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# The eleventh case:Banquet of the insectivore.―食虫植物の宴―
蔦、三葉。
しおりを挟む「バイロンさんの所と、これから行く場所は利用してくださる方々に人気があるんですよ。安くて、綺麗で、食事も用意してもらえるので。どちらも気性の穏やかな大家さんで利用してる方とも良好な関係を築けているんです」
「次の家も男性の大家さんが?」
「いえ、次は女性ですね。五十代の方で、とっても世話好きなんですよ」
二度目の乗車で慣れたのかリースさんが次の場所の説明をしてくれる。
住所は確かに近く、馬車で十分と走らない距離だった。
降りた先にあった家は庭付きの乳白色の一軒家で、大家が恐らくガーデニングが趣味なのだろう。綺麗な庭先を見ながら玄関へ向かう。夏というのもあり、鮮やかな緑と白い家のコントラストが美しい。
「こんにちは! ディアドラさん、いらっしゃいますか~っ?」
玄関の扉を叩きながらリースさんが声を張り上げる。
ややあって内側から「はい、はい、今出ますよ」とおっとりした返事があった。
数拍の間を置いて開けられた扉の向こうには初老の女性が立っていた。
色素の薄い茶髪は金のようにも見え、それを後頭部で団子に纏めており、肩に羽織ったレースのカーディガンや刺繍の入ったスカートなどは落ち着いた色合いだがお洒落で上品である。
丸い眼鏡越しに垂れた目元を更に下げて女性が小首を傾げた。
「あら、ミレアさん? 定期訪問は今日だったかしら?」
「いえ、今日はうちの活動を見学にいらしてくださった方がおりまして。ディアドラさんのところは皆さんからの評判が良いので是非様子を見させてもらえたらと思って伺いました。今、お時間大丈夫ですか?」
「まあまあ、そうだったのね。時間ならたっぷりあるわ。それに丁度一人で寂しかったのよ。ミレアさんとそちらの方がいらしてくれてとっても嬉しい。我が家のお話ついでにお茶でも飲んで行ってくださいな」
女性は「さあ、此方へどうぞ」と快く中へ招き入れてくれた。
中に入って左手に居間があり、そこへ通してもらい、勧められるままソファーへ座る。
来客を本当に喜んでいるようで女性はいそいそと廊下へ出ると向かいの部屋へ行く。
リースさんが「わたしもお手伝いしますよ」と慣れた様子でついて行き、女性も「じゃあ紅茶を淹れてもらおうかしら」と楽しげに返したので、二人にとってはそれが何時ものことなのだろうと分かった。
待っている間にのんびりと居間を眺めてみる。
乳白色の壁は床から一メートルほどの高さから、深みのある青色の下地に小さな白い花柄模様の壁紙に切り替えられており、壁には何人かの絵や風景が額縁に入れて飾られており、石造りの小さな暖炉の傍には揺り椅子が置かれ、上に編みかけのレースがあった。壁際には木製の低い飾り棚と花瓶に生けられた花、何やら色々と置かれた大きめの棚が二つ、窓辺には小さな机と椅子、部屋の中心にローテーブルと二人掛けのソファーが対面して二つ、一人掛けのソファーが一つ。
柔らかな印象を受けるのは廊下や室内に花が飾ってあるからだ。
先に訪問したバイロンさんの家にはそういったものがなかった。
男性だけの家と女性がいる家との差というか、違いを感じる。
開け放した扉の奥はどうやらダイニングとキッチンがあるらしく、微かに食器の触れ合う音や足音、二人のちょっとしたやり取りが聞こえ、やがてティーセットの載った盆とお茶請けの菓子を載せた盆を持ったリースさんと女性が戻って来る。
「お待たせしてごめんなさいね」
テーブルへ盆を置き、皿を並べながら女性が言う。
リースさんは紅茶を人数分入れてティーカップとソーサを置いていた。
「いいえ、それほど待っておりませんので。お気遣い痛み入ります」
浅くお辞儀をして応えると「こんなに若いのにしっかりしていらっしゃるのねえ」とまるで孫の成長を見守るように目を細めて微笑まれる。
リースさんが一瞬だけど、やっぱりそう見えるよねと言いたげな表情をした。
わたしは訂正するのが面倒になったので黙って微笑み返す。
女性とリースさんが座り、漸く落ち着いて話せるようになる。
「改めまして、本日は主人に代わり『小鳥の止まり木』の活動を見学をさせていただくことになりましたセナと申します。急な訪問にも関わらず受け入れてくださるだけではなく、このようにもてなしてくださり、ありがとうございます」
座ったまま、今度はやや深めにお辞儀をして挨拶をする。
