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# The fifth case:Pure insanity.―純粋な狂気―
感情、三つ。
しおりを挟む許可をもらえればこっちのものだ。
未だ話についていけずに戸惑うマイルズさんへ歩み寄る。
出来る限り警戒させないように柔らかさを意識した笑みを浮かべて台を挟んだ向かい側に立ち、身を屈めて、しゃがみ込んでいるマイルズさんに目線を合わせる。
「初めまして、瀬那といいます。アルマン伯爵家で近侍をさせていただいております」
聞き取りやすいようにゆっくり話すと安心したのか少しだけ台から体を起こす。
いや、まあ、全く隠れ切れていなかったんだけどね。
「お、俺はマイルズ=オアだ……」
「マイルズさんとお呼びしても構いませんか?」
「う、うん」
こんな当たり前のやり取りだけれど人の警戒心を解くにはまず自己紹介だ。
面白いことに、人間は名前を呼ばれると相手に親しみを感じる生き物で、名前を何度も呼ぶというのは本能的な承認欲求を刺激し、自己肯定感を得られるので非常に有効かつお手軽な方法なのだ。
しつこいくらいに呼ぶのは問題だが、会話の中で「あなた」と呼ぶところを名前に置き換えるだけで、不思議なくらい相手との距離が縮まることもある。
他にも笑みは重要だ。それが例え愛想笑いであったとしても、笑みを浮かべた人間は他者から好感を持たれやすい。
「このお肉屋さんで働いているのは店長さんとマイルズさんだけですか?」
「そう、そうだよ、十七の時からもう二十年も、や、雇ってもらってる」
「二十年! マイルズさんは勤勉なのですね」
「いや、て、店長がいい人なんだ。俺は肉を捌くくらいしか、で、出来ないから」
照れた様子で頬を指先で掻く姿は人畜無害そのものだった。
「このお店ではどんなお肉を扱っているのでしょうか?」
「色々だよ。と、鳥とか牛とか、猪に鹿やウサギもある。き、君はどの肉が好き?」
「わたしは鶏でしょうか? 脂の少ないサッパリしたお肉が好きです」
「そ、そっか。俺は鹿が好きで、自分で、か、狩りに行くんだ」
「ご自分で? 凄いですね。狩りは趣味ですか?」
一見無意味なこの会話も重ねることで相手の信用が得られるようになる。
相手の言葉を否定せず、質問をしたり、された質問を返したり、必ず相槌を挟む。すると相手は「この人は自分の話をきちんと聞いてくれる」と安心して口が緩んだり親近感が沸いたりする。
全て元の世界で読んだ心理術の怪しげな本に書いてあったことだけど、これが実際に試してみると効果がある。特にこの世界では心理術はあまり認知されていないらしいので、わたしの一挙手一投足にそういった意味があるとは気付くまい。
「う、うん、俺の祖父さんが上手くて、子供の頃から教えてもらったんだ。じ、祖父さんは元兵士で、何時も『人間も動物も同じ生き物だ』って言ってて、いろ、色んな動物の狩りを知ってた」
その言葉にピンと来る。
元兵士の祖父に子供の頃から狩りを教えられたというマイルズさん。
その『人間も動物も同じ生き物だ』という言葉を『狩って食べられる同じ生き物』だと勘違いしているとしたら、動物を狩ることにも人間を狩ることにも罪悪感を覚えないかもしれない。
「……人間も動物も? もしかして、それで人間の肉も?」
「だ、だって動物を狩るよりラクだし、沢山いるから」
「どうやって人間は捕まえるんですか?」
「えっと、お、俺は肉屋の従業員で、余った肉があるから分けるって言うとついて来るんだ。ひん、貧民街のやつは絶対に来るよ」
……なるほど、意外にも合理的だ。
「人間を狩ることに抵抗はないみたいですね」
「う、うん、祖父さんが言ったように、人間も鹿やウサギも同じ生き物だって狩りで思ったんだ。それにお金も欲しかったから。セレスト……俺の奥さんが妊娠してて、娘も一人いるから、さ、先のことを考えたらお金はあるだけいいって」
「そうですね、子供を育てるにはお金がかかるでしょう」
そういうことだと振り返って伯爵達を見遣ると全員苦虫を噛んだような顔をしていた。
マイルズさんは何の悪気もなければ人を殺すことに罪悪感もない。
