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Re:1st 《錬金術師》と狂気の異世界
第20話 進とみことの戦闘開始
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ゾッ。
眠気に襲われかけて、ぐだぐだと昼休みを過ごしていた進の意識が覚醒した。
唐突に感じたその感覚はいったいなんなのか。まるで全身を針で刺されるような。
「みことは?」
隣の席の白髪の友達が気がつけばいなくなっていて、進は近くにいたクラスメイトに聞いてみる。
すると返ってきた答えは「さぁ」というなんとも頼りにならないものだった。
どこにいった、と質問を変えると、あっちと大まかにだが方向を示してくれる。
(……東?)
サンキュ、とお礼を言って進は彼を探すべく示された方向へと歩みを進めてみることにした。
その間も、何かにずっと見つめられているような感覚に付き纏われているのだが、他の人間たちはそんなものを感じているような様子はない。
「だから《風神》が____」
「だとしても____」
ふと、聞き慣れた能力の話をしている聞こえてきた気がしチラリと振り返ってみる……が、誰がその話をしているのかは特定できなかった。
何か焦ったような声で話をしていたような気がしたのだが。
胸騒ぎがする。
自分がうとうとしていた間に何か決定的な事象が動き始めてしまっているようで。
それが間違いではない、というのを思い知らされるのは少し後のことだが。
「進!!」
前から呼ばれて、進は下がりかけていた顔をゆっくりと上げた。
「みこと、か」
「進、とりあえずこの場所から離れるな。奴らが、《ハンター》がこの学園を狙ってる」
「っ!?」
どうして、とは言わなかった。
なるほど、だから焦ったような声をしていた人間がいたのか。
だとしても、だ。だったらもう少し他の人間も焦っていいのでは?
「ある一定の人員以外にはこのことは伝えていないからな。奴らと深く関わりすぎると厄介なことになる」
「……それだとお前が深く関わっているみたいに聞こえるんだが?」
「正確には関わっていた、だな。《ハンター》を裏切ったんだよ。裏社会に嫌気がさしてな」
「冗談はよしてくれ」
「いやぁ割とこれがマジなんだけどな」
はぁ、と進はため息をつく。
で、とみことに続きを促す。
聞いたみことは自分は窓の外を見て、答えた。
「《風神》が出てるから、少なくともこの学園にはそんなに被害は出ないだろうさ」
「光が……一人で、か?」
あぁ、と返ってきた返答に対して進はみことの肩をつかむ。
「どうしてだよ。あいつ一人で戦わせるなんて!」
「……それが一番確実だからだよ。あいつは確かに強いけど、集団戦に向いているかと言われればそこは微妙だ。そもそもが範囲内全てに効能を与えるウエポンだからな」
進の感情がどうして昂ったのか知っていながら、みことはそう言い捨てた。
それから進の手を自分の肩から離させながら、みことは微笑んだ。
進はその笑みに目を見開く。
「かといって、進がいうように彼女ばかりに戦闘をさせるのも忍びない。____俺も出るよ」
「だったら俺も行くけど」
「なんでだよ!?」
S級が出るような案件なんだぞ、その意味をしっかり理解できているのか、というそんな意味を含んだツッコミだった。
進は、不敵に笑い返す。
「戦力は多い方がいい」
「いやいやいやいや、ちょっとは自分の命を大切にしろや」
「命なんていつかなくなるだろ? 少なくとも命の危機が俺の行動を制限する理由にはならないけど。特にお前たちみたいな友達が同様な状況の時はな」
はぁ、とみことが大きなため息をこぼす。
もはや何をいっても進がついてくることに気がついたか。
ピクリとその一瞬、指先が動いたのは進を気絶させてこの場所に残そうと考えたからか。
しかしその動きを進が見ていることを悟ったみことはそれをやらなかった。
「進ってマジで変わってんな」
「ハッハッハ、変わったやつで何が悪い」
ハッ、というみことの笑いは失笑が呆れか。
少なくとも面白いやつというイメージからは外れなかっただろう。
「さて、話を戻すとしようかみこときゅん」
「真面目な話なんだから、真面目にやろうね!?」
わかっている。
進もみことも現実を受け入れがたくてそんなことをやっていることくらい。
だとしても現実から逃げ出すつもりもないことくらい。
「進は必ず俺と一緒に行動すること、わかったな」
「了解、りょーかい」
進は考える。
もしも《ハンター》の最優先攻撃対象が光から自分に移ったという説が本当なのだとしたら、と。
それならば、みんなとやらを守るには進はこの学園にいない方がいい。
そうすればこの学校の中にいる間はおそらく他生徒の安全は保証されるだろう。
(流石に考えてることが極端すぎるか?)