女性も丁寧なお辞儀と共に挨拶を返してくれる。
「御丁寧にありがとう。私はディアドラというの。『小鳥の止まり木』さんのお手伝いをさせていただいているわ。と言っても大したことはしていないけれど」
「そんなことありませんよ! ディアドラさんの家に来たいという方は多いですし、バイロンさんの家も此方も、利用される方は殆ど自立して一人で生活出来るくらい立派になるんですから! もっと胸を張ってください!!」
「あらまあ、そう言ってもらえると嬉しいわ」
照れた風に頬に手を当てて笑うディアドラさんは嬉しそうだ。
手作りだと勧められて食べたクッキーはドライフルーツが使われおり、ほんのり甘く、少し硬めに焼かれている。聞いてみると週に一度利用者達と一緒に沢山作っておいて、それをお茶の時間に食べたり、こうして来客時に出したりするそうだ。
バイロンさんの所でも同じだったが、各自で用意となると全員が厨房に押しかけることになってしまうのと、長い浮浪者生活でまともに料理の出来ない人もいるということで、どうやらシェアハウス系の家では料理も支援の一環らしい。基本的に朝夕の食事はディアドラさんが作るものの、料理を覚えたい人がいれば食事作りに参加してもらうという。
洗濯や自室の掃除なども曜日を決めて全員で行うことで自活を促しているようだ。
自力である程度出来る人はアパートで暮らす形になるとのこと。
ただし家賃を三ヶ月滞納したらその時点でそこよりも家賃の安い所へ移動しなければならず、家賃が低ければ住む場所の質もどうしたって落ちてしまう。
大体の人はそれが嫌で真面目に働き、生活し、やがて自立出来る。
……人間って一度良い環境に慣れちゃうと質を落とすのは難しいんだよなあ。
「庭の雑草を抜いたり、お花の手入れを手伝ってもらったりすることもあって、私の方が実はお世話になってるのよ。見ての通り年寄りが一人だから何かと困ってねえ。皆さんのお蔭でとても助かっているの」
バイロンさんのところも、ディアドラさんのところも、ただ支援するだけじゃなく自分から関わって一緒に生活するっていうのが大切なのかもしれない。
浮浪者だった人達がいきなり社会に出ても馴染むには時間がかかるだろう。
まずは生活面からそれを正していくのは非常に良いと思う。
伯爵が気になるからと調べに来たが、こういう団体であれば是非支援してもらいたい。
そうして一時間ほど話を聞き、家の中を案内してもらい、最後に手土産のクッキーまで渡されてリースさんと共にディアドラさんの家を後にした。
ガタゴトと馬車の中で揺られながらリースさんに問われる。
「バイロンさんとディアドラさんのお宅に伺いましたが、いかがでしたか?」
手に持ったクッキー入りの紙袋を見て、わたしは素直な感想を口にした。
「どちらも素晴らしいと思いました。団体を利用されている方々はまず暮らしから改善し、規則正しい生活と寝食の安定を図り、同時に人と接したり社会に馴染んだりするための環境を整え、慣れさせる。多少時間はかかりますが仕事と生活を両立していく術を覚えるのには非常に最適な場所でしょう」
「ええ! まさにそうなんです! うちに来られる方は集団での生活や人との接し方が分からない方もいらっしゃるので、少人数の集団行動から慣れていただくために同居してもらっているんです。住む場所と働き口があり、きちんと生活出来れば盗みや物乞いを行う必はなくなるため、結果的に街の治安も良くなるという点でも我が『小鳥の止まり木』はお役に立てているかと」
余程嬉しかったのかリースさんが前のめり気味な恰好で何度も頷く。
盗みや物乞いが減るのは確かに街にとっても良い。
まあ、それでもなかなか浮浪者がいなくならないという点は何とも言えないが。
どこの世界でも、どこの国でも、貧富の格差はあるのだろう。
「それで、次はどのような場所へ?」
リースさんの話が長くなりそうだと感じて次の行き先を聞くと、若干眉を下げて残念な顔をしたものの、すぐに気を取り直して目的地について教えてくれた。
「次は私達が紹介している仕事を見学していただこうかと思っております。一つ目は粉挽き、二つ目は洗濯屋、三つ目は水売りです」
「どの職業も比較的安定したものですね」
「はい。難しい仕事は出来ない方も多いので、どれも単純作業でそれなりに日給の良い仕事です。ただそういった仕事は肉体労働にどうしても傾いてしまいますが。それから洗濯屋は少々技術を覚える必要があり、仕事柄女性にだけ紹介しています」
「ああ、染みの抜き方や洗う物によって使う道具が異なりますからね」
