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「さあ! じゃあさっそく、レベル上げをはじめましょう!」
「お願いします! ガイド先生!」
ガイド先生の授業が始まった。
「まずレベルが上がる仕組みを説明しますね」
ガイドはレベルアップの方法を話してくれた。
やはりレベル上げには経験値をためる必要がある。
しかし、ガムシャラに経験値を積むだけではレベルは上がらない。ということだ。
「経験値をためるだけじゃダメ?」
「そうです! 例えば今のキモオタ君がレベルアップに必要なのは……」
ガイドが僕の顔をのぞき込む。
「スライム10体、ゴブリン5体の順番で倒せばレベル1にアップです!」
「……え? そんなことで!?」
あっけにとられる僕。
「はい!」
「たったそれだけでレベルアップ……?」
「はい! この世界の人は自分のレベルアップの方法が分からないみたいですが、レベルアップは簡単なんですよ」
世界中の冒険者が夢見るレベルアップ。それがこんな簡単だったなんて……
僕ももっと早く知れていれば……
「そうなのか……たまにレベルアップする冒険者がいるのは、奇跡的に条件の順番でモンスターを倒したからだったんだね」
「まあ、高レベルになるともっと難しい条件になったりしますけどね。人間界にはいないような強いモンスターを倒す必要があったりします」
高レベルになればなるほど強いモンスターの経験値が必要なのか。
そのあたりはロールプレイングゲームみたいなもんかな。
「なるほど……とりあえず低レベルの僕はそのモンスターを順に倒せばレベルアップか」
「そうです! 私もサポートしますので頑張りましょう!」
優しいなガイドは……僕がレベルアップか! 夢のようだ。
「よし! さっそくダンジョンへ行……」
僕は大切なことを思い出す。
「……どうしました?」
ガイドが不思議そうに聞く。
「……たしか、ダンジョンに入るには冒険者の登録をしたり、討伐の申請が必要だった気が……」
「……そうなんですか……めんどくさいですね」
「ああ……この世界は手続きが多いんだ……」
やっとレベルを上げられると思った矢先にこれか……時間もないっていうのに……
「あの……アスカさんに頼めば何とかなりませんかね?」
ガイドが素晴らしいアイデアを出してくれた。
「それだ!」
アスカさんは最強ギルド竜の牙のメンバーで政府とも繋がっている。
きっと僕がダンジョンに行く手続きなんかの面倒も見てくれるはずだ。
僕はアスカさんへ電話する。
憧れのアスカさんに電話をできる関係になるなんて……緊張するな。
「も、もしもし……」
『お、木本君か。どうした?』
「実は……お願いがありまして……」
僕はアスカさんにダンジョンへ行きたいと伝えた。
『なるほど……レベルアップにそんな秘密があったのか……』
「はい。それですぐにでもダンジョンへ行きたいのですが……」
『わかった。私の方ですぐに手続きしておくよ。
本来、登録に数日かかるものだがなんとかなるだろう』
よかった! さすがアスカさんだ!
「ありがとうございます! さっそくこれからダンジョンへ行ってみます!」
『気をつけてくれよ? くれぐれも無理をしないように』
「大丈夫ですよ。ガイドもついてきてくれますし」
『……あいつが心配なんだけどな……』
「ははは……」
「ん? なんか私の悪口言ってませんか?」
妖精は耳がいいようだ。
「お願いします! ガイド先生!」
ガイド先生の授業が始まった。
「まずレベルが上がる仕組みを説明しますね」
ガイドはレベルアップの方法を話してくれた。
やはりレベル上げには経験値をためる必要がある。
しかし、ガムシャラに経験値を積むだけではレベルは上がらない。ということだ。
「経験値をためるだけじゃダメ?」
「そうです! 例えば今のキモオタ君がレベルアップに必要なのは……」
ガイドが僕の顔をのぞき込む。
「スライム10体、ゴブリン5体の順番で倒せばレベル1にアップです!」
「……え? そんなことで!?」
あっけにとられる僕。
「はい!」
「たったそれだけでレベルアップ……?」
「はい! この世界の人は自分のレベルアップの方法が分からないみたいですが、レベルアップは簡単なんですよ」
世界中の冒険者が夢見るレベルアップ。それがこんな簡単だったなんて……
僕ももっと早く知れていれば……
「そうなのか……たまにレベルアップする冒険者がいるのは、奇跡的に条件の順番でモンスターを倒したからだったんだね」
「まあ、高レベルになるともっと難しい条件になったりしますけどね。人間界にはいないような強いモンスターを倒す必要があったりします」
高レベルになればなるほど強いモンスターの経験値が必要なのか。
そのあたりはロールプレイングゲームみたいなもんかな。
「なるほど……とりあえず低レベルの僕はそのモンスターを順に倒せばレベルアップか」
「そうです! 私もサポートしますので頑張りましょう!」
優しいなガイドは……僕がレベルアップか! 夢のようだ。
「よし! さっそくダンジョンへ行……」
僕は大切なことを思い出す。
「……どうしました?」
ガイドが不思議そうに聞く。
「……たしか、ダンジョンに入るには冒険者の登録をしたり、討伐の申請が必要だった気が……」
「……そうなんですか……めんどくさいですね」
「ああ……この世界は手続きが多いんだ……」
やっとレベルを上げられると思った矢先にこれか……時間もないっていうのに……
「あの……アスカさんに頼めば何とかなりませんかね?」
ガイドが素晴らしいアイデアを出してくれた。
「それだ!」
アスカさんは最強ギルド竜の牙のメンバーで政府とも繋がっている。
きっと僕がダンジョンに行く手続きなんかの面倒も見てくれるはずだ。
僕はアスカさんへ電話する。
憧れのアスカさんに電話をできる関係になるなんて……緊張するな。
「も、もしもし……」
『お、木本君か。どうした?』
「実は……お願いがありまして……」
僕はアスカさんにダンジョンへ行きたいと伝えた。
『なるほど……レベルアップにそんな秘密があったのか……』
「はい。それですぐにでもダンジョンへ行きたいのですが……」
『わかった。私の方ですぐに手続きしておくよ。
本来、登録に数日かかるものだがなんとかなるだろう』
よかった! さすがアスカさんだ!
「ありがとうございます! さっそくこれからダンジョンへ行ってみます!」
『気をつけてくれよ? くれぐれも無理をしないように』
「大丈夫ですよ。ガイドもついてきてくれますし」
『……あいつが心配なんだけどな……』
「ははは……」
「ん? なんか私の悪口言ってませんか?」
妖精は耳がいいようだ。
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