だがまぁ、巻き込まれ体質ならばラノベの主人公にも負けないくらいだ。
それくらい想定しておいてもいいだろうと進は苦笑しながら思う。
それに、
「みこと。そもそも《ハンター》って組織はなんでここに攻めてこようとした?」
「さぁな」
対象を殺すというだけならば、流星学園そのものを狙う必要はない。
暗殺にしろなんにしろして殺して仕舞えばそれで感情するのだから。
では、何か全く別の目的があるのか____とも言い難いのが現状だ。
「実力を誇示する。そんな連中ではなかったと思うんだけど、ここ数年で方針が変わったか?」
「そんなことがあるのか?」
「いや、まぁない方に寄ってはいるけど。あるんじゃないか? 知らんけど」
まぁ、その組織の統治権なんてトップの意思によって揺らぐのだから、完全に否定することはできない、か。
みことはしばらく黙り込んでいたが、
「ま、もしかしたら何かの実験という可能性もなきにしろある……か?」
「実験?」
進が聞き返すと、みことは少し頷いて言った。
「この表社会を巻き込んで行わなければ検証が不可能なくらいの、な」
いや、そんな実験流石にやらないだろと進は言い返したが、みことは苦笑いをこぼすだけだった。
せめてそれだけは否定してほしいと進は思う。
敵が暗殺者と言われるよりマッドサイエンティストといわれた方が戦いたくなくなるから。
「まぁ、こんなところでウジウジしててもしょうがないな」
「お、行きますか?」
みことが進の先頭を切るように言って、進はそれに反応する。
親分と子分____というよりは、勇者とサポーターのような。
そんな二人は、やっと夏服へと変わった制服の前ボタンを同じように外す。
これから運動します、とでも周りに言いふらすように。
昇降口を堂々と抜けて、校門すらも抜けて、ズンズンと二人は進んでいく。
意図してか、意図せずか光の戦闘が行われていた場所とは反対の方向へと。
進のその手には、よく見ると所々歪んでいる短剣が握られている。
それは彼が自力で作ったものだ。
対してみことは何も持たない、持つ必要がない。
S級として堂々と戦場に足を踏み入れるという覇気だけ纏っていればいい。
進は聞く。
「で、どういう方針で?」
それに対しては端的に、みことは進の一番聞きたかった答えを返してきた。
「決まってるだろ、片っ端から喧嘩を売る。徹底的に」
「了解」
***
二人が笑みを浮かべた時、逆に困惑する声も数個。
「言野原進が自分からこちらに出向いてきた、が?」
要するに、敵対している《ハンター》である。
自分たちの待ち伏せ場所にわざわざ標的が乗り込んできたらそんな反応をしてしまうのも異常ではないだろう。
『どういうことだ? こちらの気配は《風神》に察知されているだろう? だったらやつがNo1なりNo7なり、そんなのに連絡を入れるはずだ』
「だが実際やつは目の前にいるぞ?」
そもそも《風神》がα18にやられたという可能性はこの会話の主たちからは無視されている。 元々勝てるはずがない、ということにわかっていたか。
「それに……」
『それに?』
「白髪に、碧眼……。まさかNo5?」
新米、か。
二十代前半のような姿をした男は怪訝そうな顔をしたが、電話の奥の声は声を険しく変えた。
『やつが、我々に関わると? あの出来損ないの裏切り者が?』
「裏切り____?」
『チッ、新参の雑魚には関係ない話だ』
忌々しげに放たれた言葉に首を傾げながらも、若い方は目の前の敵を目で追って……。
そして、
「ッ」
目が、あった。
それだけならばよかった。
目を合わせることは日常的なコミュニケーションでも行うような普通のものなのだから。
問題は、その後に続いた言葉だ。
正確には口の動き、か。
それは実際、新米で未だ裏社会に浸りきれていない人間には自分以上の狂気にしか見えなかった。
そいつは、白い髪のやばいやつはこう言ったのだ。
《まずは一人目、見つけた》
眠気に襲われかけて、ぐだぐだと昼休みを過ごしていた進の意識が覚醒した。
唐突に感じたその感覚はいったいなんなのか。まるで全身を針で刺されるような。
「みことは?」
隣の席の白髪の友達が気がつけばいなくなっていて、進は近くにいたクラスメイトに聞いてみる。
すると返ってきた答えは「さぁ」というなんとも頼りにならないものだった。
どこにいった、と質問を変えると、あっちと大まかにだが方向を示してくれる。
(……東?)
