19 / 36
最後のお風呂と3人暮らし
しおりを挟む
グリンダさんも引っ越しの準備があるのだろう。
ひとまずそれぞれの部屋に戻る僕たち。
オリビアさんは不機嫌だ。
「……あの、すみません。やっぱりグリンダさんを住まわせるには断りますか?」
「ん? ここはお前の部屋なんだから私に気を使わなくていいんだ。あの女は嫌いだけどな……」
「そうですか……じゃあとりあえず3人で住んで様子を見ましょうか……?」
「ああ、そうだな。あの女は嫌いだけどな……」
「はは……」
「それにしてもグリンダが住むとなってお前は嬉しいみたいだな」
「え? そ、そうですか?」
「まあたまにベッドでゴソゴソなんかしてるみたいだし、ちょうどよかったのかもしれないな」
「え!!?」
僕は青ざめる。
(なんで知ってるんだ!? これが調査団の調査力なのか!?)
「違いますよ! そんなんでグリンダさんを住まわせるんじゃないですよ! デーモンを倒すにグリンダさんの力も必要だと思って……」
「……そうか。たしかにそうだな。あの女はバカだが魔法に関しては超一流だ」
犬猿の仲のオリビアさんにここまで言わせるなんて。グリンダさんの力って?
「私はもっとレベルを上げないとダメだ。今のままではデーモンはおろかその辺のダンジョンも1人じゃ厳しい。こんなんじゃ戦士団にも入れずいつまでも調査団だよ……」
「オリビアさん……」
誰よりも優しい正義感を持っているのに……悔しいだろうな。
「そうだ、1つお願いがあるんだ」
「なんですか? 特訓ですか? 付き合いますよ」
「いや、特訓もなんだが……私に剣を作ってくれないか?」
「剣!? そういえば黒の瞳のダンジョンで折れちゃいましたね」
「ああ、あの剣は調査団の支給品でそれほど良い剣ってわけじゃないんだけどな」
剣か……錬成魔法で作れないこともないのかな?
「分かりました。錬成魔法をもう少し勉強してみますね。出来るだけ良い剣を作れように」
「ああ、頼むよ。しかし剣がないと特訓もできないな」
「あ、だったらこの部屋に訓練場に武器が揃ってますから使ってください」
◇
「お、なかなか良い品揃えだな」
剣や槍、弓など一通り揃っている。さすが王宮の豪華客室だ。
「オリビアさんは剣以外も使えるんですか?」
「んー、だいたいの武器の訓練はしてたけど、剣が1番しっくりきたな……お! 鞭なんかもあるのか!」
武器庫から鞭を取り出し振り回すオリビアさん。
「鞭も悪くない腕前なんだぞ? 剣が出来るまでは久しぶりに鞭でも練習するかな?」
地面に鞭を叩きつけるオリビアさん。
……なんだろう? この妙に興奮する気持ちは?
◇
「今日はもう遅い。寝るとするか。明日にはあのうるさい女も来るんだろうし……」
「はは、先にお風呂どうぞ」
「先に入っていいぞ」
「そうですか? じゃあお先に……」
僕はシャワーを浴びる。
今日も大変な1日だった。
黒の瞳を倒し、ディランを捕まえてカノン様の目を治した。
……ああ、婚約もしたんだっけか……
ディランがデーモンの情報を吐くとは思えない。明日からも特訓しないとな。
『コンコン』
「ん?」
風呂場のドアがノックされる。オリビアさんか? いや、あの人はノックなんかしないか。
ドアが開く。
「ペルーサ……向こうを向いててくれ……」
「オリビアさん? え?裸?」
「……壁に手をつけて振り向くな……」
僕は犯罪者か!? どうしたのだろう? 前はノックなんかせず遠慮なくガンガン入って来たのに?
「どうしたんですか?」
僕は言われたとおり壁に手をつき、壁を向きながら話す。
「いや……その、明日からグリンダが来るからな……最後の2人だけの日だし……」
「え?」
オリビアさんはドアも締めないまま話し続ける。
「その……今日も助けてもらったし今までのお礼というか……」
「え!?」
「恥ずかしいものだな……前は気にもしていなかったのに。お前がスケベなことに興味ある年頃と知ってからはこちらも意識してしまってな……」
「オリビアさん……」
以前は裸なんて気にもしていなかったオリビアさん。最近はすっかりマークされてこんな展開予想していなかった……
「いいぞ、ペルーサ! こっちを向け……!」
「オリビアさん……」
(勇気を出してここまでやってくれたオリビアさんの気持ちを無駄にするのは失礼だ! うん! そうだ!)