これが一般人であればどう考えてもおかしいのだが、気になる点がある。
「マイルズさんはお医者様にかかったことはありますか?」
「うん? あ、あるよ。俺、知恵遅れなんだって。母さんが心配して俺を祖父さんのところに預けたけど、こう、こうして働けてるし、結婚も出来て、か、母さんは凄く安心してた」
ああ、やっぱりそうか。
多分、マイルズさんは幼少期を祖父の下で過ごしたんだ。
生き物は皆平等と恐らく祖父は言いたかったのだろうが、マイルズさんへの言い方がマズかった。
狩りの最中かそれに関連する時に口にした言葉を、言葉のままに受け取ってしまったのだ。
人を殺してはいけません、なんてある程度大きくなってから言われる機会は少ない。
勘違いが生まれたまま、それが彼にとっての常識に固定された。
「あー……、悪いがちょいと警察署に一緒に来てくれないか? お前さんはやっちゃいけないことをやっちまったもんで、それについて調べなきゃならねえんだ」
刑事さんも何かが噛み合わないと感じたのか曖昧な態度である。
「え、お、俺何かやっちゃったんですか?」
「ああ、とんでもないことだな」
「そ、そんな、どうしよう……」
刑事さんの返しに途端にオロオロとし出すマイルズさんにわたしも声をかける。
「マイルズさん、とりあえず警察署でお話をした方がいいですよ。このままでは無理やりしょっ引かれてしまいますからね」
「うん……わ、分かった」
マイルズさんが頷くのと同時に店の扉が開き、やや体格の良い男性が入って来る。
その人はどうやらこの肉屋の店長らしく中に大勢いることにギョッと目を丸くした。
一旦店の奥で刑事さんが事情を話し、休みという形を取ってマイルズさんは警察署へ行くこととなった。だが頻《しき》りに奥さんのことを気にしていたので見兼ねた店長が「うちで面倒見るから大丈夫だ」と言い、お蔭でその後は素直に警官に付き添われて店を出て行った。
「妙に後味の悪い事件だな」
疲れた声で呟いた伯爵にわたしと刑事さんは同時に頷いた。
これで伯爵とわたしの仕事は終わり、かな?
人肉を売った人間の特定は出来たので今回の依頼は完了だろう。
* * * * *
「え? わたしに支援要請、ですか?」
それから二日後、伯爵の下へ届いた刑事さんからの手紙には『マイルズ=オアの件で坊主を借りたい』ということが書かれていたらしい。
何でもあの日、暫く拘留すると決まって以降、一切口を利かなくなったそうだ。
これには刑事さん達も手を焼いてしまい、結局あの時にスムーズに会話を出来ていたわたしに白羽の矢が立ったのだろう。
「特別手当をくださるのでしたら構いませんが」
血腥い現場に行けと言われるよりずっとマシだ。
伯爵が問題ないと頷いた。
「仕事だからな、出そう」
「では明日にでも伺います」
「いや、今から行ってやれ。文面からしてこの二日間、全く進展がなかったのだろう」
それは刑事さんも警官の方々もお疲れ様な状態だな。
体の大きな刑事さんが肩を落としてガックリしてるところを想像してみる。
「畏まりました」
それはそれで愉快である。
すぐに事件を投げてくるから、いざという時に対応出来なくなるのだ。
まあ、仕事だからわたしもきっちり給料分は働くが。
「……何故笑っている?」
「いいえ、何でもございません」
伯爵が怪訝そうな顔でこちらを見たが、わたしは笑みを深めるだけだった。
* * * * *
辻馬車を使い警察署へ到着し、中の受付で刑事さんを呼んでもらう。
すると、余程困っていたのかすぐに刑事さんがやって来て、マイルズさんを取り調べている部屋の隣に案内してくれた。隣室なのは現代と同じく被疑者の様子を第三者がこっそり確認するためである。
生憎マジックミラーはないけれど、隣室を暗くして人物画の目の部分が穴になっているため、そこから取調室を覗き見るのだ。音は壁の所々に空いた穴から聞こえる。ただし、こちらの音も聞こえやすいため、会話などをする際は細心の注意が必要だそうだ。
……元締めの部屋にあったあの目を閉じた鹿の剥製って、もしかしてコレと同じような原理で隣室から覗ける仕様になっていたんじゃあ?