サンキュ、とお礼を言って進は彼を探すべく示された方向へと歩みを進めてみることにした。
その間も、何かにずっと見つめられているような感覚に付き纏われているのだが、他の人間たちはそんなものを感じているような様子はない。
「だから《風神》が____」
「だとしても____」
ふと、聞き慣れた能力の話をしている聞こえてきた気がしチラリと振り返ってみる……が、誰がその話をしているのかは特定できなかった。
何か焦ったような声で話をしていたような気がしたのだが。
胸騒ぎがする。
自分がうとうとしていた間に何か決定的な事象が動き始めてしまっているようで。
それが間違いではない、というのを思い知らされるのは少し後のことだが。
「進!!」
前から呼ばれて、進は下がりかけていた顔をゆっくりと上げた。
「みこと、か」
「進、とりあえずこの場所から離れるな。奴らが、《ハンター》がこの学園を狙ってる」
「っ!?」
どうして、とは言わなかった。
なるほど、だから焦ったような声をしていた人間がいたのか。
だとしても、だ。だったらもう少し他の人間も焦っていいのでは?
「ある一定の人員以外にはこのことは伝えていないからな。奴らと深く関わりすぎると厄介なことになる」
「……それだとお前が深く関わっているみたいに聞こえるんだが?」
「正確には関わっていた、だな。《ハンター》を裏切ったんだよ。裏社会に嫌気がさしてな」
「冗談はよしてくれ」
「いやぁ割とこれがマジなんだけどな」
はぁ、と進はため息をつく。
で、とみことに続きを促す。
聞いたみことは自分は窓の外を見て、答えた。
「《風神》が出てるから、少なくともこの学園にはそんなに被害は出ないだろうさ」
「光が……一人で、か?」
あぁ、と返ってきた返答に対して進はみことの肩をつかむ。
「どうしてだよ。あいつ一人で戦わせるなんて!」
「……それが一番確実だからだよ。あいつは確かに強いけど、集団戦に向いているかと言われればそこは微妙だ。そもそもが範囲内全てに効能を与えるウエポンだからな」
進の感情がどうして昂ったのか知っていながら、みことはそう言い捨てた。
それから進の手を自分の肩から離させながら、みことは微笑んだ。
進はその笑みに目を見開く。
「かといって、進がいうように彼女ばかりに戦闘をさせるのも忍びない。____俺も出るよ」
「だったら俺も行くけど」
「なんでだよ!?」
S級が出るような案件なんだぞ、その意味をしっかり理解できているのか、というそんな意味を含んだツッコミだった。
進は、不敵に笑い返す。
「戦力は多い方がいい」
「いやいやいやいや、ちょっとは自分の命を大切にしろや」
「命なんていつかなくなるだろ? 少なくとも命の危機が俺の行動を制限する理由にはならないけど。特にお前たちみたいな友達が同様な状況の時はな」
はぁ、とみことが大きなため息をこぼす。
もはや何をいっても進がついてくることに気がついたか。
ピクリとその一瞬、指先が動いたのは進を気絶させてこの場所に残そうと考えたからか。
しかしその動きを進が見ていることを悟ったみことはそれをやらなかった。
「進ってマジで変わってんな」
「ハッハッハ、変わったやつで何が悪い」
ハッ、というみことの笑いは失笑が呆れか。
少なくとも面白いやつというイメージからは外れなかっただろう。
「さて、話を戻すとしようかみこときゅん」
「真面目な話なんだから、真面目にやろうね!?」
わかっている。
進もみことも現実を受け入れがたくてそんなことをやっていることくらい。
だとしても現実から逃げ出すつもりもないことくらい。
「進は必ず俺と一緒に行動すること、わかったな」
「了解、りょーかい」
進は考える。
もしも《ハンター》の最優先攻撃対象が光から自分に移ったという説が本当なのだとしたら、と。
それならば、みんなとやらを守るには進はこの学園にいない方がいい。
そうすればこの学校の中にいる間はおそらく他生徒の安全は保証されるだろう。
(流石に考えてることが極端すぎるか?)