自分に言い聞かせる。
「いいんですね……」
オリビアさんとの2人の日々が今日で終わる。少し寂しさもある。今日のことは忘れません! 意を決して振り返ろうとする。
その時、
『ガチャガチャ』
「!?」
「お邪魔しまーす!」
「え? グリンダさん!?」
「荷物まとめ終わったから早く来ちゃっ――え……?」
突然、部屋に入り凍りつくグリンダさん。
目の前には、壁に手を突く僕の背後から忍び寄る裸のオリビアさん。――そして、床に転がる鞭……
「グリンダ……いや、違うんだ! これは……」
「きゃーー!変態!」
「違う! たまたま風呂に入ろうと……」
「オリビア……あんたホントに変態ショタコンだったのね……」
「ちがーーう!!」
「ペルーサ君! 逃げて! この女は変態よ!!」
オリビアさんを突き飛ばし、僕に駆け寄るグリンダさん。
「出ていけ! 変態SM女! 私の師匠に何をしているの!」
オリビアさんに杖を向けるグリンダさん。
「違う……ホントに……違う…」
泣きそうになりながら全裸で床に横たわるオリビアさん……彼女のこんな弱々しい姿は見たことがあっただろうか……
15歳にして僕は初めて冤罪にかけられる者の悲痛な表情を知った。
「グリンダさん。ほんとに違うんです!」
「怖かったわね。ペルーサ君! もう大丈夫よ!」
グリンダさんはとんでもない。誤解をしているようだ……
3人暮らしは初日からとんでもない幕開けになった。
ひとまずそれぞれの部屋に戻る僕たち。
オリビアさんは不機嫌だ。
「……あの、すみません。やっぱりグリンダさんを住まわせるには断りますか?」
「ん? ここはお前の部屋なんだから私に気を使わなくていいんだ。あの女は嫌いだけどな……」
「そうですか……じゃあとりあえず3人で住んで様子を見ましょうか……?」
「ああ、そうだな。あの女は嫌いだけどな……」
「はは……」
「それにしてもグリンダが住むとなってお前は嬉しいみたいだな」
「え? そ、そうですか?」
「まあたまにベッドでゴソゴソなんかしてるみたいだし、ちょうどよかったのかもしれないな」
「え!!?」
僕は青ざめる。
(なんで知ってるんだ!? これが調査団の調査力なのか!?)
「違いますよ! そんなんでグリンダさんを住まわせるんじゃないですよ! デーモンを倒すにグリンダさんの力も必要だと思って……」
「……そうか。たしかにそうだな。あの女はバカだが魔法に関しては超一流だ」
犬猿の仲のオリビアさんにここまで言わせるなんて。グリンダさんの力って?
「私はもっとレベルを上げないとダメだ。今のままではデーモンはおろかその辺のダンジョンも1人じゃ厳しい。こんなんじゃ戦士団にも入れずいつまでも調査団だよ……」
「オリビアさん……」
誰よりも優しい正義感を持っているのに……悔しいだろうな。
「そうだ、1つお願いがあるんだ」
「なんですか? 特訓ですか? 付き合いますよ」
「いや、特訓もなんだが……私に剣を作ってくれないか?」
「剣!? そういえば黒の瞳のダンジョンで折れちゃいましたね」
「ああ、あの剣は調査団の支給品でそれほど良い剣ってわけじゃないんだけどな」
剣か……錬成魔法で作れないこともないのかな?
「分かりました。錬成魔法をもう少し勉強してみますね。出来るだけ良い剣を作れように」
「ああ、頼むよ。しかし剣がないと特訓もできないな」
「あ、だったらこの部屋に訓練場に武器が揃ってますから使ってください」
◇
「お、なかなか良い品揃えだな」
剣や槍、弓など一通り揃っている。さすが王宮の豪華客室だ。
「オリビアさんは剣以外も使えるんですか?」
「んー、だいたいの武器の訓練はしてたけど、剣が1番しっくりきたな……お! 鞭なんかもあるのか!」
武器庫から鞭を取り出し振り回すオリビアさん。
「鞭も悪くない腕前なんだぞ? 剣が出来るまでは久しぶりに鞭でも練習するかな?」
地面に鞭を叩きつけるオリビアさん。
……なんだろう? この妙に興奮する気持ちは?
◇
「今日はもう遅い。寝るとするか。明日にはあのうるさい女も来るんだろうし……」
「はは、先にお風呂どうぞ」
「先に入っていいぞ」
「そうですか? じゃあお先に……」
僕はシャワーを浴びる。
今日も大変な1日だった。
黒の瞳を倒し、ディランを捕まえてカノン様の目を治した。
……ああ、婚約もしたんだっけか……
ディランがデーモンの情報を吐くとは思えない。明日からも特訓しないとな。
『コンコン』
「ん?」
風呂場のドアがノックされる。オリビアさんか? いや、あの人はノックなんかしないか。
ドアが開く。
「ペルーサ……向こうを向いててくれ……」
「オリビアさん? え?裸?」
「……壁に手をつけて振り向くな……」
僕は犯罪者か!? どうしたのだろう? 前はノックなんかせず遠慮なくガンガン入って来たのに?