伯爵家で働くランドリーメイド達が何時も色々な材質のブラシや布、何かの粉など沢山の道具を使って洗濯をしているのを思い出す。時には人の尿を使うことだってある。
洗濯は女性が行うものという意識が根強いらしく、主人の衣類は別だが、リネン類や使用人の衣類といったものは彼女達が曜日を決めて毎日一生懸命洗うのだ。
粉挽きは名前の通り、麦類を挽いて粉にする仕事だ。挽いたものは様々なパンになるし、ポリッジやグリュエルにもなる。主食のパンは毎日消費されるから仕事を失うこともそうないだろう。常に人手不足な職だと以前聞いたことがあった。
水売りは実際には水を持ち歩いて売るわけではない。それぞれの家の庭や地区にある井戸から水甕まで、水を担いで運ぶ仕事のことを示す。例えばアパートなどで一階に住む人は良いが、二階三階となると毎日運ぶのは重労働だ。その労働を代わりにこなして金を稼ぐのが水売りの仕事である。
どの仕事も内容は違えど肉体的にはかなりキツい。
洗濯は洗濯機なんてないから全て手洗いだし、粉挽きは臼を一日中回すし、水売りは何度も井戸と水瓶を往復しなければならない。必要とされるがやりたがる人のいない仕事達だ。
目的地が近いのか馬車の揺れる感覚が次第に広がっていく。
「此方は前以って連絡を入れてありますので、案内の方がついてくださいます。他の二箇所は申し訳ありませんが案内は手配出来ませんでした……」
「洗濯も水売りも動き回る仕事ですから案内がなくとも気にしませんよ」
「ありがとうございます」
すまなさそうに言うリースさんに大丈夫だと頷き返す。
そうして馬車の揺れが最後に少し大きくあり、外から御者の到着を告げる声がした。
開いた扉から降りて、次に降りるリースさんに手を貸す。
到着した粉挽屋は石造りの頑丈そうでやや他よりも大きな建物だった。外観は武骨さを感じさせ、住居という雰囲気はなく、恐らく元々は倉庫か何かだった場所を改築して利用しているのだろう。
リースさんが分厚い扉についたシンプルなノッカーを叩くと僅かな隙間が出来た。
「ああ、アンタか。思ったより遅かったな」
内側から顔を覗かせた男性がリースさんを見てきちんと扉を開ける。
ダークブラウンの短髪にくすんだグリーンの瞳で、体格が良く、鋭い目付きの強面な男性だ。
けれどリースさんは臆した風もなく男性を見返した。
「ごめんなさい、バイロンさんとディアドラさんのお宅に先に伺っていたので」
「なるほどな。……で? アンタが見学したいって奴か?」
「はい、セナと申します。忙しい中、お手数おかけしてしまい、すみません」
向けられた無遠慮な視線に頷き返す。
頭の天辺から爪先までわたしを見て、男性は小さく鼻をフンッと鳴らした。
「俺ぁベンジャミンだ。まあ、バイロンの爺(じじい)やディアドラの婆(ばあ)さんとこに比べたら綺麗じゃねぇけど、それでも良けりゃあ見てけよ」
リースさんに頷き、ベンジャミンさんはわたしの方を向いて顎で中へ入るよう促した。
それに「もう! もっと丁寧にしてください!」とリースさんが抗議していたが「へいへい」とやる気のなさそうな返事をして背を向ける。
開いたままの扉を潜ると前方から「ああ、鍵閉めといてくれ」と言われて扉の内側にある小さな閂の横木をスライドさせて鍵をかけた。
「常に鍵をかけているのですか?」
わたしがそう問うと男性が歩きながら答える。
「そうさ。しっかり鍵かけとかねぇと泥棒に入られちまう。昼間でも一度盗まれたが入ったことがあってよ、人が出入りする時以外は鍵かけとく決まりなんだ」
「挽く前の麦も、挽いた後の粉も、欲しがる人間は多いでしょうね」
「そういうこった。話が早くて助かるぜ」
笑いの含んだ声だが嘲るような響きはなく、純粋にそう思っているらしい。
石造りの廊下を進んでベンジャミンさんは分厚い木製の扉を一つ指差した。
「そこの先が麦の貯蔵室だ。悪ぃが麦の出し入れがない限り、中までは見せてやれねぇ」
木製のその扉には複数の鍵が取り付けられている。
「構いません。外の人間に鍵の場所や形を覚えられる心配がありますからね。それにこっそりくすねられる可能性もないとは言えません。防犯をしっかりしておくのは良いことです」
「アンタ本当に物分かりがいいな。貴族の使用人ってのは皆そうなのか?」
「さあ、どうでしょう? わたしに仕事を教えてくださる方によく『主人に一を言われて一しか理解出来ないようでは従者は務まらない』と言われておりましたので何かと考える癖がついているのかもしれません」
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