12 / 30
Re:1st 《錬金術師》と狂気の異世界
第12話 如月みこと
しおりを挟む
「よろしくな、進」
進が異世界の学校に編入して最初に話したクラスメイトは白髪で碧眼の、周囲からは少しだけ浮いた雰囲気を纏ったそんな少年だった。
初めに話した理由は単純で席が隣だったから。
「あぁ、よろしく」
それでも進は嬉しさを覚えて、そう返した。
基本的に、転入生というものは人間関係で劣ってしまっているから、こうして早々に人間関係というものを構築できる可能性があるというのはいいことなのだ____と、前の世界の親友がぼやいていた記憶が進にはある。
しかし、髪を染めているにしては綺麗すぎる髪をまじまじと見つめていると、そいつは進に対して苦笑をこぼした。
「この髪色は元から、なんだよ。ちょっとした理由で色素が抜け落ちてしまってさ」
「……色素が抜け落ちた、って。肌とかに結構な刺激がいくんじゃ? えぇと____」
「あぁ、俺の名前は如月みこと。よろしく、は今言ったか」
爽やかな雰囲気とは裏腹に、元気で活発なイメージを与えつけてくる笑みだった。
大胆不敵、警戒心を持ってはいない。
否、警戒せずとも戦闘になれば進を力尽くで押さえつけることのできるという自信の現れか。
「了解、みことね。つか、呼び方みことでいいか?」
「ん、別に大丈夫だぞ? 呼び方なんてはっきり言ってどうでもいい」
笑いながら言っているので、本当に彼にとってそんなものは些細なことなのだろう。
そうなると、ボケたくなるのが進の性分である。
「じゃぁ、ちょっとそこの男子! って呼んでも?」
おかしげに口元を歪ませながら言ったそれに対して、一瞬みことは目を点にして。そこからククッ、と吹き出しながら役を演じるように返してくる。
「うっ、うっせーな。ちゃんと掃除やってるっつうの!」
「ふんっ、どうせ私がみている間だけなんでしょう?」
「ちゃ、ちゃんとやってるつってんだろ……!」
先に笑いを堪えられなくなったのは、果たしてどちらだったか。
大きな声を出すわけにはいかなかったが、二人が下を向いて必死に揺れる肩を押さえていたのに、周囲の人間は気がついていた。
(なんだこの茶番……)
自分の行動に若干の馬鹿らしさを覚えていた進だったが、少なくともこっちの世界でも通じるネタの一つを見つけたのだった。
(え、あのおっさんで試したらどうだったんだって? ありゃぁダメだな)
どんなネタでも即席で対応してくるから、この世界で通じるかどうかは推しはかることができないのだ。
進の中では、あのおっさんある意味最強説が確立されようとしている。
「なんだ、お前面白いな」
みことが進に、そう言ってきた。
まだ若干肩が揺れていることから分かる通り、相当笑いのツボにハマってしまっているようだ。
進は一足先にそこから抜け出して、みことを見返しながら笑いかけた。
「お前こそ、ノリがいいなノリが」
「あいにくさま、ノリが悪い人間なんてハッピーな高校生活遅れねぇよ!」
「全国のノリの悪い人間に謝れ」
「いや進、多分その発言も誤ったほうがいいかもしれないよ?」
サラサラサララ……、とみことの髪は彼が動くたびに滑らかに動く。
光の髪質と似たような____つまり、手入れされた女子の髪の毛と同じような感じだった。
進がどうして光の髪質なんてものを知っているのか、は他人の想像にお任せしておいて。
「ところでさ、せっかくの友達第一号くんに頼み事があるんだけど」
「呼び方はどうでもいいとは言ったけど、友達第一号って呼ばれるのはちょっときつい……」
「ってのは置いておいて」
「放置しないで!?」
なんかこのやりとり、光といるときとは進の立場が逆転している気がしないでもないのだが、ともかく進はこれから学校生活をしていく中で最も重要であろう依頼をみことに注文した。
「学校案内、してくれない?」
いやそこまでいったんなら最後までボケろよ、となぜか軽く怒られた進であった。
やはり如月みことという少年は、ノリがいいようだ。
「ま、断りはしないんだけどな」
「サーンキュ」
「なんだその変な発音」
進たちがそんなことを話していると、見広が教師に呼ばれたようだった。
「っと、悪い案内はまたあとだ」
「問題ないさ。どうせこの後も授業が入っているんだから」
「ちっ、進の学校案内を名目にして堂々と授業をサボる予定だったのに」
ちょっと腹黒いところが見えた気がしたが、本人はにこりと笑っているだけだったので進はいってこいとジェスチャーする。
あちらも了解と言ったように、手のひらをひらひらと振るとそのまま教室の外へと消えていく。
それを確認した進は窓側の席であることをいいことに外でも見てぼーっとしておこう____なんて甘い考えは数秒後に吹き飛ばされることになる。
「ねえねえ、」「進、お前どこからきたんだ?」「ウエポンは「何系の能力を?」「なんのゲームしてる?」「つか、そもそも」「趣味って」
人混み。
約数十人の人の圧。
都会の密集とは異なる、明らかに自分を狙ったもの。
(こ、これが転入生効果……。話す友達が里奈と見広と……あと名前の知らない後ろの席のやつしかいなかった《セカンド》とは全く違う……!)