だがまぁ、巻き込まれ体質ならばラノベの主人公にも負けないくらいだ。
それくらい想定しておいてもいいだろうと進は苦笑しながら思う。
それに、
「みこと。そもそも《ハンター》って組織はなんでここに攻めてこようとした?」
「さぁな」
対象を殺すというだけならば、流星学園そのものを狙う必要はない。
暗殺にしろなんにしろして殺して仕舞えばそれで感情するのだから。
では、何か全く別の目的があるのか____とも言い難いのが現状だ。
「実力を誇示する。そんな連中ではなかったと思うんだけど、ここ数年で方針が変わったか?」
「そんなことがあるのか?」
「いや、まぁない方に寄ってはいるけど。あるんじゃないか? 知らんけど」
まぁ、その組織の統治権なんてトップの意思によって揺らぐのだから、完全に否定することはできない、か。
みことはしばらく黙り込んでいたが、
「ま、もしかしたら何かの実験という可能性もなきにしろある……か?」
「実験?」
進が聞き返すと、みことは少し頷いて言った。
「この表社会を巻き込んで行わなければ検証が不可能なくらいの、な」
いや、そんな実験流石にやらないだろと進は言い返したが、みことは苦笑いをこぼすだけだった。
せめてそれだけは否定してほしいと進は思う。
敵が暗殺者と言われるよりマッドサイエンティストといわれた方が戦いたくなくなるから。
「まぁ、こんなところでウジウジしててもしょうがないな」
「お、行きますか?」
みことが進の先頭を切るように言って、進はそれに反応する。
親分と子分____というよりは、勇者とサポーターのような。
そんな二人は、やっと夏服へと変わった制服の前ボタンを同じように外す。
これから運動します、とでも周りに言いふらすように。
昇降口を堂々と抜けて、校門すらも抜けて、ズンズンと二人は進んでいく。
意図してか、意図せずか光の戦闘が行われていた場所とは反対の方向へと。
進のその手には、よく見ると所々歪んでいる短剣が握られている。
それは彼が自力で作ったものだ。
対してみことは何も持たない、持つ必要がない。
S級として堂々と戦場に足を踏み入れるという覇気だけ纏っていればいい。
進は聞く。
「で、どういう方針で?」
それに対しては端的に、みことは進の一番聞きたかった答えを返してきた。
「決まってるだろ、片っ端から喧嘩を売る。徹底的に」
「了解」
***
二人が笑みを浮かべた時、逆に困惑する声も数個。
「言野原進が自分からこちらに出向いてきた、が?」
要するに、敵対している《ハンター》である。
自分たちの待ち伏せ場所にわざわざ標的が乗り込んできたらそんな反応をしてしまうのも異常ではないだろう。
『どういうことだ? こちらの気配は《風神》に察知されているだろう? だったらやつがNo1なりNo7なり、そんなのに連絡を入れるはずだ』
「だが実際やつは目の前にいるぞ?」
そもそも《風神》がα18にやられたという可能性はこの会話の主たちからは無視されている。 元々勝てるはずがない、ということにわかっていたか。
「それに……」
『それに?』
「白髪に、碧眼……。まさかNo5?」
新米、か。
二十代前半のような姿をした男は怪訝そうな顔をしたが、電話の奥の声は声を険しく変えた。
『やつが、我々に関わると? あの出来損ないの裏切り者が?』
「裏切り____?」
『チッ、新参の雑魚には関係ない話だ』
忌々しげに放たれた言葉に首を傾げながらも、若い方は目の前の敵を目で追って……。
そして、
「ッ」
目が、あった。
それだけならばよかった。
目を合わせることは日常的なコミュニケーションでも行うような普通のものなのだから。
問題は、その後に続いた言葉だ。
正確には口の動き、か。
それは実際、新米で未だ裏社会に浸りきれていない人間には自分以上の狂気にしか見えなかった。
そいつは、白い髪のやばいやつはこう言ったのだ。
《まずは一人目、見つけた》
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