「どうしたんですか?」
僕は言われたとおり壁に手をつき、壁を向きながら話す。
「いや……その、明日からグリンダが来るからな……最後の2人だけの日だし……」
「え?」
オリビアさんはドアも締めないまま話し続ける。
「その……今日も助けてもらったし今までのお礼というか……」
「え!?」
「恥ずかしいものだな……前は気にもしていなかったのに。お前がスケベなことに興味ある年頃と知ってからはこちらも意識してしまってな……」
「オリビアさん……」
以前は裸なんて気にもしていなかったオリビアさん。最近はすっかりマークされてこんな展開予想していなかった……
「いいぞ、ペルーサ! こっちを向け……!」
「オリビアさん……」
(勇気を出してここまでやってくれたオリビアさんの気持ちを無駄にするのは失礼だ! うん! そうだ!)
自分に言い聞かせる。
「いいんですね……」
オリビアさんとの2人の日々が今日で終わる。少し寂しさもある。今日のことは忘れません! 意を決して振り返ろうとする。
その時、
『ガチャガチャ』
「!?」
「お邪魔しまーす!」
「え? グリンダさん!?」
「荷物まとめ終わったから早く来ちゃっ――え……?」
突然、部屋に入り凍りつくグリンダさん。
目の前には、壁に手を突く僕の背後から忍び寄る裸のオリビアさん。――そして、床に転がる鞭……
「グリンダ……いや、違うんだ! これは……」
「きゃーー!変態!」
「違う! たまたま風呂に入ろうと……」
「オリビア……あんたホントに変態ショタコンだったのね……」
「ちがーーう!!」
「ペルーサ君! 逃げて! この女は変態よ!!」
オリビアさんを突き飛ばし、僕に駆け寄るグリンダさん。
「出ていけ! 変態SM女! 私の師匠に何をしているの!」
オリビアさんに杖を向けるグリンダさん。
「違う……ホントに……違う…」
泣きそうになりながら全裸で床に横たわるオリビアさん……彼女のこんな弱々しい姿は見たことがあっただろうか……
15歳にして僕は初めて冤罪にかけられる者の悲痛な表情を知った。
「グリンダさん。ほんとに違うんです!」
「怖かったわね。ペルーサ君! もう大丈夫よ!」
グリンダさんはとんでもない。誤解をしているようだ……
3人暮らしは初日からとんでもない幕開けになった。
10
お気に入りに追加
798
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
無能はいらないと追放された俺、配信始めました。神の使徒に覚醒し最強になったのでダンジョン配信で超人気配信者に!王女様も信者になってるようです
やのもと しん
ファンタジー
「カイリ、今日からもう来なくていいから」
ある日突然パーティーから追放された俺――カイリは途方に暮れていた。日本から異世界に転移させられて一年。追放された回数はもう五回になる。
あてもなく歩いていると、追放してきたパーティーのメンバーだった女の子、アリシアが付いて行きたいと申し出てきた。
元々パーティーに不満を持っていたアリシアと共に宿に泊まるも、積極的に誘惑してきて……
更に宿から出ると姿を隠した少女と出会い、その子も一緒に行動することに。元王女様で今は国に追われる身になった、ナナを助けようとカイリ達は追手から逃げる。
追いつめられたところでカイリの中にある「神の使徒」の力が覚醒――無能力から世界最強に!
「――わたし、あなたに運命を感じました!」
ナナが再び王女の座に返り咲くため、カイリは冒険者として名を上げる。「厄災」と呼ばれる魔物も、王国の兵士も、カイリを追放したパーティーも全員相手になりません
※他サイトでも投稿しています
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
最弱テイマーの成り上がり~役立たずテイマーは実は神獣を従える【神獣使い】でした。今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティーに所属するテイマーのカイトは使えない役立たずだからと追放される。
さらにパーティーの汚点として高難易度ダンジョンに転移され、魔物にカイトを始末させようとする。
魔物に襲われ絶体絶命のピンチをむかえたカイトは、秘められた【神獣使い】の力を覚醒させる。
神に匹敵する力を持つ神獣と契約することでスキルをゲット。さらにフェンリルと契約し、最強となる。
その一方で、パーティーメンバーたちは、カイトを追放したことで没落の道を歩むことになるのであった。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
転生賢者の異世界無双〜勇者じゃないと追放されましたが、世界最強の賢者でした〜
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人は異世界へと召喚される。勇者としてこの国を救ってほしいと頼まれるが、直人の職業は賢者であったため、一方的に追放されてしまう。
だが、王は知らなかった。賢者は勇者をも超える世界最強の職業であることを、自分の力に気づいた直人はその力を使って自由気ままに生きるのであった。
一方、王は直人が最強だと知って、戻ってくるように土下座して懇願するが、全ては手遅れであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる