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魔族は無尽蔵の魔力で魔法を放ち続ける。
花子は魔法の壁を作り防ぐ。
「うぅ……とんでもない魔力ね……」
「くっ……やばいですね。花子姉さん、いつまでも守ってばかりもいられませんわ」
まどかは魔族の魔法をくぐり抜け、魔族に斬りかかる。
『ふ、なかなかのスピードだ! 人間の女がここまでできるとは驚いたぞ』
しかし、魔族は氷の盾を瞬時に作り出し、まどかの剣を防ぐ。
「く……仕方ないですわ! やるしかありませんね!」
まどかは左手で腰に装備してあるもう1本の剣を抜く。
『む? 二刀流?』
「はぁっ!」
まどかは右手に『エクスカリバー』、左手に『雷神の剣』を持つ。
2本の剣で魔族に襲いかかる。まどかの高速攻撃に魔族の防御は追いつかない。
『くそっ! ガキがぁ!』
魔族はまどかに向け手を広げる。魔法を放とうとする魔族の背中に花子はすかさず風の刃で攻撃する。
花子の2つ目のレア度★★★★★のアイテム『風神のピアス』の風魔法は魔族にも十分に通用する。
『ぐわぁ……貴様ら……調子に乗るなぁ!』
魔族の体から衝撃波が放たれる。
2人を吹き飛ばし、城内の壁や床がきしむほどの衝撃だ。
『はぁはぁ……俺を怒らせたな!』
魔族は激怒する。元々の青い肌が怒りのあまり赤く色を変える。
「あ、赤!? よくわかんないけど……やばそうね……」
「はい……本気モードってことなんでしょうか……」
2人に緊張感が走る。
怒り狂う魔族の魔法を必死に防ぐ花子。
「ぐぅ……さっきまでとはパワーが段違いだわ!」
『人間ごときが調子に乗りやがって! 死ねぇ!』
魔族は攻撃の手を緩めない。城ごと破壊する勢いで魔法を撃ち続ける。
「花子姉さん! 私が行きますわ。サポートお願いします」
まどかは2本の剣を握りしめる。
「まどかちゃん! 危ないわ……」
「大丈夫ですわ! だって、花子姉さんが守ってくれるんですから」
まどかは爆風が立ち込める中、魔族に向かって『大天使の羽』を羽ばたかせ飛び出す。
『ふ! 魔法使いを相手に剣士に何ができる! くらえっ!』
まどかに向けて巨大な魔法を放つ。
しかし、まどかの後ろから飛んでくる、花子の炎の球が魔族の魔法とぶつかりかき消す。
「まどかちゃん! 魔法は任せて!」
「ふふ、さすが花子姉さんですわ……」
花子のサポートを受け、煙の中からまどかは2本の剣を魔族に斬りかかる。
『クソッ! くらえぇっ!』
魔族は両手をまどかに向ける。今の魔族に余裕はなかった。フルパワーの魔力でまどかに向け魔法を放つ。
城内の温度が上昇するほどの爆炎だ。
「ま、まどかちゃん……!」
『ゴゴゴ……』
魔族の炎はまどかを完全に飲み込んだ。
『はぁはぁ……ふはは! 人間が俺に勝てるわけないだろ! 次は貴様だ、魔法使い!』
まどかを完全に焼き払い、1人立つ魔族は花子を睨み付ける。
「まどかちゃん……」
絶望的な状況。しかし、その時
「……やっぱりまどかちゃんは……天才ね」
花子は笑った。
魔族の頭上から降下するまどかの姿。
指にはめた『分身の指輪』が光輝いている。
『な、なにぃ!? 確かにお前は炎に飲まれたはずだ!!』
「馬鹿ですわね! あなたが燃やしたのは、私の分身よ!」
『く、くそぉ……』
頭上からのまどかの剣を防ごうとする魔族。
花子はこの隙を見逃さない。
まどかの攻撃に集中している魔族に炎を放つ。
『ぐわぁぁあ!』
魔族は『炎帝のブレスレット』の炎に包まれる。
「これで……終わりですわ!」
燃え盛りる相手にまどかは2本の剣を振る。
魔族は粉々に切り刻まれ消滅した。
「はぁはぁ……もう動けないわ……」
魔力を使い果たし、倒れ込む花子。
「や、やりましたね……花子姉さん……」
まどかも満身創痍だ。
「ふふ……まどかちゃん燃えた時は終わったと思ったわよ……あとは……アキラさんね」
「はい! アキラちゃんねるさんならやってくれるはずですわ!」