そう思ったけど黙っておいた。伯爵は気付いていそうだな。
刑事さんに顎で隣室を覗くよう示されて、明かりの漏れる目の部分に顔を寄せる。
隣室には警官が二人、一人は調書を書き、一人は取り調べをしている。
「人間の肉を売るなんて罪悪感はないのか?」
警官の問いかけにマイルズさんは大きな体を俯けて反応しない。
それは一見、不貞腐れている風に見えるのだが、よくよく観察してみれば俯くマイルズさんの手が机の上で両手を組んで輪を作っている。あの体勢は確か相手に警戒心を持っている状況で行う仕草だ。
というか、そんな高圧的な態度を取られれば誰だって口を噤むだろう。
マイルズさんは自分がしたことの意味をよく理解していない。
まずはそこから理解してもらわないと罪を償わせることも出来やしないのだ。
「あれでは完全に警戒してしまいますよ」
部屋の外に出て刑事さんに言うと、困ったように頭を掻いた。
「だがあれくらい普通だぞ?」
「少しでも自分に罪があると理解している人間に対してなら有効かもしれませんが、マイルズさんはまず『何が悪かったのか』から理解してもらわないといけないのです。刑事さんだって理由も分からずに高圧的な態度を他人から取られたら憤慨するでしょう?」
「そりゃあ、まあ……。じゃあどうやって理解させるんだ?」
「そこはそれ、地道に会話で諭すしかありません」
「本当地味だな」と零されたので「聞き込みと一緒です。地味だけど重要ですよ」と返し、取調室に入る許可をもらい、その扉を刑事さんが叩く。
出て来た警官は刑事さんとわたしという異色の組み合わせに少し目を丸くしたものの、刑事さんが取り調べを交代すると告げればホッとした表情で場所をわたし達へ譲った。調書を書く人は残り、刑事さんは壁に背を預けて立ち、マイルズさんの向かいにある椅子にわたしは腰掛けた。
「こんにちは、マイルズさん」
声をかけるとハッとマイルズさんが顔を上げた。
驚きと、不安と、そして安堵が入り交じっていた。
「セ、セナ君、来てくれたんだ……」
「はい、警官の皆さんは威圧的で、マイルズさんもお話がし難いみたいだと聞いて来てしまいました。場所は移動出来ませんが、わたしとなら話せますか?」
「う、うん、大丈夫」
「警察(ここ)の方々は言葉足らずが多いですからね。マイルズさんも話がよく分からなくて大変だったでしょう? お話は一度休憩してからにしましょうか?」
そう問うとマイルズさんは小さく頷いた。
刑事さんにお願いして温かな飲み物をマイルズさんに出してもらい、一旦他の全員は取調室を出る。
廊下で待ちながらマイルズさんに関する調査書を読んでおく。
三十七歳で既婚、年下の奥さんと数年前に結婚。子供は女の子が一人と妊娠三ヶ月目の子が一人。本人が言っていた通り、知恵遅れに不安を感じた母親が幼少期に王都から遠く離れた田舎へ送り、厳しい祖父母の下で十五歳まで育てられた。父親は不明。十七歳までは幾つかの職業を転々としたが長続きせず、十七歳で現在の肉屋の従業員となる。性格は至って温厚。周囲からは『頭はあまり良くないがお人好し』『世話焼きで困ってる人を放っておけない』など善良な人物である証言ばかりが上がっている。喧嘩沙汰を起こしたこともなく、体は大きいが気のいい男として近所の人々にも好かれているそうだ。母親は二年ほど前に他界し、祖父母も二十五歳の時に相次いで亡くなっている。
……善良だから、悪意がないから罪を犯さないとは限らない。
まあ、でも奥さんや子供がいるのは幸いだ。話を理解してもらいやすい。
とりあえず刑事さんには隣室にいてもらい、取調室に入るのは調書を取る人とわたしの二人だけだ。人数を減らした方がマイルズさんの緊張も和らぐだろう。
扉をノックしてから開ければ、飲み物をほぼ飲み終えたマイルズさんがこちらを見る。
「気分は落ち着きましたか? 飲み物のおかわりも出来ますよ」
「あ、い、いや、大丈夫」
椅子に座ったわたしを真っ直ぐに見つめるマイルズさんの様子は穏やかだ。
まずは一通りの説明をしておこう。
「あちらの方は調書を取る方で、わたし達の会話を記録しています。もし自分が不利になると思ったことは無理に言う必要はありません。でも黙り続けると心証が悪くなるので出来る限り答えられるものは答えていただければと思っています」
「わ、分かった」
「ではまず、どうしてわたし達がマイルズさんを署に連れてきたのか、それまでの経緯を御説明します」
闇市に人肉が出回り、それを購入した男が慌てて警察署へ届け出た話を、そこからわたし達は調査を行い、マイルズさんに行きついたことを簡潔に話した。
マイルズさんは「そ、そうだったのか」と納得した風に相槌を打っていた。
こういった説明を理解出来るのだから、共感させる方向で諭す方が良さそうだ。
頭の中で幾つか諭すために使えそうなものをピックアップする。
「さて、ココまでの話で分からないことはありますか?」
わたしの質問にマイルズさんは「な、ない」としっかり答えた。
「では次に何故マイルズさんがココに連れて来られたのか、お話ししながら一緒に考えましょうか。分からないことや疑問に感じたことは聞いてくださいね」
「あ、ああ」
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