものが____。
「剣?」
透明の。
ガラス片とそうそう変わりもない。
太刀という表現の方が正しいものだった。
そう、それがβ28の《ウエポン》の本当の姿だった。
「《ガラスの剣》、と仮にそうでも呼んでおこうか。いかせん、名称なんてものを俺は決めてはいないからな」
「そんなことはどうでもいい。……それが、壁破壊の真実か」
「権能は、《範囲攻撃》、《遠隔斬撃》と言えばわかるだろう?」
つまりは、一振りで剣が当たらなくとも一定範囲内は斬撃が当たった判定となり、振った剣の延長線上は攻撃の範囲内となる、ということか。
まるで、ゲームのようだと進は思う。
「なんだよ、正面衝突めちゃくちゃ得意じゃねぇか。なんで暗殺者みたいなことをしてたんだよ」
「ハッ、理由は単純。この力を持ってしても正面衝突で《風神》に勝てると思うほど自惚れていないからな」
そこまで恐れられているのか、光は。
しかし、だ。
ではなぜ《風神》ではない相手にも暗殺者のようなムーブをかましていた?
光でないのならわざわざそんな戦い方をする必要はなかったのに。
「わざわざ貴様如きに手の内を晒す必要はなかったからな」
「そのせいで俺にボコボコに殴られたのを忘れたか?」
「ハッ、抜かせ」
また、閃光が駆け抜けた。
しかし、今度は進が地面の壁を作ることはない。
わざわざ確実に破られるものを作る時間があるくらいならば回避したほうが確実、か。
「そろそろ死ね」
「だが断る!!」
見ろ。
見ろ。
見ろ。
見ろ。
見て見て見て見て、
もっと見て。
慣れろ、
慣れるんだ。
攻撃パターンが一定ではない、
なんてことは最初から分かりきっているのだから、
せめて攻撃の来る場所の予測くらいは。
進にとってそれが唯一できる抵抗だから。
「テメェには負けない。絶対にだ」
「貴様は俺に勝つことができない。絶対に、だ」
両者は再び衝突した。
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