密かな喜びを噛み締めていた進だったが、結局みことが戻ってくるまでの十数分間はミツバチに襲われるスズメバチの気分を堪能することになってしまったのだった。
***
「わぁお、人気者だな進」
「おいこらみこと。後から悠々と帰ってきて、ニヤつきながらそんなことを言うんじゃありません!」
ただでさえ顔が整っているのに、その顔からはなられる歪んだ笑みも十分魅力的なんですよ、というBL臭が臭わないでもないその思考を進は追い払って、見広を見返す。
「で、用事は済んだのか?」
「ん、大した用事でもなかったからな。せいぜい数学の教師に十回連続出してない宿題をそろそろ出せと注意を受けたくらいだ」
(それを大したことではない、と済ませてしまっていいのだろうか……)
いや、よくないだろと心の中の疑問に、心の中で自問自答した進はしかしアハハと微妙な笑みを体に貼り付けることしかできなかった。
____なぜなら、進自身も身に覚えがあったから。
というか、日常的にそんなことを行いすぎて危うく親を呼び出されるところまで行きかけていた、というのはナイショの話だ。
「で、学校案内だっけ?」
「お、おう。なんか強引に話題を逸らされた気がしないでもないんだが……まぁ、うん。そうだな」
学校に転校してきて一番最初に発生するイベントは何か。
それは、もちろん学校案内である。
(あ、いやそれはラブコメか?)
やはり進はみことルートを辿るのだろうか……。
(絶っっ対にいやだからな!? 俺は同性愛者じゃないんだから!!)
冗談はさておき。
真面目に考えれば、異世界系の学校生活の始まりはだいたい身分の上の相手に絡まれるんだよな、と進はオタク脳を駆使して思い出す。
しかしまぁ、あくまでここは“地球“という異世界なのだから、身分差もクソもない。
つまり、“貴様如きがこの学校に通うだと、冗談も大概にしろ“とか“バカな……伯爵である僕がこいつより弱いなんて“とかそんなイベントは発生しないのだ。
発生するとしたら……、と進は考える。
(S級とかA級とか、そういうのでマウントをとってくる奴らだろうけど……。今のところは特になし、か)
時々常識がぶっ飛ぶことを数週間で学んだ進だからこそそんなイベントも起きるかな、なんて思ったものだったがどうやら杞憂だったようだ。
何やら物足りないような感覚を味わったのは気のせいではないはず。
「進?」
無意識にちぇ~、と声にした進をみことは不思議に思ったらしい。
「ん、なんでもない」
「そっか」
「何考えてたんだ、とかは聞かないのか?」
「いやいや、今進が考えていたことなんてどうせ聞いても意味のないことだろうし、どうでもいいかなぁ、と」
「確かに」
「納得するんかい!」
進はククッと笑いをこぼした。
見広がそれをみて、何やら奇怪なものを見るような目をした気がしないでもなかったが進はいったんそれを無視することにした。
いちいちボケていたら、流石の進でも疲れてしまうのだ。
「じゃ、学校探索言ってみよう!」
「おいこら待ちやがれ進。お前が仕切っても何もわからないで迷子になるだけだから」
颯爽と駆け出そうとした、進の肩が掴まれて____
(こい、つ。意外と力強いな、おい)
「ちゃんと楽しませてやるから、黙ってついてきやがれ転校生」
「うす、よろしくお願いします」
進が異世界の学校に編入して最初に話したクラスメイトは白髪で碧眼の、周囲からは少しだけ浮いた雰囲気を纏ったそんな少年だった。
初めに話した理由は単純で席が隣だったから。
「あぁ、よろしく」
それでも進は嬉しさを覚えて、そう返した。
基本的に、転入生というものは人間関係で劣ってしまっているから、こうして早々に人間関係というものを構築できる可能性があるというのはいいことなのだ____と、前の世界の親友がぼやいていた記憶が進にはある。
しかし、髪を染めているにしては綺麗すぎる髪をまじまじと見つめていると、そいつは進に対して苦笑をこぼした。
「この髪色は元から、なんだよ。ちょっとした理由で色素が抜け落ちてしまってさ」
「……色素が抜け落ちた、って。肌とかに結構な刺激がいくんじゃ? えぇと____」
「あぁ、俺の名前は如月みこと。よろしく、は今言ったか」
爽やかな雰囲気とは裏腹に、元気で活発なイメージを与えつけてくる笑みだった。
大胆不敵、警戒心を持ってはいない。
否、警戒せずとも戦闘になれば進を力尽くで押さえつけることのできるという自信の現れか。
「了解、みことね。つか、呼び方みことでいいか?」
「ん、別に大丈夫だぞ? 呼び方なんてはっきり言ってどうでもいい」
笑いながら言っているので、本当に彼にとってそんなものは些細なことなのだろう。
そうなると、ボケたくなるのが進の性分である。
「じゃぁ、ちょっとそこの男子! って呼んでも?」
おかしげに口元を歪ませながら言ったそれに対して、一瞬みことは目を点にして。そこからククッ、と吹き出しながら役を演じるように返してくる。
「うっ、うっせーな。ちゃんと掃除やってるっつうの!」
「ふんっ、どうせ私がみている間だけなんでしょう?」
「ちゃ、ちゃんとやってるつってんだろ……!」
先に笑いを堪えられなくなったのは、果たしてどちらだったか。
大きな声を出すわけにはいかなかったが、二人が下を向いて必死に揺れる肩を押さえていたのに、周囲の人間は気がついていた。
(なんだこの茶番……)
自分の行動に若干の馬鹿らしさを覚えていた進だったが、少なくともこっちの世界でも通じるネタの一つを見つけたのだった。
(え、あのおっさんで試したらどうだったんだって? ありゃぁダメだな)
どんなネタでも即席で対応してくるから、この世界で通じるかどうかは推しはかることができないのだ。
進の中では、あのおっさんある意味最強説が確立されようとしている。
「なんだ、お前面白いな」
みことが進に、そう言ってきた。
まだ若干肩が揺れていることから分かる通り、相当笑いのツボにハマってしまっているようだ。
進は一足先にそこから抜け出して、みことを見返しながら笑いかけた。
「お前こそ、ノリがいいなノリが」
「あいにくさま、ノリが悪い人間なんてハッピーな高校生活遅れねぇよ!」
「全国のノリの悪い人間に謝れ」
「いや進、多分その発言も誤ったほうがいいかもしれないよ?」
サラサラサララ……、とみことの髪は彼が動くたびに滑らかに動く。
光の髪質と似たような____つまり、手入れされた女子の髪の毛と同じような感じだった。
進がどうして光の髪質なんてものを知っているのか、は他人の想像にお任せしておいて。
「ところでさ、せっかくの友達第一号くんに頼み事があるんだけど」
「呼び方はどうでもいいとは言ったけど、友達第一号って呼ばれるのはちょっときつい……」
「ってのは置いておいて」
「放置しないで!?」
なんかこのやりとり、光といるときとは進の立場が逆転している気がしないでもないのだが、ともかく進はこれから学校生活をしていく中で最も重要であろう依頼をみことに注文した。
「学校案内、してくれない?」
いやそこまでいったんなら最後までボケろよ、となぜか軽く怒られた進であった。
やはり如月みことという少年は、ノリがいいようだ。
「ま、断りはしないんだけどな」
「サーンキュ」
「なんだその変な発音」
進たちがそんなことを話していると、見広が教師に呼ばれたようだった。
「っと、悪い案内はまたあとだ」
「問題ないさ。どうせこの後も授業が入っているんだから」
「ちっ、進の学校案内を名目にして堂々と授業をサボる予定だったのに」
ちょっと腹黒いところが見えた気がしたが、本人はにこりと笑っているだけだったので進はいってこいとジェスチャーする。
あちらも了解と言ったように、手のひらをひらひらと振るとそのまま教室の外へと消えていく。
それを確認した進は窓側の席であることをいいことに外でも見てぼーっとしておこう____なんて甘い考えは数秒後に吹き飛ばされることになる。
「ねえねえ、」「進、お前どこからきたんだ?」「ウエポンは「何系の能力を?」「なんのゲームしてる?」「つか、そもそも」「趣味って」
人混み。
約数十人の人の圧。
都会の密集とは異なる、明らかに自分を狙ったもの。
(こ、これが転入生効果……。話す友達が里奈と見広と……あと名前の知らない後ろの席のやつしかいなかった《セカンド》とは全く違う……!)