花子とまどかは最強魔族に勝利した。
花子は魔法の壁を作り防ぐ。
「うぅ……とんでもない魔力ね……」
「くっ……やばいですね。花子姉さん、いつまでも守ってばかりもいられませんわ」
まどかは魔族の魔法をくぐり抜け、魔族に斬りかかる。
『ふ、なかなかのスピードだ! 人間の女がここまでできるとは驚いたぞ』
しかし、魔族は氷の盾を瞬時に作り出し、まどかの剣を防ぐ。
「く……仕方ないですわ! やるしかありませんね!」
まどかは左手で腰に装備してあるもう1本の剣を抜く。
『む? 二刀流?』
「はぁっ!」
まどかは右手に『エクスカリバー』、左手に『雷神の剣』を持つ。
2本の剣で魔族に襲いかかる。まどかの高速攻撃に魔族の防御は追いつかない。
『くそっ! ガキがぁ!』
魔族はまどかに向け手を広げる。魔法を放とうとする魔族の背中に花子はすかさず風の刃で攻撃する。
花子の2つ目のレア度★★★★★のアイテム『風神のピアス』の風魔法は魔族にも十分に通用する。
『ぐわぁ……貴様ら……調子に乗るなぁ!』
魔族の体から衝撃波が放たれる。
2人を吹き飛ばし、城内の壁や床がきしむほどの衝撃だ。
『はぁはぁ……俺を怒らせたな!』
魔族は激怒する。元々の青い肌が怒りのあまり赤く色を変える。
「あ、赤!? よくわかんないけど……やばそうね……」
「はい……本気モードってことなんでしょうか……」
2人に緊張感が走る。
怒り狂う魔族の魔法を必死に防ぐ花子。
「ぐぅ……さっきまでとはパワーが段違いだわ!」
『人間ごときが調子に乗りやがって! 死ねぇ!』
魔族は攻撃の手を緩めない。城ごと破壊する勢いで魔法を撃ち続ける。
「花子姉さん! 私が行きますわ。サポートお願いします」
まどかは2本の剣を握りしめる。
「まどかちゃん! 危ないわ……」
「大丈夫ですわ! だって、花子姉さんが守ってくれるんですから」
まどかは爆風が立ち込める中、魔族に向かって『大天使の羽』を羽ばたかせ飛び出す。
『ふ! 魔法使いを相手に剣士に何ができる! くらえっ!』
まどかに向けて巨大な魔法を放つ。
しかし、まどかの後ろから飛んでくる、花子の炎の球が魔族の魔法とぶつかりかき消す。
「まどかちゃん! 魔法は任せて!」
「ふふ、さすが花子姉さんですわ……」
花子のサポートを受け、煙の中からまどかは2本の剣を魔族に斬りかかる。
『クソッ! くらえぇっ!』
魔族は両手をまどかに向ける。今の魔族に余裕はなかった。フルパワーの魔力でまどかに向け魔法を放つ。
城内の温度が上昇するほどの爆炎だ。
「ま、まどかちゃん……!」
『ゴゴゴ……』
魔族の炎はまどかを完全に飲み込んだ。
『はぁはぁ……ふはは! 人間が俺に勝てるわけないだろ! 次は貴様だ、魔法使い!』
まどかを完全に焼き払い、1人立つ魔族は花子を睨み付ける。
「まどかちゃん……」
絶望的な状況。しかし、その時
「……やっぱりまどかちゃんは……天才ね」
花子は笑った。
魔族の頭上から降下するまどかの姿。
指にはめた『分身の指輪』が光輝いている。
『な、なにぃ!? 確かにお前は炎に飲まれたはずだ!!』
「馬鹿ですわね! あなたが燃やしたのは、私の分身よ!」
『く、くそぉ……』
頭上からのまどかの剣を防ごうとする魔族。
花子はこの隙を見逃さない。
まどかの攻撃に集中している魔族に炎を放つ。
『ぐわぁぁあ!』
魔族は『炎帝のブレスレット』の炎に包まれる。
「これで……終わりですわ!」
燃え盛りる相手にまどかは2本の剣を振る。
魔族は粉々に切り刻まれ消滅した。
「はぁはぁ……もう動けないわ……」
魔力を使い果たし、倒れ込む花子。
「や、やりましたね……花子姉さん……」
まどかも満身創痍だ。
「ふふ……まどかちゃん燃えた時は終わったと思ったわよ……あとは……アキラさんね」
「はい! アキラちゃんねるさんならやってくれるはずですわ!」
花子とまどかは最強魔族に勝利した。
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