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翌日、アキラの家に全員が集まった。
アキラ、花子、まどか。
ダンジョン省からは虎石と金剛寺、そして錬成師の武者小路。
「お忙しい中、集まってもらってありがとうございます」
「いや、そんな事はいいんだが……何を始めるつもりなんだ?」
「……オメェたちがその辺の冒険者とは、違うってなのは感じていたが……何か秘密があるのか?」
虎石と金剛寺が言う。これから、何かが普通ではないことが起こることを予感しているようだ。
「ホッホッホ、嫌だねぇ年寄りは。せっかちでしょうがないのぅ」
「婆さん……何か知ってるのか?」
「わしゃ何も知らないよ。さあアキラ、続けておくれ」
「……これから俺達3人で、レベル90のダンジョンをクリアします」
「レ、レベル90!? おいおい何言ってんだぁ?
お前たちは確かに強ェが……
それに、レベル90のダンジョンっていえば外国に1つ見つかっているだけじゃねェか!?」
金剛寺はアキラに質問をぶつける。
虎石は黙っている。
「はい……これを見てください」
アキラは引き出しを開く。
「こ、これは……!?」
「おいおい……こりゃダンジョンじゃねェか!
どうなってんだっ!?」
「黙っていてすみません……一年ほど前に突然、俺の部屋にダンジョンに繋がる入り口ができたんです……」
「ダ、ダンジョンの入り口!?」
◇
それからアキラこの一年間の話をした。
ダンジョンの入り口ができた事。
ダンジョンガチャでパスをするとレアアイテムを引きやすくなる事。
周りには内緒でレベルを上げ、トップ配信者を目指していたが、モンスター災害など状況は変わり、公表することにした事などだ。
「なるほど……それがお前たちの強さの秘密だったわけか……まあ黙ってんのはしかたねェよ!
俺だって、もしこうなったら独り占めして、冒険しまくるだろうよ!
ガッハッハッハッ!」
大笑いする店長。
「ああ、ダンジョンの入り口は稀にできることはある。
危険が及びそうなところなら報告してほしいが、ここはアキラくんの家だ。報告の義務は無いよ。
まあ迂闊に発表してしまったら、ダンジョンを狙う悪党がなだれ込んでくるだろうからな……良い判断だ」
「ありがとうございます……」
ダンジョンを黙っていたことを、咎められずホッとするアキラだった。
「それに、アキラくんはこうして俺たちに教えてくれた。ふふ、俺にも一度冒険させてくれよ」
「そ、それなんですけど……」
虎石の言葉に、歯切れの悪い返事をするアキラ。
「で、このダンジョンのレベルらいくつなんだ?」
「実は……この引き出しの中には全レベルのダンジョンがあるんです……」
「は……? 全レベル……?」
目を丸くする虎石と金剛寺。
「はい……不思議なダンジョンでして……」
「わ、わけが分からねぇよ!? 俺に見せてくれ!」
「あっ、店長……!」
金剛寺は引き出しに入ろうとする。しかし、
「いてっ! な、なんだ!? 壁みたいなのにぶつかって中に入れねェぞ!?」
「……そうなんです。これはつい最近気づいたことだったんですけど……ダンジョンは俺たち3人以外は入れないみたいなんです」
「さ、3人だけ!?」
「はい……俺たち3人が何か特殊な能力があるわけではないので、きっと先着3人限定のダンジョンだったのかなと思っています」
「なるほど……そんなことが……」
「はい……なので、今日はこのダンジョンの中の様子を3人に配信するので見てください。
俺たちがレベル90をクリアするところを!」
「ホッホッホ! 楽しみだねぇ」
アキラ、花子、まどか。
ダンジョン省からは虎石と金剛寺、そして錬成師の武者小路。
「お忙しい中、集まってもらってありがとうございます」
「いや、そんな事はいいんだが……何を始めるつもりなんだ?」
「……オメェたちがその辺の冒険者とは、違うってなのは感じていたが……何か秘密があるのか?」
虎石と金剛寺が言う。これから、何かが普通ではないことが起こることを予感しているようだ。
「ホッホッホ、嫌だねぇ年寄りは。せっかちでしょうがないのぅ」
「婆さん……何か知ってるのか?」
「わしゃ何も知らないよ。さあアキラ、続けておくれ」
「……これから俺達3人で、レベル90のダンジョンをクリアします」
「レ、レベル90!? おいおい何言ってんだぁ?
お前たちは確かに強ェが……
それに、レベル90のダンジョンっていえば外国に1つ見つかっているだけじゃねェか!?」
金剛寺はアキラに質問をぶつける。
虎石は黙っている。
「はい……これを見てください」
アキラは引き出しを開く。
「こ、これは……!?」
「おいおい……こりゃダンジョンじゃねェか!
どうなってんだっ!?」
「黙っていてすみません……一年ほど前に突然、俺の部屋にダンジョンに繋がる入り口ができたんです……」
「ダ、ダンジョンの入り口!?」
◇
それからアキラこの一年間の話をした。
ダンジョンの入り口ができた事。
ダンジョンガチャでパスをするとレアアイテムを引きやすくなる事。
周りには内緒でレベルを上げ、トップ配信者を目指していたが、モンスター災害など状況は変わり、公表することにした事などだ。
「なるほど……それがお前たちの強さの秘密だったわけか……まあ黙ってんのはしかたねェよ!
俺だって、もしこうなったら独り占めして、冒険しまくるだろうよ!
ガッハッハッハッ!」
大笑いする店長。
「ああ、ダンジョンの入り口は稀にできることはある。
危険が及びそうなところなら報告してほしいが、ここはアキラくんの家だ。報告の義務は無いよ。
まあ迂闊に発表してしまったら、ダンジョンを狙う悪党がなだれ込んでくるだろうからな……良い判断だ」
「ありがとうございます……」
ダンジョンを黙っていたことを、咎められずホッとするアキラだった。
「それに、アキラくんはこうして俺たちに教えてくれた。ふふ、俺にも一度冒険させてくれよ」
「そ、それなんですけど……」
虎石の言葉に、歯切れの悪い返事をするアキラ。
「で、このダンジョンのレベルらいくつなんだ?」
「実は……この引き出しの中には全レベルのダンジョンがあるんです……」
「は……? 全レベル……?」
目を丸くする虎石と金剛寺。
「はい……不思議なダンジョンでして……」
「わ、わけが分からねぇよ!? 俺に見せてくれ!」
「あっ、店長……!」
金剛寺は引き出しに入ろうとする。しかし、
「いてっ! な、なんだ!? 壁みたいなのにぶつかって中に入れねェぞ!?」
「……そうなんです。これはつい最近気づいたことだったんですけど……ダンジョンは俺たち3人以外は入れないみたいなんです」
「さ、3人だけ!?」
「はい……俺たち3人が何か特殊な能力があるわけではないので、きっと先着3人限定のダンジョンだったのかなと思っています」
「なるほど……そんなことが……」
「はい……なので、今日はこのダンジョンの中の様子を3人に配信するので見てください。
俺たちがレベル90をクリアするところを!」
「ホッホッホ! 楽しみだねぇ」
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