密かな喜びを噛み締めていた進だったが、結局みことが戻ってくるまでの十数分間はミツバチに襲われるスズメバチの気分を堪能することになってしまったのだった。
***
「わぁお、人気者だな進」
「おいこらみこと。後から悠々と帰ってきて、ニヤつきながらそんなことを言うんじゃありません!」
ただでさえ顔が整っているのに、その顔からはなられる歪んだ笑みも十分魅力的なんですよ、というBL臭が臭わないでもないその思考を進は追い払って、見広を見返す。
「で、用事は済んだのか?」
「ん、大した用事でもなかったからな。せいぜい数学の教師に十回連続出してない宿題をそろそろ出せと注意を受けたくらいだ」
(それを大したことではない、と済ませてしまっていいのだろうか……)
いや、よくないだろと心の中の疑問に、心の中で自問自答した進はしかしアハハと微妙な笑みを体に貼り付けることしかできなかった。
____なぜなら、進自身も身に覚えがあったから。
というか、日常的にそんなことを行いすぎて危うく親を呼び出されるところまで行きかけていた、というのはナイショの話だ。
「で、学校案内だっけ?」
「お、おう。なんか強引に話題を逸らされた気がしないでもないんだが……まぁ、うん。そうだな」
学校に転校してきて一番最初に発生するイベントは何か。
それは、もちろん学校案内である。
(あ、いやそれはラブコメか?)
やはり進はみことルートを辿るのだろうか……。
(絶っっ対にいやだからな!? 俺は同性愛者じゃないんだから!!)
冗談はさておき。
真面目に考えれば、異世界系の学校生活の始まりはだいたい身分の上の相手に絡まれるんだよな、と進はオタク脳を駆使して思い出す。
しかしまぁ、あくまでここは“地球“という異世界なのだから、身分差もクソもない。
つまり、“貴様如きがこの学校に通うだと、冗談も大概にしろ“とか“バカな……伯爵である僕がこいつより弱いなんて“とかそんなイベントは発生しないのだ。
発生するとしたら……、と進は考える。
(S級とかA級とか、そういうのでマウントをとってくる奴らだろうけど……。今のところは特になし、か)
時々常識がぶっ飛ぶことを数週間で学んだ進だからこそそんなイベントも起きるかな、なんて思ったものだったがどうやら杞憂だったようだ。
何やら物足りないような感覚を味わったのは気のせいではないはず。
「進?」
無意識にちぇ~、と声にした進をみことは不思議に思ったらしい。
「ん、なんでもない」
「そっか」
「何考えてたんだ、とかは聞かないのか?」
「いやいや、今進が考えていたことなんてどうせ聞いても意味のないことだろうし、どうでもいいかなぁ、と」
「確かに」
「納得するんかい!」
進はククッと笑いをこぼした。
見広がそれをみて、何やら奇怪なものを見るような目をした気がしないでもなかったが進はいったんそれを無視することにした。
いちいちボケていたら、流石の進でも疲れてしまうのだ。
「じゃ、学校探索言ってみよう!」
「おいこら待ちやがれ進。お前が仕切っても何もわからないで迷子になるだけだから」
颯爽と駆け出そうとした、進の肩が掴まれて____
(こい、つ。意外と力強いな、おい)
「ちゃんと楽しませてやるから、黙ってついてきやがれ転校生」
「うす、よろしくお願いします」
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる